米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年4月4日


 

本日の相場 

とうもろこし          --安値寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 05 210 - 09 1/2 211 3/4 209 1/2 209 3/4 - 3 278053 -8060
JUL 05 218 3/4 - 18 220 217 3/4 218 - 3 189472 +7247
SEP 05 225 1/2 227 225 225 3/4 - 2 1/4 37184 +665
DEC 05 235 1/2 - 35 235 1/2 234 234 - 2 143931 +3770
MAR 06 241 241 3/4 241 241 1/4 - 2 1/4 14392 +67
MAY 06 244 3/4 245 1/2 244 3/4 244 3/4 - 2 2088 +0
            677499 +3976

-

 

大 豆                 --安値寄り付き、まちまちの引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 05 613 - 11 620 1/2 610 615 + 1 137521 -12188
JUL 05 619 1/2 - 18 627 616 622 - 1 1/2 82210 -1970
AUG 05 615 624 1/2 615 618 1/2 - 1 1/2 7455 -290
SEP 05 603 1/2 612 1/2 603 607 + 3/4 3953 -100
NOV 05 599 - 98 1/2 607 595 1/2 601 1/4 + 1 48226 -331
JAN 06 599 608 599 602 + 0 3303 -10
            285449 -14886

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 18320 - 60 MAY 2280 +12 MAY 316 1/2 - 6 108.04 - 108.34
JUL 18510 - 60 JUL 2306 +17 JUL 325 1/4 - 7 3/4  
AUG 18580 - 70 AUG 2296 +21 SEP 332 - 7 1/4  
SEP 18450 + 0 SEP 2280 +22 DEC 340 1/2 -6  

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  

材料難の中取引量も限られ、弱含む一日となった。

現在の相場に対する買い過剰感、下方修正の必要性を示唆する声に後押しされ、寄り付きから前日比2セント強下げて取引された。前半はそれでも商業筋の買いや予想をややうわまわった週間輸出検証高の数字、USDAのデイリーレポーティングシステムによる30万トン近い輸出成約などが材料視される形でやや強含んだが、終盤に入ると再び売り先行の相場となり、一日のレンジのほぼ下限にて引けを迎えた。週末に穏やかな天候が行き渡り、東部ベルトにて一部作付が進んだという報告があったことも弱材料視された。5月限は3.0セントダウンの209.75として引けている。





(大豆)  

週明けて相場はやや安値でスタート。寄り付き直後のレベル5月限610が本日の安値でその後はセッション終盤に向けて緩やかな右肩上がりの展開となった。終盤に本日の高値620.50までの上昇は見たものの、高値圏では商業筋の売り物も目立ち頭を抑えられ再びやや下落、結局引け値は各限月マチマチとなった。セッション序盤発表の週間輸出検証は16.7百万ブッシェルと予想範囲を上回る内容でサポート材料となった。しかし本日のセッションは模様眺め、新規材料難に閑散市場となっている。



 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約32,700枚のロング、大豆では約16,100枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

週末は全体の35%の小麦産地、10%のコーン産地にて1.0インチまでの降雨を見た。中心は中西部南部・東部・デルタ北東部など。特にオハイオやインディアナ南東部にはまとまった雨量となった。気温はベルト北東部では最高気温が40度に届かない地域があったものの、中西部は全般的に平年以上の気温となりシカゴ周辺でも70度近くまで上昇した。 本日は概ねドライ。次の前線の到来は火曜遅くから木曜にかけて。この通過により全体の85%の小麦産地、70%のコーン産地において1.25インチまでの降雨が予想される。気温は今週前半は引き続き平年以上のレベルを保つが週後半には平年並みからやや低めのレベルまで徐々に落ちる見込みとなっている。 今週の降雨は作付け直前のコーンフィールドには恵み。6-10日予報ではドライ傾向が伝えられており、その後の作付け作業へはよいパターンとなっている。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (4月9日〜4月13日) 】 

気温 降水量
イリノイ A N
アイオワ A N
ミネソタ A B
ネブラスカ A A
インディアナ A N
オハイオ A N
ミシガン A B

週明けたが引き続き平年以上の気温推移が続きそうにて、作付け作業にはよい傾向となっている。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル   

