米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年6月3日


 

本日の相場 

とうもろこし          --変わらずの寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 05 217 1/2 - 17 219 216 3/4 218 1/4 + 1 1/4 334049 -10768
SEP 05 226 1/2 - 25 3/4 227 3/4 225 3/4 227 1/4 + 1 1/2 115068 +12477
DEC 05 235 - 34 3/4 237 234 1/2 236 1/4 + 1 1/4 187892 +1195
MAR 06 244 - 43 244 3/4 243 244 1/2 + 1 1/2 23844 +541
MAY 06 247 1/4 249 247 1/4 248 3/4 + 1 5007 +78
JUL 06 252 3/4 254 252 1/2 253 3/4 + 1 1/4 10208 +198
            692644 +3592

 

大 豆                 --高値寄り付き、高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 05 675 1/2 - 73 1/2 680 1/2 671 675 1/4 + 6 3/4 169293 -3902
AUG 05 676 681 672 1/2 677 1/4 + 7 1/4 18375 -106
SEP 05 676 681 1/2 673 1/2 677 3/4 + 7 1/2 6527 +418
NOV 05 678 - 77 684 1/4 674 1/2 680 + 7 1/2 88891 +1981
JAN 06 677 1/2 - 77 684 1/2 675 679 1/2 + 6 1/2 5719 +155
MAR06 672 677 1/2 668 674 1/4 + 6 3/4 5456 +221
            3004480 -1130

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 21520 +430 JUL 2295 +2 JUL 323 1/4 - 1/4 107.52 - 107.92
AUG 21530 +420 AUG 2306 +8 SEP 334 1/2 +1 1/4  
SEP 21450 +430 SEP 2317 +6 DEC 343 -1/2  
OCT 21390 +440 OCT 2330 +9 MAR 353 -1/4  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

乾燥が懸念される東部ベルトにおける週末の雨は限られるが、来週後半の雨の可能性が高まっており、天候面は押しなべてややベアリッシュ。しかし昨日の急激な下げに対する行き過ぎ感から、ほぼ変わらずの寄り付きとなった後も前半は徐々に上昇する展開となった。週間輸出成約高が予想の上限に近い数字となったも買い材料とされた。セッション後半に若干弱気なムードでの取引となったのは、一つにはBt10問題により日本が産地を米国から他国へとシフトする可能性が懸念されていることが材料として挙げられる。しかし下げ幅は限られ、結局は各限月高値引け、7月限は1.25セントアップの218.25として引けている。



(大豆)  

昨日の集落に対する行き過ぎ感により買われた。5-7セント上げて寄り付いた後も、前半は前半はファンドを中心に買い上げられた。週間輸出成約高が大方の予想を上回ったこと、CRBの上昇なども買い材料とされた。しかし7月限で680を付けてからは反落に転じ、後半は売り先行の相場となった。しかし下げ幅は限られ、結局各限月高値引け、7月限は6.75セント高の675.25として引けている。ファンドによるロングの7月から11月への乗り換えが目立ちはじめている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の買い越し、大豆市場では3,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションはコーンで600枚の ショート、大豆では約45,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域  ベルト東部での週末の雨量は限られるが、来週後半には纏まった雨が期待できる。

昨日は、ネブラスカ、カンサス中央部北側、ミネソタ中央部西側、アイオワ中央部西側・南西部、南北ダコタ東部などコーン・大豆ベルトの約20%の地域で雨となった、イリノイ北東部周辺地域、インディアナ北部・中央部西側、オハイオ南西部周辺地域、ミシガン南西部などでも小雨が降った。この雨はベルト西部を中心に土曜まで活動を続けた後、土曜夜から月曜朝にかけては東へと活動の場を移動し、ベルト北東部にて雨をもたらすこととなる。今日(金曜)から月曜までの雨の範囲は合計でベルトの90%に達するが、イリノイ北部・中央部、インディアナ北部、オハイオ北部、ミシガンなどの乾燥が懸念される地域での雨量は0.5インチかそれ以下に限られる。来週後半の雨の可能性は高まってきており、気温の上昇が予報されていることもまたクロップの成長には好材料となろう。

