米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2005年5月9日
| 本日の相場 |
とうもろこし --高値寄り付き、やや安値引け―
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | ||
| MAY 05 | 202 | 202 1/2 | 198 3/4 | 199 3/4 | -3/4 | 4069 | -1436 |
| JUL 05 | 209 3/4 - 09 1/4 | 210 | 206 1/2 | 207 3/4 | -1/2 | 404440 | -3160 |
| SEP 05 | 217 1/2 - 17 3/4 | 218 1/4 | 214 3/4 | 215 3/4 | -1/2 | 67685 | +801 |
| DEC 05 | 227 1/4 - 27 1/2 | 227 3/4 | 224 1/2 | 228 3/4 | -1/4 | 162862 | +448 |
| MAR 06 | 235 1/2 - 35 1/4 | 235 1/2 | 232 3/4 | 233 1/2 | -1/4 | 18363 | +205 |
| MAY 06 | 239 3/4 | 239 3/4 | 237 1/2 | 238 1/4 | -1/4 | 3981 | +28 |
| 680758 | -2947 |
大 豆 --高値寄り付き、安値引け--
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| MAY 05 | 640 | 642 1/2 | 631 | 632 | -3 | 3913 | -1046 |
| JUL 05 | 644 - 45 1/2 | 647 1/2 | 636 | 637 3/4 | -2 1/4 | 155739 | +4074 |
| AUG 05 | 643 - 42 1/2 | 645 | 636 | 636 1/2 | -1 1/4 | 9592 | -128 |
| SEP 05 | 633 | 637 | 628 1/2 | 629 | +1 1/2 | 4841 | +291 |
| NOV 05 | 630 | 634 1/2 | 626 1/4 | 627 1/2 | +1 1/2 | 62212 | +1208 |
| JAN 06 | 631 - 30 1/2 | 635 | 629 | 629 1/2 | +3 3/4 | 4002 | -1 |
| 244406 | +4516 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 19410 | -130 | MAY | 2350 | +0'26 | MAY | 305 1/2 | -4 | 105.48 - 105.64 |
| JUL | 19290 | -170 | JUL | 2356 | +0'25 | JUL | 313 1/2 | -3 1/2 | |
| AUG | 19320 | -110 | AUG | 2357 | +0'22 | SEP | 323 | -3 | |
| SEP | 19230 | -20 | SEP | 2360 | +0'25 | DEC | 331 3/4 | -3 1/2 |
| 本日の相場の動き |
(コーン)
| フォロースルーやドル安、CRBインデックスの上げによるテクニカルな買いにより約1セント上げての寄り付きとなった。アジア各国の休みが明けて引き合いが再開されるのではという考えも手伝い、寄り付き直後に7月限は一つの心理的レジスタンスであった210セントをつけたものの、上抜けることができず、逆にそのことが失望売りを誘い、その後は徐々に弱含む展開となった。午前中に発表された週間輸出検証高の数字はほぼマーケットの予想通りにてあまり材料視されなかったが、週末に温暖・乾燥型の天候が中西部全体に行き渡ったこと、今週を通じてベルトの85%の地域で雨が予報されていることなどが売り材料とされ、結局各月やや安値、7月限は0.50セント安の207.75として引けを迎えた。 |
(大豆)
| 先週金曜の終盤買い上げられて引けた流れを引き継ぎ寄り付きは4セント前後の高値でスタートした。週末までの天候は順調推移ながらもベルト東部地域の一部ではややドライ傾向にあるとの評価、海外市場も連休から明けて今後の輸出成約が進捗するのではないかとの期待感、又ドル安傾向などもあり、セッション序盤は高値推移を続けた。しかし、週間輸出検証高では8.2百万ブッシェルという予想レンジよりも低い数値に留まった事、今週後半にはベルトの85%で雨が見られドライ地域もカバーされるのではないか、といった憶測もあり買いが一巡・本日の高値を11頃付けた後は一転、利益確定の売り物が目立ち始め売り優勢の展開へ変化した。その後は閑散取引となり、ダウントレンドを維持しながら取引終了直前に本日の安値を付けるとそのまま安値引けとなっている。 |
| 本日ファンド筋はコーン市場では1,500枚の売り越し、大豆市場では売り買い同数量であったと見られる。ファンドネットポジションはコーンで34,600枚のショート、大豆では約18,200枚のロングとなった模様。(推定) |
