米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年5月3日


 

本日の相場 

とうもろこし          --やや安値寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 05 197 200 3/4 196 3/4 197 - 3 1/2 13166 -4939
JUL 05 205 208 3/4 204 1/2 205 - 4 391992 +8863
SEP 05 213 216 3/4 212 3/4 213 - 4 55927 +1960
DEC 05 223 226 1/2 222 1/2 223 - 3 1/2 159044 +1014
MAR 06 230 3/4 234 230 1/2 230 3/4 -3 1/2 18311 +302
MAY 06 235 1/2 239 235 1/2 235 1/2 - 3 3/4 3882 -36
            661153 +6981

 

大 豆                 --高値寄り付き、やや安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 05 623 - 22 1/2 624 614 618 3/4 - 1/2 8969 -2685
JUL 05 629 1/2 - 28 1/2 630 1/2 620 625 1/2 - 1 3/4 153894 +1464
AUG 05 629 630 1/2 620 625 1/2 - 1/4 9126 +680
SEP 05 626 1/2 - 62 626 1/2 615 1/2 620 1/2 - 2 4117 -3
NOV 05 624 - 23 624 3/4 614 619 1/4 - 2 3/4 60064 +1382
JAN 06 626 1/2 626 1/2 617 620 1/2 - 2 1/4 3985 +50
            244028 +883

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 19240 -260 MAY 2250 +5 MAY 308 1/4 - 6 1/4 108.04 - 105.17
JUL 19180 -220 JUL 2262 +9 JUL 317 3/4 - 5 1/2  
AUG 19210 -190 AUG 2266 +13 SEP 326 - 5 3/4  
SEP 19100 -260 SEP 2262 +11 DEC 335 1/4 - 5 1/4  

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

昨日引け後に発表された作付進捗率において大方の予想を上回る数字が発表されたことがプレッシャーとなったこともあり、1セント弱下げての寄り付きとなり、昨日に引き続き契約新安値を更新。その後、売り過剰感もあって序盤は若干強きな展開となったが、セッション後半に入るとファンドの売り圧力によりひたすら値を削る展開となった。今週後半に予報されている気温の上昇とドライな天候パターン、CRBインデックスの下げ、5月限のデリバリーに関して受け手に商業筋が見当たらなかったことなども売り材料とされ、弱気ムードは最後まで続き、結局各つき3-4セントダウン、7月限は4.0セントダウンの205.00として引けを迎えた。





(大豆)  

チョッピーな展開となった。月曜引け際の上げ・ナイトセッションの上げからのフォロースルー、5月限デリバリーの多くがADM、Bungeなど商業筋によって受けられたことなども手伝い、前日引けから3-4セント上げて寄り付いた後は、7月限で624セントまで一旦大きく下げた。しかしそのレベルでは商業筋により買い支えられ、その後は徐々に上昇を辿った。オープニングのレベルまで戻したが、後半に入ると再び弱気ムードとなり、ファンドの売りにより下げる展開へ。コーン・小麦相場の下げ、CRBインデックスの下げなども要因として加わって下げは加速され、結局一日のほぼ最安値圏にて引けを迎え、7月限は1.75セント安の625.50として引けている。尚、ブラジルのABIOVEが2004年度ブラジル大豆の生産量予想を5170万トンから5080万トンに下方修正したとの報告が入っている。



 

本日ファンド筋はコーン市場では20,000枚の売り越し、大豆市場では3,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで52,000枚のショート、大豆では約8,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日はベルト全体でドライな天候となり、気温は引き続き平年を下回った。ベルトの北西部半分では特に冷え込みが厳しく、アイオワの南東部とイリノイの北西部では、発芽直後のクロップの内約10%がダメージを受け、再作付が必要と言われる。今夜も降霜が予報されるが、ウィスコンシンやミシガンなどに限定されるので、クロップへのダメージは限られる。今週後半から来週前半にかけては気温の上昇が予報されており、クロップの作付・発芽・初期成長を後押しすることとなろう。一方、ミシガン、北部及び南西部インディアナ、北部及び中東部イリノイ、中央部及び東部ウィスコンシン、中北部ミズーリなどベルトの約10%に相当する地域では土壌水分が不足気味であり、作付け後の雨が必要とされる。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (5月9日〜5月13日) 】 

