米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2005年7月12日
| 本日の相場 |
とうもろこし --やや高値寄り付き、やや高値引け―
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | ||
| JUL 05 | 228 | 228 | 222 1/2 | 227 | + 1/4 | 3493 | -753 |
| SEP 05 | 236 - 35 | 237 | 231 | 235 1/2 | + 1/4 | 306570 | -601 |
| DEC 05 | 247 - 46 1/2 | 248 | 242 | 247 | + 1/4 | 290068 | +1455 |
| MAR 06 | 254 1/4 - 53 3/4 | 255 1/2 | 249 3/4 | 254 1/4 | + 1/2 | 40143 | +771 |
| MAY 06 | 258 - 57 3/4 | 258 3/4 | 253 1/4 | 258 | + 3/4 | 6978 | +154 |
| JUL 06 | 260 | 261 3/4 | 256 1/4 | 261 | + 1 | 14861 | +555 |
| 686373 | +1888 |
大 豆 --安値寄り付き、高値引け--
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| JUL 05 | 687 - 85 | 699 | 675 | 698 1/2 | + 10 1/2 | 2404 | -1534 |
| AUG 05 | 689 - 87 | 703 | 678 | 701 1/4 | + 11 1/4 | 35762 | -934 |
| SEP 05 | 690 | 706 | 680 1/2 | 705 | + 10 1/2 | 14870 | +493 |
| NOV 05 | 700 - 97 | 714 | 687 | 712 1/2 | + 11 | 184097 | +1621 |
| JAN 06 | 700 | 714 | 689 | 712 1/2 | + 9 1/4 | 11106 | -196 |
| MAR06 | 691 - 88 | 706 | 684 | 705 1/2 | + 10 | 10516 | -59 |
| 276146 | -185 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| JUL | 21920 | +460 | JUL | 2501 | +24 | JUL | 323 3/4 | - 3 1/4 | 110.82 - 111.26 |
| AUG | 21890 | +400 | AUG | 2504 | +20 | SEP | 332 1/2 | - 2 3/4 | |
| SEP | 21930 | +430 | SEP | 2511 | +15 | DEC | 345 1/2 | - 3 1/2 | |
| OCT | 21940 | +430 | OCT | 2516 | +9 | MAR | 358 1/2 | - 2 3/4 |
| 本日の相場の動き |
(コーン)
| 需給報告の内容はほぼ予想通りであったものの、旧穀・新穀共に期末在庫が下方修正となったことは若干のサポート要因と捉えられた。昨日のクロップコンディションレポートにおいてGOOD-EXCELLENTの合計が4ポイント低下したこともあり、寄り付きは1.25セント上げて取引されたものの、序盤は4セント強と大きく値を下げる展開。現在東部ベルトを中心に降っている雨が今後5日間でまとまった量になるという予報が売り材料とされた。しかし、6日後から15日後の予報においてはドライなパターンに逆戻りすることが示唆されていること、特にベルト南西部にてドライ懸念が言われだしていることが材料視される形で、その後は徐々に値を上げる展開が続いた。結局は各限月やや高値引けとなり、9月限は0.25セントアップの227.00として引けを迎えた。 |
(大豆)
| 寄り付き前の農務省発表では新・旧穀とも概ね予想通りの内容。期末在庫は旧穀で30百万ブッシェルカット(320→290)、新穀では45百万ブッシェルのカット(255→210)となり、ムードとしてはどっちつかずに寄り付きも昨日引け値とほぼ変わらずの697-700(11月限)でスタートした。セッション序盤は売り手優勢に687までの安値を見たがそこまで。その安値をそこにセッション終盤に向けては右肩上がりの力強い展開に様変わりし引け際の一伸びで本日の高値714をつけるとそのままの高値引けとなっている。ハリケーンデニスの影響により今週は中西部東部にかけての雨量が期待されるものの、完全にドライ傾向を打ち消せるレベルのものではないことが認識された他、向こう10日間におけるミズーリ・アイオワ・ネブラスカなどでの厳しい暑さに関する予報も市場をよりナーバスにしてきており、当時筋の買い気を煽る結果となっている。 |
| 本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションはコーンで 約37,900枚の ロング、大豆では約44,000枚のロングとなった模様。(推定) |
