米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年4月15日


 

本日の相場 

とうもろこし          --変わらずの寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 05 207 1/2 - 07 207 3/4 204 3/4 206 1/4 - 1 1/4 152812 -12784
JUL 05 216 - 15 3/4 216 213 1/4 214 1/4 - 1 1/2 313120 +19994
SEP 05 222 1/4 - 22 222 3/4 220 1/2 221 1/4 - 1 1/4 43315 +818
DEC 05 232 - 31 1/2 232 229 1/4 230 1/4 - 1 1/4 146547 -164
MAR 06 238 3/4 238 3/4 236 1/2 237 1/4 - 1 15261 +97
MAY 06 242 1/2 242 1/2 241 241 1/2 - 1 2681 +46
            689131 +8042

-

 

大 豆                 --安値寄り付き、 安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 05 620 1/2 - 19 621 613 1/2 616 1/4 - 3/4 81979 -6265
JUL 05 628 - 26 627 619 1/4 622 - 1 120339 +2479
AUG 05 625 625 616 1/2 620 - 1 6979 +22
SEP 05 612 1/2 614 606 1/2 608 - 3 3645 -11
NOV 05 606 1/2 - 05 608 1/2 599 1/2 603 - 3 3390 +385
JAN 06 606 608 603 604 1/2 - 2 1/2 1447 +18
            271409 -3361

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 18740 -90 MAY 2264 +22 MAY 305 1/4 - 3 3/4 107.52 - 108.12
JUL 18770 -140 JUL 2279 +19 JUL 314 1/4 - 4  
AUG 18790 -110 AUG 2267 +14 SEP 320 1/2 - 4 1/2  
SEP 18650 -20 SEP 2255 +9 DEC 331 1/2 - 3 1/2  

 

本日の相場の動き

 

 

(コーン)  

EUが米国に対してコーングルテンフィードをEU向けに輸出する際にはBt10フリーの証明書を発行するよう正式に要求したことが弱気に捉えられ、弱気な一日となった。前日引けとほぼ変わらずの寄り付きとなった後も、徐々に値を削った。CRBインデックスの下げもテクニカルな売りを誘った。週明けに発表されるであろう作付進捗率に対する大方の弱気な見方もプレッシャーとなった。引け際にやや戻したものの各限月前日比1セント強安値引け、5月限は1.25セントダウンの206.25として引けている。





(大豆)  

本日は寄り付きこそ高値でスタートしたが追随買いも見られずそこが本日の高値となる。7月限は626-627で寄り付き本日の高値は627、その後値を落とした後は終日620-624という狭いレンジでの値動きに限られそのまま今週の取引を終了。 農務省から110,000トンの新穀大豆の成約が報告されたが、一方では台湾が引合いを見送ったというニュースも流れた。中西部の天候パターンは総じて順調推移となっており、市場へはネガティブなムードを与え、新穀限月は手前比較やや値を落としての引けとなっている。



 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の売り越し、大豆市場では500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 約13,400枚のロング、大豆では約2,400枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日・本日と概ねドライとなった。今晩より中西部の北西部地域へは雨が戻り週末ベルト北部の一部で雨を見る見込み。来週前半にはベルト西部で更に前線の通過により降雨を見る。向こう5日間で全体の50%のコーン産地、30%の小麦産地で0.75インチまでが予想される。 雨量自体は軽微にて作付け作業に目だって支障となることはないとおもわれる。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (4月20日〜4月24日) 】 

気温 降水量
イリノイ
アイオワ N
ミネソタ N
ネブラスカ N
インディアナ
オハイオ N
ミシガン

ようやく天候パターンが平年並みへと変化してきた。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル   

アルゼンチン : 昨日は全体の15%に1.0インチまで。ベルト北東部がその中心となった。週末は全般的に晴れ間が広がりドライとなる。来週前半にはベルト北部地域で若干の雨が予想されるものの、程度は軽微にて収穫作業に支障はないと思われる。

ブラジル :  昨日は南部産地、僅か5%の範囲で少量の雨が確認された以外は全般的に晴れ間が広がった。向こう5日間も同様の天候推移になると見られ、これまで順調な北部に加え、南部産地でもようやく収穫作業が進みだすと思われる。向こう5日間は全体の15%に0.75インチまでの雨量が予想されている。

