米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年8月2日


 

本日の相場 

とうもろこし          --やや高値で寄り付き、僅かに高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 05 234 1/2 - 34 234 1/2 229 3/4 232 1/2 + 3/4 258695 -7952
DEC 05 246 1/2 - 46 247 1/2 242 1/4 245 1/2 + 1 1/4 373438 +5928
MAR 06 254 3/4 - 54 1/4 254 3/4 250 252 3/4 + 3/4 54042 +1602
MAY 06 258 260 255 258 1/2 + 1 1/2 9967 +278
JUL 06 262 1/2 - 62 263 1/4 258 3/4 261 3/4 + 1 1/2 18766 +232
SEP 06 260 261 258 1/2 258 1/2 - 1/2 4147 -7
            746032 +841

 

大 豆                 --やや高値寄り付き、 大きく高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 05 678 693 1/2 674 1/2 689 1/2 + 16 1/2 6288 -5278
SEP 05 683 - 81 1/2 699 678 1/2 694 1/2 + 17 1/4 26280 +616
NOV 05 693 - 92 709 687 1/2 704 1/2 + 17 190876 -691
JAN 06 697 1/2 712 692 1/2 708 1/2 + 17 12580 -305
MAR 06 693 707 690 704 1/2 + 16 11397 +104
MAY 06 691 - 90 702 686 700 + 13 1/4 12491 -128
            268943 -5345

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 21540 +300 AUG 2502 +94 SEP 332 + 1 1/2 111.26 - 111.41
SEP 21440 +350 SEP 2509 +90 DEC 347 1/2 + 2 1/4  
OCT 21370 +300 OCT 2523 +91 MAR 359 1/2 + 2  
DEC 21650 +380 DEC 2538 +89 MAY 365 1/2 + 1 1/2  

 

 

 

本日の相場の動き

 


(コーン)

昨日終盤の売り過剰感、引き続いてのホット&ドライ傾向が材料視され寄付き前から2-3セントの高唱えとなっていた。ほぼ予想通りに小さくギャップをつけて寄り付きはしたが(9月限:235.50-235、12月限:246.50-246)その後10時頃にかけての約30分は売り優勢に下落基調。9月限229.75、12月限242.25までつけそこが本日の安値となった。しかし、その後は大豆の高値取引にも影響を受けてかアップダウンを繰り返しながらも終盤に本日の高値をつけるまでは上げ基調。寄り付きの高値を越えた辺りでは商業筋の売り物なども積極的に見られ最後はやや値位置を落としたもののそれでも前日比やや高値で本日の取引を終了している。 



(大豆)  

昨日引け後の作柄報告はインパクトあり、先週までの降雨に改善期待がされた中、据え置かれた事は本日寄り付き前の強材料となった。同時に目先のホット傾向に変化が見られない点も引き続き指摘され寄付きからほぼ予想通りの高値でスタート。5-6セント高で寄り付いた11月限は10時ごろまで売り買い交錯の揉み合い相場に688-692とうレンジから抜けれなかった。しかし中盤にさしかかるともみ合いながらも確実に値位置を上げ、10時半過ぎにはとうとう7ドル台へ。その後はそう活発な取引でもなかったが、ほぼ7ドル台で値動きを見た後、終盤に本日の高値をつけてそのまま高値圏で取引を終了している。午後に入っても天候パターンに変化が見られない事は後半のより強い値動きの原動力ともなっている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では500枚の買い越し、大豆市場は7000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、本日発表のコミットメントオブトレーダーズコーンの内容をもとに 約63700枚の ロング、大豆では約49300枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域  週後半の雨、45%ではまだ不足・・

               

昨日はベルト全体の5%以下にお湿り程度の雨量のみ。その他はほぼ全域でホット&ドライとなった。向こう5日間では全体の45%に1.25インチ、所によっては2.5インチまでの雨量見込み。中心はアイオワ北部、ミネソタ南部、ウィスコンシンそしてイリノイ北部など。その後週後半にイリノイ北東部、ミシガン、インディアナ、オハイオへと移動する見込み。気温は明日まで高温傾向が持続し90度後半までの上昇が見込まれ、その後週末にかけてはややクールダウン。受粉期終盤のコーンについては15%、大豆の着鞘については来週末までに30%までが可能性としてストレスを被るとされる。今週後半の雨は確かにベルトの半分近くを潤すと見られるものの、南西部ベルトなど一方でストレスの蓄積は引き続き進んでおり、今後も注視してゆく必要あり。




