米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年7月5日


 

本日の相場 

とうもろこし          --ギャップを付けて高値寄り付き、大幅高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
JUL 05 224 - 22 235 222 231 +14 1/2 13930 -6509
SEP 05 231 - 30 1/2 244 230 1/4 240 + 14 1/2 315532 -243
DEC 05 242 1/2 - 41 255 241 251 + 15 1/4 287239 +3375
MAR 06 249 1/2 - 49 1/4 263 249 257 3/4 + 14 37187 +449
MAY 06 253 - 52 1/2 263 1/2 252 1/2 261 + 13 1/2 5897 -229
JUL 06 255 1/2 265 3/4 255 1/2 264 + 12 3/4 13339 +519
            695477 -1942

 

大 豆                 --ギャップを付けて高値寄り付き、大幅高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JUL 05 693 - 92 1/2 723 689 712 1/4 + 38 3/4 11040 -3644
AUG 05 696 - 95 726 692 715 1/2 + 39 1/2 41409 -125
SEP 05 699 3/4 - 98 728 1/2 696 719 1/4 + 40 3/4 14926 +356
NOV 05 706 - 03 736 702 728 + 42 185811 -1465
JAN 06 707 - 06 1/2 739 1/2 705 729 1/2 + 40 10446 -129
MAR06 697 - 95 723 695 719 + 42 1/2 10467 +185
            290689 -4741

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
JUL 22080 +1130 JUL 2530 +115 JUL 337 + 12 3/4 111.62 - 111.93
AUG 22150 +1100 AUG 2539 +116 SEP 346 1/2 + 12  
SEP 22260 +1140 SEP 2551 +119 DEC 360 1/2 + 12 1/4  
OCT 22300 +1330 OCT 2555 +113 MAR 372 + 12 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 


(コーン)

連休中、乾燥が懸念される地域に雨が降ったものの、雨量が極少量に留まったこと、今週・来週とドライな天候パターンが予報されていることを受け、相場は高騰した。寄り付きからファンドが積極的に買いに入り、デイリーチャート上でギャップを付け、5-7セント上げて寄り付いた後も、序盤は更に急激に値を上げた。大豆相場がいくつかの限月でリミットアップを付けたことも影響し、9月限で18.5セントアップとなる244セントを記録すると、そこが本日の最高値となった。その後暫く値を戻したが、後半に入ると再び値を上げ始め、序盤に付けたレベルにまでは到達しなかったが各月大きく高値引けとなっている。午前中に発表された週間輸出検証高の数字は市場予想範囲を下回ったが、本日はあまり材料視されず。



(大豆)  

連休中の雨量が限定的であったこと、予報にてドライな傾向が伝えられていること等に大きく反応し、急騰することとなった。デイリーチャート上で大きなギャップを付け、20セント近く上げて寄り付いた後も、パニック的な買いにより序盤は急激に上げる展開となり、11月限は一時リミットアップとなる736.00セントを記録した。その後はやや落ち着きを取り戻したが大きく下げることはなく、各月大幅高値引けとなっている。11月限は42.0セントアップの728.00。熱帯的気圧CINDY・DENNISによりサビ菌の胞子が飛散する可能性が懸念されることも多少本日のサポート要因となった。一方、週間輸出成約高の発表数値は市場予想を下回ったが、こちらは天候材料に消される形で、あまり材料視されることはなかった。


 

本日ファンド筋はコーン市場では12,000枚の買い越し、大豆市場では8,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションはコーンで 約35,400枚の ロング、大豆では約53,500枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域  週末降ったものの雨量は限られた。今週は概ねドライ。来週の雨に期待がかかる。
                

連休中の雨は、ノースダコタ中央部、アイオワ中央部・中央部北側、ウィスコンシン中央部、ミズーリ中央部西側、イリノイ南西部、インディアナ北部、ミシガン中央部と中央部南側などを中心に、ベルトの45%をカバーした。注目されたイリノイでは広範囲に雨が降ったものの、ほとんどの地域で雨量が0.5インチ以下と限られた。土壌の乾燥が懸念される地域は引き続きベルトの15%、特にイリノイ州ではこの一ヶ月間で0.5-1.5インチ程度しか降っておらず、その3/4の地域で乾燥が懸念される。

本日(7/5)はオハイオにて雨の予報が出ている他は概ねドライ。また、水曜から木曜にかけてもカンサスとミズーリ西部で雨の予報が出ている他は概ねドライな天候となる。今後10日間の予報においてもベルトにおける雨の確率は限定的。6-10日後の予報で後半に雨の可能性が示唆されているのものの、これも熱帯低気圧"DENNIS"の動きによるので不確実。一方、今週涼しい日が続くことが乾燥懸念地域でのイールドの低下を和らげることとなる。

