米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年1月11日


 

本日の相場 

とうもろこし           --やや高値寄り付き、変わらずの引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 05 207 3/4 - 207 1/4 207 3/4 206 206 3/4 +0 342585 +214
MAY 05 215 1/2 - 215 215 1/2 213 3/4 214 1/2 -1/4 90180 +770
JUL 05 222 1/4 - 222 222 1/4 220 3/4 221 1/2 +0 79618 +140
SEP 05 228 1/4 228 3/4 227 3/4 228 1/4 +0 24849 +195
DEC 05 237 1/2 - 237 1/4 237 3/4 236 1/4 237 1/4 +0 67144 +559
MAR 06 243 3/4 244 1/2 232 1/4 244 1/4 +1/4 2513 +7
            611902 +1960

 

大 豆                 --やや 高値寄り付き、安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 05 563 - 562 563 554 557 1/2 -2 1/2 6121 -1641
MAR 05 551 - 549 551 540 1/4 543 1/4 -5 1/4 129381 +3016
MAY 05 554 - 553 554 544 546 1/2 -4 1/2 47039 +1540
JUL 05 559 - 558 1/2 560 550 553 -5 1/4 30320 +353
AUG 05 557 558 553 555 -6 2608 +0
SEP 05       554 -4 797 +30
            234756 +4180

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JAN 16700 +010 JAN 1982 -30 MAR 306 1/2 -1 1/4 103.24 - 103.98
MAR 16520 -130 MAR 1997 -30 MAY 314 -1 1/4  
MAY 16610 -150 MAY 2010 -27 JUL 320 1/4 -1  
JUL 16840 -170 JUL 2019 -27 SEP 326 1/2 -1 1/2  

 

本日の相場の動き

 

(コーン)

昨日に引き続き、発表間際に特有の非常にダルなマーケット展開となった。

前日のフォロースルーによるテクニカルな買いと、明日の発表を前にしたポジション整理のショートカバーにより、寄り付きは前日比約1セント高値にて取引されたが、直後には値を下げた。カナダにおいて新たなBSE感染牛が発見されたというニュースがやや弱気な捉えられ方をしたことと、中国政府より、コーンの生産量が132万トンに達するという見込みが発表されたことがやや弱材料視されたこと、50日移動平均を維持することができなかったことによるテクニカルな売りなどがプレッシャーになったと考えられる。結局は各限月前日比ほぼ変わらずの引けとなっている。3月限は206.75。

 


(大豆) 

火曜日、又農務省発表前日という事もあり本日はこれまでの急騰から一転終日ネガティブな展開となった。 昨日の高値引けのフォロースルーから確りとした寄り付きとなったもののそれ以上の高値への動きは見れず。寄り付きで本日の高値(3月限:551)をつけるとその後は売り手優勢。高値から一気に10セント近く値を崩しその後はセッション終盤にかけて544-546といったレンジにかけての小刻みな展開。終盤になると農務省発表を控えたポジション整理なども活発化し値位置は更に下落終盤に安値をつけるとそのまま取引を終了している。 材料としては引き続き不安の消えない輸送機関の問題などもあり現物は引き続き堅調推移などしたが、一方では南米での理想的な天候推移や中国が既契約大豆をキャンセルしたといった噂も市場に流れ、発表までのムードとも合わさり本日は安値で取引を終えている。発表待ちムード。



 

本日ファンド筋はコーン市場では3,500枚の買い越し、大豆市場では売り買い同数量であったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約51,400枚のショート、大豆では約40,000枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日は全体の50%に0.10-0.40インチまでの降雨。中西部北部における降雪は2インチまで。本日の気温は平年以上レベルにまで上昇ししているが、明日には大きな気圧の谷の通過により中西部・デルタほぼ全域に1.25インチまでの降雨が予想される。同時に気温は極めて低いレベルにまで落ち込む事が予想され、積雪のない地域ではウィンターキルが心配される。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (1月17日〜1月21日) 】 

