米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年5月2日


 

本日の相場 

とうもろこし          --ギャップを付けて安値寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 05 202 - 01 1/2 202 200 1/4 200 1/2 - 4 1/4 18105 -4840
JUL 05 209 1/2 - 08 1/2 210 1/2 208 1/2 209 - 4 1/2 383129 +1197
SEP 05 217 3/4 - 17 1/2 218 1/4 216 3/4 217 - 4 1/2 53967 +794
DEC 05 227 - 26 1/2 227 3/4 226 1/4 226 1/2 - 4 1/4 158030 -374
MAR 06 234 3/4 - 34 1/2 235 1/4 234 234 1/4 - 4 1/4 18009 +146
MAY 06 239 240 1/4 239 239 1/4 - 4 1/4 3918 +13
            654172 -2924

 

大 豆                 --ギャップを付けて安値寄り付き、徐々に上げてまちまちの引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 05 611 1/2 - 11 620 608 1/2 619 1/4 + 0 11654 -4236
JUL 05 619 - 17 628 616 627 1/4 + 1 152430 +1952
AUG 05 619 - 18 626 1/2 615 1/2 625 3/4 - 1/4 8446 +202
SEP 05 616 1/2 623 615 622 1/2 - 3/4 4120 +129
NOV 05 614 - 13 623 612 622 + 1 58682 +811
JAN 06 617 1/2 - 17 623 1/2 614 622 3/4 - 3/4 3935 -24
            243145 -1057

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 19500 +50 MAY 2245 -14 MAY 314 1/2 - 3 1/2 105.02 - 105.39
JUL 19400 +50 JUL 2254 -12 JUL 323 1/4 - 2 3/4  
AUG 19400 +70 AUG 2253 -9 SEP 331 3/4 - 2 3/4  
SEP 19360 +100 SEP 2251 -2 DEC 340 1/2 - 3 1/4  

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

週末、予報されていたよりも雨が少なく、作付の進捗が期待されたこと、また、今週中西部にて気温の上昇と少雨傾向が示唆されていることなどが思惑売りを誘い、デイリーチャート上でギャップを付け、多くの限月で契約安値を更新しての寄り付きとなった。また、ドル高やCRBインデックスの下げも売りを加速した。7月限で一つのサポートとされていた210セントを割り込んだことが更なる売りを誘い、期近5月限から2006年の3月限までの全ての月で契約安値更新し、結局各月全面安、7月限は4.50セントダウンの209.00として引けを迎えた。





(大豆)  

週末の穏やかな天候と予報の若干の変化を受け、寄り付きはチャート上で大きなギャップを付け、前日比7-9セント下げての取引となった。5月限のデリバリーが1191枚と大きかったにも関わらず実需筋の受けてがいなかったことも失望売りを誘ったと見られる。しかしその後はファンドが買いに転じ、一転して上昇を続けた。売り過剰感と、午前中に発表された週間輸出検証高の数字が予想を超えて大きな数字であったことなども日中の買い材料とされた。強気なムードは最後まで続き、7月限は結局前日比1.0セントアップの627.25として引けている。



 

本日ファンド筋はコーン市場では15,000枚の売り越し、大豆市場では500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで32,000枚のショート、大豆では約11,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

週末はベルト南西部、約10%の地域で雨となった。今週は、乾いた高気圧が張り出してくることにより概ねドライな天候となりそうである。ネブラスカ・ダコタなどでは冷え込みが厳しくなると見られるが、それらの地域では作付もあまり進捗していないため、大きな問題となならない。今週はほとんど雨が予報されていないことにより作付が進捗すると予想されるが、ベルトの約20%の地域(ミシガン、北部・南西部インディアナ、東部イリノイ、中央部・東部ウィスコンシン、北部ミズーリなどでは土壌水分が不足していると見られ、作付け後に順調な生育を遂げるため、早目の雨が望まれる。今週後半から来週前半にかけてはようやく各地で気温の上昇が予報される。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (5月8日〜5月12日) 】 

気温 降水量
イリノイ A N
アイオワ A N
ミネソタ A N
ネブラスカ A A
インディアナ A N
オハイオ A N
ミシガン A N

気温の上昇・少雨傾向が顕著に表れており、作付のペースアップを連想させる。ベアリッシュ。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 


