米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年2月8日


 

本日の相場 

とうもろこし           --変わらずの寄り付き、安値引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 05 196 1/2 - 96 1/4 196 3/4 194 1/2 194 3/4 -1 1/2 280599 -11471
MAY 05 204 1/2 - 04 1/4 204 3/4 202 1/2 202 3/4 -1 3/4 161024 +18065
JUL 05 211 1/4 - 11 1/2 211 3/4 209 1/2 209 3/4 -1 1/2 95785 +340
SEP 05 219 219 217 1/4 217 3/4 -1 1/4 30404 +270
DEC 05 228 1/2 - 28 3/4 228 3/4 227 227 1/4 -1 1/4 78564 +901
MAR 06 235 3/4 236 234 1/2 235 -3/4 3947 +62
            656497 +8319

 

大 豆                 --やや安値寄り付き、高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 05 500 1/2 - 01 1/2 505 3/4 500 1/2 503 1/2 +2 1/4 125277 -4895
MAY 05 504 - 04 1/2 508 1/2 504 506 1/2 +1 1/2 77745 +4556
JUL 05 509 - 08 3/4 512 3/4 508 3/4 510 3/4 +2 1/2 40884 +153
AUG 05 514 1/2 515 1/2 512 512 1/2 +1 1/2 3999 -84
SEP 05 516 519 514 514 1/4 +3/4 1670 +1
NOV 05 522 1/2 - 23 526 522 522 1/4 -1/2 20293 -232
            270539 -502

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 15050 +80 MAR 1917 +17 MAR 291 3/4 -3/4 105.51 - 105.90
MAY 15080 +30 MAY 1939 +15 MAY 300 1/2 -1/2  
JUL 15310 +40 JUL 1955 +17 JUL 305 1/4 -2  
AUG 15450 +30 AUG 1959 +18 SEP 309 3/4 -2 1/2  

 

本日の相場の動き

 

(コーン)

需給報告を前に様子見ムードが広がる中、取引量も限られ、前日終値とほぼ変わらない寄付きとなった後は暫く小幅の値動きに終始した。しかし発表に対する弱気な予想を反映してか、昼前からはファンドを中心として売りが優勢となって徐々に値を下げ出し、結局各限月前日比1セント強安値にて約定安値付近での引けとなった。全般的に農家売りは多くなかったという。

 


(大豆) 

昨日の戻りは本日の市場でも意識され、寄り付き以降序盤は昨日同様上値を伺う展開となった。取引量自体は限られたものの、投機筋・商業筋ともに買いがやや優勢。明日の農務省発表を控え、これまでの行き過ぎ間から買い戻す動きが目立った一日となった。値動きは序盤に本日の高値(3月限:505-3/4)をつけたがその後は動きも落ち着きセッション後半にかけては緩やかなダウントレンド。しかし終盤502まで落ちるとその後若干の買戻しに値を再び上げて期近からやや高値で本日の取引を終了している。新規材料に欠け、明日の発表を控えたテクニカルな動きにとどまっている。



 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の売り越し、大豆市場では500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約114,000枚のショート、大豆では約78,200枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日は全体の75%の範囲に1.25インチまでの降雨を見た。中心はミシガン南東部、オハイオ北西部、インディアナ中東部〜南西部、イリノイ中東部、デルタ地域南部+北東部など。気温は中西部西部地域では平年以下となったがその他の地域では概ね平年並みからやや高め推移となった。週末にかけては全体の55%、主にミズーリ・イリノイ・インディアナ・オハイオ・ミシガンを中心として僅かな降雨・降雪が予想される。気温推移は中西部東部では平年並みからやや高め、その他の地域はやや低めの傾向。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (2月14日〜2月18日) 】 

