米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年3月14日


 

本日の相場 

とうもろこし           --安値寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAR 05 616 - 15 1/4 216 1/2 213 1/2 214 1/2 - 3 1930 -1592
MAY 05 223 1/2 - 22 3/4 223 1/2 220 1/4 221 - 3 3/4 338675 +3231
JUL 05 230 - 29 1/2 230 1/2 227 1/4 228 - 3 1/2 145144 +7238
SEP 05 235 1/2 - 34 3/4 235 3/4 233 1/2 234 1/2 - 2 1/4 34854 -435
DEC 05 243 1/2 - 43 244 241 3/4 242 3/4 - 2 1/4 116927 +8119
MAR 06 249 1/2 - 49 249 1/2 247 1/2 248 1/4 - 2 10941 +1279
            661488 +18305

-

 

大 豆                --安値寄り付き、安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAR 05 654 - 53 657 1/2 648 654 - 2 3/4 846 -485
MAY 05 660 - 56 3/4 664 653 1/4 656 - 6 1/2 166834 +6369
JUL 05 662 - 60 1/2 667 657 661 - 5 1/2 80640 +2707
AUG 05 662 - 61 666 1/2 656 659 - 4 1/2 7612 +31
SEP 05 647 650 642 644 1/2 -  4 1/2 3652 +360
NOV 05 633 - 32 636 1/2 630 634 - 1/2 41543 +2324
            305505 +11550

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAR 19200 -40 MAR 2395 -1 MAR 348 - 3 1/2 104.65 - 105.14
MAY 19570 -240 MAY 2368 -36 MAY 354 - 4  
JUL 19760 -230 JUL 2386 -30 JUL 361 1/2 - 4 1/2  
AUG 19840 -170 AUG 2380 -30 SEP 365 1/2 - 4 3/4  

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  

本日は金曜の引けから2セント弱下げて寄り付いた後はそのレベルを上限として約2セントの範囲で上下する展開となった。先週の上昇に対する行き過ぎ感、金曜引けに発表されたコミットオブトレーダーズが若干弱気に受け止められたこと、南米の天候が和らいだことなどもあったが、米ドルの下げが一服したことなどを受けてファンドが売りに回ったことが大きいとされる。結局は一日のレンジの最安値圏にて引けを迎え、5月限は3.75セントダウンの221.00として引けている。




(大豆)

週末の南米、特にこれまで深刻な水分不足に悩まされてきたリオグランデドスルなどの南部州やアルゼンチンにまとまった雨があったことは(タイミングは遅いとはいえ)弱材料とされ夜間取引から弱含みの展開が続いた。寄り付き前のコールは5-7セント安、実際の寄り付きは5月限660-656でその直後に本日の高値664をつけると相場は序盤650台半ばから後半の取引が続く。しかし序盤の下値探りの中で売りが続かないと確認されてからはセッション後半に向けて徐々に値位置を上げる展開。しばらく661-662辺りで攻防が続いたが、上げ足も今ひとつ。寄り付き後の高値は抜けることなく最後は再び650台半ばまで値を落として取引を終了している。先週金曜の取引レンジでいえば上値サイドでの値動きとなったが、その高値へは届かず、インサイドデーとなっている。NOPAが搾油量を131.1百万ブッシェルと発表したが予想以上の内容。又セッション序盤の週間輸出検証高も34.326百万ブッシェルと事前予想を大きく上回り共に本日相場の下支え要因となっている。



 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の売り越し、大豆市場では1,500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約54,400枚のロング、大豆では約32,800枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

週末はベルト東部中心に1-4インチまでの降雪量。デルタ南部の一部では若干の降雨も見ており、全体の45%がこの週末カバーされた事になる。今週は、デルタ・ミズーリ南部で今晩から水曜にかけてにわか雨が予想される。その後はミズーリ、イリノイ南部、インディアナ南部、オハイオ南部、デルタなどを中心に全体の60%に降雨・降雪を齎す見込み。気温は引き続き平年以下レベルでの推移(10-15度近く平年比低い気温推移)が予想されている。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (3月20日〜3月24日) 】 

