米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年7月1日


 

本日の相場 

とうもろこし          --高値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 05 214 1/2 - 14 1/4 217 213 1/4 216 1/2 + 4 1/4 20439 -9445
SEP 05 224 1/2 - 24 226 222 1/2 225 1/2 + 3 1/4 315775 +2444
DEC 05 234 3/4 - 34 236 1/2 233 235 3/4 + 4 283864 +4019
MAR 06 243 - 42 1/2 244 1/2 241 3/4 243 3/4 + 3 1/4 36738 +1080
MAY 06 247 248 245 3/4 247 1/2 + 3 1/2 6126 +96
JUL 06 251 - 50 3/4 251 1/2 249 1/2 251 1/4 + 3 1/2 12820 +177
            697419 -1458

 

大 豆                 --高値寄り付き、高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 05 665 - 64 1/2 674 658 673 1/2 + 21 3/4 14684 -4699
AUG 05 670 - 69 677 661 676 + 20 41534 -1182
SEP 05 673 1/2 - 72 680 666 678 1/2 + 20 14570 +624
NOV 05 680 - 78 688 671 686 + 19 3/4 187276 -5059
JAN 06 682 1/2 - 81 1/4 691 673 689 1/2 + 22 10575 +219
MAR06 673 678 666 676 1/2 + 18 10282 -30
            295430 -10339

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 20950 +250 JUL 2415 +54 JUL 324 1/4 + 2 3/4 110.02 - 111.69
AUG 21050 +320 AUG 2423 +42 SEP 334 1/2 + 3  
SEP 21120 +390 SEP 2432 +33 DEC 348 1/4 + 4 1/4  
OCT 20970 +420 OCT 2442 +52 MAR 359 3/4 + 4  

 

 

本日の相場の動き

 


(コーン)

天候の変化により買われ、強気なマーケットとなった。今朝にかけてのイリノイ州での降雨が予報より少なかったこと、3連休中の予報がドライ気味に変化したこと、そして来週予報される雨の範囲が狭まったこと、などの強材料がマーケットを牽引、寄り付きは約2セント上げて取引された。その後も、昨日までの大幅な下げに対する行き過ぎ感と、3連休を前にしたポジション整理の買いに支えられ、緩やかな上昇を続けた。大豆相場の強さが波及したこともあって、流れは最後まで変わらず、各月高値引け、7月限は4.25セントアップの216.50として引けている。



(大豆)  

イリノイへの雨量が限られていることや来週頭にかけての降雨のカバー率がやや狭められた事などを背景に寄り付き前から10セント近い高値唱えとなる。実際の寄り付きは11月限で678-680と前日引けから12-14セントの高値がついた。直後から一旦は寄り付きのギャップを埋めにかかるものの671までが精一杯でそこが本日の安値となった。その後はセッション中盤にかけて徐々に値位置を切り上げ680まで達するとその後は終盤にかけて680を挟んだ上下2-3セントの幅でのアップダウンを繰り返すという方向感のない展開へ。”ジュライフォース”を挟んだ連休前という意識も、今週の大暴落を見た後だけに強く意識され最後は投機筋のショートカバーに更に値を上げて本日の高値圏で今週の取引を終了している。


 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションはコーンで 約23,400枚の ロング、大豆では約45,500枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域  
                

昨日はコーン・大豆産地全体の25%の範囲に1.0インチまでの雨量を見た。中心はカンザス、ミズーリ、イリノイ最南部、インディアナ、オハイオ、ミシガンといったところ。本日明日と気温は程ほどだがドライ予報となっている。週末から来週にかけて、ようやく高温パターンは去り、気温はクールダウンすることになる。次の降雨システムは日曜にベルト西部地域よりスタートし、月・火とベルト東部方面へ移動することとなる。このシステムの影響で向こう5日間ベルと全体の60%が1.0インチまでの降雨を見るとされる。中心はアイオワ、ミズーリ、ミシガン、イリノイ北部といったところ。しかし今朝のアウトルックでは当初予定されていたよりも恩恵を受ける範囲が限られ、又前線の通過もより早い、とされており、ベルト東部などのドライ地域にどの位の雨量を見るかについては推移を見守る必要あり。ベルト全体の15%が現在ストレスを受けている、とされている。

 


NWS 米国各産地6-10日間予報 (7月7日〜7月11日) 】 

気温 降水量
イリノイ B N
アイオワ N N
ミネソタ A B
ネブラスカ N N
インディアナ B N
オハイオ B N
ミシガン N B

 