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部・デルタ地域
|
昨日はベルト全体の25%の範囲で1.25インチまで、所によっては4.0インチまでの雨量を見た。特にミネソタ西部、アイオワ中北部、サウスダコタ東部などでは活発な雷雨が確認され、ハリケーンデニスの影響もあり北部を除くイリノイでも相応の雨、その他インディアナ南部・西部、ミズーリ南東部といった方面でも雨が確認されている。本日もミネソタ東部やアイオワ北部では雨が見込まれている。今後週末に向けては全体の35%に1.5-2.5インチまでの雨量が予想され、イリノイ南部、インディアナ、オハイオといった地域がその中心となる。今週のこの雨は受粉期のコーンには恵み。又ドライ傾向にあるベルト東部へも助けの雨となる。 依然としてドライに改善が見られない地域としてはウィスコンシン南東部、イリノイ北部、アイオワ中東部など。 その他現在焦点となってきているのは向こう10日間のホット*ドライ。特にアイオワ南部、ミズーリ北部、ネブラスカ東部といった地域では厳しい暑さが予想され、作物の疲弊が懸念材料となってくる。
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【NWS 米国各産地6-10日間予報 (7月17日〜7月21日) 】
| 気温 | 降水量 | |
| イリノイ | A | A |
| アイオワ | A | A |
| ミネソタ | A | N |
| ネブラスカ | N | N |
| インディアナ | A | N |
| オハイオ | A | N |
| ミシガン | A | N |
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内容的には大きな変化見られず中立からややサポート材料であり続ける。 |
| 本日の発表等 |
【寄り付き前の発表】
| 1) USDA SUPPLY/DEMAND |
@ 米国産コーン (単位:百万ブッシェル)
| 2004/05 | 2005/06 | |||
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JUN 10 |
JULY 12 |
JUN 10 | JULY 12 | |
| 作付面積(百万エーカー) | 80.9 | 80.9 | 81.4 | 81.6 |
| 収穫面積(百万エーカー) | 73.6 | 73.6 | 74.2 | 74.4 |
| 単収(ブッシェル/エーカー) | 160.4 | 160.4 | 148.0 | 145.0 |
| 期初在庫 | 958 | 958 | 2,215 | 2,115 |
| 生産量 | 11,807 | 11,807 | 10,985 | 10,785 |
| 輸入 | 10 | 10 | 10 | 10 |
| ・供給合計 | 12,775 | 12,775 | 13,210 | 12,910 |
| 飼料用その他 | 6,000 | 6,150 | 5,850 | 5,850 |
| 食用・種子用・工業用 | 2,760 | 2,685 | 2,870 | 2,870 |
| (内エタノール用) | (1,400) | (1,325) | (1,500) | (1,500) |
| 輸出用 | 1,800 | 1,825 | 1,950 | 1,950 |
| ・需要合計 | 10,560 | 10,660 | 10,670 | 10,670 |
| 期末在庫 | 2,215 | 2,115 | 2,540 | 2,240 |
| 農家平均価格($/BU) | 2.00-2.10 | 2.00-2.10 | 1.55-1.95 | 1.70-2.10 |
|
旧穀の需要面において、エタノール用需要が75ポイント減ったが、飼料用需要が150、輸出用が25ポイント増えたため、新穀の期首在庫は100ポイント上方修正となった。新穀の作付面積は6月の発表数字通り。しかしクロップコンディションの悪化を反映して、単収は3BU/ACRE下方修正された。結果、新穀の期末在庫は300ポイント下方修正され、2,240、期末在庫率は約21%となった。 |
A 米国産大豆(単位:百万ブッシェル)
| 2003-2004 | 2004-2005 | |||
| JUN 10 | JULY 12 | JUN 10 | JULY 12 | |
| 作付面積(百万エーカー) | 75.2 | 75.2 | 73.9 | 73.3 |
| 収穫面積(百万エーカー) | 74.0 | 74.0 | 72.6 | 72.4 |
| 単収(ブッシェル/エーカー) | 42.5 | 42.5 | 39.9 | 39.9 |
| 期初在庫 | 112 | 112 | 320 | 290 |
| 生産量 | 3,141 | 3,141 | 2,895 | 2,890 |
| 輸入 | 5 | 5 | 3 | 3 |
| ・供給合計 | 3,258 | 3,258 | 3,218 | 3,183 |
| 搾油用 | 1,675 | 1,690 | 1,680 | 1,690 |
| 輸出用 | 1,100 | 1,110 | 1,135 | 1,135 |
| 種子・飼料用 | 89 | 90 | 91 | 90 |
| その他 | 64 | 79 | 58 | 58 |
| ・需要合計 | 2,938 | 2,969 | 2,964 | 2,973 |
