米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年4月6日


 

本日の相場 

とうもろこし          --高値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 05 206 1/2 - 06 208 1/4 206 207 1/4 + 1 3/4 261727 -11180
JUL 05 214 1/2 - 14 1/4 216 1/4 214 215 1/2 + 1 3/4 203145 +7352
SEP 05 222 1/4 - 22 223 1/4 222 222 1/2 + 1 38656 +1350
DEC 05 231 1/4 - 31 232 1/4 231 231 1/2 + 1 145585 +788
MAR 06 237 1/2 239 237 1/2 238 1/2 + 1 1/2 14272 -114
MAY 06 241 243 1/4 241 242 1/2 + 2 1/4 2060 -31
            678519 -1589

-

 

大 豆                 --ほぼ変わらずの寄り付き、高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 05 618 - 17 627 1/2 617 623 1/4 + 5 3/4 130106 -3704
JUL 05 625 1/2 - 24 1/2 634 624 1/2 630 1/4 + 5 1/2 85621 +1099
AUG 05 625 1/2 632 1/2 625 628 1/2 + 4 3/4 7236 +44
SEP 05 614 621 614 617 1/4 + 5 1/2 4003 +36
NOV 05 607 - 06 1/2 615 1/2 606 1/2 611 3/4 + 5 1/2 48643 +413
JAN 06 609 1/2 616 609 1/2 613 + 4 1/4 3311 -5
            281896 -2118

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 18660 +250 MAY 2286 +4 MAY 314 1/4 + 3 108.58 - 108.74
JUL 18810 +190 JUL 2307 +7 JUL 324 1/2 + 3 1/4  
AUG 18890 +190 AUG 2301 +4 SEP 331 1/4 + 4 1/4  
SEP 18820 +220 SEP 2290 +5 DEC 341 + 5 1/2  

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  

昨日の大きな下げから一転、本日はやや強気な一日となった。

昨日の急落に対する売り過剰感、USDAからエジプト向け12万トンの輸出成約が発表されたことなどにサポートされ、前日若干上げて寄り付いた後も徐々に強含む展開が続いた。ドル安などを受けたファンドの買い、農家売りの少なさも強気ムードを煽った。一方で金曜の需給報告に対する弱気な見方、ベトナムで鳥インフルエンザウィルスにより二名の死亡が確認されたこと、Bt10問題に対する憂慮、東部ベルトでの作付が順調であるという報告などによって上値は限られた。しかし流れは最後まで変わらず、各限月高値引け、5月限は1.75セントアップの207.25として引けを迎えた。





(大豆)  

昨日やや戻して引けた流れを引き継ぎ、本日はほぼ変わらずで寄り付くもそこが本日の安値となった。5月限は寄り付きレンジが617-618、その後はセッション中盤に向けて緩やかな上昇基調となりセッション中盤に本日の高値627 1/2をつける。暫くは625超えでの取引が続いたが高値では商業筋の売り物も目立ち高値は長続きせず、その後は取引終了にかけてやや値を下げて本日の取引を終了している。ブラジルではABIOVEが大豆生産予想を51.7百万トン(前回:53.9)と下方修正したことは、農務省発表を前にやや支援材料視されている。本日は艀運賃の高値推移の影響で輸出港の現物価格
も堅調、本日のCBT値動きにも影響している。



 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の買い越し、大豆市場では1,500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約20,700枚のロング、大豆では約18,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日は中西部南西部・北西部、デルタ中央部・西部を中心に全体の10%という限られた範囲で0.5インチまでの降雨を見た。ネブラスカでは1.25インチまでの降雨を見ている。木曜にかけて同様の降雨が予想されコーン産地の60%、小麦産地の75%が1.25インチまでの雨量を見る見込み。又土曜・日曜には北西部地域へ再び降雨が戻ってくる。向こう2日間で予想される降雨により、中西部・デルタ地域の小麦・コーン産地では土壌水分の改善へ繋がるとされるが、向こう数週間では今後のドライ傾向へ備え更なる雨量が欲しいところ。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (4月11日〜4月15日) 】 