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部・デルタ地域
| 週末を挟み雨量は全体の40%の大豆・コーン産地に1.25インチまで、所によっては4インチの雨量を見た。中心地域は、カンザス東部、ネブラスカ中央部・北東部、ノースダコタ、サウスダコタ北部・東部、ミネソタ中東部・南西部、アイオワ北部・中央部、ウィスコンシン南部、イリノイ北西部などとなった。雨は本日も中西部の北西部の一部で残り、通うには東部ベルトの一部でも予想される。水曜〜金曜にかけてはサウスダコタ、ネブラスカ北部、アイオワ、イリノイ北部、ウィスコンシン、ミネソタ東部、ミシガン中央部などを中心に全体の85%のコーン・大豆産地で2インチまでが見込まれる。この今週予想される前線の通過でもミシガン南部、インディアナ北部・南西部、オハイオ北西部、イリノイ中央部・南東部、ミズーリ中北部などでは降雨機会に恵まれないとの予想も出ており、総じてベルト東部がやや降雨不足、という見方が(本日時点で)市場に認識されてきている点は留意したい。 |
【NWS 米国各産地6-10日間予報 (5月15日〜5月19日) 】
| 気温 | 降水量 | |
| イリノイ | A | N |
| アイオワ | A | N |
| ミネソタ | A | B |
| ネブラスカ | A | N |
| インディアナ | A | A |
| オハイオ | A | A |
| ミシガン | A | N |
今週に入り再び気温が上昇傾向の予報となってきている。受け止め方としては中立からやや弱材料となりそう。
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| 本日の発表等 |
【セッション中の発表】
| 1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) |
| 5月5日の週 | 4月28日の週 | 昨年同週 | 今年度累積 | 昨年度累積 | |
| コーン | 767.4 | 945.1 | 835.9 | 29,446.7 | 32,116.3 |
| ダイズ | 224.5 | 459.6 | 105.9 | 26,108.1 | 21,712.1 |
| 小麦 | 374.9 | 633.4 | 519.5 | 26,370.5 | 28,901.9 |
【引け後の発表】
| 2)USDA週間クロップ・プログレス(5/8の週) |
【単位 : %】
《コーン主要産地の作付け進捗状況》
| 5/8/05 | 先週 | 昨年同期 | 5年平均 | |
| アイオワ | 90 | 54 | 91 | 75 |
| イリノイ | 94 | 82 | 93 | 78 |
| ネブラスカ | 74 | 34 | 80 | 65 |
| ミネソタ | 78 | 41 | 87 | 68 |
| インディアナ | 76 | 51 | 85 | 62 |
| オハイオ | 70 | 58 | 61 | 58 |
| ウィスコンシン | 59 | 26 | 50 | 42 |
| サウスダコタ | 59 | 24 | 66 | 46 |
| ミズーリ | 90 | 73 | 94 | 83 |
| ミシガン | 62 | 36 | 57 | 42 |
| 主要18州平均 | 79 | 52 | 81 | 67 |
《コーン主要産地の発芽率進捗状況》
| 5/8/05 | 先週 | 昨年同期 | 5年平均 | |
| アイオワ | 14 | 5 | 32 | 22 |
| イリノイ | 52 | 30 | 63 | 42 |
| ネブラスカ | 10 | 3 | 26 | 19 |
| ミネソタ | 1 | 0 | 13 | 13 |
| インディアナ | 24 | 9 | 41 | 26 |
| オハイオ | 11 | 3 | 20 | 16 |
| ウィスコンシン | 3 | 1 | 3 | 6 |
| サウスダコタ | 2 | 0 | 7 | 5 |
| ミズーリ | 62 | 45 | 76 | 60 |
| ミシガン | 3 | 1 | 9 | 6 |
| 主要18州平均 | 23 | 13 | 34 | 26 |
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作付面積は市場予想通りにて、ニュートラルかややベアリッシュだが、発芽進捗が平年を下回ったことは強気に捉えられる。 |
《大豆生産主要州の作付け進捗状況》
| 5/8/05 | 先週 | 昨年同期 | 5年平均 | |
| アイオワ | 26 | 3 | 45 | 27 |
| イリノイ | 39 | 6 | 29 | 25 |
| ミネソタ | 17 | 1 | 42 | 27 |
| インディアナ | 33 | 11 | 44 | 32 |
| ネブラスカ | 15 | 4 | 22 | 16 |
| オハイオ | 27 | 17 | 27 | 30 |
| ミズーリ | 21 | 6 | 26 | 20 |