ベルト東部については気温は低下傾向にあるものの雨量もやや減少気味。 材料としてはほぼ中立。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

【主要州月別降水量=平年比(%)】 (3月〜6月)

3月 4月 5月 6月
イリノイ 41 55 42 41
インディアナ 51 50 51 80
オハイオ 61 89 54 63
ミシガン 37 48 66 78
ケンタッキー 88 89 61 62
ウィスコンシン 67 53 94 54
アイオワ 40 122 86 100
ミネソタ 69 104 99 114
ネブラスカ 56 119 108 92
ミズーリ 36 93 67 139
サウスダコタ 28 65 112 130
(デルタ地域)
アーカンソー 71 90 25 75
テネシー 72 100 15 73
ミシシッピ 73 116 52 28
ルイジアナ 59 72 59 38

 

本日の発表等

【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (6月28日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    56,593 ロング     29,300 ロング    60,635
大豆粕  ロング    31,696 ロング     25,500 ロング    33,689
大豆油 ロング    30,626 ロング     21,300 ロング    29,348
コーン  ロング    33,470 ロング     30,300 ロング    55,887
小麦  ショート   12,126 ショート    25,600 ショート   1,259


先週とは逆に、大豆のロングが予想を大幅に上回ったことは弱材料とされる。


 

2) USDA 週間ローンデータ (Jun 28th現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2004クロップ 681.9 -26.8 0.0 0.0 683.3 27.6
2005クロップ 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

【大豆】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2004クロップ 165.1 0.0 0.1 0.0 260.8 0.0
2005クロップ 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

 

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン)

"HYPERSENSITIVE MARKET"とトレーダーが形容する程、天候に左右されるマーケットが続いている。本日は予報が少しドライ気味に変化したことなどを受けて買われたが、もしこのまま東ベルト、特にイリノイ州において土壌水分が著しく不足した状態のままで受粉期に突入するとすれば、後はもう、それぞれの地域で受粉のタイミングで雨が降るかどうかで単収が決まってくるので、目先の予報の変化と共に大きな上げ下げを伴う、より危険なマーケットとなろう。旧穀の期末在庫が潤沢なので、基本的にはいくらコンディションが悪化しても250セントを上抜ける可能性は低いと思うが、ヘッジファンド等が穀物市場をマネーゲームの場と設定した場合にはどうなるか分からない。独立記念日の連休の前後でマーケットのトーンが変わることはよくあるが、今年は状況が状況だけに、余計に目が離せない。(K)




(大豆)  

今週の相場は5月下旬から一ヶ月強かけて押し上げてきた相場を一瞬にして一掃するという、この2月に見た大きな値動きを上回る派手な展開となった。何せ先週の金曜時点では11月限の引け値は765だった訳である。先週の時点では下げれば一気にという感覚は持ちつつも、引き続くホット&ドライパターンに自らを含め市場全体がカンカンの強気、だからこそ一旦切れた後の売り浴びせもこのような予想を大きく上回る幅になったと言うこともできよう。これまでの急騰場面にある程度の減産見込みは織り込まれ先週の高値は取り敢えずこの夏の高値“候補”として市場には認識されるところまで来た。従い、今後の天候動向が極端な変化を見せない限り(それがより大きな減産予想を導かない限り)大きな抵抗線であり続ける。一方では、7月の需給報告においても需給バランスは再びタイト化することになると思われるが、上述天候パターンに変化を見た場合にはイールドロスが新穀需給バランスに与える影響は非常に大きなものとなる点、これはこの夏の相場を追いかける上で常に念頭においていく必要がある。今週月曜のクロップコンディション報告においてもイリノイでは「悪い+非常に悪い」のポイントが昨年同期比17ポイントも高く24となっており、大生産州のこのような状態がこの先発表される平均単収に与える影響は決して小さくない。これまで積み重ねてきた“悪環境”が夏場に思わぬ材料を提供する事も考えれ、決して気が抜ける相場ではない。

目先は、11月限で650あたりを底値圏のターゲットとしたオペレーションを心がける。長期的に見て05/06年度はこの先の進展がうまくいったとしても、安値相場(5ドル前半〜4ドル台)をみる年になるとは思えず、そのうち再び投機筋が勢力を注ぎ込む時期がやってくると考えた方がよい。この夏場の天候推移は、その意味でも例年以上に大きな意味を持つことになってくる。(A)

 



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)