米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年3月18日


 

本日の相場 

とうもろこし          --安値寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 05 222 - 21 1/2 222 219 1/4 219 3/4 - 3 3/4 330715 -3471
JUL 05 230 - 28 1/2 230 227 227 1/2 - 3 3/4 157147 +2921
SEP 05 236 1/2 - 35 3/4 236 1/2 233 234 1/4 - 3 36024 +391
DEC 05 244 - 43 1/2 244 241 3/4 243 - 2 131710 +953
MAR 06 248 3/4 - 48 1/2 249 1/4 247 3/4 248 3/4 - 1 3/4 13618 +263
MAY 06 252 252 3/4 251 1/2 251 3/4 - 2 1/4 1854 +59
            682757 +1171

-

 

大 豆      --ギャップをつけて安値寄り付き、 大きく安値安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 05 663 - 61 663 646 649 - 22 1/2 165881 -577
JUL 05 665 - 63 665 651 653 - 23 79407 +810
AUG 05 664 - 62 664 648 650 1/2 - 23 1/2 7600 -19
SEP 05 643 643 633 640 1/2 - 9 1/2 3448 -189
NOV 05 630 - 29 632 619 1/2 626 - 10 1/2 45189 +818
JAN 06 634 634 622 627 - 12 3126 +28
            307015 +1022

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 19210 -470 MAY 2358 -76 MAY 356 1/2 - 10 104.67 - 104.87
JUL 19480 -500 JUL 2373 -77 JUL 364 - 10  
AUG 19540 -480 AUG 2360 -75 SEP 368 3/4 -8 3/4  
SEP 19420 -530 SEP 2330 -70 DEC 374 1/2 -10  

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  

昨日終盤に戻して引けたもののその流れは続かず。寄付きからギャップをつけての安値でスタートするとそこが本日の高値となり、5月限は正午あたりまで221を中心とした上下1セント未満の小刻みな値動きが続いた。しかしセッション終盤に入るとその一進一退の値動きが徐々に崩れ始め売り方優勢の展開。朝取引開始時につけた220という安値を下回ると219.1/4まで値を落としそれが本日の安値。そのまま本日の安値圏で取引を終了している。独自材料には欠けたもののこれまでの買い過剰感が形となって表れている。寄り付き前にはインフォーマが作付け意向面積の予想を82.779百万エーカーと発表(昨年実績:80.930)している。本日はCRB指数は弱含み、米ドル為替は強含みと、共にネガティブに作用した。イスラエルが56000トンのアルゼンチン産、マレーシアが100,000トンの中国産を、5-6積みで買い付けたとの情報が今朝フロアーでは流れた。




(大豆)

昨日引け前に20セント近く急騰して寄り付きとほぼ同等レベルで引けをむかえるという非常に不安定な動きを見せた大豆市場であったが、コーン同様その勢いが本日に持ち越されることはなかった。大きくギャップをつけて安値でスタートするとそこが本日の安値。5月限は663。その後はセッション終盤に向けて概ね665を中心とした上下数セントという小刻みな値動きでの一進一退が続いたが、引けが近づくにつれ更なる売り圧力が相場の頭を押さえとうとう650ラインを割り込むと、昨日の安値を僅かに更新しての安値引け、昨日比手前からほぼ23セントと暴落相場となっている。寄り付き前にはINFORMAが作付け意向の予想を73.2百万エーカーと発表。(昨年実績:75.2百万)数値的には予想範囲内ということでほぼ中立的な材料としてインプットされている。



 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の売り越し、大豆市場では2,500枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日のコミットメントオブトレーダー発表後、本日現在コーンで 約54,300枚のロング、大豆では約15,900枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日は全体の10%の範囲で軽い降雪、1-2インチまでをベルト北西部中心に見た。雪交じりの降雨は週末土曜まで続き、来週頭には纏まった降雨がベルト南部でも予想されている。今後5日間の見通しとしては全体の70%に0.75インチまで。降雪は1-3インチまでとされる。気温推移は引き続き平年比低めの傾向が来週にかけても継続する見込み。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (3月24日〜3月28日) 】 

