米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年6月17日


 

本日の相場 

とうもろこし          --高値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 05 228 - 28 1/2 229 1/0 226 3/4 229 +3 1/4 162478 -18019
SEP 05 237 1/2 - 38 238 3/4 235 3/4 238 1/2 +3 3/4 247205 +10333
DEC 05 247 1/2 - 48 249 1/4 246 249 +3 1/2 226871 +7812
MAR 06 254 3/4 - 55 256 1/4 253 1/4 256 +2 3/4 28043 +647
MAY 06 258 1/2 - 58 1/4 259 256 1/4 256 3/4 +2 1/2 5493 +62
JUL 06 261 1/2 - 62 262 258 3/4 262 +2 10490 +44
            699661 +1121

 

大 豆                 --高値寄り付き、大幅高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 05 712 - 13 727 1/2 710 724 +23 1/4 103391 -8774
AUG 05 718 - 17 1/2 731 1/2 715 727 1/2 +21 1/4 26228 +2915
SEP 05 720 - 19 735 717 1/2 731 1/2 +21 9937 +1064
NOV 05 731 - 32 746 729 741 1/2 +21 154207 +12260
JAN 06 732 - 34 746 1/2 730 742 1/2 +22 1/2 7895 +216
MAR06 718 - 20 732 718 728 1/2 +18 1/4 7654 +72
            319982 +8375

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 22900 +600 JUL 2508 +0'98 JUL 327 1/2 +4 108.74 - 109.00
AUG 22870 +580 AUG 2521 +1'03 SEP 337 1/2 +4 1/4  
SEP 23000 +610 SEP 2530 +1'02 DEC 348 3/4 +5 1/4  
OCT 23120 +640 OCT 2542 +1'04 MAR 359 +5  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

コーンベルトにて月末にかけてHOT&DRY気味の天候が引き続き予報されていることを受け、約3セント上げての寄り付きとなった。海上運賃が弱含んでいることやBT10問題について楽観的な意見が広まっていることが輸出需要の喚起を連想させたこともサポートとなった。INFORMAがコーンの最終作付面積予想を現在発表されている数字より130万エーカー多い82.7(百万エーカー)と発表したことやここ最近の上昇に対する行き過ぎ感も手伝って一時値を下げる場面も見られたが、その後再び勢いを取り戻し、強気な相場が続いた。原油相場が上昇していることも手伝い、結局は各限月高値引け、7月限は3.25セントアップの229.00として引けを迎えた。



(大豆)  

依然として向こう2週間のホット&ドライ予報に変化が見られない事や、今朝インフォーマ社(旧スパークス)が大豆の作付け意向予想を72.9百万エーカーと今春の農務省予想数値より1百万エーカー少ない内容で発表した事などが寄り付き前の市場に更に刺激を与える事になり、寄り付きから大きくギャップをつけて12-13セントの高値で取引が開始された。直後に本日の安値をつけるとセッション中盤にかけては更にジリジリと買い上げられ7月限で717-718といったところで暫く売買交錯し値動きが止まっていた。しかし午後の天気予報の発表が来週前半の気温上昇+ドライ傾向の程度が更に強まるといった内容であった事から市場はそれにも敏感に反応。終盤更に大きく上昇し本日の高値をつける。引け際にはローカルの利益確定売りなどからやや値を下げたもののほぼ本日の高値圏で今週の取引を終了している。11月限については本日
再び約定高値を更新するなど、週末を前に大荒れの相場展開となった。


 

本日ファンド筋はコーン市場では14,000枚の買い越し、大豆市場では8,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションはコーンで36,729枚の ロング、大豆では約74,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域  
                

昨日の雨は限定的。全体の10%以下の範囲に0.10-0.75インチまで。中心はベルト西部・北東部地域となった。今後土曜から月曜にかけてはベルト北部地域を主体に雷雨前線の通過が予想される。中心はミネソタ、サウスダコタ北東部、ノースダコタ、ウィスコンシン北部、ミシガン中央部など。全体の20%に1.25インチまでの雨量が見込まれている。気温は来週の月・火がピークになりアイオワ西部、ネブラスカ、カンザス、ミずーリ北西部などでは最高気温が90度後半まで上昇しそう。 向こう10日間はベルト中央部、南部を中心に引き続き”ホット&ドライ”傾向が継続すると予報に変化がない事から、来週以降も引き続きドライ傾向が相場の大きなファクターであり続けると思われる。いずれにしても7月前半はコーン受粉のタイミングという事もあり、まとまった降雨が欲しいところ。

