米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年6月7日


 

本日の相場 

とうもろこし          --高値寄り付き、まちまちの引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 05 223 1/2 - 23 223 1/2 219 220 1/4 -1/2 294252 -24925
SEP 05 232 1/2 - 31 1/2 2321/2 228 229 3/4 unch 134275 +9238
DEC 05 240 3/4 - 40 240 3/4 237 238 1/4 -1/4 190294 +774
MAR 06 248 1/2 248 1/2 245 1/4 246 1/2 unch 25017 +785
MAY 06 253 1/4 253 1/4 250 251 1/4 -1/4 5261 +229
JUL 06 257 1/2 257 1/2 254 255 -1/4 10475 +254
            676432 -13399

 

大 豆                 --高値寄り付き、安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 05 685 - 83 685 674 674 3/4 -3 163436 -3314
AUG 05 686 1/2 - 86 686 1/2 677 1/2 677 3/4 -2 1/2 19560 +1236
SEP 05 688 - 86 1/2 688 679 679 3/4 -1 3/4 6445 +247
NOV 05 691 - 90 1/2 692 684 685 1/2 -1/2 93601 +1678
JAN 06 691 1/2 692 684 1/2 684 3/4 -1 3/4 5977 +94
MAR06 683 683 676 676 1/2 -3 6355 +576
            302089 +818

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 21420 -100 JUL 2306 -0'10 JUL 319 1/4 -3 1/4 106.56 - 106.72
AUG 21400 -140 AUG 2319 -0'05 SEP 329 1/4 -3  
SEP 21410 -140 SEP 2328 -0'09 DEC 340 -1 1/4  
OCT 21380 -140 OCT 2343 -0'03 MAR 349 3/4 -2 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

土壌乾燥懸念の程度がもっとも高いと言われるイリノイ州中央部が今週一杯雨の恵みを受けないという予報などに反応する形で、寄り付きは2セント以上上げて取引された。しかし、買いが続かないと見るや、直後には大きく値位置を下げた。昨日のクロップコンディションレポートにおいてGood-Excellentの合計数値が市場予想に反して増加したことが改めて注目されたこと、軟調なCRBインデックスなどが売り材料とされた。その後は商業筋の買いに支えられ、狭いレンジ内で方向性に欠ける動きとなり、結局は各限月前日引けとほぼ変わらず、7月限は1/2セントダウンの220.25として引けを迎えた。11-15日間の長期予報COOLER/WETTERの傾向が示唆されていることも序盤以降のプレッシャーに繋がった。



(大豆)  

東部ベルトにて今週の雨の可能性が低下したことに反応して5-7セントアップの寄り付きとなった後は、徐々に値を下げる展開が続いた。11-15日間の長期予報において気温の低下と降水確率アップが示唆されていることや、昨日のクロップコンディションレポートが市場予想よりも良かったことが見直されたことなどがファンドの売り圧力に繋がったと見られる。アブラムシの被害が地域によって散見されるといったニュースが流れ始めていることが下値を支えたが、結局は期近を中心に安値引けとなり、7月限は3.0セントダウンの674.75として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションはコーンで600枚の ショート、大豆では約48,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域  

昨日は、ミネソタ西部、ネブラスカ中央部、南北ダコタの中央部・北東部などでまとまった雨が降り、ミズーリ中央部、カンサス中央部、イリノイ南西部などでも軽い雨が観測された。しかし雨量は合計してもコーン・大豆ベルトの15%程度に留まった。今日以降土曜にかけては、ミネソタ、ウィスコンシン北部・西部、アイオワ北部・西部、ネブラスカ、カンサス中央部、南北ダコタの東部など、ベルトの北部と西部周辺地域を中心に雨の予報が出ている。また、インディアナ・オハイオ・ミシガンでもまばらではあるが若干の雨が予報されている。この間の雨を合計すると、コーン・大豆ベルトの約70%の範囲に達する。

今後10日間、イリノイ中央部・南部、インディアナ中央部西寄り・南西部、ミズーリ南部などを中心にベルトの約20%の地域にて土壌乾燥懸念が継続する。今日から3日間、これらの地域の最高気温が摂氏34度にまで達することも水分の蒸発を加速させる。一方、ミネソタ、アイオワ西部、ネブラスカ、カンサス中央部、ダコタなどでは雨の降り過ぎにより洪水が懸念される。

 


NWS 米国各産地6-10日間予報 (6月13日〜6月17日) 】 

気温 降水量
イリノイ A N
アイオワ A A
ミネソタ N A
ネブラスカ N A
インディアナ A N
オハイオ A N
ミシガン A N

 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

 

本日の発表等
3) ブリッシュコンセンサス 

 

6/7/05 5/31/05 5/24/05 5/17/05 5/10/05
大豆  52 52 48 44 45
大豆油  42 42 41 38 43
大豆粕 51 52 46 46 46
コーン 29 30 30 23 24
小麦  32 37 37 28 33

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン・大豆)

イリノイ州中央部は現時点で最も土壌乾燥懸念がクローズアップされている地域である。この地域のクロップの状況は、当社が同地域にリバーエレベーターを所有している関係もあり詳細に伝わってくるが、今現在において、(コーンに関して)カーリングなどストレスを受けている兆候はほとんど見られない。これはこの地域の土壌が非常に肥沃であり保水性に優れることとも関係していると考えられるが、あと一週間雨が降らなければ流石にストレスを受けだすと予想される。また、コーンは出芽後7週目から9週目にかけての3週間の間にイヤーの大きさが決定されるという説が有力であるので、その意味でも、来週の予報は非常に気になる。タイムリーな雨さえやって来れば大きく下げるチャンスはまだあるので、7月限のプライシングは、220セント以下である程度進めながらも、210セント近辺で手当てする部分を残しておきたい。

今日は下げたが、大豆は引き続き上に振れやすい環境下にあると考える。堅調であると思われる搾油需要、サビ菌の被害拡大可能性に対する恐れ、そしてアブラムシ被害拡大の可能性。アブラムシについては、2000年と2002年に大きな被害となったことから、2年に一度の周期で大発生すると一部アナリストの間で予想されているために懸念事項となっていたのだが、ここに来て、いくつかの地域で実際に被害が出だしているという情報が入っている。イリノイ州では、FORD COUNTYやUtica近辺、また、インディアナ州とアイオワ州の一部、ミネアポリス近辺などで被害が確認されているという。

直近の相場の動きとは直接関わってこないが、Pioneer Hi-Bred Internationalの社長が、ある地方紙の取材に対し、「旱魃耐性GMOコーンは完成間近であり、2010年までには商品化されるであろう。また、我々はサビ菌に対して抵抗力を持つ大豆やアブラムシに耐性のある大豆の商品化に向けても動いているが、こちらは2010年以降の商品化になると思われる。」とコメントしている。また、大豆のイールド向上率がコーンと比較して停滞気味であることについては、プラント当たりの花弁数を多くするような遺伝子技術などにより、このまま停滞傾向が続くとは考えていないという。(K)

 

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)