米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年8月10日


 

本日の相場 

とうもろこし          --やや高値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 05 219 1/2 - 19 223 1/2 218 3/4 223 + 4 1/4 179907 -22698
DEC 05 233 - 32 1/2 237 232 1/4 236 1/2 + 3 3/4 419794 +13873
MAR 06 241 1/2 - 41 1/4 247 240 3/4 246 + 5 65465 +2050
MAY 06 246 1/2 250 246 1/2 249 3/4 + 3 1/2 13217 +811
JUL 06 251 - 50 3/4 253 249 3/4 253 + 3 21239 +633
SEP 06 249 3/4 251 1/2 249 1/2 251 1/2 + 2 1/4 4421 +70
            733209 -5275

 

大 豆                 --安値寄り付き、まちまちの引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
AUG 05 640 645 638 643 1/2 + 1/2 905 -456
SEP 05 642 1/2 - 42 649 641 645 3/4 - 1/2 24441 +966
NOV 05 649 - 48 656 647 1/2 652 3/4 + 0 183636 -2640
JAN 06 654 - 53 1/2 660 1/2 653 657 3/4 + 1/4 13090 +630
MAR 06 653 - 51 649 1/2 651 656 + 1 11653 -176
MAY 06 653 - 52 656 649 652 1/2 - 1/2 11807 -35
            256525 -1349

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 20800 +60 AUG 2272 -8 SEP 323 1/2 + 4 110.49 - 110.96
SEP 20480 -70 SEP 2277 -12 DEC 337 1/2 + 3  
OCT 20390 +20 OCT 2287 -11 MAR 349 1/2 +2 3/4  
DEC 20590 +0 DEC 2298 -16 MAY 356 +3  

 

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)  

朝の予報では週末にかけてベルトの約65%の地域に雨の予報が出ており、材料としては昨日までに続き、ベアリッシュであった。しかしこれまでほぼ一方的に下げ続けてきたマーケットに対する行き過ぎ感が表れる形で、本日は強気な相場となった。前日比やや高値にて寄り付いた後も、ファンドのショートカバーにより徐々に上げる展開が最後まで続いた。午後の予報において週末にかけての雨の範囲が70%に拡大されたものの、原油相場が過去最高値を更新したことを主な要因としてCRBインデックスも上昇し、テクニカルな買いが入ったことや、需給報告を前にショートカバーの動きが見られたことなどもあって、流れは変わらず。各限月高値引け、9月限は4.25セントアップの223.00として引けている。



(大豆)  

昨日のフォロースルーもあり11月限は648-649とやや安値での寄り付き。その後すぐに本日の安値647-1/2をつけた。目先の天候パターン予想自体は、更に多目の雨が乾燥地域へ降りるといったネガティブな材料がインプットされたものの、値動きは昨日の下げからの売り過剰感或いは金曜に控える農務省の8月需給報告を前にどちらにも動きが取りにくかったか、一方方向への展開は見られず。序盤徐々に買い上げられ11-12時ごろにかけては653-656といった(本日の)高値レンジでの取引が暫く続いたが終盤になるとややだれ結局は前日比ほぼ変わらずで取引を終了している。本日は発表前の様子見的な閑散市場となったが、投機筋・商業筋共にその値ごろ感から買い越しとなっている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の買い越し、大豆市場は1,500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、コーンでは約41,600枚の ロング、大豆では約27,200枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   来週は降雨がドライ地域をくまなくカバーする見込み

               

昨日はベルトの20%の範囲に1.25インチまで、所によっては2インチまでの雨量を見た。中心はネブラスカ北部、ミネソタ東部・中南部、サウスダコタ南東部、ウィスコンシン北部・西部、イリノイ北部、アイオワ東部など。今後週末にかけては全体の65%にわたり1.75インチ、所によっては3インチまでの降雨見込みとなっている。特にミネソタ南東部、ウィスコンシン、ミシガン南東部、オハイオ北西部、インディアナ北部、ミズーリ北西部といった地域への降雨が期待される。 気温は一部ではクールダウンするもののイリノイ南部、ミズーリ中央部・南部、インディアナ南西部といった地域では週末にかけて引き続き平年以上の気温推移が続く。現在はベルト全体の1/3が依然としてドライストレスにさらされているとされる。 しかし来週については、殆ど全てのドライ地域へ少なくとも0.5インチの雨を齎すとされており、インディアナ南東部、イリノイ中央部、オハイオ中西部といった地域においてはその雨の到来が待たれるところ。