NWS 米国各産地6-10日間予報 (8月8日〜8月12日) 】 

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ A N
アイオワ A A
ミネソタ A A
ネブラスカ A N
インディアナ A N
オハイオ A N
ミシガン A A

 

アイオワ・ミネソタなどで雨量予想が上がったものの、”ホット”傾向は引き続きサポート材料となる。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

 

【引け後の発表】

1) ブリッシュコンセンサス 

 

8/2/05 7/26/05 7/19/05 7/12/05 7/5/05
大豆  56 54 54 57 59
大豆油  53 50 50 53 54
大豆粕 51 50 51 53 53
コーン 42 42 48 42 44
小麦  40 38 42 37 42

 

2)FC STONE 生産量予想

 

農務省発表を来週金曜に控え、先ずは第一弾。民間の予想が発表された。

生産量(百万) イールド USDA7月 USDAイールド
コーン 10,312 138.7 10,785 145
大豆 2,824 38.9 2,890 39.9

 

内容的にはどちらも(市場の受け止め方として)範囲内、という印象は強い。しかしコーンイールドについてはイリノイが115と置かれておりやや極端な内容。それを市場の期待範囲とされる125-130といったレンジへ焼き直した場合には、全体の内容も中立からややベアリッシュという受け止め方も出来る。

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン・大豆) 

本日の値動きを見るにつけ、”7月のコーンVS8月の大豆”、”十分な期末在庫VSタイトな期末在庫” といったファンダメンタルズの違いが出たという印象。今週8月入りしたこともあり、目先2週間の天候予報を背景に”8月の大豆”はより市場クローズアップされやすくなる。又、過去2週間降雨を受けた後の昨日引け後の-前週比変わらず-の作柄報告。先週アップダウンを繰り返しながらも相場が下げてきた背景にはこの過去2週間の雨があった。しかし昨日の作柄報告においてその結果(=改善)を確認出来なかった事は意味合いとして大きい。本日の大豆市場における大きな投機筋の買い越し姿勢にも現在のその警戒感が表れていたということが出来る。今週なかばから後半にかけての雨量評価+向こう2週間の予報(現状ホット傾向)の今後の変化。FC STONE/INFORMAという民間による予想内容の発表。これらが目先の値動きを最も左右する材料となる。 しかし大豆の値動き、出だしこそ様子伺いのおとなしいスタートとなったが、本日の高値引けは短期的な推移を追いかける意味では大きな舵取りを果たしたということが出来る。短期的な上げ基調がより鮮明となってきた。 一方で、主役は大豆に移りつつある中でのコーン。12月限は既に目標レンジとしてきたレベル(245-240)まで到達。本日アナリストよりいくつか意見を聴取したが、12月限はこのまま230ラインを目指すというものもいる。しかし、春先以降のトレンドはこれまで緩やかな上昇トレンドをキープしてここまで来ており、今週の値動きはかなり重要な指標になると思われる。意見としては現在の天候状況+大きな発表を前にして、明日以降このまま240を下に抜ける展開は期待していないが。

シカゴにおける3月以降の降水量データ。

降水量 平年比
3月 1.48 -1.17
4月 1.53 -2.15
5月 1.99 -1.39
6月 0.76 -2.87
7月 1.95 -1.56
3−7月合計 7.71 -9.14

上記はここシカゴにおける降水量の推移であるが、7月終わって平年の半分も雨がない。7月に頑張ったことが確かに相場材料にはなったが、 8月に入っても向こう2週間のホット傾向は継続。これで来週になってもホット傾向に変化が見られないとすれば、8月も大部分がホット傾向で推移する危険性さえ考え出されることになる。大豆は特にそうであるが、そのような環境下、この時点でコーンのみが独歩安、というのは抵抗がある。(A)                     


 

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