(熱帯低気圧"DENNIS"は、現在カリブ海をメキシコ湾に向けて北上中。DENNISの進路によっては来週中西部・デルタにも纏まった雨が期待できる。)




NWS 米国各産地6-10日間予報 (7月11日〜7月15日) 】 

気温 降水量
イリノイ A N
アイオワ A B
ミネソタ A B
ネブラスカ A N
インディアナ A N
オハイオ A N
ミシガン A B

 

気温の上昇傾向が示唆されていることは強気に捉えられる。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  6月30日の週  6月23日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  745.9 1,018.2 771.1 36,378.0 39,064.6
ダイズ  132.2 141.8 116.0 27,878.0 22,592.1
小麦 341.4 475.5 598.3 1,649.0 2,305.4
コーン・大豆共に市場予想を下回り、材料としては弱気な内容。



 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(6/5の週) 

【単位 : %】 


 

《コーン主要産地のシルキング進捗状況》 

  7/3/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   0 0 1 1
イリノイ   20 4 43 17
ネブラスカ   2 0 3 3
ミネソタ 0 0 0 0
インディアナ   8 1 29 10
オハイオ 0 0 7 2
ウィスコンシン 0 0 0 0
サウスダコタ 0 0 0 0
ミズーリ 48 19 57 42
ミシガン  0 0 0 0
主要18州平均   11 4 18 11


《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(1) 3(4) 18(18) 54(57) 24(20)
イリノイ 13(8) 24(20) 38(40) 23(29) 2(3)
ネブラスカ 0(0) 3(2) 13(11) 55(61) 29(26)
ミネソタ 2(1) 5(6) 19(23) 56(53) 18(17)
インディアナ 3(2) 12(9) 38(33) 41(49) 6(7)
サウスダコタ 1(1) 2(2) 13(18) 58(64) 26(15)
ウイスコンシン 3(2) 6(8) 17(22) 47(46) 27(22)
主要18州平均 4(2) 9(8) 25(25) 45(50) 17(15)
18州平均(昨年) 2(2) 5(6) 20(21) 52(52) 21(19)
良い・非常に良いの合計が3ポイント悪化したことはほぼ市場予想範囲内。



 

《大豆生産主要州の開花進捗状況》 

  7/3/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   21 0 19 21
イリノイ   29 11 29 18
ミネソタ 1 0 5 7
インディアナ 25 7 24 14
ネブラスカ 26 3 18 10
オハイオ 24 5 20 13
ミズーリ 20 5 14 11
主要18週平均 21 6 19 15

 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 1(1) 3(4) 19(21) 55(56) 22(18)
イリノイ 9(7) 18(17) 48(43) 23(31) 2(2)
ミネソタ 2(2) 6(6) 27(29) 50(51) 15(12)
インディアナ 3(3) 12(9) 37(34) 42(49) 6(5)
ネブラスカ 1(1) 3(2) 18(17) 55(59) 23(21)
オハイオ 2(2) 8(6) 32(30) 47(51) 11(11)
ミズーリ 2(5) 6(13) 27(38) 50(39) 15(5)
主要18州平均 3(3) 9(8) 30(29) 46(48) 12(11)
18州平均(昨年) 2(2) 6(6) 25(26) 53(53) 14(13)

 

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン・大豆)

向こう二週間ドライ傾向が続きそうとのことで、東部ベルト、特にイリノイ州の状況は益々悪化すると考えられ、短期的には強気な地合が継続しそうである。9月限は260セントまで上げても不思議ではない。イリノイ州のイールドが過去二年間に見たような160や180といったような数字を達成することは不可能なことはほぼ明らかであり、後はイールドロスがどの程度に収まるかという点が焦点となる。USDAは6月需給報告の時点で全米の最終平均イールドを148と予想しているが、恐らくイリノイ州のイールドは160-170程度と想定してのことだと考えられる。仮に、同州のイールドがこれよりも30%低下すると、生産量にして約600(百万BU)が失われることとなる。しかし、イリノイ州以外で乾燥が懸念されている地域はその程度が限られること、ベルト西部州ではアイオワ州を筆頭としてコンディションが平年を上回っていることを考え合わせれば、長期的には未だ強気になれない。

熱帯低気圧DENNISが北上してベルトに降雨をもたらす可能性が指摘されていることがコーン相場の上昇幅を限定することとなったが、サビ菌の拡大懸念が存在するため、大豆相場にはこの熱帯低気圧さえも単純に弱材料と捉えることはできない。一部でアブラムシの被害が報告され始めていることも手伝い、期末在庫に限りがある大豆相場は、コーン相場と比較して、より高騰する可能性を内包している。(K)

 

 


 

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