米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年1月12日


 

本日の相場 

とうもろこし           --ギャップを付けて安値寄り付き、安値引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 05 203 - 02 1/2 203 200 200 1/2 - 6 1/4 340632 -1953
MAY 05 211 - 10 1/2 211 208 208 1/4 - 6 1/4 91395 +1215
JUL 05 218 - 17 1/2 218 215 1/4 215 1/2 - 6 80096 +478
SEP 05 225 1/2 - 25 1/4 225 1/2 222 1/2 222 3/4 - 5 1/2 25234 +385
DEC 05 234 1/2 - 34 1/4 234 1/2 232 232 1/2 - 4 3/4 67945 +801
MAR 06 240 3/4 240 3/4 239 1/2 239 3/4 - 4 1/2 2639 +126
            612973 +1071

 

大 豆                 --安値寄り付き、安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 05 555 1/2 560 552 554 - 3 1/2 4445 -1676
MAR 05 538 - 40542 - 41 541 533 533 3/4 - 9 1/2 128314 -1067
MAY 05 549 543 535 1/2 536 1/4 - 10 1/4 47813 +774
JUL 05 547 1/2 - 47 549 541 541 1/2 - 11 1/2 30933 +613
AUG 05 549 549 1/2 543 1/2 543 1/2 - 11 1/2 2605 -3
SEP 05 557 1/2 - 57 549 543 543 - 11 797 +0
            233552 -1204

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JAN 16550 -150 JAN 1961 -21 MAR 307 1/4 + 3/4 102.28 - 103.11
MAR 16190 -330 MAR 1969 -28 MAY 314 1/4 + 1/4  
MAY 16250 -360 MAY 1980 -30 JUL 321 1/2 + 1 1/4  
JUL 16420 -420 JUL 1997 -22 SEP 326 1/2 + 0  

 

本日の相場の動き

 

(コーン)

市場予想範囲の上限に近い数字となった生産量と輸出需要の減少により下方修正された期末在庫、アルゼンチン産の生産量アップ、市場予想範囲を上回ったストックレポートの数値など確認したことにより、デイリーチャート上で3セントのギャップを付けての安値寄り付きとなった。その後も弱気ムード下での取引が続き、3月限200セントを何回かトライして契約安値を更新したが、そのレベルを下へ抜くことはできず。ファンドが終始売り手に回ったこともあって結局は一日の取引レンジのほぼ下限で引けを迎えた。3月限は6.25セント安の200.50セントとして引けている。

 


(大豆) 

発表内容は総じて予想範囲に収まったが発表直後の市場反応は中立からややサポーティブ。しかし寄付きが近づくに連れて、十分な在庫数字の再確認という見方、又コーンの内容が弱かった事なども合わさり、次第にムードはネガティブへ。実際の寄り付きはややギャップをつけての安値で取引はスタートした。3月限は直後の535まで下落するとその後はやや持ち直し、セッション中盤は538-540といったレンジでの小刻みな動きに限られたが、終盤になるにつれ値動きは再びマイナスサイドへ、最後には投機筋の売り物も新たに加わり下落に勢いがつきそのまま本日の安値圏で取引を終了している。
南米の天候は引き続き良好推移。中国が数杯の大豆船積みを南米へ切り替えたのではといった噂も弱材料として作用した。期近も下げたものの目先の水位の問題で輸送機関が麻痺している点や農家売り不在に3月限とのスプレッドは引き続き開く格好となっている。



 

本日ファンド筋はコーン市場では20,000枚の売り越し、大豆市場では4,500の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約71,400枚のショート、大豆では約44,500枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日は全体の55%、特にベルト東部中心にまとまった降雨を見た。雨量は1.5インチ、多いところでは3インチまで。本日は更に気温が上昇しマイルドな天候しかし降雨を伴ったものとなっている。今晩より明日にかけては前線の通過もあり更なる雨量が見込まれる。全体の90%に2インチまでが予想されている。予報に変化なく週末にかけては気温が現在のマイルドなレベルから一気に40度近くまで落ち込むことが予想されており注意が必要。引き続き雨量が多い事から特に東部地域では水位上昇による各種の被害が広がると懸念される。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (1月18日〜1月22日) 】 