| 期末在庫 | 320 | 290 | 255 | 210 |
| 農家平均価格($/ブッシェル) | 5.70 | 5.80 | 4.95-5.95 | 5.10-6.10 |
|
新穀の期末在庫は45ポイントか下方修正され、210ポイントとなった。生産量予想の下方修正と期首在庫の下方修正による。大豆粕の需要増を反映して、旧穀・新穀ともに搾油用需要が上方修正された。 |
B 世界のコーン/大豆など生産量予想 (単位:百万トン)
【 カッコ内は前月発表 】
*コーン 04/05クロップ
| 生産量 | 輸出量 | |
| 中国 | 128.00(128.00) | 6.00(6.00) |
| アルゼンチン | 19.50(19.50) | 14.00(14.00) |
| 南アフリカ | 12.00(12.00) | 2.00(2.00) |
| ブラジル | 35.50(35.50) | 0.70(0.70) |
*コーン 05/06クロップ
| 生産量 | 輸出量 | |
| 中国 | 127.0(127.0) | 3.00(3.00) |
| アルゼンチン | 18.50(18.50) | 13.00(13.00) |
| 南アフリカ | 9.50(9.50) | 1.80(1.80) |
| ブラジル | 44.00(44.00) | 1.60(1.60) |
*大豆 04/05クロップ
| 生産量 | 輸出量 | |
| ブラジル | 51.00(53.00) | 19.54(19.65) |
| アルゼンチン | 39.00(39.00) | 8.17(7.57) |
*大豆 05/06クロップ
| 生産量 | 輸出量 | |
| ブラジル | 62.00(62.00) | 22.00(22.00) |
| アルゼンチン | 39.00(39.00) | 8.40(8.25) |
【引け後の発表】
| 2) ブリッシュコンセンサス |
| 7/12/05 | 7/5/05 | 6/28/05 | 6/21/05 | 6/14/05 | |
| 大豆 | 57 | 59 | 53 | 62 | 54 |
| 大豆油 | 53 | 54 | 50 | 55 | 44 |
| 大豆粕 | 53 | 53 | 48 | 60 | 54 |
| コーン | 42 | 44 | 38 | 45 | 29 |
| 小麦 | 37 | 42 | 39 | 42 | 31 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
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需給報告は、旧穀の需要面の個々の修正が一般的な予想の幅を超えたものの、新穀の期末在庫の修正幅は予想範囲内に留まった。本日NASSが発表した内容によると、7月10日時点での東部ベルトの土壌の状態は一週間前よりさらに悪化しており、下記グラフが示す通り、特にイリノイ州では危機的状況となっている。現在東部ベルトに降っている雨はイリノイ州でも多くの地域で1インチ以上に達すると言われており、間違いなく恵みの雨となる。土壌の状況も改善され、生産量の低下に歯止めをかけることは疑いの余地がない。しかし、イリノイ州などではこの雨の恩恵を受ける前におそらく半分近くのコーンが受粉を済ませてしまっていると考えられること、中期予報にてドライ傾向が示唆されていることなどを考え合わせると、マーケットが現在の雨に対して素直に反応できないのも頷ける。イリノイ州中央部では例年に増してルートワームの被害が多発しているという情報もあり、今後は生産地からの情報がより重要視される。9月・12月限の値動きについては、クロップツアーなどからのレポートが頻繁に入り出す8月を境に安値を目指すような値動きを予想している。(K) |
(大豆)
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農務省発表においてはほぼ予想通りの内容で旧穀期末在庫は30百万ブッシェル減、新穀についてはイールドの修正は今月見なかったものの、搾油の微増+作付け意向面積の反映も重なり、45百万減で210百万。事前市場予想幅で言えばやや多目の内容とはなったが、期末在庫率としては7%という低水準となっている。現在の39.9というイールドが8月にどのように発表されるか、今月修正を加えられなかった事が8月需給報告発表時のインパクトをより強めるような気がするくらいである。後は向こう一ヶ月の天候推移を見ながら毎週発表の農務省作柄報告の進捗を確認しつつ、3週間後には市場から本格的なイールド予想が出始めることになる。デニスの雨は見たがその後の天候パターンに不安を覚えないものはいない市場環境故、現段階における安値期待は限られると見ている。6月末につけた11月限の660ラインは引き続き強いサポートとして作用しながら天候推移を追いかけることとなる。向こう2週間のパターンに改善が見られない限りは現在の7ドル前後の攻防も早期に終わりを告げ、取引レンジの中心が現在のレベルから20-30セント上がってもおかしくない。 天候に揺さぶられる展開は今後も見られる事になるが、“イールド39.9で既に7%の在庫率”、この非常に重たい材料が今後も市場をしっかりと支える役目を果たすこととなる。(A)
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