米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年8月4日


 

本日の相場 

とうもろこし          --安値寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 05 225 1/2 - 25 226 1/2 224 224 1/2 - 2 1/2 241207 -7226
DEC 05 238 3/4 - 38 1/4 239 1/2 237 237 1/2 - 2 1/2 379665 +2049
MAR 06 246 1/2 - 46 1/4 247 1/4 245 1/4 246 1/4 - 1 1/2 57675 +2320
MAY 06 251 1/4 253 251 1/4 252 - 1 10959 +43
JUL 06 255 1/2 257 255 255 3/4 - 1 1/4 19074 +145
SEP 06 255 1/4 - 55 255 1/4 254 254 - 1 1/4 4185 +47
            740172 -2455

 

大 豆                 --やや安値寄り付き、 やや高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 05 671 - 70 1/2 675 1/2 668 1/2 671 1/4 + 1 1/4 3836 -1159
SEP 05 675 - 74 1/2 680 671 1/2 675 1/2 + 1/4 24508 -235
NOV 05 683 - 81 687 1/2 679 682 1/2 + 1 193392 -2981
JAN 06 686 1/2 - 86 691 683 687 1/2 + 1 1/2 12627 +17
MAR 06 682 688 1/2 680 1/2 685 + 2 12018 +613
MAY 06 675 681 1/2 674 679 + 4 5541 +209
            268646 -3531

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 21260 +180 AUG 2415 -15 SEP 325 - 1 111.09 - 111.47
SEP 21110 +180 SEP 2421 -19 DEC 339 3/4 - 1 3/4  
OCT 21020 +190 OCT 2428 -21 MAR 352 1/2 - 2  
DEC 21230 +250 DEC 2442 -30 MAY 359 - 1 1/2  

 

 

 

本日の相場の動き

 


 

(コーン)  

昨日に引き続き弱気なマーケットとなった。昨日、中西部の乾燥が懸念されている地域を中心に雨が降ったこと、月曜までにベルトの45%の地域で雨の予報が出ていること、韓国が55,000トンのテンダーをパスしたという報告があったことなどが材料となり、9月限では前日比約2セントダウンの225.00として寄り付いたが、その後はこの225.00が大きなサポートとなり、揉み合いの相場展開となった。CRBインデックスの上げ、6-15日後の予報においてドライと気温の上昇が示唆されることが材料視され、商業筋の買いが続いたことが下値を支える要因となった。しかしファンドの売りに押され、結局引け際には225.00を下に抜け、9月限は224.50としている。週間輸出成約高の発表内容が弱気であったことも材料とされた。



(大豆)  

寄り付き前発表の週間輸出成約については事前予想以上の内容となったものの、昨日の下落を見た後市場はパターンにやや変化の見られ出した天候推移を見ながらの様子見でスタート。11月限は681-683とほぼ変わらずからやや高値で寄り付いた。直後に679までの安値を見たが売りは続かず、そこが本日の安値となった。今朝イリノイを通過した前線により雨を受けはしたものの、総合評価としては”期待以下”、更なる売りを誘うまでには至らなかった。又来週の天候予想についても一貫性なくトレーダーは躊躇せざるを得ない環境だったと言える。値動きは序盤に本日の高値・安値をつけた後は680-685という狭いレンジ内取引が引けまで続き、大きな上下への変動を見ないまま本日の取引を終了している。 


 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の売り越し、大豆市場は売り買い同数量であったと見られる。ファンドネットポジションは 、コーンでは約48,600枚の ロング、大豆では約43,200枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域  

               

昨日はベルト全体の15%の範囲で0.25-1.25インチ、所によっては2インチまでの降雨を見た。中心はサウスダコタ中央部、ミネソタ南西部、ネブラスカ北部、アイオワ北部、ウィスコンシン南部・北西部、イリノイ中東部、インディアナ北西部、ミシガン中西部など。このシステムは本日東部へ移動しその後は月曜にかけて南部地域を中心に雨を齎す。向こう5日間で45%の範囲に0.75インチまで、所によっては1.25インチまでが予想され、その中心はミズーリ、カンザス、インディアナ、イリノイとされる。 昨日はネブラスカ、カンザス、アイオワ中西部・南西部、ミズーリなどで100度近くまで気温は上昇したが、本日から明日にかけては低下傾向となる。次に再び平年以上の気温の上昇を見るのは来週半ば以降。 今週後半の雨量は当初予想以上となりそうで作物へは有益であるものの、引き続いての高温傾向は作物へのストレスとなり続けるため、更に大きなパターンの変化が見られない限りにおいては今後もイールドロスが懸念が削がれることはない。