NWS 米国各産地6-10日間予報 (8月16日〜8月20日) 】 

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ N N
アイオワ B
ミネソタ B
ネブラスカ B A
インディアナ N N
オハイオ N A
ミシガン N A

 

引き続き主産地での低温傾向に大きな変化なく、ネガティブ。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

(単位 : 千トン)
 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦 300-500 862.3
コーン 500-750 246.3
大豆 50-200 116.9
大豆粕 40-100 72.7
大豆油 0-5 1.1

 





【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

  今週  前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      100 100
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   100 100

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン)

長期的には変わらずベアリッシュな展開を予想しているが、向こう一ヶ月を見た場合に本日の動きがコレクションとなるかそれとも転換点となるかは、発表内容次第。140以上のイールドが発表された場合、12月限は220セントを目指すこととなろう。昨日に続きガルフのプレミアムが上昇しているが、これは川の水位が低下し続けていることに伴いバージフレートが上昇していることに起因する。物流の混乱が予想されるので要注意。

8月9日、WTOは、メキシコが高果糖コーンシロップ(HFCS)を含有するソフトドリンクに対し20%のソフトドリンク税(仮称)を課していることに対し、国際貿易の責務に反しているとの結論を正式に示した。2002年にソフトドリンク税が施行されて以降、米国からメキシコへのコーンシロップの輸出は事実上不可能な状態が続いている。今回WTOが示した結論により、メキシコが同税金を即撤廃するかどうかは分からないが、米国コーン精製者協会(The Corn Refiners Association)によると、上記法律により失われているコーンシロップの潜在売上金額は9億44百万ドル、原料のコーンに換算すると168百万ブッシェルであると言うから、想定されるマーケットへの影響も決して小さくない。実際、同協会は、「問題が解決し、メキシコ政府により同税が撤廃されれば、米国のコーン平均現物価格はブッシェル当り6セント上昇するであろう。」とコメントしている。

需給報告市場予想  :  生産量 10.255(9.990-10.601) イールド 138.40(135.0-142.50)   -- (  )内は予想レンジ



(大豆)

率直な印象としては、昨日の安値で“下げるところまで下げただろう”というもの。本日は更に天候材料的には弱いものが市場にインプットされたが、寄り付き後売り優勢とはいかなかった。7ドル前後をうろうろしていた7月後半から8月初旬ごろに、安値の限界と置いていたラインに今相場はきている。ここまでの下げを見るとは考えていなかったが天候パターンの大きな変化にロング筋の手仕舞いもそれなりのものとなって値段に表れる事となった。しかしこの640-650ラインは5月下旬に相場が底上げを始めた際の非常に大きな節目とされており、市場でもその意識は非常に強い。本日天候材料に下げきらなかった相場を見てもその意識の表れではないかと思われる。もし昨日の安値が再度更新されるような展開が見られるとすればその時には600-610というレベルまで下げることとなろう。しかしその動きが実現するには、今週金曜の発表において非常に大きなイールド・生産量が示される必要がある。 しかし筆者の見方は、今年の場合秋口に向けてイールドは大豆・コーン共に悪化傾向を辿るというものであり、特にファンダメンタルズにおいて予断を許さぬ大豆がこの時点から6ドル前後まで下げられる・・というところに強い抵抗をもっている。その意味では、金曜にごく普通の内容が出た場合には、現在の650前後は秋口に向けての“底値圏”になるのではないかという意識をもってみているところである。(A)

市場の予想平均  :  生産量 2.804 (2.857 - 2.744)  イールド 38.686 (39.5 - 38.00)  -- (  )内は予想レンジ。

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)