米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年6月13日


 

本日の相場 

とうもろこし          --高値寄り付き、大きく高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 05 212 - 13 1/2 217 212 215 +5 224489 -23145
SEP 05 220 1/2 - 23 226 1/2 220 1/2 224 3/4 +4 1/2 205240 +22997
DEC 05 233 - 35 237 233 234 3/4 +4 1/2 201701 +3861
MAR 06 241 - 42 245 241 242 3/4 +4 1/2 26248 +533
MAY 06 246 248 3/4 246 247 3/4 +4 3/4 5411 +34
JUL 06 250 253 250 252 +4 3/4 10681 +44
            691725 +4475

 

大 豆                 --大きく高値寄り付き、大きく高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 05 675 - 77 688 675 680 1/2 +14 1/4 131654 -11374
AUG 05 678 - 79 690 1/2 678 683 +13 1/2 20843 +859
SEP 05 682 1/2 - 83 1/2 693 682 1/2 687 +16 6881 +19
NOV 05 686 - 87 699 686 694 1/2 +16 1/2 115109 +6331
JAN 06 689 - 90 698 689 693 3/4 +15 1/2 6629 +27
MAR06 683 - 81 1/2 689 680 686 +13 6371 +53
            294991 -3949

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 21690 +550 JUL 2301 +0'27 JUL 313 3/4 +1/4 109.24 - 109.65
AUG 21770 +530 AUG 2310 +0'27 SEP 324 -1/2  
SEP 21760 +470 SEP 2321 +0'27 DEC 335 1/4 -1/4  
OCT 21830 +560 OCT 2331 +0'25 MAR 647 -1 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

長期予報においてホット&ドライ傾向が示唆され始めていることがテクニカルな買いを後押しし、上昇。先週の下げに対する売り過剰感に加え、現在土壌の乾燥が最も懸念されるベルト中央部において少雨傾向が予報されていることによりファンドを中心とした買いを集め、寄り付きから2-3セント上げて取引された。狂牛病に関する報道はマーケットの勢いを多少削いだものの、本日のところは大きく材料視されることはなく、セッションを通じて強気ムードの取引となった。7月限は7セントアップとなる217セントを付ける場面も見られたが、その後引け際にやや戻し、結局は5.0セントアップの215.00として引けを迎えた。

 

<狂牛病に関する報道>
本日USDAより、牛肉の検査において狂牛病の可能性があるという結果が出たという発表があった。昨年11月、三頭の歩行不能、もしくはへたり牛と定義される牛の検体がストリップテスト(簡易テスト)にて判定不能の結果となった後、IHC(immunohistochemesty)と呼ばれるテスト方法にて陰性と判定された。これらのサンプルを先週、再度SAF immunoblotと呼ばれるテスト方法にて検査を行ったところ、二つは陰性だったが残りもう一つは狂牛病の可能性を示す結果出たという。このサンプルはイギリスに送られ、最終検査が行われることとなるが、結果が出るのに数日を要するという。USDAは、この牛の肉は市場に流通しておらず、老齢牛であるために各国との貿易交渉に影響を与えるもではないという見解を示した。この牛は10-12歳であり、米国が危険部位の使用を禁止する前に生まれたものだという。生まれた国・地域については明らかにされていない。



(大豆)  

週末、乾燥が懸念されるベルト中央部での雨が限られたことに加え、長期予報において少雨傾向が示唆され始めていることがテクニカルな買いの引き金となり、反発。寄り付きから10セント近く上げて取引されたが、熱帯低気圧"ARLENE"が南部のサビ菌胞子を北へと運んできたのではないかという懸念もサポートとなり、その後も値位置を確りと維持した。南米の農家売りによるプレッシャーや、引け後のクロップコンディションにて改善が見込まれることなどを材料に売られ、引け際にやや値を下げたものの、結局各限月大きく高値引け、7月限は14.25セントアップの680.50として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では3,500枚の買い越し、大豆市場では5,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションはコーンで1,100枚の ショート、大豆では約52,300枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域  週末は多くの地域で雨となったものの、イリノイ中央部はカバーされず。
                今週後半から少雨傾向が予報される。

週末は、ベルトの多くの地域で雨が観測された。主な地域は、ノースダコタ東部、サウスダコタ中央部・北東部、ネブラスカ中央部・南東部、カンサス、ミズーリ北部・中央部、アイオワ南部・西部、ミネソタ中央部、ウィスコンシン北部・西部、ミシガン中央部・南西部、イリノイ南部、インディアナの大部分(北西部を除く)、オハイオ中央部・西部など。雨の範囲は合計でベルトの50%に達し、雨量は0.50-2.5、多いところでは5.0インチにも達した。

この雨は、徐々に東へと移動し、今日から火曜にかけてはミネソタ、サウスダコタ、ネブラスカ北部、アイオワ東部、ミズーリ中央部、ウィスコンシン北部などを中心に雨の予報、今夜半にはイリノイ州中央部でも雨となる可能性がある。水曜以降は、ミズーリやカンサスで木曜に雨の予報が出ている他は概ねドライな天候が予報される。熱帯低気圧ARLENEはイリノイ南東部、インディアナ、オハイオ西部などに恵みの雨をもたらしたが、イリノイ州中央部での雨は限られたため、同地域での乾燥懸念は継続する。

