米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年2月9日


 

本日の相場 

とうもろこし           --やや安値寄り付き、やや高値引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 05 194 3/4 - 94 1/2 195 3/4 194 1/2 195 + 1/4 267324 -13725
MAY 05 202 1/2 - 02 203 1/4 202 203 + 1/4 174450 +13426
JUL 05 209 1/4 - 09 210 1/4 209 209 3/4 + 0 95874 +89
SEP 05 217 1/2 217 3/4 217 217 3/4 + 0 30435 +31
DEC 05 227 1/4 227 3/4 226 3/4 227 1/4 + 0 79006 +442
MAR 06 235 235 234 1/4 234 3/4 - 1/4 4075 +128
            657369 +872

 

大 豆                 --高値寄り付き、高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 05 508 - 06 512 503 1/2 510 3/4 + 7 1/4 122212 -3065
MAY 05 508 1/2 - 07 1/2 511 1/2 504 1/2 511 1/4 + 4 3/4 81061 +3316
JUL 05 512 514 3/4 508 1/2 513 1/2 + 2 3/4 41767 +883
AUG 05 515 - 14 1/2 515 1/2 512 515 1/2 + 3 3934 -65
SEP 05 515 518 514 1/2 517 + 2 3/4 1672 +2
NOV 05 525 - 24 526 519 1/2 524 1/4 + 2 20704 +411
            272023 +1484

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 15330 +280 MAR 1915 -2 MAR 290 - 1 3/4 105.49 - 105.95
MAY 15240 +160 MAY 1931 -8 MAY 299 - 1 1/2  
JUL 15440 +130 JUL 1944 -11 JUL 304 1/2 - 3/4  
AUG 15570 +120 AUG 1950 -9 SEP 310 + 1/4  

 

本日の相場の動き

 

(コーン) インパクトに欠ける発表内容を受け、限られた値動き

発表については、予想範囲内とは言え期末在庫が2000百万ブッシェルを超えたことにより発表そのものは弱気な内容と捉えられ、前日比若干安値での寄り付きとなった。しかし、大豆相場の勢いが影響したことに加え、一部で予想されていたような期末在庫の大幅な積み増しとはならなかったことも手伝い、後半に入るとファンド・商業筋共に買い方に回り、相場ややや値位置を上げた。ファンドによる大量のショートに対する警戒感が高まっていることもあって、結局は各月変わらずか、やや高値引けとしてセッションを終えた。


 


(大豆) 発表内容は中立も、連日のショートカバーに高値引け

寄り付き前の農務省発表内容はほぼ市場の予想範囲内。インパクトのある内容とはならなかった。それを受けてほぼ変わらないレベルで寄り付きその後一旦売り込まれたが507まで。3月限はそこで本日の安値をつけその後は右肩上がりに上昇する格好となる。本日は輸出港でのベーシスが再び急騰していた事、中国が昨日米国産大豆を買い付けのではないかと噂、3月限を先へ乗り換えるといった取引も目立ち、本日は昨日に引き続きショートカバー優勢となり終盤にかけて確実に値位置を切り上げる展開。引け際に更に一伸びした相場はそこで本日の高値をつけそのまま高値圏で取引を終了している。



 

本日ファンド筋はコーン市場では500枚の売り越し、大豆市場では3,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約113,500枚のショート、大豆では約75,200枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日は全体の55%の範囲に0.50インチまでの降雨。特にベルト西部に広がった。降雪も1-4インチまでが観測されている。この降雨システムは徐々に東へ移動しており本日はベルト東部を中心に少量の降雪が予想される。全体の40%という範囲まで。その後は週末までドライが戻ってくる。その後週明けにかけて再び全体の70%に1インチまでの降雨が見込まれている。気温については大幅な降下もなく、ウィンターキルなどの懸念はされていない。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (2月15日〜2月19日) 】 

気温 降水量
イリノイ N B
アイオワ N B
ミネソタ B B
ネブラスカ N B
インディアナ N B
オハイオ N N
ミシガン N N

気温はやや下降気味で平年並みへ推移。昨日から変化なし。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル     

アルゼンチン : 昨日は全体の15%-25%の範囲に0.5インチまでの降雨。中心は北東部産地地域。雨は本日まででその後は週末にかけて再びドライが戻ってくることから、向こう5日間では10-15%の範囲に0.5インチまで、と降水量は限られる事となる。全体評価は引き続き”良好”レベルを保っている。

ブラジル : 昨日は全体の15%という限られた範囲に1.0インチまでの降雨。降雨は引き続き北部中心に継続。又本日明日と2日間で南部の一部でも降雨が見込まれている。週末にかけては全体の60%の範囲で2.5インチまで。このうち北部地域が85%、南部地域は全体の30%という内訳となっている。来週の南部でのドライ傾向がやや懸念されているところではある。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1) USDA SUPPLY/DEMAND

@  米国産コーン (単位:百万ブッシェル)

  2003-2004 2004-2005
 

JAN 12

FEB 9

JAN 12 FEB 9
作付面積(百万エーカー) 78.6 78.6 80.9 80.9
収穫面積(百万エーカー) 70.9 70.9 73.6 73.6
単収(ブッシェル/エーカー) 142.2 142.2 160.4 160.4
         