| 主要18週平均 | 26 | 8 | 32 | 23 |
市場予想よりやや小さい数字となっている。ニュートラルか、ややブリッシュ。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
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中・長期的見方は変わらずベアリッシュ。7月限のプライシングについては200セントを割ってからタイミングについて考えたい。 写真の欄に記載したが、約3日間かけてクロップサーベイを行った結果、先週の冷え込みによる最終イールドへの影響は全体の割合から見れば限りなくゼロに近いこと、作付作業・クロップの生育は現時点で非常に順調であること、表土(地表から1-6インチの部分)上部が比較的ドライであり、作付が終了したエリアではなるべく早目の雨が望まれること、などの感想を持つに至った。(根の張りを強くするため初期成長期にはもう少しドライな状態の方が好ましいという意見もあるだろうが、そうは言ってもやはり"Rain Makes Grain"である。) しかし、3日間かけたとは言えサーベイを行った範囲はこれまた全体の割合から見れば極一部に過ぎず、決して断定的な意見を持つべきではないこともまた事実であり、例えば本日はある農家より「Peoriaの南約30マイルに位置するMason Cityの農家が4500エーカーのコーンフィールドにて再作付を行った」という情報を得たことは、今回のクロップサーベイによって得た感想を若干修正させるものである。よって、引き続き今年のクロップについてあらゆる情報に耳を傾け続けなければならない。 本日引け後に発表されたクロッププログレスレポートでは、5/8時点での進捗度が発表された。下のチャートが示すように、全体の作付け進捗については過去最高となった去年のペースにほぼ追いついたと言えるが、一方で、低温の影響にて作付後の生育が遅れ、EMERGINGの割り合いが平年のペースをも下回っていることが確認された。このことは受粉期が後ろにずれ込み、主産地において旱魃の影響を受ける可能性が高まったことを意味する。6-10日間の予報において平年を上回る気温が予報されていることはこのブリッシュな発表内容を一部相殺するが、明日のマーケットには間違いなくサポート要因となる。(K)
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(大豆)
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週明けたが、相場動向へ影響を与える新たな材料が投じられた訳でもなく流れとしてはどうやら先週までのものを引き継ぐようなムードにある。ベルト東部の“若干の”ドライ傾向が影響し新穀限月は高値で引け短期的には4月中旬の640超えをテストする可能性もある。しかし、本日引け後発表の作付け進捗報告という新規材料は予想の下限に近いとはいえ市場の評価は悪くない。ベルト西部地域(アイオワ・ミネソタ・ダコタ両州・ネブラスカなど)では鮮明に作付けの遅れが読み取れるものの、ベルト中央部から西部、そしてデルタといった地域では昨年並みからそれ以上の進捗を見ている。今後のベルト西部の進捗は早いと予想されている事から、スタートダッシュとしては決して悪くない、という訳だ。
実際の過去の実績数値を見てみても(上記表参照)、これまで最も早かった2000年、その次の昨年2004年についで今年のペースは現時点では3番目に早い内容となっている。来週月曜の進捗内容が50-60%の内容に収まるには今週後半に予想されている降雨との兼ね合いも出てくるが、気温推移は基本的に作付け作業をサポートする。週後半の雨の取り扱いについては微妙で、上記作付け進捗とは別に“ベルト東部のドライ地域の動向”確認の為の指標ともなる為評価は難しいところとなってくるが、両極端の結果にならない限りは概ね好意的に受け止められるのではないかと考えている。 さて、順調な推移を今後も見せた場合の相場の居所は・・・6月へ向けての一端の下落局面(6ドル割れ)を見るのかどうかが一つの焦点となるが、偶々本日ミーティングをもったアナリストは“6ドル割れはなし”と強く断言。しかし、居所が現在のレベルから一歩抜け出し11月限が650をテストする、或いは7月限が660以上へ向かうには新規材料が必要、といったコメント。夏場に向けては、現レベルからの買い下がり(向こう1ヶ月が買い場)方針を強く勧められた。その方向性そのものには同意するところであるが。特に新穀年度においては今週木曜に初めて農務省の発表を控えているが、期末在庫の予想平均は370百万ブッシェル前後と見られている。しかしこのレベルを妥当であると見る分析家は少なく、皆が異口同音によりタイトな内容を期待している。だとすれば、今週木曜の発表はその後の強材料として扱われてくる事となり、天候相場に異変があった場合の更なる上昇エネルギーに繋がる事となる。いずれにしても新穀年度の需給バランスについては悲観的な見方をする事で、高値リスクを十分に警戒していく必要あり。(A)
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