 


NWS 米国各産地6-10日間予報 (6月19日〜6月23日) 】 

気温 降水量
イリノイ A B
アイオワ A B
ミネソタ A N
ネブラスカ A B
インディアナ A B
オハイオ N B
ミシガン A B


ベルト全体を通じてホット&ドライ気味の予報となっており、強気な材料と捉えられる。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  6月7日の週  6月2日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  758.4 805.2 1,020.2 33,583.3 36,817.3
ダイズ  208.1 120.7 153.0 27,325.0 22,196.2
小麦 322.4 482.5 460.8 427.5 842.0
 



 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(6/5の週) 

【単位 : %】 


《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(2) 4(6) 22(23) 52(54) 21(15)
イリノイ 3(2) 8(9) 35(34) 47(49) 7(6)
ネブラスカ 0(0) 2(2) 23(28) 59(55) 16(15)
ミネソタ 2(3) 5(7) 33(31) 49(53) 11(6)
インディアナ 1(1) 7(8) 31(29) 54(55) 7(7)
サウスダコタ 1(1) 2(3) 16(19) 69(66) 12(11)
ウイスコンシン 1(0) 2(2) 19(23) 51(60) 27(15)
主要18州平均 1(1) 5(6) 27(29) 53(53) 14(11)
18州平均(昨年) 2(2) 5(5) 23(25) 53(53) 17(15)
予想を超える改善が見られるため、材料としてはベアリッシュ。
 



 

《大豆生産主要州の作付け進捗状況》 

  6/12/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   99 97 98 96
イリノイ   99 98 94 92
ミネソタ 91 83 99 97
インディアナ 99 96 94 90
ネブラスカ 98 97 97 98
オハイオ 99 95 88 86
ミズーリ 93 91 84 78
主要18週平均 94 90 91 90

 


 

《大豆生産主要州の発芽進捗状況》 

  6/12/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   90 75 93 86
イリノイ   97 91 87 82
ミネソタ 74 39 88 85
インディアナ 94 84 89 80
ネブラスカ 92 79 88 88
オハイオ 94 79 71 72
ミズーリ 85 75 71 65
主要18週平均 85 70 81 78

 

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(1) 4(5) 26(28) 54(52) 15(14)
イリノイ 3(2) 7(10) 38(33) 47(50) 5(5)
ミネソタ 1(2) 4(8) 37(32) 50(53) 8(5)
インディアナ 1(1) 6(8) 30(32) 56(54) 7(5)
ネブラスカ 0(1) 2(2) 23(28) 60(61) 14(8)
オハイオ 2(2) 6(6) 28(30) 53(53) 11(9)
ミズーリ 2(3) 7(10) 41(45) 44(38) 6(4)
主要18州平均 1(1) 5(6) 30(31) 54(54) 10(8)
18州平均(昨年) 1(1) 5(6) 26(28) 55(55) 13(10)
改善幅は予想のほぼ上限であり、材料としてはベアリッシュと捉えられる。
 

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン・大豆)

コーン7月限でターゲットとしていた210セント近辺での買いのチャンスは、瞬くまに終わってしまった。週末の雨によって土壌乾燥が懸念されるエリアは確実に減少しており、そのことがあまりマーケットに反映されなかったことは少し残念であるが、長期予報においてホット&ドライ傾向が示唆されている内は再び210セントレベルまで下げるチャンスは無いかもしれないので、買い切れなかったポジションは早目にカバーしてしまうことを薦めたい。

大豆は、天候相場時に見られる上げ易さに加え、サビ菌の拡大に対する懸念があるので、引き続き下げにくいマーケットが続く。昨日USDAが更新したサビ菌情報によると、今後3日間、熱帯低気圧の影響により米国のSOUTH-CENTRALとSOUTH-EASTERNにおいて、フロリダ・ジョージアに存在するサビ菌の胞子が蔓延しやすい状況が続くという。これにより、サウスキャロライナ、アーカンソー、ミシシッピ、ルイジアナ、テネシー、ケンタッキーなどの他、悪くすればミズーリ南部やオハイオ川下流などにも被害が及ぶ可能性もある。しかし、実際にどの範囲に広がったかは、一週間から10日経ってみなければはっきりしないと言われる。(K)

 

 

 

弊社作成の本相場情報は、各種コメント内容を保証するものではありません。又、本相場情報により、各種商品売買を推奨する意図も全くありません。

本ホームページで公開するコンテンツ、その他の情報に関する著作権、その他知的財産権、ならびに各情報の集合体としての情報提供サービスの著作権その他財産権は、全てTomenAmerica Inc.に帰属します。著作権者の承諾なしに(私的利用以外に)コンテンツを複製、他のメディアや印刷物などに再利用(転用)することを禁止します。

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)