米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年1月14日


 

本日の相場 

とうもろこし           --安値寄り付き、安値引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 05 198 3/4 - 98 1/2 199 1/4 197 197 1/4 - 2 3/4 347939 -707
MAY 05 206 1/2 206 1/2 204 1/2 204 3/4 - 2 3/4 97579 +2986
JUL 05 213 1/2 - 13 1/4 2133/4 211 3/4 212 - 2 3/4 82661 +748
SEP 05 221 1/4 - 21 221 1/4 219 219 - 3 26762 +622
DEC 05 230 1/2 230 1/2 228 228 1/2 - 3 70478 +317
MAR 06 237 3/4 238 236 1/2 236 1/4 - 2 1/2 2784 +19
            633442 +4060

 

大 豆                 --安値寄り付き、大きく安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 05 553 1/2 - 53 553 1/2 539 542 - 15 1/2 890 -1538
MAR 05 530 - 27 531 519 519 1/2 - 17 132467 +1283
MAY 05 532 534 522 522 3/4 - 16 1/4 50725 +2202
JUL 05 538 540 528 1/2 528 3/4 - 16 31684 +510
AUG 05 540 1/2 540 1/2 530 1/4 530 3/4 - 15 1/4 2643 +47
SEP 05 538 538 531 531 - 15 803 +7
            238205 +2648

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JAN 16280 -490 JAN 1967 -29 MAR 297 1/2 - 10 102.18 - 102.62
MAR 15480 -680 MAR 1963 -45 MAY 305 1/4 - 10  
MAY 15640 -540 MAY 1982 -35 JUL 312 1/4 - 10 1/4  
JUL 15880 -520 JUL 1998 -37 SEP 318 1/4 - 9 3/4  

 

本日の相場の動き

 

(コーン)

本日も引き続きコーンマーケットは弱含み、3月限は3日連続となる契約新安値を付けることとなった。

USDAのレポートの影響が続き、相場には大きなプレッシャーとなっている。前日比約1セント下げて寄り付いた後は極狭いレンジ内での取引が続いた。ファンドによる大量のネットショートがマーケットの下げ幅を抑えてはいるものの、当のファンドがまだまだショートの積み増しに対して積極的である。契約安値を更新したことが更なる売りを呼ぶ形になり、引け際にはもう一段値位置を下げ、結局は各月一日のトレーディングレンジのほぼ最安値圏、3月限は2.75セント安の197.25として引けを迎えた。

 


(大豆) 

昨日セッション終盤の戻しや引き続きタイトな現物価格動向などを映しどちらかというと寄り付き前のムードはステディー。しかし一方ではNOPAの12月月間搾油量は143.389百万ブッシェルと市場予想平均よりもやや弱い内容。在庫も966.359百万ポンドと予想平均を上回るものとなり、ネガティブな材料として扱われた。実際の寄り付きはややギャップをつけての安値となりその直後の3月限531が本日の高値となった。その後はやや値を落とした後523-525という非常に狭い範囲内でのチョっピーな取引が続く。しかし昼を過ぎた辺りから再び売り優勢の相場展開となり値を削り始め引
け際に519の安値をつけそのまま安値圏で本日の取引を終了している。 本日は中国が2杯大豆をキャンセルしうち1杯を南米産に切り替えたという噂も流れ、弱材料とされた。心理的にもサポートラインとされた525近辺が下に抜けるとあとは狼狽売りが続き本日の大幅安値引けとなっている。



 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の売り越し、大豆市場では8,000の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約94,900枚のショート、大豆では約65,000枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

中西部・デルタの広範囲を覆う雨に見舞われた。雨量は80%に多いところでは1.5インチに達した。中西部地域では雨から雪に変わり2インチあたりまでの降雪を見ている。本日より週明けにかけては極めて強い寒気団が南下してきており気温も平年比大きな落ち込みを見せている。シカゴ地域では向こう3日最高気温は華氏5-10度で最低気温は華氏マイナスで5度くらいまで低下見込み。危険領域と言える低温が数日間続く事になる。 このように昨日までの雨量が予想以上のレベルとなった事で川の水位の上昇もそれ相応、交通の要所は依然として回復に向かえる状況に至っていない。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (1月20日〜1月24日) 】 