気温 降水量
イリノイ N N
アイオワ N N
ミネソタ N N
ネブラスカ A B
インディアナ N N
オハイオ N N
ミシガン B A

傾向に変化なし。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル

アルゼンチン : 昨日は概ねドライ。10%の範囲にお湿り程度、南部の一部となっている。本日明日と降雨は限られ10-20%の範囲。しかし週末にかけては再び活発な前線の通過に伴い全体の50-60%に1インチまでの雨量が期待される。週末期待される降雨は再び有益な降雨になると期待されている。

ブラジル :  昨日はベルトの30%までで1.75インチまでの降雨。南部産地への降雨も確認されておりストレスを低減するには好都合の降雨となっている。金曜にかけては引き続き北部中心の降雨が継続。週末にかけては南部へも雨を齎すとされている。週末までに70%の範囲で多いところでは4インチまでが見込まれている。この環境から、引き続き作物にとっては理想的な生育状況が続くとされている。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1) USDA SUPPLY/DEMAND

@  米国産コーン (単位:百万ブッシェル)

  2003-2004 2004-2005
 

DEC 10

JAN 12

DEC 10 JAN 12
作付面積(百万エーカー) 78.7 78.6 81.0 80.9
収穫面積(百万エーカー) 71.1 70.9 73.3 73.6
単収(ブッシェル/エーカー) 142.2 142.2 160.2 160.4
         
期初在庫 1,087 1,087 958 958
生産量 10,114 10,089 11,741 11,807
輸入 14 14 15 15
・供給合計 11,214 11,190 12,714 12,780
飼料用その他 5,783 5,798 6,075 6,075
食用・種子用・工業用 2,577 2,537 2,795 2,795
(内エタノール用) 1,204 1,168 1,425 1,425
輸出用 1,897 1,897 2,000 1,950
・需要合計 10,257 10,232 10,870 10,820
期末在庫 958 958 1,844 1,960
農家平均価格($/BU) 2.42 2.42 1.70-2.10 1.80-2.10


A  米国産大豆(単位:百万ブッシェル)

  2003-2004 2004-2005
  DEC 10 JAN 12 DEC 10 JAN 12
作付面積(百万エーカー) 73.4 73.4 75.1 75.2
収穫面積(百万エーカー) 72.5 72.5 74.0 74.0
単収(ブッシェル/エーカー) 33.9 33.9 42.6 42.5
         
期初在庫 178 178 112 112
生産量 2,454 2,454 3,150 3,141
輸入 6 6 6 5
・供給合計 2,638 2,638 3,269 3,258
搾油用 1,530 1,530 1,645 1,660
輸出用 885 885 1,010 1,010
種子・飼料用 92 92 89 89
その他 19 18 64 64
・需要合計 2,526 2,525 2,808 2,823
期末在庫 112 112 460 435
農家平均価格($/ブッシェル) 7.34 7.34 4.60-5.30 4.75-5.45

 

B 世界のコーン/大豆など生産量予想 (単位:百万トン)

【 カッコ内は前月発表 】

*コーン 03/04クロップ

  生産量 輸出量
中国 115.83(115.83) 7.55 (7.55)
アルゼンチン 13.50(12.75) 9.75(9.00)
南アフリカ 9.70(9.70) 0.80(0.80)
ブラジル 42.00(42.00) 4.00(4.00)

*コーン 04/05クロップ

  生産量 輸出量
中国 126.00(126.00) 4.00(4.00)
アルゼンチン 17.00(15.50) 12.50(11.00)
南アフリカ 9.70(9.70) 1.00(1.00)
ブラジル 42.00(42.00) 4.00(4.00)

 

*大豆 03/04クロップ

  生産量 輸出量
ブラジル 52.60(52.60) 19.82(20.42)
アルゼンチン 34.00(34.00) 6.71(6.67)

 *大豆 04/05クロップ

  生産量 輸出量
ブラジル 64.50(64.50) 22.30(22.27)
アルゼンチン 39.00(39.00) 7.67(7.67)