 


NWS 米国各産地6-10日間予報 (6月9日〜6月13日) 】 

気温 降水量
イリノイ A N
アイオワ A A
ミネソタ A A
ネブラスカ N A
インディアナ A N
オハイオ A N
ミシガン A N

昨日のほぼ変わらず。
 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】
 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(5月27日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 744.5 50.9 40,243.7 45,208.7 6,668.4 270.0
大豆 195.7 12.8 29,237.1 24,024.3 1,561.9 899.1
小麦 71.6 358.6 27,467.2 30,842.4 1,350.7 2,304.2
大豆粕 54.6 0.1 5,019.1 3,572.5 769.7 85.9
大豆油 2.0 0.5 386.5 195.6 35.5 5.1


 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(5月27日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 810.1 952.4 33,575.3 35,759.1 45,720
大豆 285.6 335.3 27,675.2 22,894.0 29,940
小麦 585.5 339.6 26,116.5 29,358.7 28,580
大豆粕 100.1 67.0 4,249.4 3,269.6 5,440
大豆油 2.7 3.8 351.0 161.7 640

 

 

【引け後の発表】

3) コミットメント オブ トレーダーズ (5月31日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    40,628 ロング     52,300 ロング    52,300
大豆粕  ロング    23,764 ロング     28,900 ロング    28,900
大豆油 ロング    11,092 ロング     15,800 ロング    15,800
コーン  ショート      334 ロング     10,500 ショート   10,500
小麦  ショート   22,645 ショート    17,400 ショート  17,400

大豆・コーンのロングが予想程ではなかったことがやや強気に捉えられる。

 

4) USDA 週間ローンデータ (MAY 31現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 0.1 0.0 1.0 0.0 1,325.8 0.0
2004クロップ 779.2 -6.0 0.0 0.0 572.8 20.1

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 0.1 0.0 0.1 0.0 156.4 0.0
2004クロップ 194.9 -7.0 0.0 0.0 230.5 8.0

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆) 

コーンの買い方については意見変わらず、少しずつ買い進めながらも、纏まったオーダーは210セント近辺で入れたい。ここ2ヵ月の降水量は下記グラフが示すように東部ベルトで平年を大きく下回っている。これによりトップソイルの水分が不足しているのは確かであるが、最終イールドに影響を与えるかどうかは現時点ではまだ分からないし、ほとんど影響を与えない可能性だってまだある。来週、東部ベルトにて降雨が観測された段階でもう一段の下げを見ると期待している。




大豆相場の地合が強いが、これには、天候要因・テクニカル要因の他にも相場を支える要素がいくつかある。一つには、搾油用需要の高まりが期待されていること。4月のの搾油量が予想を大きく上回ったことと、大豆粕需要が堅調なことにより5月以降の搾油量も堅調な見通しが立てられていることにより、今月の需給報告では搾油向け大豆需要が上方修正されるという見方が強い。二つ目には、サビ菌問題がある。フロリダとジョージア州以外では南部州においてさえ未だサビ菌の拡大が確認されていないことは、大問題化する可能性が低いのではという考えも抱かせるが、現段階ではまだ安心はできないので、下値をサポートする要因となっている。また、現在USDAにより5300万トンと予想されているブラジルの生産量が5000万トン程度にまで下方修正される可能性があることや、コーンの作付が比較的早目に終了したことから大豆からコーンへの作付のシフトが発生するという考えもまた一つの材料である。こういったいくつかの理由により、「豊作でなければ需給が逼迫する」という考えが市場心理としてあるために、現在の大豆相場はちょっとしたことで上に触れやすい状況にあると考えられる。投機筋が期近のロングを先へと乗り換える動きが見られるので、11月限は特にちょっとした天候懸念によって高騰しやすい状況にあると言えよう。(K)

 

 

 

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