気温 降水量
イリノイ N N
アイオワ A N
ミネソタ A A
ネブラスカ A B
インディアナ N N
オハイオ N N
ミシガン N A

傾向に変化なし。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル

アルゼンチン : 昨日は概ねドライ。週末にかけてはベルト北部中心に35-50%の範囲に2インチまでの降雨が見込まれる。北部産地は週末気温の上昇が見込まれるものの降雨があることで幾分作物へは助けとなろう。ドライ気味なのは南部産地地域。月後半に降雨がないと、大豆産地の10%、コーン産地の20%がストレスに見舞われると見られており今後の南部産地の天候推移には注意を促したい。

ブラジル :  昨日の雨は全体の25%、北部産地を中心に1.25インチまで。本日も北部中心で、来週火曜にかけては各地に散発的な降雨が予想される。全体の85%が2インチ近い雨量を見る見込み。このように全体的には引き続き理想的な展開となっているものの、南部産地であるリオグランデドスルについてはヒートの影響から、特にコーン産地でのストレス蓄積が懸念材料とされている。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1) NOPA 月間搾油報告

 

  12月 11月 12月(昨年)
搾油量(千ブッシェル) 143,389 144,383 138,403
大豆粕生産量(ショートトン) 3,393,629 3,413,017 3,292,242
大豆粕イールド(ポンド/bu) 47.33 47.28 47.57
大豆粕輸出量(ショートトン) 572,651 604,564 566,226
大豆油生産量(千ポンド) 1,617,177 1,620,105 1,534,537
大豆油イールド(ポンド/bu) 11.28 11.22 11.09
大豆油在庫(千ポンド) 966,359 877,316 1,203,343

搾油量は予想の範囲内ながら下限に近く、どちらかと言えば弱気な内容となった。 

 

【引け後の発表】

2) コミットメント オブ トレーダーズ (1月11日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ショート   51,538 ショート   40,100 ショート   27,332
大豆粕  ショート   12,715 ショート    5,400 ショート   10,879
大豆油 ショート   21,705 ショート   16,700 ショート   26,488
コーン  ショート   66,936 ショート   51,400 ショート   80,405
小麦  ショート   29,413 ショート   23,000 ショート   29,368

コーン・大豆共にニュートラル。


 

3) USDA 週間ローンデータ (DEC31現在) (単位:百万ブッシェル)  

発表が遅れた。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

相場が下げる程にマーケット参加者の意見もまた弱気になるのが常で、周囲では3月限190セントの声も多く聞かれるようになってきた。私個人の意見も変わらず弱気であるものの、そう急激に下げるとは思えない。12月限も200セントを割ってからの動きは非常にゆっくりとしたものであったように、3月限もまたコレクションを繰り返しながら時間を掛けて下げていくものと予想している。

今週はUSDAの発表により生産量の上方修正・輸出需要の減退・アルゼンチンなど他国の生産量の上方修正など多くのベアリッシュな材料がインプットされて以降、契約安値が3日連続で更新された。期末在庫は20億ブッシェルにかなり近付いたが、仮に20億ブッシェルを超えることになれば、それは1992-93年クロップ以来のこととなる。ファンドにはまだショートを積み増す余裕も感じられると共に、農家の売りも出だしていることを考えると、基本的に弱気な見通しは返られない。(K)





(大豆)

【今週の相場回顧】

先週524までつけた3月限は今週火曜に551まで30セント近く戻したが農務省発表前のショートカバーが中心。農務省発表については最終生産量3141百万(最終収量:42.5)、期末在庫は435百万(在庫率15.4%)へとやや下方修正されたものの市場予想の範囲内に収まった。四半期在庫については昨年同時期を600百万以上上回る2305百万と史上最高値。これも予想範囲内とはなったが、 ON FARM STOCK1300百万(56.4%)という高い数値が市場に再認識された事は今後より多くの売り物が市場に出てくるという連想から弱材料として確りとインプットされる事となった。結果発表日をきっかけに相場は再び下降局面。昨日・本日と非常に弱い罫線をつくっての安値引けとなっている。

【来週の相場展開】  約定安値も視野

3月限は勢いに12月上旬以来ほぼ一ヶ月振りの安値をつけるに至った。12月以降の相場つきとして言えば520-560というレンジの底まで落ちてきた事になる。3連休は挟む事になるが、ここまでの動きから投機筋の興味は11月の安値へより向けられる事になるというのが現在の見方。11月上旬に510という約定安値は2日連続でつけたが4ドル相場への警戒感もありその後急激に値を戻し同月内に560まで上り詰めたのは記憶に新しい。果たして今回はどうか。今週にファンダメンタルを確りと確認した市場は、目先の高値がなくなったとみれば更なる売込みにしか妙味を感じていないのではないか。目先、510という非常に強いサポートラインへの展開を期待したい。(A)



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)