米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年3月4日


 

本日の相場 

とうもろこし           --やや高値寄り付き、やや安値引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 05 211 - 10 1/2 211 208 1/2 209 - 1/2 13792 -2963
MAY 05 218 1/4 - 18 219 1/4 216 3/4 217 - 1 337393 -2134
JUL 05 226 - 25 1/2 226 1/4 223 3/4 224 1/4 - 3/4 129538 +57
SEP 05 232 1/2 - 31 3/4 232 1/2 229 1/2 230 1/4 - 3/4 34622 +25
DEC 05 239 3/4 - 39 1/4 240 237 1/2 238 1/4 - 1 99634 +1270
MAR 06 245 3/4 246 244 244 1/2 - 1 8484 +105
            634802 -3251

-

 

大 豆                     --高値寄り付き、高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 05 625 - 24 1/2 628 619 622 3/4 + 2 3/4 5842 -571
MAY 05 633 - 31 635 625 1/2 629 3/4 + 2 1/2 150820 -1243
JUL 05 635 1/2 - 35 638 1/2 627 1/2 633 3/4 + 3 3/4 69024 +219
AUG 05 635 - 34 635 626 632 1/4 + 3 1/4 7652 +422
SEP 05 622 625 618 624 + 4 1920 -76
NOV 05 622 1/2 - 22 624 615 1/2 618 3/4 - 1 37027 +805
            275144 -138

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 18380 -310 MAR 2312 +27 MAR 329  1 104.45 - 105.42
MAY 18700 -140 MAY 2330 +33 MAY 337 - 1  
JUL 18920 -110 JUL 2341 +33 JUL 343 1/2 - 1 1/4  
AUG 18960 -170 AUG 2329 +27 SEP 349 - 1/2  

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  

寄り付きこそ前日比若干上げて取引されたが、その直後には一段値位置を下げ、その後は横這い相場が続いた。南米ブラジルにて継続する土壌乾燥懸念によりコーンマーケットもサポートされているが、本日はファンドの買いも鳴りを潜め、農家売りがそれなりに出たということもあって地合は弱かった。小麦・大豆粕相場が弱含んだこともまたコーンマーケットの上値を抑えることとなった。結局、各限月やや安値引けとなった。5月限は1.0セント安の217.00。




(大豆)

来週後半ブラジル南部での降雨が当初期待以下になるといった一部予報家の見方なども加わり夜間取引からやや高値推移。寄り付き前も3-5セント高唱えとなった。ほぼ予想通り寄付きは5月限631-633とギャップをつけての高値でスタート。直後に本日の高値635を付けたがその後は積極的な売り物に値を削り一気に10セント近く値を落とすとそこで本日の安値625.50をつける。しかし安値付近での買い支えも活発にて本日は取引開始間もない間に高値+安値を付けることとなった。その後は傾向としては投機筋の買い越しがやや優勢となり、終盤にかけてジリジリと値を戻す形とはなったが、序盤につけた高値・安値の範囲内での取引に収まりそのまま今週の商いを終了している。台湾シュガーコープが23,000トンコーン、12,000トンの大豆を買い付けた。ブラジルの一部コンサルタント会社はブラジル大豆生産量を53.1百万トン(同社2月発表58.4百万)と約5百万トン下方修正している。3月限受け渡しは282枚、LDCが内257枚を受けている。



 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の売り越し、大豆市場では2,500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約18,900枚のロング、大豆では約300枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日は中西部南西部の一部でお湿り程度の雨量が確認された。全体の15%の範囲で0.25インチ以下。週末を挟んではデルタ南東部、中西部南東部・中央部において再び小雨が予想されるが、65%の範囲に0.65インチまでと限られた雨量となる。来週火曜から水曜にかけては中西部南部などで1-4インチまでの降雪も予想される。週末の気温は上昇傾向にてここシカゴ周辺でも日中は50度を越えるレベルも見られるが来週には再び低下の傾向となりそう。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (3月10日〜3月14日) 】 

気温 降水量
イリノイ B B
アイオワ B N
ミネソタ B A
ネブラスカ N N
インディアナ B N
オハイオ B N
ミシガン B N

昨日からほぼ変化なし

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル     

アルゼンチン : 昨日はほぼ全域でドライ。次の降雨到来は週末日曜夜半から来週火曜にかけて。中心は産地の北部・中央部など。雨量は全体の60-65%のコーン・大豆産地に1.5インチまで。引き続き大豆産地の15-20%におけるストレスは残るものの、この雨が予想通りに到来すれば恵みの雨にはなる。

