米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年1月6日


 

本日の相場 

とうもろこし           --高値寄り付き、大きく高値引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 05 203 - 02 1/2 209 1/2 202 1/2 208 3/4 + 7 1/4 347096 -885
MAY 05 210 1/2 - 10 1/4 217 210 1/4 216 + 6 3/4 89849 -1
JUL 05 218 - 17 3/4 222 3/4 217 1/2 222 1/4 + 5 3/4 77514 +13
SEP 05 225 1/4 - 25 229 1/2 224 3/4 229 1/4 + 5 1/4 24032 +203
DEC 05 234 1/4 - 34 238 1/4 234 238 + 4 3/4 59944 +962
MAR 06 241 1/2 - 41 1/4 245 241 1/4 244 3/4 + 4 1/4 2340 +65
            604976 +490

 

大 豆                 --高値寄り付き、 高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 05 540 - 39 542 1/2 535 1/2 541 3/4 + 7 3/4 10963 -1353
MAR 05 531 - 29 1/2 533 1/2 526 532 1/2 + 5 1/2 126150 -2122
MAY 05 532 1/2 - 32 537 530 1/2 536 1/4 + 5 1/4 43500 +265
JUL 05 541 - 40 543 1/2 536 1/2 542 1/2 + 5 1/4 28979 +190
AUG 05 543 544 540 544 + 4 2505 +0
SEP 05 545 545 542 544 + 4 3/4 767 +1
            229481 -2949

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JAN 15690 +160 JAN 2008 +14 MAR 308 1/4 + 8 1/2 104.68 - 105.03
MAR 15760 +170 MAR 2017 +10 MAY 315 1/2 + 8 1/4  
MAY 15950 +170 MAY 2027 +8 JUL 322 1/4 + 8 1/4  
JUL 16230 +160 JUL 2036 +2 SEP 328 1/2 + 7 3/4  

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

終わって見ると非常に激しい一日となった。前日比1-1.5セント高値での寄り付きとなった後はそのレベルにて落ち着きを見せたが、引け際、最後の15分間にファンドによる大量のショートカバーにより急騰し、大きく高値引けとなった。

オープニング前に発表された週間輸出成約高の数字は予想を下回ったため材料としては弱かったが、中西部を襲った豪雪による物流システムの混乱が寄り付き時のブリッシュな相場の主要因となった。また、その後は小麦、大豆3品などの上げもコーン相場に波及する形で下値はサポートされ、そのまま引けるかと想われた。しかしセッション終了15分前から様相が変わった。10,50日の移動平均を上へ抜けたことが更なる大量のショートカバーが誘発して急騰、結果各月大きく高値引けとなった。何と20,000のファンド売りが最後の15分間に集中したと言われる。3月限は7.25セントアップの208.75として引けている。

 


(大豆) 

連日の上昇相場。寄付きからギャップをつけての高値でスタートした3月限は10時頃まで530-532といったレンジでの取引。その後は買い疲れからセッション中盤にかけて本日の安値526にまで値を崩し寄り付きのギャップを受ける形となったものの終盤は再び投機筋の買いに力が入り上昇。引け際に本日の高値をつけての高値引けとなった。

寄り付き前の週間輸出成約は649,200トン(内、中国向けは370,000トン)と予想レンジ内に納まったものの中国向けに追加成約が確認されたこともあり、ややフレンドリーに捉えられ寄り付き時の材料となった。又今週の非常の不安定な天候とミシシッピーの水位上昇も各輸送機関への支障へ繋がるとの連想から現物価格は堅調推移。相場動向へも影響を与えている。



 

