米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年6月15日


 

本日の相場 

とうもろこし          --ギャップを付けて高値寄り付き、大きく高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 05 225 - 24 1/2 226 3/4 222 1/4 224 1/4 + 5 1/4 193532 -5859
SEP 05 234 - 32 1/2 236 231 1/4 233 3/4 + 5 1/2 230007 +2852
DEC 05 245 - 44 246 1/2 242 244 1/2 + 5 3/4 210265 +4724
MAR 06 252 1/4 - 52 253 3/4 250 252 1/4 + 5 27023 +549
MAY 06 254 256 1/4 253 1/2 255 1/2 + 5 1/2 5340 -87
JUL 06 258 - 57 1/2 260 256 3/4 259 1/4 + 5 1/2 10895 -47
            695774 +2425

 

大 豆                 --ギャップを付けて高値寄り付き、大きく高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 05 700 - 697 705 1/2 696 702 1/2 + 12 3/4 117235 -5955
AUG 05 703 - 02 1/2 709 699 706 1/2 + 13 1/4 21762 +1827
SEP 05 705 - 700 711 700 709 + 12 3/4 7865 +576
NOV 05 713 - 12 722 711 720 3/4 + 16 134567 +9793
JAN 06 716 - 15 721 1/2 711 1/2 720 1/4 + 15 3/4 7415 +686
MAR06 698 - 97 707 697 706 1/2 + 15 7176 +329
            304630 +7671

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 22390 +300 JUL 2417 +92 JUL 323 + 7 109.19 - 109.59
AUG 22450 +290 AUG 2432 +103 SEP 333 + 6 3/4  
SEP 22570 +350 SEP 2442 +101 DEC 344 3/4 + 7 1/4  
OCT 22580 +320 OCT 2435 +85 MAR 355 1/2 + 7 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

今後10日間の予報において少雨傾向が示唆されていることと、来週前半に気温の上昇する可能性が伝えられることから、トップソイルの水分が再び減少に向かうのではという懸念により買われ、寄り付きからギャップを付けて前日比5-6セント上げて取引された。その後も、大豆3品など周囲のマーケットの上昇に影響を受けたことや、ブッシュ大統領が演説の中でエネルギー法案の立法化を急ぐよう議会にプレッシャーをかけたこと、まだ上院にて2012年までに燃料中のエタノール含有量合計を少なくとも80億ガロンとするという案が可決したことなどが材料視され、下値は確りとサポートされた。Bt10問題に関して楽観的な憶測が囁かれだしていることもまた強気ムードを煽っていると考えられる。



(大豆)  

今週実際に見た雨量からドライ傾向にある地域は一通り潤ったという評価がある一方で、向こう2週間の天候パターンが引き続き”ホット&ドライ”傾向を持続するという予報が再確認された点が今朝も市場の買い気をそそり、寄付きからほぼ10セントの高値でのギャップオープンとなった。7月限は697-700で寄り付くと直後に696までの下げは見たがそこが本日の安値。その後は7ドルラインを中心に698-704といったレンジでのアップダウンがセッション終了まで続き、高値を維持したまま本日の取引を終了している。11月限は2日連続の約定高値更新を実現、その他特に新規材料のインプットは見られなかったものの、目先の天候パターンに対する強い不安感が本日の相場つきでも再確認される事となった。


 

本日ファンド筋はコーン市場では12,000枚の買い越し、大豆市場では10,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションはコーンで16,300枚の ロング、大豆では約67,300枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域  
                

昨日はウィスコンシン、ミシガン、オハイオ、インディアナなどベルト全体の10%の範囲で0.65インチまで、局地的に降雨を見ている。同様のシステムが明日にかけて五大湖周辺州で見られる他、ダコタ州、カンザスでは明日にかけて、加えてミネソタでは日曜に降雨が予想される。ただベルと全体としては向こう5日で10%の範囲に0.75インチまでと限られたものとなりそう。これまでの雨量を加味すると、現在はイリノイ中央部の一部、ミシガン東部、オハイオ北部あたりが引き続きドライ傾向にあるとされるものの、その他の地域は概ね最低限のレベルはクリアしており、範囲としては10%以下となってきている。今週は週末にかけて気温は落ち着きを取り戻しておりシカゴ近辺でも最高気温が80度を下回る見込みとなっているが、来週から向こう2週間にわたっては再び高温傾向へ逆戻り、且つ雨量は平年以下というパターンが予想されており、ベルト北西部など降雨過多とされる地域へは悪くない傾向となるものの、再びドライ懸念の種には変わりなく、7月頭までに再度纏まった降雨システムの到来が待たれるところ。

 


NWS 米国各産地6-10日間予報 (6月21日〜6月25日) 】 

気温 降水量
イリノイ A B
アイオワ A N
ミネソタ A A
ネブラスカ A N
インディアナ A B
オハイオ A B
ミシガン A B


高温傾向持続については引き続き、懸念材料であり続ける。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

(単位 : 千トン)

明日の予想  先週の発表数字 
小麦 300-450 494.0
コーン 500-700 639.2
大豆 100-200 236.1
大豆粕 50-100 84.9
大豆油 2-8 5.6

 



【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

  今週  前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      101 102
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   100 100

 

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン)

6月後半の予報がHOT&DRY気味になっていることに対し、マーケットは過剰反応を示している。今後二週間少雨傾向が続けば確かにクロップへのストレスは免れないが、予報は常に変わるということは頭に入れておかねばならない。また、コーンにとって最も重要な受粉期は今年の場合7月後半であり、本日クロップキャストが発表している長期予報では、その時期の中西部の気温は平年以下、ベルト東部では平年を上回る雨が示唆されており(これもまたそんなに当てにできるものではないが)、長期的な見通しに関してはまだまだ強気にはなれない。

相変わらず歴史的に高い水準にあるガソリン価格が大統領支持率にマイナスの影響を与え続けていること、エネルギー需要が拡大する季節を目前に控えていることから、ブッシュ大統領もエネルギー法案の法律化を待ちきれない様子が本日の演説からも伺える。(K)




(大豆)

今週頭の天候材料がその後の流れをつくり(一旦の安値期待とは裏腹に)力強さを持続している。特に本日は7月限が3月中旬につけた高値696をあっさりと更新し高値を持続し7ドル超えのレベルで引けた事、11月限も2日連続して約定高値を更新している事など、テクニカルにも非常に強い値動きが確認された点は注目に値する。この勢いから今後の高値警戒レベルは期近でも7ドル50あたりまでも現実的なレベルとして視野に入れる段階に既に入ってきたのではないかと感じている。

天候相場と並行して、2週間後に控える在庫報告における現在の需要ペースの確認と新穀の作付け意向面積というファンダメンタルズのインプットに対しても、強気な内容が期待されていることからより買い上げられやすい相場環境にあると言える。天候相場と合わせてこれらファンダメンタルズに関しても新穀の需給バランスを引き締める事に繋がってくる訳で、夏の天候異変に作柄悪化を見たときには、一気に2億ブッシェルを下回るような期末在庫数値がはじかれることも十分考えられる。そのより具体的な経過は8月農務省発表後になるとしても、現在の天候に対する警戒感がそこまでをも含んだ形で値動きに反映していることは明らかであり、であれば、7ドル50を見た場合、8ドルラインもそう遠くない値位置になってくる。兎に角今は目先の天候パターンを材料にそのようなムードとなっているタイミングであり、高値リスクが大きくなってきているということが言える。(A)

 


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)