 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  4月28日の週  4月21日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  916.6 871.3 848.2 28,670.8 31,280.5
ダイズ  439.7 456.8 219.5 25,863.7 21,686.2
小麦 617.4 607.9 728.7 25,979.5 28,382.4

コーン・大豆共に内容としては強気。

 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(5/1の週) 

【単位 : %】 

《コーン主要産地の作付け進捗状況》 

  5/1/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   54 17 69 50
イリノイ   82 64 79 58
ネブラスカ   34 9 48 38
ミネソタ 41 4 64 47
インディアナ   51 36 66 41
オハイオ 58 54 49 31
ウィスコンシン 26 8 14 17
サウスダコタ 24 7 29 21
ミズーリ 73 62 85 74
ミシガン  36 25 38 18
主要18州平均   52 30 59 45

予想のほぼ上限となった。ややベアリッシュ。

 

《コーン主要産地の発芽率進捗状況》 

  5/1/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   5 NA 8 4
イリノイ   30 NA 36 19
ネブラスカ   3 NA 6 5
ミネソタ 0 NA 3 6
インディアナ   9 NA 18 8
オハイオ 3 NA 4 3
ウィスコンシン 1 NA 0 1
サウスダコタ 0 NA 1 1
ミズーリ 45 NA 58 45
ミシガン  1 NA 2 1
主要18州平均   13 NA 16 12

 

 

《大豆生産主要州の作付け進捗状況》 

  5/1/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   3 NA 8 6
イリノイ   6 NA 6 7
ミネソタ 1 NA 10 7
インディアナ 11 NA 21 14
ネブラスカ 4 NA 4 5
オハイオ 17 NA 21 14
ミズーリ 6 NA 9 10
主要18週平均 8 NA 11 9

主要18州の8%という数字はほぼマーケットの事前予想通りとなっている。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

中・長期的な見方は引き続きベアリッシュ。本日の急激な下げにより売り過剰感が高まっているが、引け後の作付進捗率がマーケット予想の上限であったことにより短期的にも更なる下落余地を感じさせる。下のチャートは、5/1時点での各年の作付進捗率を過去のUSDAのデータから割り出し、その年の最終イールドと比較したものである。このチャートから、作付進捗率とその年のイールドの間にはある程度の相関関係が認められると言える。もちろん、作付ペース以外にもイールドを決定する要因は多々あるので現時点で最終イールドを予想することなどあまり意味のないことかもしれないが、敢えて現在の作付ペースのみを材料として今年のイールドを予想するとすれば150近辺となろうか。しかし、本当に注目すべきは、寒い日が続いた先週でさえ作付が進捗し、平年を大きく上回る作付進捗が維持されている点、また、今週・来週と主要エリアでドライ気味の天候・気温の上昇が予報される中、史上最速となった昨年のペースに追いつく可能性が指摘され始めているという点であろう。(K)


(大豆)

例年であればこの時期に必ず見られるブラジルのパラナグア港などでのトラックの長蛇の列が、今年はさっぱり見られないと言われている。同港などでの滞船も今年は落ち着いたものであり、このことはここ最近の海上運賃マーケットにも少なからず影響を及ぼしてきた。生育期の旱魃により生産量が思わしくなかったこと、レアルやアルゼンチンペソなど生産国の通過がドル対比強含む傾向にあることにより、農家が現物売りを先延ばしにしていることなども原因だが、中国の買い付けペースがスローであることもまた一因であろう。そんな中、中国による人民元切り上げの可能性は注目度が高い。

本日引け後に発表された作付進捗は8%と、昨年同時期(11%)・5年平均(9%)を共に下回ったが、大豆はコーンに比べて作付直後の寒さに対してより弱く、ここ最近続いていた気温の低下からしてマーケットの予想していた数字とほぼ違わなかったと考えられる。しかしいよいよ北米にて気温の上昇が予報される中、南部州を中心に大豆の作付も活発化してくるものと思われる。搾油需要・輸出需要の増加により5月の需給報告では期末在庫の下方修正を予想する声が多く、また、今年はサビ菌の被害報告に対して神経質な相場展開が予想される。そんな中、目の前のクロップがどこまで思惑買いを打ち消す役割を果たせるか。(K)





 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)