米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年6月16日


 

本日の相場 

とうもろこし          --高値寄り付き、やや高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 05 227 1/2 - 27 227 1/2 223 225 3/4 + 1 1/2 180497 -13035
SEP 05 236 - 35 1/2 236 1/4 232 1/4 234 3/4 + 1 236872 +6865
DEC 05 247 - 46 247 243 245 1/2 + 1 219059 +8794
MAR 06 254 1/4 - 54 254 1/4 251 253 1/4 + 1 27396 +373
MAY 06 254 257 254 256 1/4 + 3/4 5431 -91
JUL 06 259 - 58 1/2 260 1/4 258 260 + 3/4 10446 -449
            698540 +2766

 

大 豆                 --高値寄り付き、まちまちの引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 05 706 - 05 707 698 1/2 700 3/4 - 1 3/4 112165 -5070
AUG 05 710 - 09 1/2 711 702 1/2 706 1/4 - 1/4 23313 +1551
SEP 05 716 1/2 - 14 716 1/2 707 710 1/2 + 1 1/2 8873 +1008
NOV 05 725 - 23 726 716 1/4 720 1/2 - 1/4 141947 +7380
JAN 06 722 1/2 726 718 720 - 1/4 7679 +264
MAR06 709 - 08 713 1/2 706 710 1/4 + 3 3/4 7582 +406
            311607 +6977

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 22300 - 90 JUL 2410 -7 JUL 323 1/2 + 1/2 108.75 - 109.15
AUG 22290 - 160 AUG 2418 -14 SEP 333 1/4 + 1/4  
SEP 22390 - 180 SEP 2428 -14 DEC 343 1/2 - 1 1/4  
OCT 22480 - 100 OCT 2438 +3 MAR 354 - 1 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

週間輸出成約高の発表数字が市場予想を上回ったことに加え、高温・乾燥傾向し示唆する予報が引き続き材料視される形で、約3セント上げて寄り付き、5月後半以降3回目となる7月限227.50をトライしたが上抜けることはできず、その後はここ最近の急激な上昇に対する買い過剰感もあって程なく落ち着きを取り戻し、224-226セントのレンジ内での取引が続いた。結局は各限月やや高値引けとなり、7月限は1.50セントアップの225.75として引けを迎えた。海上運賃が弱含んでいることもまた輸出需要の増加を連想させ、マーケットにはサポートとなっている。



(大豆)  

HOT&DRY気味の予報が引き続き強材料視され、寄り付きは約3セント上げて取引されたが、その後は7月限で上値707セント、下値698.50セントの範囲内で方向性の定まらない動きが続いた。フロリダのJefferson郡にて葛から新たにサビ菌が発見されたこと、海上運賃が下落していること週間輸出成約高が市場予想レンジの上限に近かったことなどはサポート要因となったが、心理的レジスタンスである7月限708セントのトライに失敗したこと、ファンドによる大量のロングに対する懸念などにより利益確定の売りを誘ったことは後半の下げに繋がった。結局、各限月まちまちの引けとなっている。7月限は1.75セントダウンの700.75として引けた。


 

本日ファンド筋はコーン市場では4,000枚の買い越し、大豆市場では1,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションはコーンで20,300枚の ロング、大豆では約66,300枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域  暫く乾燥パターンが継続。
                

昨日は五大湖の周辺にてまばらな雨となった他、ベルト西部周辺地域、特にカンサス州中央部・南東部にてまとまった雨が降ったが、範囲は合計でベルトの10%足らず。概ねドライな一日となった。今日(木曜)から月曜にかけてもベルト西部周辺地域、北部周辺地域などベルトの約15%の地域で若干の雨が予報されている他はドライな傾向が続く。この間、サウスダコタ、ミネソタ、アイオワ、ネブラスカ、カンサス、ミズーリなどベルト西部では華氏90度台にまで気温が上昇すると予想される。現時点で土壌水分の不足が懸念されているのはイリノイ北部の一部、ミシガン東部周辺地域、オハイオ北部など、ベルト全体の10%に満たない。他の地域 においては当面必要な水分は確保されている。しかし来週にかけて、少雨傾向と気温の上昇によりトップソイルの水分は徐々に減少していく傾向にある。7月に受粉期を迎えるに当たり、大きな乾燥懸念の再発を防ぐためには、一般的に7月初めまでにまとまった雨が必要とされる。

 


NWS 米国各産地6-10日間予報 (6月22日〜6月26日) 】 

気温 降水量
イリノイ A B
アイオワ A N
ミネソタ A A
ネブラスカ A N
インディアナ A B
オハイオ A B
ミシガン A N


高温傾向・東部ベルトにおける少雨傾向が引き続きサポート材料となる。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】
 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(6月9日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 691.7 56.8 41,496.3 45,856.4 6,208.2 405.2
大豆 182.8 0.0 29,505.7 24,125.5 1,481.2 1,049.3
小麦 335.9 0.0 4,089.7 6,553.4 3,590.3 0.0
大豆粕 53.7 0.0 5,157.7 3,643.1 664.2 86.1
大豆油 0.1 0.0 392.0 210.1 32.2 5.1

コーン、大豆共にやや強材料。
 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(6月9日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 869.2 843.6 35,288.1 37,762.9 45,720
大豆 223.8 125.5 28,024.5 23,063.8 30,210
小麦 394.3 560.9 499.4 763.7 25,860
大豆粕 67.6 176.4 4,493.5 3,355.3 5,530
大豆油 5.8 3.0 359.8 168.0 640

 

*明日はINFORMA(元SPARKS)から最終作付面積に関する予想が発表される模様。

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン・大豆)

今年度コーンクロップの生育はここ3年の中で見ると際立って遅い。当社が定点観測を行っているPekin市の6月15日近辺でのコーンの生育度を昨年・一昨年と比べて見ると、今年のクロップの成長は明らかに遅れていることが分かる(写真参照)。これは、作付のスタートダッシュが遅れたことに加え、生育初期に気温が冷涼であったことが影響したためと考えられる。クロップキャスト社の予想では、7/20時点でイリノイ州の受粉は半分程終了しているということになっているが、個人的はそれよりもう少し後倒しになるのではないかという気がしている。ここ最近と、向こう数日間に予報されている温暖な気候により成長は加速されるであろうが、7月の天候に加え、8月前半の天候・土壌水分も今年のコーンクロップには鍵となりそうである。 現在USDAによる週間クロッププログレスレポートは出芽がほぼ終了したために休止中であるが、今月最終週、もしくは7月の第一週にはシルキング進捗レポートが発表され始めると思われる。その前後のタイミングでクロップの生育の遅れが市場に織り込まれてマーケットの値位置が押し上げられる可能性があるので注意が必要。しかし、生育の遅れは確かに夏の後半の旱魃や秋口の早霜の影響を受ける可能性が高まるという意味で強材料であるものの、生育の遅れそのものは最終イールドにマイナスの影響を与えるものではないということもまた意識しておかねばならない。

2003年6月18日   2004年6月16日   2005年6月15日 

以前この欄で述べたが、大豆の場合、作付に適した天候が早めにやってこようとも大方の農家は急いで作付しない傾向にあるので、作付ペースに関して、コーンほど年度毎の差が出にくい。よって現時点での生育度も去年と大きくは変わらない。(K)


 

 


 

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