NWS 米国各産地6-10日間予報 (8月10日〜8月14日) 】 

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ A A
アイオワ A A
ミネソタ B A
ネブラスカ N N
インディアナ A A
オハイオ A A
ミシガン A A

 

ミネソタ・ネブラスカでは気温の傾向に変化が見られ、ベルト全体的に降水量は増加傾向。ややネガティブか。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】
 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(7月28日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 246.3 294.3 45,908.9 49,106.8 4,498.1 1,361.1
大豆 116.9 133.7 30,216.0 24,374.8 999.2 1,488.6
小麦 862.3 0.0 8,096.1 9,850.3 4,569.4 0.0
大豆粕 72.7 2.7 5,769.1 3,787.2 527.7 151.4
大豆油 1.1 0.5 415.4 218.0 32.7 27.4


 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(7月28日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 908.1 986.5 41,410.8 43,936.7 46,360
大豆 125.2 196.8 29,216.8 23,839.1 30,210
小麦 624.1 478.0 3,526.7 4,283.2 25,860
大豆粕 77.7 91.4 5,241.4 3,619.0 6,530
大豆油 2.1 2.4 382.7 190.2 640

 

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン)

来週はいよいよUSDAより需給報告が発表されるが、注目はやはり実地調査に基ずくイールド予想。

下のチャートは、8月1日時点で発表されたコーンクロップコンディションレポートを数値化したもの(棒グラフ)と、8月の需給報告においてUSDAから発表された予想イールドの相関関係を示したものである。この表から、この二つの間には明らかな相関関係があることが認められ、この資料から推察すると、8月の予想イールドは138程度になるのではないかと予想することができる。一方、筆者は先週火曜から木曜にかけていくつかの主要生産州においてフィールドサーベイを行うとともに、カントリーエレベーターなどに聞き込み調査を行った。その際に撮影した写真は別項に掲載したが、イリノイ州中央部は言われているよりも更に状況が悪く、その他の地域は言われているよりも状態が良いという印象を得た。結果、今年度の米国産コーンの最終イールドは結局145ブッシェル近くとなるのではないかと予想している。

現時点でのマーケットのイールド予想平均はおそらく135-140。しかし、前回の発表イールド145を5以上修正することはないのではという考え方もあるので、138-140を境界として、8月の発表イールドがこのレベルを下回れば強気、上回れば弱気な反応をマーケットは示すことになろう。ところで、今回USDAはフィールド調査を行うに当り、イヤーの中身までは調べないと言われている。よって、今回仮に筆者が予想するイールドに近いイールド予想が出たとしても、「イヤーの中身が調査されていないからだ」という考えがマーケットに織り込まれることにより、マーケットはそれ程急激には下げないかもしれない。しかし、イールドに関する生の情報が少しずつ産地から流れ出すタイミングでは、12月限が2ドルを割り込むような展開が訪れるのではないかと予想している。(K)

(大豆) 

相場は完全に天候に揺さぶられている。昨日あれだけ狼狽の色を見せた市場も本日は全く動けず、天候の進展を固唾を呑んで見守っているよう。確かに来週の雨量が増える見込みや来週以降の気温が下落傾向にある事など様々な情報が飛び交ってはいるものの、現時点で一貫性もなく一方方向へ動けない状態となっており見方が非常に難しい。ベルト北西部の主産地では確かに状況は悪くないというコメントを複数筋より聞くが、アイオワ東部・ネブラスカ・ダコタ州などについては“非常に良い”の域とは言えない。中央部・東部については、少しの雨ではなく、“十分過ぎる”雨量がこの先必要な環境にある事に変わりはない。この辺りはイールド内容がより具体化する秋以降になるまで数字から確認することは出来ない材料となるが、少なくとも秋口にかけてのサポート材料であり続ける。6月の勢いに7ドル台後半まで上り詰めた相場が再びそのレベルを目指すには相応の材料のインプットが必要となるが、上述の不透明感については8月の天候推移を見ながらではあるものの、引き続き大きな下げへの展開を阻む役割を果たすと思われる。現時点では660-650、下がってもこのレベルは非常に強いサポートとなってくる。(A)

 

     


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)