 

2) USDA需給報告のサマリー 

 

コーン: 2004年度クロップの生産量は収穫面積と単収の上昇により66ポイント増え、118.07億BUと、史上記録をさらに更新した。一方で、2003年度クロップの生産量は作付け・収穫面積の下方修正により25ポイント減少。需要面では、2004年度クロップの輸出量がアルゼンチンとの競合により50ポイント下方修正されたが、その他の国内需要は全て据え置き。結果として、2004年度の期末在庫は116増えて1,960、総需要に対する期末在庫率は18.1%となった。


大豆: 
2004年度クロップの生産量は単収と収穫面積が若干下方修正されたために9ポイント減少した。需要面では粕・油の輸出需要増を背景に搾油需要が15ポイントアップした。結果として、期末在庫は25ポイント減少して435、期末在庫率は15.4%となっている。

 

 

3)    USDA 全米12月1日時点在庫報告     

(単位 : 100万ブッシェル)

  本日発表数字 事前予想平均 事前予想レンジ 2004年9月 2003年12月
コーン 9,448 9,292 9,150-9,400 958 7,954
大豆 2,304 2,313 2,280-2,370 112 1,686

 

コーンの12/1時点在庫は、一年前と比べると19%アップした。12/1時点の在庫としては1987年以来最も多い数字となった。特にオフファームの数字は昨年比24%と大幅に増加している。

大豆は、去年の不作から打って変わっての大豊作とあって、在庫は一年前と比べると36%の増加となった。2,304(百万BU)という数字は記録上過去最高の数字となっている。


 

 

【セッション中の発表】

4) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

(単位 : 千トン) 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦 200-400 91.8
コーン 600-800 439.1
大豆 600-800 649.2
大豆粕 75-125 113.7
大豆油 5-15 6.9


 

 

【引け後の発表】

5) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

  今週 前週
肥育用ブロイラー卵導入数      102 102
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   104 103

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

結局、USDAによる2004年度クロップコーンの生産量予想は、最後まで"BIG CROP GET BIGGER"という言葉を体現し続け、年初の時点では誰一人予想していなかったレベルの「超」大豊作となって幕を閉じた。何せ、史上最高の豊作となった2003年度クロップを単収で13%近く、生産量では4300万トンも上回ったのである。最新の気象予想システムや農学部教授陣の知恵を結集したってこんな数字は予想できっこない。自然の力には本当に恐れ入る。

さて、本日マーケットに弱気なインプットがなされたことも手伝い、今後の動きについての見通しは今まで通り弱気。ターゲットも今のところは変わらず195としておきたい。リバーの混乱は少なくとも週明けまで続きそうだが、その収拾と同じようなタイミングで纏まった現物の売りもでてくるのではと予想している。少し気になるのは本日の発表で農家平均価格が引き上げられたことである。これは、ここ最近受け渡された玉の価格がキャッシュプライスよりも高かったこと、言い換えれば、相場が高かった頃(生育シーズン中)に先渡し契約にて既に売られていた玉が思ったよりも多かったことを意味している。それでもまだまだ農家の手持ち在庫は潤沢であると思うが。(K)





(大豆)

ほぼ予想範囲内。期末在庫は下方修正されたものの435百万ブッシェルは在庫率15.4%で改めて潤沢な在庫バランス数値が確認された日となった。興味深かったのは四半期期末在庫。2305百万は勿論記録だが、ON FARMの1300百万も記録。このON FARMの在庫率は56.4%と全在庫比率でも1983年以来の高い数値となっている。この中で一体どのくらいの割合がヘッジされているのかはわからぬが、いずれにしても今後より多くの売り物が市場に出てくる、という事が市場に確認されたことは少なくとも本日の材料である。 値動きの方は、本日の動きで再び現在のボックスレンジが心理的にも確認されたことになる。目先は弱く、3月限は先週つけた安値である525近辺の下げが予想される。もし525-520への展開が実際に起こった際には11月につけた約定安値が採り上げられることになろうが、それまでの間はこのレンジ内取引が継続すると見る。(A)



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)