米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年4月20日


 

本日の相場 

とうもろこし          --高値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 05 211 1/2 - 10 1/4 211 1/2 209 210 3/4 + 1 1/4 114902 -9786
JUL 05 218 1/2 - 18 1/4 219 1/2 217 1/4 219 + 1 1/4 339342 +9217
SEP 05 225 3/4 - 25 1/2 226 1/4 224 1/4 225 3/4 + 1 1/4 45504 +580
DEC 05 234 1/4 - 34 235 233 1/4 234 3/4 + 1 3/4 153335 2795
MAR 06 241 - 40 3/4 242 240 1/4 241 3/4 + 1 3/4 15588 +333
MAY 06 245 - 44 3/4 246 244 1/4 245 1/2 + 1 1/2 2959 +288
            687682 +3902

-

 

大 豆                 --ギャップを付けて高値寄り付き、下げてマチマチの引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 05 639 - 38 640 626 630 3/4 - 1/4 60568 -10315
JUL 05 648 - 46 648 633 1/2 639 - 0 137595 +11736
AUG 05 645 645 633 637 1/4 - 0 6961 -11
SEP 05 640 640 627 1/2 631 - 1/2 3729 -11
NOV 05 636 - 35 637 622 626 1/4 - 2 3/4 53139 +599
JAN 06 639 - 38 639 623 1/2 627 1/2 - 1 3/4 3685 +120
            269086 +2224

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 19480 -10 MAY 2266 -17 MAY 310 3/4 + 2 3/4 106.72 - 107.42
JUL 19530 -40 JUL 2287 -21 JUL 321 +3 1/4  
AUG 19540 +00 AUG 2284 -20 SEP 328 +3 1/4  
SEP 19510 +10 SEP 2278 -20 DEC 337 1/2 +3  

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

他の商品相場の強さの波及、米ドル安・株安などを受けてファンドによるテクニカルな買いが散見され、昨日に続き上昇。今夜半から予報されている雨、急激な気温の低下などにより作付ペースが鈍るのではないかという懸念も材料視され、買いを煽った。一方で大豆相場の下げ、Bt10問題が未解決のままであることなどがプレッシャーとなって下げる場面も見られたものの、結局は各限月高値引けとなった。期近5月限は1.25セントアップの210.75として引けている。





(大豆)  

昨日のフォロースルー・株式市場+CRB指数市場の活況などの外部要因も重なり、寄付きから再びギャップをつけての高値スタート。7月限は寄付きが648-646と前日引け値から10セント近い高値で始まった。しかし寄り付きで本日の高値を付けた同限月はセッション序盤こそ高値圏維持に645を中心とした動きを保ったが、買いは続かず中盤には商業筋の売り物も加わり値位置を640-643あたりにまで下げそこで又暫く保合いが続いた。セッション終盤にはそれまで維持された640レベルも下に抜けそこで本日の安値633-1/2をつけると安値レンジでの取引は続きそのまま終了、結局は前日比変わらぬレベルに落ち着いて本日のセッションを終えている。 本日は南米よりも積極的な売り物が目立った事も報告されており市場へはネガティブに作用したといわれている。



 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の買い越し、大豆市場では1,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで 26,900枚のロング、大豆では約10,400枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日は全体の20%のコーン産地で1.25インチまでの降雨を見た。この雨は本日から明日にかけて中西部を通過する事から全体の85%までのコーンベルトが所によっては2インチまでの降雨に覆われる事になる。 しかしこれまで作付け作業は進んできている事から今週の雨は一時的な影響に限られるというのが一般的な評価となっている。気温は先週末まで平年を大きく上回るレベルでの推移が続いていたものの、本日あたりから低下傾向が顕著となり、ここシカゴでも昨日の最高気温が80度前半まであったものが、本日から向こう数日は50度半ば止まり、週末には最高気温が50度を切るといった予報まで出ており、中西部北西部などでは週末に向けて一部霜が観測される可能性もある。ただ、発芽した作物への影響は殆どないと見られている。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (4月26日〜4月30日) 】 

気温 降水量
イリノイ B B
アイオワ B B
ミネソタ B B
ネブラスカ B N
インディアナ B B
オハイオ B B
ミシガン B B

昨日から全く変化なし、気温の低下傾向が暫く続く事になる。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

アルゼンチン・ブラジル   

アルゼンチン : 昨日は全般的にドライが広がった。引き続きドライ傾向は金曜まで継続見込み。週末はコルドバ、サンタフェ南部、ブエノスアイレス北部などを中心に全体の30%までで0.5インチまでの降雨が予想されるが、基本的にドライパターンの天候推移は変わっておらず、全体としての収穫進捗は引き続き順調推移が見込まれる。

ブラジル :  昨日は産地南部中心に全体の15%に1.25インチまでの雨量。向こう5日間は南部の雨も上がり中央部が中心、30%の範囲で1.25インチまでの雨量が予想される。各地での雨が限られてきた事から各地で収穫作業が急ピッチで進んでいる。現在の天候パターンが継続すれば、北部主産地での収穫作業は来週一杯でほぼ終了すると見込まれている。

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

(単位 : 千トン)

明日の予想  先週の発表数字 
小麦 300-500 418.4
コーン 700-1,000 917.5
大豆 300-500 272.4
大豆粕 50-100 78.0
大豆油 0-5 1.8


 



【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

  今週  前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      100 101
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   102 103

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

本日は米国株式市場が大きく下げていること、またCRBインデックスも昨日に続いて2.96ポイント上昇、原油も上昇していることなどから、ファンドマネーが穀物相場を含めた商品市場に流入し易い環境となっており、短期的には上値リスクに注意すべき状況であると見ている。長いスパンの相場の見方は変わらずベアリッシュ。今週後半の雨が一部で思惑買いを呼んでいるが、適度な雨であれば発芽期のコーンにとっては恵みとなり、長期間・集中的な雨にならない限りは大きな懸念材料として捉えるべきではないと考えている。





(大豆) 

本日クロップキャスト社は向こう3ヶ月の天候見通しにつきレポートを出した。中西部での気温推移は平年並みからやや低め推移。5月には十分な降雨を見るが6-7月と中西部北東部においてはややドライ傾向(コーン収量への影響)。全体評価としては生育期のクール&ウェット。又向こう10-15日の天候パターンで平年以下の気温推移が続き、5月に中西部産地の一部では霜を見る可能性があるなどと指摘もしている。内容見る限り作物生育へは悲観的なものとなるが、時期尚早にて向こう2週間ほど5月に入り作付けの進捗度合いとの比較の中で又進んだ見方が出てくるものと思われる。

大豆に関しては今年度クロップの需給バランスについては下方修正の過程にあるとはいえ、十分な期末在庫をキープできると既に判断されている。それに対して市場の目は新穀年度の需給バランス、これにより大きな注目をしている事については以前もこの欄で述べた。この先の天候相場に対する警戒感は例年以上のものとなり、さび菌問題や、この2-3月に見たような新たな市場への資金流入による非常に不安定な相場展開・・この辺りがプレミアムとして相場へ現れやすい環境にある点留意する必要がある。春先の安値探しも今週の買い上げを見た後やや暗雲も立ち込めるが、その先にある夏場の大相場への備えをもって、対処していく事もまた重要となってくる。(A)

 




 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)