期初在庫 1,087 1,087 958 958
生産量 10,089 10,089 11,807 11,807
輸入 14 14 15 15
・供給合計 11,190 11,190 12,780 12,780
飼料用その他 5,798 5,798 6,075 6,075
食用・種子用・工業用 2,537 2,537 2,795 2,795
(内エタノール用) 1,168 1,168 1,425 1,425
輸出用 1,897 1,897 1,950 1,900
・需要合計 10,232 10,232 10,820 10,770
期末在庫 958 958 1,960 2,009
農家平均価格($/BU) 2.42 2.42 1.80-2.10 1.85-2.05


A  米国産大豆(単位:百万ブッシェル)

  2003-2004 2004-2005
  JAN 12 FEB 9 JAN 12 FEB 9
作付面積(百万エーカー) 73.4 73.4 75.2 75.2
収穫面積(百万エーカー) 72.5 72.5 74.0 74.0
単収(ブッシェル/エーカー) 33.9 33.9 42.5 42.5
         
期初在庫 178 178 112 112
生産量 2,454 2,454 3,141 3,141
輸入 6 6 5 5
・供給合計 2,638 2,638 3,258 3,258
搾油用 1,530 1,530 1,660 1,655
輸出用 885 885 1,010 1,010
種子・飼料用 92 92 89 89
その他 18 18 64 64
・需要合計 2,525 2,525 2,823 2,818
期末在庫 112 112 435 440
農家平均価格($/ブッシェル) 7.34 7.34 4.75-5.45 4.80-5.40

 

B 世界のコーン/大豆など生産量予想 (単位:百万トン)

【 カッコ内は前月発表 】

*コーン 03/04クロップ

  生産量 輸出量
中国 115.83(115.83) 7.55 (7.55)
アルゼンチン 14.00(13.50) 10.25(9.75)
南アフリカ 9.70(9.70) 0.80(0.80)
ブラジル 42.00(42.00) 4.00(4.00)

*コーン 04/05クロップ

  生産量 輸出量
中国 126.00(126.00) 4.00(4.00)
アルゼンチン 17.50(17.00) 13.00(12.50)
南アフリカ 9.70(9.70) 1.00(1.00)
ブラジル 41.50(42.00) 3.50(4.00)

 

*大豆 03/04クロップ

  生産量 輸出量
ブラジル 52.60(52.60) 19.82(19.82)
アルゼンチン 34.00(34.00) 6.71(6.71)

 *大豆 04/05クロップ

  生産量 輸出量
ブラジル 63.00(64.50) 22.30(22.30)
アルゼンチン 39.00(39.00) 7.67(7.67)


 

2) USDA需給報告のサマリー 

 

コーン: 輸出の不調により、新穀の期末在庫は50ポイント増加した。輸出の不調については、アルゼンチンの競争力が増したことと、カナダの輸入が減ったことが大きな要因とされる。国内需要は全て据え置きとなった。農家平均価格は5セントアップした。


大豆: 
新穀の期末在庫は5ポイントアップし、440(百万BU)。1985/86年度以来の高い数字となった。大豆粕の国内需要の不調により搾油が振るわないことが要因となっている。搾油量が減ったにも関わらず、大豆油の生産量は若干上方修正されたが、これはイールドの向上が原因。

 

 

【セッション中の発表】

3) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

(単位 : 千トン) 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦 250-350 710.3
コーン 400-600 337.6
大豆 300-500 571.0
大豆粕 50-100 94.4
大豆油 5-10 -5.2


 

 

【引け後の発表】

4) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

  今週 前週
肥育用ブロイラー卵導入数      103 103
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   102 102

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

本日の発表を今後の値動きについて予想する上での指標にするには、あまりにも中立に過ぎる内容となった。3月限の方針については意見変わらず、ターゲットは191.00としたい。しかし切り落ちまでの時間が限られる中、3月については191セントを大きく割り込むような展開は考えにくいので、195セント以下では少しずつカバーしていっても大きな後悔はないと考える。

10万を超えるファンドのショートは確かに脅威ではあるが、豊作に裏打ちされた現物の売り物は今後確実に出回ってくることとなり、今月下旬にアウトルックフォーラム、来月末に作付面積意向の発表を控えて今後はコーンの作付面積拡大という材料が弱材料としてさらに織り込まれていくと考えられる中、ファンドもそう簡単にポジションを手仕舞えないのではないか、と想像している。(K)




(大豆)

発表内容については大方の予想通り搾油が若干削られその分期末在庫が増加。内容自体にインパクトはなかった。ブラジル・インドなどで生産量見込みが削られる中、世界の期末在庫予想は前回の60.80百万トンから61.35百万トン(前年38.86)へと更に増加しており大きく見たファンダメンタルズに対する評価は引き続きベアリっシュであると言える。しかし期近限月を中心にショートカバーに勢いがついたこともあり、ここは短期的な戻し局面がもう数日続く可能性もある。しかし、3月限は520ラインが上値抵抗線として効いており上げてもここまでではないかというのが現在の見方。基本的なトレンドは今尚下向き。5ドルのラインは早晩再トライされるとみており、買い方は今しばらく展開を見守るべき。(A)

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)