 


NWS 米国各産地6-10日間予報 (6月23日〜6月27日) 】 

気温 降水量
イリノイ A B
アイオワ A B
ミネソタ A A
ネブラスカ A B
インディアナ A B
オハイオ A B
ミシガン A N


高温傾向・東部ベルトにおける少雨傾向が引き続きサポート材料となる。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (6月14日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    57,605 ロング     57,400 ロング    72,366
大豆粕  ロング    37,018 ロング     33,700 ロング    42,253
大豆油 ロング    18,628 ロング     17,300 ロング    16,602
コーン  ロング      6,729 ロング       4,300 ロング     7,110
小麦  ショート   31,758 ショート    31,600 ショート  14,867

ほぼニュートラル。

 

2) USDA 週間ローンデータ (Jun 14th現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 0.1 0.0 1.0 0.0 1,325.8 0.0
2004クロップ 749.0 -19.7 0.0 0.0 613.7 23.7

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2003クロップ 0.1 0.0 0.1 0.0 156.4 0.0
2004クロップ 175.7 -10.9 0.0 0.0 250.2 11.0

 

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン)

大豆相場に引っ張られているという側面もあるが、ついに227.50のレジスタンスを上へ抜けた現在のコーン相場はテクニカル面において非常に強気である。現時点でのクロップのコンディションは良好であり、作付面積も上方修正される可能性が高いこと、また、旧穀の期末在庫が潤沢であることなどを考え合わせるとファンダメンタルズは弱いが、この時期、短期的な相場を占う際には、そういった材料をベースには語れない。HOT&DRY気味の中期予報に変化が無い限りは旱魃による収量低下懸念を先取りして相場は上げる。また、本日原油相場が最高値を更新したが、これにより再びファンドマネーが商品市場に流れ込んでくる可能性もあるので更に注意が必要。暫く原油の高騰が続くようだと、少し落ち着きを取り戻しつつあったガソリン末端価格を再び押し上げる結果となり、支持率低下を懸念するブッシュ政権から議会に対してエネルギー法案の法律を前倒しにするよう、更なる圧力がかけられることとなろう。(K)


(大豆)

先週金曜の引け値から僅か5営業日で7月限は57セント、11月限は63セント。今週は毎日10セント以上値を上げてきた事になる。10日の時点では今週天候予報が改善方向へ向かう事で6ドル半ばまでの調整も期待していただけに、今週のこの大きな様変わりを見て、改めて天候相場を実感している。本日の動きも大きかったが、今週の注目点はやはり7ドルラインへ抵抗なく上り詰めた値動き、その力強さであると感じている。このまま来週頭まで天候パターンに変化が見られなければ、7月限はターゲットとされる750-760レベルへ来週中にも到達するだろう。 しかし現在は目先の天候パターンに余りにも市場の反応が大きくも映る。というのも、一方では来週頭のクロップコンディションは改善方向。今週ドライ地域への雨が効いている。又、ベルト西部・北西部においては対象的に水分過多の環境となっており、ホット&ドライは歓迎ムード、などと全体評価を試みれば、この1ヶ月でブッシェル1ドルも上がる相場か、とも言いたくなる。では何故? 今年の場合は更に先を見越した懸念材料が相場を支えている。今年度需給バランス。6月末には在庫報告も出るが、農務省発表の期末在庫はここまで下方修正を繰り返し行なってきている。更なる下方修正を7月の発表で見る可能性が非常に高い。この修正分は直接新穀の需給バランスに影響を与える事となる。旧穀期末在庫が300百万を割り、新穀年度のそれが200百万を割る・・・既に現在の時点でそれを下回ったらタイトといわれる在庫率10%を切っているわけで200万ブッシェル以下は非常に強い数字と考える必要がある。それに加えるような形で、この夏(7-8月)の天候懸念+さび菌懸念などの、未だ価格要因に使い古されていない材料が残っている。仮にこれら影響を受けてイールドが38-37といったレベルにでもなれば、新穀年度の需給バランスには極めて大きなインパクトを与えるという危機感が現在の相場をつくっているものと考えられる。 これらから、向こう2ヶ月で8ドル以上の相場への備えは十分に持ち合わせる必要があろう。 

短期的な展開。来週中には目先の天候要因は織り込まれると思われ、一本調子に今週のような急展開が来週も引き続き見られるとは思わない。来週中にひとまずの天井をつけるような気がしている。買い方はその時に訪れるセットバックには迅速に対応できるような対応を心がけたいところ。(A)

 


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)