本日ファンド筋はコーン市場では22,000枚の買い越し、大豆市場では3,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約73,100枚のショート、大豆では約49,000枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日も広範囲90%にわたり降雨・降雪。中西部においては積雪がひどくここシカゴ近郊でも2日連続で10インチ前後の積雪を見るなど非常に不安定な天候推移となっている。ようやく本日午後より晴れ間も見られ気温も上昇傾向となってきた。週末にかけては雨量は限られ全体の15%、1.0インチ以下の降雨となりそう。来週前半には次の降雨システムが到来見込み。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (1月11日〜1月15日) 】 

気温 降水量
イリノイ A A
アイオワ N A
ミネソタ N A
ネブラスカ B N
インディアナ A A
オハイオ A A
ミシガン A A

予報に変化なし。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル

アルゼンチン : 昨日は10%の範囲に0.5インチまで。週末にかけては予報どおり北部中心の降雨が全体の60%に見られる見込み。産地の状況は良好を維持。引き続いての天候パターンも問題ないとされる。

ブラジル : 昨日は全体の35%に1.0インチまでの降雨。週末にかけては産地北部〜中央部を中心に全体の65%までに0.25-1.5インチまでの降雨が予想される。今週の降雨パターンはややドライとされる中央部・南部産地を潤した事は事実であるが、南部地域は基本的に未だドライ傾向から脱していない。又来週も引き続き傾向はドライ。このままいけば今月中旬にはストレスが見られると言われる。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(12月30日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 430.6 8.5 23,389.5 25,757.5 6,974.5 35.2
大豆 649.2 0.0 20,125.2 21,710.3 5,434.0 63.0
小麦 91.8 0.0 20,435.3 23,132.5 3,830.7 3.5
大豆粕 113.7 0.0 3,187.9 3,025.8 1,433.0 96.5
大豆油 6.9 0.0 254.7 166.2 99.5 0.0



 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(12月30日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 952.5 1,025.6 16,415.0 16,607.5 50,800
大豆 959.0 874.8 14,691.2 14,013.8 27,490
小麦 408.5 489.2 16,604.6 16,519.7 27,220
大豆粕 186.5 153.0 1,754.9 1,365.0 4,900
大豆油 25.7 11.2 155.2 82.2 540

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

本日の上げは間違いなくファンドのテクニカルな動きによるものである。来週USDAから発表される2004年クロップの最終生産量に対する市場予想は11753(百万BU)と12月時点でのUSDA発表数値をわずかながら上回っていることが示すように、発表に向けての市場のムードはどちらかと言えばベアリッシュである。しかし、発表を来週に控えているということはマーケットにとっての大きな不確定要素であることは事実であり、この不確定要素が本日のファンドの動きの一因であったことは確かであろう。本日の急騰はセッション終了間際のほんの一瞬の間の出来事であり、農家は売る暇も無かったというのが正直なところであろう。中期的な流れは発表内容に因るのは確かだが、基本的には本日引けのレベルでは多くの売り物が出てくると考えられるので、明日以降は落ち着きを見せると考えられる。(K)





(大豆)

10月以降の3月限の流れを見ても概ね520-560というトレーディングレンジを維持しながらのアップダウンが続いている。本日の過去2日の蹴り返しを見ても結果的にその意識が今回も働いた形となっている。一方で、本日はコーンを中心に久しぶりに旺盛な買戻しが殺到し相場が活気付いた割には大豆としての値動きは限られたようにも写る。数字を見ての通り投機筋のポジションの偏りは明らかにコーンが大きく発表を前により不安定な動きを見せやすい傾向にある。しかしファンダメンタルは依然として頭を抑える。来週の発表への注目度は毎年高く今年も例外ではないが、基本線としての520-560レンジ取引。その上で、最終生産量が出た後の在庫バランスが十分に相場に織り込まれているのかどうかという見方がなされる事になる。しかし、多少の調整が加わったとしても、現時点で高値の妙味はいずれにしても薄い。これまでの平行線を辿ってきた相場つきもあり、豊作分を織り込んだかと言われれば、又道半ばの印象とはいえないか。レンジを破るのは下値への動きになると考える。(A)

 



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)