気温 降水量
イリノイ A A
アイオワ A
ミネソタ A A
ネブラスカ N A
インディアナ A A
オハイオ A N
ミシガン A N

昨日の内容とほぼ変わらず

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル   

アルゼンチン : 昨日・本日とドライ傾向が続いている。今晩から明日にかけて予想される雨量は全体の45%に0.75インチまで。しかしその後は再び金・土とドライが戻る見込み。向こう5日間では全体の55%で1.5インチまでの雨量が予想される。基本的にはドライ傾向となっている事から、コーン・大豆産地における収穫は殆ど滞りなく続くものと思われる。

ブラジル :  昨日は全体の15%に0.75インチまでの降雨のみ。週末にかけては雷雨前線の通過に伴い全体の45%の範囲が2.0インチまでの降雨に覆われる見込み。パターンに変化なく引き続きその中心は南部産地となりそう。特にリオグランデドスル南部では再びまとまった降雨が予想されており作物への被害も予想されている。北部産地ではドライ傾向が続いており引き続き収穫作業は順調に進むと思われる。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

(単位 : 千トン)

明日の予想  先週の発表数字 
小麦 350-500 415.4
コーン 700-900 1,158.9
大豆 400-600 298.2
大豆粕 75-125 195.5
大豆油 0-5 6.9


 



【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

  今週  前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      100 101
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   102 103

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

米国の輸出ペースは相変わらず伸び悩んでいるが、これは中国が予想以上にコーンの輸出に積極的であることが一つの原因である。あるアナリストは2004クロップ年度(2004年10月〜2005年9月)におけて、中国は既に500-550万トンの輸出成約を締結していると分析している。豊作だったとは言え、著しい経済成長により国内需要が加速度的に増加しているはずの中国が、何故そこまで積極的な輸出促進政策を行えるのか、ふと不思議に思うことがある。国内需要が言われているほど伸びていないのか、隠れた国内在庫が存在するのか、来年以降生産量が大幅に伸びることを確信しているのか・・。

下のチャートはコーン主要生産国におけるここ約40年間のイールドの伸びを示したものである。ハイブリッド開発において先行した米国におけるイールドが突出していることは言うまでもないが、GMO種を導入したアルゼンチンにおけるイールドがここ数年急激な伸びを示していることもまた注目に値する。では、次に大きく伸びる可能性を有している国はというと、おそらく中国であろう。ブラジルはその亜熱帯の気候故、適応するハイブリッドの開発などが困難であり、短期的且つ急激なイールドの上昇を期待するのは難しい。しかし元々多くの地域で気候条件には恵まれている中国は、肥料の改良や灌漑設備、種子の選択などの工夫によりイールドが飛躍的に上昇する可能性がある。



最後に、当社のリバーエレベーターがあるイリノイ州Piken市近くのある大規模農場では、今日現在ですでに作付の三分の一を終了したという。来週月曜にUSDAから発表されるであろう作付進捗報告もまた楽しみである。(K)





(大豆)

現在の見方に変わりなく、春先の5ドル台後半までの安値を探った後、夏場に向けて天候プレミアムを乗せていくというパターンを予想する。発表を前にして、タイミングとしてもちょうど大きなサポートラインにまで下げてきた事から現在足踏みが続いているが、市場が挙ってブラジル大豆減産+米国期末在庫限(予想平均:368百万ブッシェル)を既に見込んでいることから、発表自体が5ドル台へSELL THE FACTとなる可能性もある。 しかしその後は天候相場入りすることで再び上昇基調へ向かうと考える。 その背景には新穀年度の需給バランスに対する警戒がある訳だが、今年度比較期末在庫が減少する可能性は非常に高いと思われ、その分夏場の天候に対する警戒感は増す事になる。さび菌に対する警戒も今年は相場材料として作用する事になるなど、(まだ早いが)今年の夏の相場へは十分な警戒感をもって臨むべきと考える。(A)




 

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