気温 降水量
イリノイ N B
アイオワ N B
ミネソタ B B
ネブラスカ N B
インディアナ N B
オハイオ N N
ミシガン N N

気温はやや下降気味で平年並みへ推移。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル     

アルゼンチン : 昨日は全体の45%のコーン産地、40%の大豆産地に所によっては2インチまでの降雨となった。中心はサンタフェ北西部など。気温は平年並みからやや高め、最高気温は80度半ばまでとなっている。水曜にかけては全体の10-20%の範囲で0.50インチまで、サンタフェ北東部、ブエノスアイレス南東部に雨が見込まれるがそれ以外はドライ。気温はやや高め推移となり、今週の最高気温は明日あさってで90度前半までが予想される。 全体評価は依然として悪くない。今月に入ってエントレリオス南東部・コルドバ南西部・ブエノスアイレス東部での雨量が限られているものの、その他の地域では今年になって以降この一ヶ月強でほぼ平年比同等の雨量を受けていることが背景となっている。しかし、理想的な水準を保つには今月半ばから後半にむけてまとまった雨量が必要。特に上記ドライ気味の地域への雨が必要だとされる。

ブラジル : 昨日は全体の15%に0.75インチまでの降雨。マトグロッソ、ゴイアス、マトグロッソドスル、リオグランデドスルの一部など。気温は平年並みからやや高め推移で高いところでは90度半ばまで。引き続き産地北西部においては毎日シャワーを受ける環境が続く。週末までに全体の55%の範囲で所によって2.5インチまでが見込まれる。しかし中心は北部産地。南部産地については全体の30%しかカバーされないと見られている。 過去1-2週間を見ても、パラナ・マトグロッソドスル南東部・リオグランデドスル・サンタカタリナという南部地域ではまとまった降雨を見ることが出来ていない。又、向こう10日間の予想も傾向として雨量は限られる。従ってストレスが徐々に蓄積される傾向にあるとされる。しかし、その他ほぼ全域においては土壌水分は申し分ない事から全体評価は引き続き良好とされている。

 

本日の発表等

【引け後の発表】
 

1) ブリッシュコンセンサス 

 

2/8/05 2/1/05 1/25/05 1/18/05 1/11/05
大豆  34 34 36 35 38
大豆油  26 25 28 27 29
大豆粕 31 32 34 32 36
コーン 17 18 19 18 21
小麦  21 22 23 23 27

コーンはやや強気か。

 

3) USDA需給報告における期末在庫市場予想 (単位 : 百万BU)  

 

  市場予想平均 市場予想レンジ USDA 1月 昨年
コーン 2,029 1,985-2,210 1,960 958
大豆 438 420-465 435 112
小麦 582 553-633 583 546

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

意見は変わらずだが、明日の発表内容を吟味し、必要であれば軌道修正することとしたい。ファンドによるショートが膨れ上がっていることが気にならないわけではないが、一方で現物の売り物がまだ潤沢に残っていることは、多少なりとも上げたところでは大きく売られ、トレンドの転換を迎えにくい状況にあることを意味する。

CBOTは4月8日に燃料用エタノール市場を上場するとしている。取引単位は29,000USガロン、相場単位は$/ガロン、最低値動きは1/10セント、限月は全月となっている。(K)




(大豆)

明日の発表では大きな変化はないと見られる。農家売りがないことを背景に国内現物価格が高値を維持してきている事が影響し、これまで搾油ペースが幾分スロー。これを受けて多少の搾油見通しの下方修正に油の在庫カットというところが指摘されているが、それ以外に大きな変化はなさそう。発表を受けての大きなトレンド変化は今のところ期待していない。引き続き流れは下向きであり、4ドル台後半での取引が早晩見られることになると予想する。

ところで、週末ブッシュ政権は2006年度の農業予算案につき、05年度とほぼ変わらずレベルの946億ドルという数値を新聞紙上等でアナウンスしたが、その中には約587百万ドルの農業補助金の削減が含まれている。全体の5%にしかあたらない金額ではあるものの、今後の動向については市場より注目される材料となり得る。現在一農家あたりに支給される補助金額合計の上限は$360,000となっているが、これが$250,000にまで切り下げられる可能性がある。DIRECT Payment, Counter-Cyclical Payment, LDPその他、各項目での支払い上限が修正される可能性があり、これらは今後各議会で議論が進められる事となる。決着は今年の秋頃までかかると見られることから、いずれにしてもこの05年の作付けに対する影響はないと思われるが、2007年の期限まで不可侵といわれるこの新農業法が道半ばで修正されるとすれば、関係方面からの反発も免れまい。一方では、イラク戦争など含め財政負担が大きく膨らんでいる現在の政府の状況を垣間見る事も出来る。(A)

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)