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (4月12日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング       992 ロング      3,700 ロング    22,451
大豆粕  ロング     4,297 ロング      3,600 ロング    10,358
大豆油 ロング    13,111 ロング     14,500 ロング    13,007
コーン  ショート    4,557 ロング      6,000 ロング    20,412
小麦  ロング     7,032 ショート     6,000 ロング     8,712

コーンは2月後半以来のネットショートとなった。やや強材料。



 

2) USDA 週間ローンデータ (APR 12現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 0.2 0.0 1.0 0.0 1,325.7 0.0
2004クロップ 877.3 -26.9 0.0 0.0 440.4 31.7

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 0.1 0.0 0.1 0.0 156.4 0.0
2004クロップ 245.3 -18.7 0.0 0.0 177.4 19.2

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

引き続きベアリッシュ。これから作付が加速していく中、農家による売り物が出にくいこともあって短期的には下げにくい相場となるかもしれないが、天候さえ荒れなければ作付シーズン後半には契約安値(5月限202.25)を下へ抜ける可能性は高いと考える。ファンドの動きが気になるのは確かだが、仮に再び原油相場の高騰などによって商品相場市場が魅力的に映ったところで、2月後半から3月にかけてファンドに買い上げられた時期と違い、新穀の作付面積・作付期の天候などがある程度具体的に見えてくる中で大量にコーン買いを実行できるかと考えると、疑問である。

米国産コーングルテンフィードの輸入に関して、EUが正式にBt10フリーの証明書を要求したことは、事実上輸入停止を宣言したに等しい。EUには年間300万トン以上のCGFがEU向けに輸出されており、これが全て米国内で消費されるとすれば飼料業界に与える影響は大きい。また、週明けに発表されるはずの今年最初のコーン作付進捗が注目される。市場の予想は15-20%でここ5年間の平均は8-10%。平年よりも早い作付けが見込まれている。(K)





(大豆) 

先週金曜の農務省発表日のSELL THE FACT以降そのまま売り込まれる事で今週中にも5ドル台突入か、と見ていたものの、今週の相場は膠着、7月限も610を安値に620-630という狭いレンジ内取引。“持ち堪えた”という印象が強い週となった。 材料面では、中西部産地における天候推移が総じて順調。州毎に発表されているコーンの作付け進捗も順調推移ということで先ずこれがネガティブなムードを市場へ与え続けたということが出来る。その他中国の米国産大豆への買い腰が弱まってきたといった見方も出てきた。搾油マージンの悪化から成約玉の船積みを遅らせようとする動きなどもあり、今後同国の今年度輸入量は下方に修正されるのではないかという憶測もあるくらい。それとコーンではBT10問題に絡み本日EUCORN GLUTEN FEED/CORN GLUTEN MEAL/DDGなどの副産物の米国よりの輸入禁止を来週より実施する事をアナウンスした。原則今年の10月までは少なくとも続くというという事になる。90年代前半では年間5-6百万トンの輸出量だったが、90年代後半には5百万トン前後、そして2000年以降は4百万トンを切るレベルにまで徐々に落ち込んできているこのCGF輸出であるが、過去10年その96%の買い付けを請け負ってきたのがEUであることから業界にとってのインパクトは小さくない。数量としてみた場合、プロテイン原料としての大豆粕比較、向こう半年を想定すれば凡そ 1百万トンの大豆粕需要に匹敵するが、米国内需要全体との比較では5%強と、非常に限られていおり、実質的なインパクトとしては非常に限られたものとなる、大豆粕相場へのインパクトがあるとすれば心理的な材料、ということになる。短期的には米国内における副原料市場がCGFとの競争にさらされる事から弱材料。中期的にはその後のEUよりの大豆粕需要へと繋がり支援材料という扱いになると考えられるが。 

さて来週の展開であるが、この2週間の膠着相場から変化を遂げる週になる可能性が高いと見ている。引き続き値動きとしては、一旦の6ドル割れを期待するという向きに変わりないが、4月後半の天候パターンなど変わりやすい材料が市場を動かす事となる。又、より多くの市場の目が6ドル割れを買いのターゲットとしていることもありこの辺りもその後の値動きに影響を与える可能性があるが、この春先の下げた場面が夏場に向けての買い場になる、という意見を維持したい。(A)

 

 




 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)