気温 降水量
イリノイ B A
アイオワ B N
ミネソタ N B
ネブラスカ B N
インディアナ N A
オハイオ N A
ミシガン N N

再び気温の低下が予報されており、ややブリッシュと捉えられそうである。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 


 

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】
 

1) ブリッシュコンセンサス 

 

5/3/05 4/26/05 4/19/05 4/12/05 4/5/05
大豆  44 46 46 46 46
大豆油  40 41 42 40 41
大豆粕 45 48 47 44 43
コーン 22 30 28 23 22
小麦  31 37 31 29 29

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

原油価格が急落しており、2月以来の安値を付けていることが、CRBインデックスの下げに繋がり、コーンを含めた各商品市場でファンドが売り崩しの姿勢を強めている。本日のコーンマーケットでもファンドが2万枚という尋常ならざる売り越しを行っており、昨日・今日の下げはこのファンドの動きに因る部分が大きい。売り過剰感も高まっており、ファンドの動き次第では短期的には再び買い戻される展開も有り得るが、中期的な見方は変わらず、ベアリッシュ。

既に75%のコーンフィールドで発芽が完了していると言われるイリノイ州中央部では、昨日夜から今朝にかけて予報よりもさらに大きく冷え込み、ところによっては華氏26-27度(マイナス3℃)にまで気温が下がった。これにより、多くの発芽済みのフィールドでクロップの葉の色が茶色く変色しているという報告が入っている。しかし、影響の程度はもう少し様子を見てみなければ分からない。コーンの成長点がダメージを受けていれば相当のダメージに繋がるが、コーンの成長点(茎の最上部)は、第3葉が地表に出てもまだ地中にあり、葉がダメージを受けても生き残っている可能性が高く、その場合は大きなイールドロスや再作付には繋がらない。尚、今週中には定地点観測の項にて同地域の状況につき写真を交えて紹介できる予定となっている。(K)



(大豆)

短期的には下値を試す展開を予想する。今のところ、コーンベルト中央部ではまだ大豆の作付は本格的に開始されていない。土壌水分は作付に適したレベルとなっているはずなので、問題は土壌温度であろう。気温の上昇が予報される今週後半から来週前半にかけて作付が大幅に進むと予想され、そういった報告はマーケットにも確実にプレッシャーになると考える。

ところで、今年はアブラムシの被害が多発すると予想する研究者が多く、その根拠の一つは、アブラムシの被害が多発する周期は一年おきなのだという仮説である。(2003年度クロップではアブラムシの被害が多く見られたが、去年に関してはほとんど被害報告を聞くことはなかった。)研究者・農学者の意見を信じて既に殺虫剤の手当てを行っている農家もいると聞くが、殺虫剤コストは馬鹿にならず(エーカー当たり10ドル前後)、実際の被害を目の当たりにしてから手当てするという農家の方が多いと言われる。自らのフィールドをマメに点検し、アブラムシが発生し始めるとすぐに殺虫剤を撒けばイールドロスは最小に抑えられるが、一昨年フィールドサーベイを行った時の記憶では、アブラムシが大量発生したまま放置されているフィールドも見られた。本日いくつかの農家と話した限りでは、アブラムシなどの害虫管理については農家は熟練しているので、サビ菌に比べて心配度は低いようである。また、本件は本日米国Yahooの見出し記事にもなっており、既に新規材料としては捉えられないが、夏場に入って実際の被害が予想を超えた場合には材料視される可能性もあるので、念のため注意しておきたい。(K)





 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

本ホームページで公開するコンテンツ、その他の情報に関する著作権、その他知的財産権、ならびに各情報の集合体としての情報提供サービスの著作権その他財産権は、全てTomenAmerica Inc.に帰属します。著作権者の承諾なしに(私的利用以外に)コンテンツを複製、他のメディアや印刷物などに再利用(転用)することを禁止します。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)