ブラジル : 昨日は北部中心に25%の範囲に1.5インチまでの降雨。北部地域の30%、南部地域の20%をカバーした。来週の火曜にかけて引き続き雷を伴った降雨が見られるものの中心は北部。全体の35%に1.5インチまでが予想される。リオグランデドスルを中心に南部地域での降雨不足は引き続いての材料となるが、着鞘も大部分では終了しつつあり雨量が材料視されるのも来週末辺りまでと思われる。

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (3月1日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ショート    7,884 ロング      6,300 ショート   15,119
大豆粕  ロング      5,172 ロング    12,400 ロング    11,139
大豆油 ロング    11,436 ロング    15,300 ロング    11,508
コーン  ロング     8,414 ロング    23,800 ロング     8,401
小麦  ロング     4,836 ロング    21,800 ロング    13,473

 



 

2) USDA 週間ローンデータ (MAR 1現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 0.4 -0.2 1.0 0.0 1,325.5 0.2
2004クロップ 993.7 -12.8 0.0 0.0 299.5 23.4

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 0.1 -0.1 0.1 0.0 156.4 0.1
2004クロップ 339.6 -12.3 0.0 0.0 78.9 15.4

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

この二週間、コーンマーケットは大豆相場の上昇による影響、ファンドのテクニカルな一斉の買い戻しにより、2月の安値から一気に上昇し、2ドルラインから大きくかけ離れることとなった。おかげで3月限の買い方については見事に予想が外れたが、ファンダメンタルズによるサポートの無い今の相場は、中期的には再び安値を試す展開に向き直るであろうと考えている。具体的には、順調な作付けペースが確認される辺りから安値トライに向かうのではと予想する。また、2004年度米国産クロップの需要面、特に餌用需要に関してはUSDAの発表数値が現実を上回っていると見る向きが多い。3月の需給報告ではまだ据え置きとされるかもしれないが、3月末のストックレポートにて潤沢な在庫が確認されれば、相場の方向性に大きな影響を与える可能性もある。(K)



(大豆)

相場は今週も一段上のレベルでの取引が実現した。南米における天候推移から各機関がブラジル大豆生産量を大きく下方修正し、現時点では53百万トンというレベルを指摘するものもある。米国農務省のこれまでの予想数値である63百万トンから10百万トンも低いレベル。ブラジルサフラスの報告では収穫進捗平均は現在18%、昨年同期の15%からやや進んでいる。最大生産州マトグロッソでは33%。南部のパラナでは20%となっているが、最も減産度合いが深刻といわれるリオグランデドスルにおいては依然として収穫は開始されていない。これら南部産地の状況を考慮すると向こう2週間の天候が最終的な収量を決定付けるとしており、その意味でも引き続き来週の天候推移が相場材料としてその存在感を示し続けるものと思われる。 しかし2月上旬に5ドルラインの大底をつけた相場はそれこそ一ヶ月に満たない間に6ドル台に跳ね上がる高騰を見せた。これまで述べてきたように、穀物相場に対する投機筋のポジショニングがこの1ヶ月の間に大きく様変わりしたことがその一番の要因となっている。待てば下がる、という傾向から、今後は下げたところは買い支えられる形へ変化し、2月初旬の安値を底に夏場の天候相場へ向けてのアップトレンドが引き続き見られる事になると思われる。そのアップトレンドの中、現在の市場が注目しているのは一旦の調整局面がどのタイミングでやってくるのかという部分。来週以降の天候状況は勿論その一材料とはなるものの、ここまでの急騰劇を見た後”一旦上げきった”と見られれば相応の利益確定の売り物が入るのは相場の常であることから、来週はそろそろそれを意識した展開もあっておかしくないと考える。しかしここに至り過度な安値期待は最早出来ない市場環境になってきており、2月初旬の値位置を大底と置けば550-560あたりが今後夏場に向けての安値の限界ではなかろうか。来週の農務省発表も含め、今後の南米における各地よりの収穫状況の報告や、毎年材料となるブラジルにおける収穫後の流通問題等など。中国も市場へ戻ってきていると言われており、同国の買い付け動向についても、目先の相場展開を占う上では一材料となってこよう。(A)


 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)