気温 降水量
イリノイ B B
アイオワ B B
ミネソタ B B
ネブラスカ N N
インディアナ B B
オハイオ B B
ミシガン B B

6-10日予報においては再び気温・雨量とも低下傾向。もう4月まで2週間という時期にきているが、気温の上昇傾向が見えてこないこのパターンは今年の特徴となっている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル   

アルゼンチン : 昨日はベルト南部において全体の55%のコーン産地、25%の大豆産地に0.75インチまで、所によっては1.5インチまでの降雨となった。特にブエノスアイレスには纏まった雨量を見ている。週末日曜から月曜にかけても北部を中心に更に降雨が予想されている。着鞘ステージの中、昨日の雨も有益な雨とされており向こう2-3週間のうちに迎える成熟段階においては、十分なイールド期待がなされている。この3月のタイムリーな雨は大豆の収量回復・増加に大きく寄与しているということが出来る。

ブラジル : 昨日はベルト北部を中心に全体の25%の範囲で1.5インチまでの降雨。引き続き来週前半にかけてもこの北部中心の降雨は継続し、向こう5日間で全体の60%の範囲に1.75インチ、所によっては4インチまでが予想される見込み。この雨により北部産地における収穫作業には若干の遅れが予想されるが、ダメージについては現時点では極一部に限られており全体の進捗ペースに影響を及ぼすものではない。

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (3月15日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング      9,379 ロング     44,900 ロング   31,244
大豆粕  ロング    18,245 ロング     28,900 ロング    25,329
大豆油 ロング    24,994 ロング     34,800 ロング    27,879
コーン  ロング    49,343 ロング     76,500 ロング    52,318
小麦  ロング    14,643 ロング     34,300 ロング    31,360

各商品予想以上にロングが少なかったことから材料としてはサポーティブとなる。



 

2) USDA 週間ローンデータ (MAR 15現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 0.2 -0.1 1.0 0.0 1,325.7 0.1
2004クロップ 938.8 -16.4 0.0 0.0 365.1 20.5

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 0.1 0.0 0.1 0.0 156.4 0.0
2004クロップ 304.0 -19.1 0.0 0.0 116.7 19.9

 

3) USDA MONTHLY CATTLE ON FEED (% of a year ago)

 

  USDA AVG TRADE EST. RANGE
ON FEED, MAR 1 102 101.9 100.1 - 103.0
FEB PLACEMENTS 94 99.4 92.3 - 108.0
FEB MARKETINGS 96 97.1 90.1 - 100.0

PLACEMENTSの内容が予想以下であったことから全体としては中立からややネガティブな材料と捉えられている。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆) 来週も売り優勢の相場展開を期待

短期的な値動きと言う事で言えば、両商品共に今週半ばの高値をつけた動きが大きなキーリバーサルであったと結論づけてもよいと考える。コーン5月限は今週231までの高値を見たが本日はとうとう220を割るレベルで今週の取引を終了している。大豆5月限も水曜の691.1/2を高値に本日の急落で一気に650を割った。これまでの上げの勢いからして、”一旦の高値は見た”と判断されればヘッジファンドを中心とした積極的な売り物が来週も市場に出てくると思われる。コーン5月限は210-212あたり、大豆5月限は610-620辺りまでを来週の安値ターゲットとおきたい。

本日のコミットメントオブトレーダーズにおいては事前予想とは異なり各商品のネットロングは非常に少ない数値となった。昨今急激に増加している投資信託=所謂インデックスファンドの流入によって、我々が普段使うワードである”投機筋=ヘッジファンド”のポジション把握がし難い環境になってなってきている事を示している。特に短期的な値動きに大きく影響を及ぼすこのヘッジファンドとは別に、中長期的なオペレーションが行なわれる”商品指数”を指標としたこのインデックスファンドが、”農産物市場(コーンの2ドル、大豆の5ドル)に割安感あり” と資金をつぎ込み始めるとそれは今後数年に亘り傾向を維持するとも言われている。今後の市場展開にどのように作用してくる事になるのか、ここにきて各方面からも注目されてきている。(A)

 

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)