米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年5月4日


 

本日の相場 

とうもろこし          --やや高値寄り付き、やや高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 05 198 - 97 1/2 199 1/2 197 1/2 198 + 1 9231 -3935
JUL 05 206 - 05 1/2 207 3/4 205 1/2 206 + 1 403368 +11376
SEP 05 214 - 13 1/2 215 3/4 213 1/2 214 1/4 + 1 1/4 58576 +2649
DEC 05 224 - 23 1/2 225 1/2 223 1/2 223 3/4 + 3/4 161029 +1985
MAR 06 231 3/4 233 1/2 231 3/4 231 3/4 + 1 18438 +127
MAY 06 237 237 1/2 236 1/2 236 1/2 + 1 3910 +28
            673241 +12088

 

大 豆                 --高値寄り付き、やや安値引け 、期近はやや高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 05 619 - 18 1/2 624 1/2 617 620 + 1 1/4 6612 -2357
JUL 05 625 - 24 630 622 624 1/2 - 1 153311 -583
AUG 05 625 - 24 1/2 629 1/2 622 624 1/4 - 1 1/4 9737 +611
SEP 05 620 622 1/2 618 618 1/2 - 2 4252 +135
NOV 05 619 1/4 - 19 621 614 615 3/4 - 3 1/2 60168 +104
JAN 06 620 - 19 1/2 623 1/2 617 617 - 3 1/2 4013 +28
            241953 -2075

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 19130 -110 MAY 2269 +19 MAY 308 1/4 + 0 104.28 - 104.78
JUL 19070 -110 JUL 2278 +16 JUL 317 1/4 - 1/2  
AUG 19070 -140 AUG 2281 +15 SEP 325 3/4 - 1/4  
SEP 18960 -140 SEP 2282 +20 DEC 334 1/4 - 1  

 

本日の相場の動き

 

(コーン)  

昨日、一昨日と2日連続で契約安値を更新した後、本日は売り過剰感もあってやや反発を迎えた。強気な夜間取引のフォロースルーを受けてテクニカルな買いが見られたことから、前日比1セント程度高値寄り付きとなったがその後は動きに乏しい展開。ドル安や、いくつかの限られた地域にて作付のやり直しが行われているという報告がサポートとなった反面、明日から気温の上昇が伝えられることとドライ気味の天候パターンが予報されていることがプレッシャーとなっている。結局は各限月やや高値引け、7月限は1.0セントアップの206.00として引けている。





(大豆)  

本日は僅かに安値(7月限:624-625)で寄り付いた直後の買い上げで630をつけたがそこが本日の高値となった。その後はチョッピーな展開に終始し623-629という幅での上げ下げを見たが方向感なく、結局は終盤値を削った結果前日比僅かに安いレベルで取引を終了している。海外関連市場では休日ムードという事もあり本日は取引量も閑散。5月限では243枚のデリバリーがありその内ブンゲが213枚、後の30枚はコミッションハウスと受け腰が強かった事で当限の値動きは確り。天気予報については引き続き雨量はやや多めが予想されるものの、ここへきての気温上昇傾向が作付け作業の
進展を期待させている事も作用してか新穀限月の下げ幅がやや大きな格好となっている。



 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の買い越し、大豆市場では売り買い同数量であったと見られる。ファンドネットポジションは、 本日現在コーンで51,000枚のショート、大豆では約8,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

中西部全域にわたり昨日はドライ、気温は引き続き平年以下推移となった。又ダコタ州東部、ミネソタ、ウィスコンシン北部・西部、ミシガン中央部・西部、オハイオ北部、インディアナ北部、アイオワ北部などでは霜が観測されている。霜による作付け後のコーンへの被害も報告がなされているものの、現時点では程度は極限られるとしている。今週は木曜から週末にかけてベルト北部を中心に全体の40%のコーン・大豆産地へ所によっては2インチまでの降雨が見込まれる。従いベルト北西部においてはその間作付け作業がやや停滞するという見方がなされている。しかし一方では気温の上昇傾向も予想されている事からベルト東部など雨が欲しい地域へは良好な天候パターンとされており、来週にかけての総合評価としては、まずまずの天候推移という位置づけとなっている。

現在ドライとされる主な地域は、ミシガン、インディアナ北部・南西部、イリノイ北部・中東部、ウィスコンシン中央部、東部、ミズーリ中北部、などとされるが、いずれの地域へも向こう10日間で前線の到来が予想されている事から、予想通りの推移となれば恵みの雨という評価となる。



NWS 米国各産地6-10日間予報 (5月10日〜5月14日) 】 

気温 降水量
イリノイ A A
アイオワ A A
ミネソタ A A
ネブラスカ A A
インディアナ A A
オハイオ A N
ミシガン A N

気温パターンが平年以上へ変化した事から、明日の市場へはネガティブなインパクトを与える事となりそう。

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 


 

 

本日の発表等

 

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

(単位 : 千トン)

明日の予想  先週の発表数字 
小麦 300-500 467.4
コーン 750-1,000 493.4
大豆 250-475 273.9
大豆粕 50-75 58.5
大豆油 2-7 6.4


 



【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

  今週  前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      101 100
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   102 101