気温 降水量
イリノイ B A
アイオワ B N
ミネソタ B B
ネブラスカ B A
インディアナ B A
オハイオ B A
ミシガン B N

週も明けたが低温傾向は引き続き変わらず

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル   ブラジル南部・アルゼンチンにまとまった降雨

アルゼンチン : 週末は全体の30%のコーン産地、60%の大豆産地で3.5インチまでの降雨を見た。特にコルドバ北部・中央部、サンタフェ中央部、エントレリオス北部などがその中心となった。今週はドライが再び広がると見られるものの、全体の55%のコーン産地、25%の大豆産地で1.0インチまでの降雨が予想されている。この週末の降雨を見たこともあり大豆産地における土壌水分の状態は改善傾向にあり現時点では殆どの地域で十分な雨量を見ている、と判断されている。ブエノスアイレス南部やラパンパの一部の地域ではまだドライが問題とされるものの生産地しての位置づけが低い地域のみであり、大勢に影響を与えるものでなさそうである。

ブラジル : 週末は全体の70%の範囲(南部の75%、北部の65%)で2.5インチまでの降雨を見た。特に今回のまとまった降雨はベルト南部のドライ地域をカバーしている。特に降雨を受けた地域はマトグロッソ南東部、ゴイアス南西部、サンパウロ中南部・北西部、パラナ中央部、マゴグロッソドスル中西部、バイア北西部、サンタカタリナ南東部、リオグランデドスル北部・中西部などとなっている。 気温は南部の一部では100度前半へ到達している。 今週は向こう5日間で全体の55%の範囲で1.25インチまでの降雨が期待される。気温はほぼ平年並み推移。 金曜には再びリオグランデドスルの南東部などへの降雨も期待されている。 この週末は、とき既に遅しと言えどもまとまった降雨がついにベルト南部へ訪れる事となった。旱魃の被害が最も大きいといわれるリオグランデドスル州も広くこの降雨に覆われる事となった。

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

1) NOPA 月間搾油報告

 

  2月 1月 2月(昨年)
搾油量(千ブッシェル) 131,116 141,379 124,154
大豆粕生産量(ショートトン) 3,123,448 3,364,378 2,957,868
大豆粕イールド(ポンド/bu) 47.64 47.59 47.65
大豆粕輸出量(ショートトン) 490,261 528,851 358,371
大豆油生産量(千ポンド) 1,498,961 1,604,882 1,390,750
大豆油イールド(ポンド/bu) 11.43 11.35 11.20
大豆油在庫(千ポンド) 1,247,501 1,208,325 1,507,386

ややブリッシュな発表内容となった。
 

 

【セッション中の発表】

2) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  3/10の週 3/3の週 昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン 735.7 852.5 847.6 23,129.2 25,396.9
ダイズ  934.2 700.1 390.5 22,630.0 19,921.4
小麦 377.5 315.3 740.4 22,258.0 24,108.1

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

繰り返しになるがコーン自身のファンダメンタルズを考えると中・長期的には相場は下げると考えている。しかし今のマーケットはファンドに動かされており、短期的な動きを知るにはコーン自身のファンダメンタルズを無視するしかない。CRB指数の上昇、原油高や米貿易赤字などから来るインフレ懸念・ドル安などにより、インテックスタイプ(いくつかの商品が組み合わさって販売される金融派生商品)の金融商品に閉める穀物商品先物の割合の増加など、金融・証券市場から商品市場への資金のシフトが行われているとされる。

先週は過去二番目に高い数値となる1月の米国貿易赤字が発表されたこともあって上記の動きが加速された。本日は米ドルが調整局面を迎えて買い戻され、米国債市場も下値を拡大する先週の動きからやや立ち直った。現在のシカゴ相場はこういった外為・債権市場に影響を受けやすい状況にある。今週は15日に米財務省から国際資本動向統計、17日には昨年10-12月の米国経常収支などと、比較的多くの指標が発表されることになっており、これは多額のファンドマネーが動く可能性があることを意味する。(K)

(大豆)

先週後半の高騰を見た後相場は昨年9月頭以来のレベルへ到達し、その勢いそのものが買い過剰感となって本日の相場の頭を抑える結果となった。週末の南米での降雨もその後押し材料となっている。しかし、本日発表となったNOPA・週間輸出検証高の内容や、中国の追加買い付けへの動き、ブラジルでは引き続き生産量の下方修正に関する報告が入るなど、ここまで上げきってもそう簡単に調整局面を確認させてくれない材料が引き続き対抗しており一方的な展開を見にくい相場つきとなっている。インサイドデーの後、明日の値動きが注目されるが、これまで意表をつく上昇局面を複数回繰り返してきた相場だけに流石に買い過剰感が形となって現れてもいいのではないかと言う思いもあり、今週はそろそろその下への展開を期待したいところではあるが。(A)

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)