米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年7月18日


 

本日の相場 

とうもろこし          --安値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 05 257 - 56 263 253 1/2 260 +2 1/4 292619 -6688
DEC 05 267 - 66 273 263 270 +2 322429 +12253
MAR 06 271 1/2 - 70 276 267 273 1/2 +1 1/2 45713 +806
MAY 06 272 3/4 - 73 276 270 276 +3 1/2 7969 +213
JUL 06 273 1/2 - 74 278 270 276 3/4 +2 16485 +483
SEP 06 264 266 262 1/2 265 1/2 +1 3746 +121
            711531 +7012

 

大 豆                 --安値寄り付き、安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 05 718 - 19 724 1/2 709 717 1/4 -3 3/4 35522 -57
SEP 05 721 729 713 720 3/4 -3 3/4 15345 +122
NOV 05 724 - 28 735 1/2 718 1/2 727 3/4 -3 3/4 191365 -208
JAN 06 728 - 28 1/2 737 720 729 -2 1/2 11289 +166
MAR 06 724 -23 727 714 719 1/2 -3 10729 +19
MAY 06 702 709 697 703 1/2 -3 1/2 12165 +50
            283204 +38

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 22420 -250 AUG 2554 +0'06 SEP 352 1/4 +3 3/4 111.59 - 112.27
SEP 22430 -220 SEP 2563 +0'01 DEC 367 +4 3/4  
OCT 22410 -240 OCT 2572 +0'07 MAR 380 +4 3/4  
DEC 22590 -230 DEC 2589 +0'09 MAY 382 +3  

 

 

本日の相場の動き

 


(コーン)

週末、インディアナ、オハイオ、ミシガンなどを中心にまとまった雨が見られたこと、予報にて今週ベルト北部を中心にまとまった雨が示唆されていることが材料視され、前半は弱気な相場となった。1セント弱下げて寄り付いた後も、前半は軟調な展開が続き、一時は9月限で4.25セントダウンとなる253.50を付けるに至った。午前中に発表された週間輸出検証高(32百万ブッシェル)は事前予想(23-26)を大きく上回り、強材料となった。また、午後に発表される予定のクロップコンディションレポートにつきGOOD-EXCELLENTの合計が2-3ポイント下方修正されるとの見方が広まったことなどもあって後半はファンドを中心に大きく買われ、結局は各限月高値引け、9月限は2.25セントアップの260.00、昨年8月以来の高値となっている。



(大豆)  

全体評価としての雨量(週末そして今週見込まれる雨量)が評価される形で11月限の寄り付きも724-728と先週末引け値から数セントの安値で取引が開始された。セッション序盤はマイナスサイドでの取引が先行し、10時半過ぎに本日の安値718.50までつける。しかし安値付近では商業筋のプライシングタイプの買い物も集中しその後は徐々に値位置を上げる展開に変化。セッション終盤に730台を回復すると12時半過ぎに本日の高値735.50までつけるとその後は730ラインでの攻防を見ながらもやや値を削り結局やや安値で本日の取引を終了している。 セッション序盤発表の週間輸出検証高においては2.49百万ブッシェルと市場予想を下回る内容。 本日の動きを総合すれば、”予想以上の降雨+予報”が主導権を握った形。先週金曜の高値には届かないまま安値引けとなっている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では22,000枚の買い越し、大豆市場では1,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションはコーンで 約94,800枚の ロング、大豆では約47,400枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域  
                

週末をはさみ、雨量はベルト全体の60%にかけて1.75インチまで。所によっては4インチ以上を見る地域も報告されている。中心はミシガン、オハイオ南部・北西部、インディアナ中央部・北東部、イリノイ東部の一部、ミズーリ北西部・中東部、アイオワ中央部・南西部、ネブラスカ、カンザス北部など。今晩にかけて前線がベルト南部・東部地域へ移動することから、引き続きミズーリ、カンザス、インディアナ、オハイオ、ミシガンといった地域へはシャワーが予想される。次の前線通過は今週水曜・木曜と見られ、サウスダコタ、ミネソタ南部・東部、アイオワ北部、ウィスコンシンなどを中心に向こう5日間で全体の45%が1.0インチまでの雨で覆われると見られている。 このように週末の雨量によりオハイオ、インディアナ、ミシガンといった地域へは降雨が齎された。その他の地域でも、ミズーリ、アイオワ、ネブラスカ、カンザス、ミネソタ、ウィスコンシンなどは今週にも再び降雨到来の見込みとなっている。 これら一連の雨量がストレス拡大を防ぐことは間違いないものと思われる。しかし一方では、イリノイ中央部・北部、ウィスコンシン南部・東部、アイオワ東部、ミズーリ中央部・北東部といった地域においては向こう10日間も含めて、引き続き雨が限られた環境が続くと見られており、特にコーンの受粉に際しては大きな障害となることが懸念される。気温も総じて平年以上のレベルが引き続き予想されている。




NWS 米国各産地6-10日間予報 (7月24日〜7月28日) 】 

気温 降水量
イリノイ A N
アイオワ A A
ミネソタ N A
ネブラスカ A A
インディアナ A N
オハイオ A B
ミシガン A N

 

高温傾向は殆ど変化無しにて、中立からややサポーティブな内容と考えられる。
 

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  7月14日の週  6月30日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  812.8 560.9 904.6 37,761.3 40,980.3
ダイズ  67.8 165.0 63.4 28,132.2 22,707.4
小麦 476.7 364.5 610.2 2,490.2 3,469.3
 



 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(7/10の週) 

【単位 : %】 


 