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

売り過剰感によりもう暫く反発局面が続いたとしても、今週始めにつけたギャップを埋めるには至らないのではと考える。また、中・長期の見方も変わらず、基本的にはベアリッシュ。

来週木曜に発表される需給報告においては、2005年度クロップの需給見通しが始めて発表されるという意味でも注目度が高い。項目別では、アウトルックフォーラムにおける発表の際に用いられた新穀のトレンドイールド(145.6)が順調な作付ペースを鑑みて上方修正されるのかどうか、また、スローな輸出ペース、国内需要の低迷を反映して旧穀の需要がどこまで下方修正されるのか、などが注目される。さらには、5月と言えばちょうど一年前のレポートでUSDAがが中国の期末在庫を過去に遡って上方修正した月である。中国政府がコーンの在庫の数年振りの増加を示唆する中、再び同国の在庫について修正が加えられるのかどうかも注目される点である。

先週は中西部全体で平年比華氏で約10度も気温が低く、また、昨日の朝の急激な冷え込みによって最低気温が氷点下となった地域も見られた。カンサスなどの冷え込みが厳しかった地域では一部のフィールドで作付のやり直しが行われているという話がマーケットに伝わり、やや材料視されている。しかし、農家と話す限りでは、ここ最近冷え込みが厳しかった各地域において、成長点が地上に出ているようなフィールドはあまり無いはずなので、被害の程は限られる、また、再作付を行っている農家もいるにはいるが、決してプラントの成長が止まってしまった(死んでしまった)からではなく、発芽不良の可能性を恐れ、「念のために」行っている農家がほとんだと言う。イリノイ大学の専門家も、「過去、(イリノイ州にて)作付後の急激な冷え込みによりコーンの成長が停止してしまったという年もあるにはあったが、今年のケースはそれには当たらず、今後の天候次第で通常の状態にまで回復できる可能性が高い」とコメントしている。これから本格的な生育期に突入していくにつれ、今年もクロップコンディションについてはさまざまな情報が飛び交うことと予想されるが、なるべく冷静な目を持って臨みたい。(K)



(大豆)

425日に660直前まで伸びた7月限も今週月曜の安値(616)を見て以降再びサポートされる流れとなっている。以前より指摘しているこの620-610というレベルは相場が2月下旬に5ドル前半から上り詰めて以降既に2ヶ月以上底辺の役割を果たし続けている。その間3月中旬には696という高値をつけ、そこから値崩れを起こして以降は基本的には上下動を繰り返しながらも620-640が取引の中心レンジとなっている。投機色の強い取り組みが入りやすい環境にはありながらも、640を越える値動きはこれまでも頭を抑えられてきており、上を見た場合には現状を打破する新規材料のインプットが必要となっている。一方では、単収期待がちょっと狂えば容易にタイトな期末在庫がはじき出される環境にある大豆の場合、下値を積極的に目指せる売り環境にはないことも又事実。夏場の天候懸念+さび菌への警戒感などもあり11月限・7月限ともに確りとサポートラインが相場を支える役割を果たしている。当地テクニカル分析屋においても、過去数ヶ月の値動きと夏場へ向けての材料をベースに、7月限の610、又11月限の600というラインに向けての買いは非常に強く支持されており、その事自体がサポートラインを益々強いものにしている事も言える。 今後の天候推移と作付けの進捗度合いという時間的要素もタイミングを見る上ではポイントになってくると思われるが、相場環境からしても、目先はまだ下向き(=サポートラインを狙う)であり、一旦6ドルを割り込むという展開も十分考えられる。しかしスルスルと5ドル半ばまで売り込まれる環境かというと、上記不確定要因もあり期待薄。過度な期待は持つことは出来ない。そういう意味では(需要家サイドとして)夏場に向けた方針として、現在のレベルから下値は慎重に抑える、この方針で臨むのが最も無難な選択ではないかという結論になってくる。 

先週末、ジョージア州南西部でさび菌が確認された。フロリダの3例に続き予想以上に早いた州での発見となった。隣のアラバマ州に程近い事から早晩アラバマ州でも確認されると予想される。先日農務省の予想では6月ごろガルフ沿岸州、その後中西部にまで北上する場合は8月に入ってからという見方がアナウンスされていたが、ガルフ沿岸州での発見が早まれば、自ずと北部主産地への脅威も広がる・・ということにもなってくる。現時点では時期尚早ということで、材料としての威力こそないが、引き続き要注目材料である。3月の作付け意向発表内容は73.9百万エーカー。1.3百万の減少となった。その時点での農家への調査ではミシシッピー・デルタ各州大豆農家の19%が、さび菌が作付け意向を決定する要因となる、と回答している。USB(United Soybean Board)は$700,000前後の資金をこのさび菌問題へつぎ込むといわれ、又ASA(American Soybean Association)は更に$2百万ドルの資金をさび菌対策として2006年予算へ組み込むべきだと政府へ持ちかけている。

仮に3回のスプレーをシーズン中に使用すればエーカーあたり凡そ$90のコストアップになるといわれるが、別の問題としては本当にさび菌が蔓延する事になった場合、Fungicideの供給体制自体に疑問を投げかける声もある。(A)

 





 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)