気温 降水量
イリノイ N B
アイオワ N N
ミネソタ N A
ネブラスカ N B
インディアナ N N
オハイオ B N
ミシガン B A

気温が平年並みの傾向へ向かいつつある。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル

アルゼンチン : 昨日は概ねドライ。明日にかけては全体の40%までに1.0インチまでの降雨が見込まれる。週末にかけても40%近い範囲で1.0インチまでの降雨が見込まれ、パターンとしては引き続き良好な推移となりそう。作物の状態もほぼ理想的な環境下での成長を続けていると言える。

ブラジル :  昨日は産地全体の35%に多いところでは1.5インチまでの降雨。引き続き週末にかけてはベルト中央部・北部を中心に2.0インチまでが予想される。 昨日はベルト南部のドライ地域への降雨も確認されており作物には恵みの雨となっている。

 

本日の発表等


 【引け後の発表】
 

1) ブリッシュコンセンサス 

 

1/11/05 1/4/05 12/21/04 12/14/04 12/7/04
大豆  38 36 39 39 36
大豆油  29 29 33 31 29
大豆粕 36 33 34 36 34
コーン 21 18 20 21 19
小麦  27 23 27 25 24

 

 

 

【12/1時点在庫に対する市場予想】 (単位:百万BU)

  市場予想平均 市場予想レンジ 2004年9月 昨年
コーン 9,292 9,150-9,400 958 7,954
大豆 2,313 2,280-2,370 112 1,686

 

 

【 需給報告に対する市場予想 】

  市場予想平均 市場予想レンジ 先月発表数字 03年度
コーン生産量    (mil bu) 11,753 11,680-11,831 11,741 10,114
大豆生産量     (mil bu) 3,149 3,123-3,190 3,150 2,454

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

昨日・今日の相場の停滞の主な要因は発表直前であることだが、売り物の少なさと輸出チャンネルにおける現物の強さもまた下げにくい相場を形成するのに一役買っているものと思われる。物流システムの混乱によりガルフベーシスが強含み、一部の農家にとっても売りづらい状況となっていることが現物相場の上昇につながっていると考えられ、所謂実需を伴った上昇ではない。よって、現在の物流システムの混乱が落ち着けば現物相場も落ち着きを取り戻すと考えられる。また、これまで下げ続けてきた海上運賃がここに来てそのトレンドに変調を来たしていることと、タイミングを同じくして中国政府から輸出の増加を示唆するようなコメントが発表されたこともまた要注目である。シカゴの短期的な動きは明日の発表次第となろうが、その後はやはり現物の売りと新穀の作付け拡大期待により少なくとも3月までは安値を目指す展開が待ち受けていると考える。

話は変わるが、カナダでBSEの感染牛が追加で確認された。この感染牛は1998年3月に生まれた牛だとされており、これはカナダ政府が反芻動物由来の餌を反芻動物に与えることを禁止した7ヵ月後に生まれたことを意味する。これに関してカナダ政府は、今回の感染に関して、上記禁止措置が「発令される前に生産された餌を与えたことによる感染である可能性が高い」とし、「1997に禁止措置が発令されて以降BSEの感染拡大は防がれており、現在も尚効果を発揮している。」とコメントしている。しかし、今回の感染例確認を受けて、米国政府がカナダ産牛肉の輸入再開に関する決断を再考する可能性はあると考えられる。(K)





(大豆)

最終生産量発表後に460という期末在庫がどのように変化するのかについては勿論興味があるところとなるが、市場のリアクション。現在の相場つきからどちらの方向へ向かうか、発表後にその傾向は徐々に見えてくると思われる。 今回の発表後の次の節目は春先を意識した時期まで待たなければならず、それまでには所謂“フェブラリーブレーク”と呼ばれるポイントも通過する事となる。未だに11月につけた安値と高値の間をアップダウンしている相場つきであるが、560ラインを上に抜ける展開が待ち構えるのか、或いは発表後に再び530割れを目指す事になるのか、南米の天候推移と共に今後の見所となる。投機筋が大きく売り越している中、ひとたび割安感が認識されれば逆へ向く事も発表後に考えれるが、大きなファンダメンタルを再確認後、今一度安値をトライするのではないかと期待しながら明日の発表を待つ心境。(A)

 



 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)