《コーン主要産地のシルキング進捗状況》 

  7/17/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   37 7 34 32
イリノイ   83 54 81 64
ネブラスカ   60 26 45 41
ミネソタ 20 1 10 22
インディアナ   64 31 79 51
オハイオ 29 3 61 31
ウィスコンシン 19 3 9 7
サウスダコタ 5 0 1 7
ミズーリ 86 71 90 80
ミシガン  30 10* 17 8
主要18州平均   49 25 47 41

 

《コーン主要産地のドウステージ進捗状況》 

  7/17/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   1 0 0 0
イリノイ   11 3 14 9
ネブラスカ   2 0 3 3
ミネソタ 0 0 0 0
インディアナ   5 1 9 4
オハイオ 0 0 4 1
ウィスコンシン 0 0 0 0
サウスダコタ 0 0 0 0
ミズーリ 23 9 34 24
ミシガン  0 0 0 0
主要18州平均   6 3 8 6




《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2(1) 7(4) 25(19) 49(52) 17(24)
イリノイ 23(22) 32(30) 32(32) 12(15) 1(1)
ネブラスカ 1(1) 6(2) 18(16) 51(52) 24(29)
ミネソタ 2(2) 6(4) 23(20) 52(53) 17(21)
インディアナ 6(7) 18(20) 37(39) 35(30) 4(4)
サウスダコタ 1(0) 3(2) 16(12) 55(58) 25(28)
ウイスコンシン 9(3) 17(7) 25(21) 36(45) 13(24)
主要18州平均 6(6) 13(11) 26(25) 42(42) 13(16)
18州平均(昨年) 2(2) 4(5) 18(19) 51(51) 25(23)



 

《大豆生産主要州の開花進捗状況》 

  7/17/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   74 48 60 44
イリノイ   75 55 75 57
ミネソタ 61 36 43 48
インディアナ 62 46 64 50
ネブラスカ 68 52 62 51
オハイオ 71 47 62 48
ミズーリ 49 33 46 38
主要18週平均 63 43 56 50

 

《大豆生産主要州の着鞘進捗状況》 

  7/17/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   19 5 17 15
イリノイ   17 4 23 14
ミネソタ 4 0 2 4
インディアナ 12 2 20 13
ネブラスカ 15 7 10 10
オハイオ 10 0 13 9
ミズーリ 12 5 12 10
主要18週平均 16 6 15 13


 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2(1) 6(4) 25(20) 51(56) 16(19)
イリノイ 11(16) 25(25) 45(43) 17(15) 2(1)
ミネソタ 3(2) 7(6) 27(25) 50(51) 13(16)
インディアナ 5(7) 14(17) 38(39) 39(34) 4(3)
ネブラスカ 2(1) 12(5) 25(29) 48(48) 13(17)
オハイオ 4(0) 13(5) 35(27) 40(61) 8(7)
ミズーリ 7(2) 17(6) 40(25) 32(51) 4(16)
主要18州平均 4(5) 12(11) 31(30) 43(43) 10(11)
18州平均(昨年) 2(2) 6(6) 24(24) 52(53) 16(15)

 

 

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン)

短期的には引き続き上値リスクを警戒したいが、一方で需給バランスを考えた場合、12月限280セント以上の価格はいくら何でも高過ぎるとも言える。本日のクロップコンディションレポートでは、先週東部ベルトで雨が降ったにも関わらず雨量が限られたためにインディアナを除く東部各州にて状況が悪化したこと、これまで理想的なコンディションが続いていた西部ベルトにも若干の翳りが見え始めたこと、などが確認された。下のチャートが示すように、これまで去年の18州平均を上回る数値となっていたアイオワ州も、今週に入って遂にその傾向に変化が現れている。現時点で最終収量・生産量の予想を立てるのは時期尚早であるが、トレンドイールドを下回ることは確かなのではなかろうか。しかし、先週からの繰り返しになるが、今年の場合は地域差が大きいため、全体像が非常に掴みにくい。例えば、同じイリノイ州中央部でも、SPRINGFIELDからBLOOMINGTONにかけての地域では最近の雨により状況が大きく改善し、180-190のイールドも期待できるというが、SPRINGFIELDから少し北上した地域、PEORIA南部辺りでは全くと言って良いほど雨が降っておらず、イールドは100を切る可能性が高いという。(K)

(ダイズ)

11月限は先週後半に750ラインをつけたことで取り敢えずの一服感も漂っており、今週は今の流れからもう710辺りにかけての安値も見られる可能性がある。しかし現在のトレンドライン+ファンダメンタルズを意識すれば、今週の下落局面については買い場と位置づけ確実に確保する方針で臨む事をお勧めしたい。現在の天候パターンを背景に8月の農務省発表が意識されてくれば、6月下旬につけた770ラインが再びテストされる可能性は高いと見るべき。 

本日引け後農務省発表の作柄報告においては18州の平均として“非常に悪い+悪い”は16%と据え置かれたものの、注目すべき点はベルト西部地域で進む状況悪化である。主産地に位置づけられるネブラスカ・アイオワ・ミネソタの3州における数値の悪化度合いが最も大きく、極度に状況の悪いイリノイに加えて“これまで可もなく不可もなく”で耐えてきたベルト西部に対する市場の目が今後益々厳しいものになってくると思われる。特にアイオワについては本日農務省より発表されたTOPSOIL MOISTURE RATINGでも、イリノイ・ミズーリに次いで雨量が不足してきている事が確認されており、向こう10日間の天候パターン(特に“ホット”傾向)には特に注意が促されることになろう。これまでの市場の期待には、ベルト中央部・東部のロスを西部主産地が何とかカバーする・・といった期待めいたものがあったが、頼みのベルト西部における高温傾向から黄色信号が発せられ始めれば、市場の警戒感も益々高まる事が予想される。(A)

 


 

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