アルゼンチン : 週末は全体の50%までで1.0インチまでの降雨。北部他中心となった。今週は木曜辺りまでは総じてドライな傾向が続く見込み。その後40%の範囲で1.0インチまでの降雨が見込まれるものの雨量としては限られており来週に向けて収穫作業には適した環境になってくると思われる。

ブラジル : 週末は全体の55%に3.0インチまでの降雨を見たが、局地的には豪雨となったようにてリオグランデドスル北部やサンタカタリナの一部では9インチにも及ぶ地域も報告されている。全体としてはマトグロッソの他は全てベルト南部地域での降雨となっている。本日・明日はベルト中央部が中心、その後週後半には再び南部産地へ雨が戻りそう。向こう5日間で全体の75%に2.5インチまでが見込まれている。今回の激しい降雨により全体の10-15%の成熟したクロップが何らかの形で障害を受けたとされている。 北部地域でも一部では降雨により収穫作業に遅れが見られるが、現在のシステムが南部中心ということもあり、今週北部の収穫は進みそうだ。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  3/31の週 3/24の週 昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン 783.3 778.8 743.4 25,403.0 28,082.9
ダイズ  454.2 476.6 195.6 24,179.2 20,908.6
小麦 335.6 558.8 617.3 23,838.4 25,797.8

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

今週金曜には需給報告の発表が予定されているが、先週のストックレポートの結果からして、期末在庫が再び上方修正される可能性が高い。そうなればいよいよ現在の値位置に対する割高感がつのり、順調な作付ペースが確認されることが追い討ちをかける形で4月中に一気に売り込まれるというシナリオも想定しておくべきではなかろうか。ファンドの動きを警戒するあまり思惑売りをしかけることができずにいたプレーヤー達もそうなればここぞとばかりに売ってこよう。

一部では本日USDAよりコーンの全米作付進捗も発表されると言われていたが、結局本日は発表されず、おそらく来週月曜から発表が始まると思われる。本日発表されたソルガムの作付進捗は10%(平均は11%)であったこと、ミズーリ州農業統計局が発表した同州での4/3時点作付進捗が11%(平均は5%)であったことなどを考えると、現在のところは注目に値するような遅れは見当たらないと考えられる。コーンベルト以外の南部州ではここ最近の長雨の影響により平年比作付が遅れている模様であるが、全体に与える影響は軽微であろう。作付の最盛期はまだまだこれからなので天候から目が離せないが、6-10日後の予報では中西部全域で平年を上回る気温、平年並みの雨が予報されており、ハイペースな作付を予感させる。(K)





(大豆)

【今週の見どころ】

先週金曜に引き続き、本日も5月限安値610がサポートされたが、現在相場は2月末につけたギャップの値位置まで到達している。このギャップが埋まれば一気に5ドル台への突入もあり得るだけに相場も神経質にならざるを得ない。今週はこの攻防も値動きとしては見どころとなる。 ファンダメンタルズとしては今週金曜に需給報告が控える。先週の四半期在庫の内容が今回の発表内容に影響を及ぼす事になり注目されるが、主に以下の3点が今回の焦点となる。 @ ブラジル大豆生産予想:先月59百万トンにまで下方修正されたが、市場では既に51-53百万あたりまでの声も聞かれており相応の下方修正が今回も予想される。一部では3-4百万トンの修正が指摘されている。 A 中国の大豆輸入量の上方修正:これまでの同国の輸入ペースや米国サイドの成約残などが加味され22.5百万トンという数字が更に上方修正される可能性が指摘されている。 B 米国需給(需要サイド)の上方修正:好調な輸出や04年度の生産量を調整する目的を含めたResidualの上方修正により、50百万ブッシェルあたりまでの期末在庫下方修正(410 360/350)。搾油量が僅かに上方修正される可能性もある。 長期的に見れば、これらの流れは間違いなく新穀の需給バランスに影響を及ぼしてくるものだが、現段階ではそこまでの材料へは届かないと思われる。しかしながら、春先以降の天候相場がその内容をより厳しい方向へ導く可能性を秘めている、ということは確りと認識した上でこの春の相場を追いかける必要がある。いずれにしても、新穀年度の需給バランスを楽観視する事はできない、ということだ。(A)

 




 

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