米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年8月15日


 

本日の相場 

とうもろこし          --ギャップを付けて安値寄り付き、更に下げて大きく安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 05 214 1/2 - 14 214 1/2 210 210 1/2 -7 1/4 124070 -8385
DEC 05 227 - 26 227 1/4 223 223 1/4 - 7 3/4 456511 +16164
MAR 06 236 1/2 - 36 236 1/2 232 1/2 233 - 6 3/4 73934 +3244
MAY 06 242 242 239 239 1/4 - 6 1/4 14183 +741
JUL 06 246 - 45 1/2 246 243 1/4 243 1/2 - 6 1/4 22333 +683
SEP 06 250 1/4 - 50 250 1/4 246 3/4 247 1/4 - 4 3/4 4443 -62
            725855 +13410

 

大 豆                 --ギャップを付けて安値寄り付き、更に下げて大きく安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 05 631 1/2 - 29 632 1/2 609 640 1/2 - 27 3/4 25036 -174
NOV 05 640 - 36 640 616 648 - 28 1/4 185737 +2692
JAN 06 641 1/2 - 40 644 621 1/2 624 1/4 - 29 13526 +664
MAR 06 643 - 42 644 1/4 623 1/2 627 1/4 - 27 11907 +122
MAY 06 641 641 627 630 1/2 - 20 12273 +241
JUL 06 643 - 42 643 627 630 1/4 -- 21 3/4 5988 +53
            260141 +3693

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
AUG 19160 -1060 AUG 2230 -43 SEP 315 3/4 - 5 1/2 109.27 - 109.59
SEP 19150 -1080 SEP 2239 -44 DEC 331 1/4 - 4 1/2  
OCT 19320 -1130 OCT 2247 -53 MAR 343 3/4 - 4 3/4  
DEC 19400 -1100 DEC 2264 -49 MAY 349 1/2 - 5 1/2  

 

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)  

週末の雨が予報を上回ったこと、今週もベルトの60%の地域で雨の予報が出ていること、6-10日後、11-15日後に関しても穏やかな予報が出ていることなどの天候面の弱材料と、ファンドによる大量のテクニカルな売りが合わさり、相場は急激に下げた。デイリーチャート上でギャップを付け、前日比3-4セント安にて寄り付いた後も、大量のファンド売りにひたすら下値を探る展開。9月限は契約新安値、12月限は5月12日に付けた契約最安値220.75に迫る223セントを記録し、ほぼ一日のトレーディングレンジの最安値圏にて引けを迎えた。午前中に発表された週間輸出検証高は予想の範囲内にてほとんど材料視されず。



(大豆)  

週末の天候推移・今週そして向こう2週間での天候が更に好転し作柄に有益なパターンに変化している事をきっかけに、投機筋の売り注文は本日益々活発化。寄付きから10セント前後安値でスタートすると11月限は寄り付きでつけた640が本日の高値となる。その後もおさまらぬ売り物に値位置は確実に下げる事となり、昼ごろには取引レンジが620前後まで落ち込んだ。その後セッション終盤にかけては620を下回るレベルでの取引が続きそのままの大幅安値引けとなっている。本日は先週金曜の流れから売りが売りを呼ぶ展開に市場は総崩れという結果になっている。本日発表されたNOPA搾油報告(7月)においては133.8百万ブッシェルと市場予想を上回る内容となった。 セッション序盤の週間輸出検証では6.4百万ブッシェルと予想の範囲内の数字となった。


 

本日ファンド筋はコーン市場では25,000枚の売り越し、大豆市場では14,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、コーンでは約17,100枚の ロング、大豆では約24,000枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

               

週末は全体の40%に3インチまで所によっては6インチまでの雨量を見た。中心はアイオワ南部、イリノイ南東部、インディアナ北部・中西部、オハイオ北西部、ミズーリ、カンザス、ネブラスカ南部など。今週も金曜にかけてはベルト全体の55%までに1.25インチ、多いところでは3インチまでの雨量が予想されている。オハイオ南部、インディアナ南東部、ミズーリ南部、カンザス中北部、ネブラスカ、ダコタ州、ミネソタ、アイオワ北部・西部などがその中心となり得る。このように総じて雨量は予想以上の内容となっており着鞘が完了しつつある大豆にとっても非常に有益なタイミングと量ということになっている。 上記のように今週もベルト北部から西部中心に雨は続き、今後はベルト南部そして東部といった地域への雨が待たれる。




NWS 米国各産地6-10日間予報 (8月20日〜8月26日) 】 

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ B N
アイオワ B B
ミネソタ N B
ネブラスカ B B
インディアナ B N
オハイオ N A
ミシガン N N

 

気温は総じて低め推移とパターンに再び変化が見られており材料としてはややネガティブとなる。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  8月11日の週  8月4日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  799.8 757.1 857.7 41,360.5 44,501.2
ダイズ  173.2 131.1 16.7 28,753.1 22,964.9
小麦 509.6 681.8 443.7 4,906.3 5,713.4
コーン・大豆共に予想範囲内にて材料視されず。



 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(8/14の週) 

【単位 : %】 
 

《コーン主要産地のドウステージ進捗状況》 

8/14/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   63 44 41 45
イリノイ   83 64 87 76
ネブラスカ   74 51 67 70
ミネソタ 42 11 12 28
インディアナ   76 50 76 65
オハイオ 66 32 73 54
ウィスコンシン 36 15 14 21
サウスダコタ 35 15 27 42
ミズーリ 92 86 88 85
ミシガン  57 20 19 13
主要18州平均   65 44 55 56

 

《コーン主要産地のデントステージ進捗状況》

8/14/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   12 0 8 11
イリノイ   41 19 44 33
ネブラスカ   23 5 11 22
ミネソタ 5 0 1 4
インディアナ   22 8 32 23
オハイオ 9 2 15 9
ウィスコンシン 2 0 0 1
サウスダコタ 4 0 2 10
ミズーリ 68 47 62 56
ミシガン  3 0 0 1
主要18州平均   23 10 22 21




《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 3(2) 7(10) 20(20) 51(49) 19(19)
イリノイ 27(29) 33(32) 30(27) 9(12) 1(0)
ネブラスカ 5(4) 9(8) 20(27) 48(44) 18(17)
ミネソタ 2(2) 6(7) 21(25) 44(48) 27(18)
インディアナ 6(6) 16(16) 37(35) 35(38) 6(5)
サウスダコタ 5(2) 10(7) 27(21) 43(50) 15(20)
ウイスコンシン 7(10) 18(18) 31(29) 35(32) 9(11)
主要18州平均 9(8) 14(14) 26(26) 38(39) 13(13)
18州平均(昨年) 2(2) 6(5) 19(17) 48(50) 25(26)
良い・非常に良いの合計が1ポイント悪化したことは予想範囲内にて、明日の寄り付き時への影響は限定的。



 

《大豆生産主要州の着鞘進捗状況》 

  8/14/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   94 83 91 89
イリノイ   90 85 88 83
ミネソタ 98 75 67 82
インディアナ 90 73 83 74
ネブラスカ 95 80 85 82
オハイオ 99 80 83 73
ミズーリ 75 59 67 61
主要18週平均 89 76 79 78


 

《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2(1) 6(8) 21(22) 54(51) 17(18)
イリノイ 13(16) 26(25) 41(40) 18(18) 2(1)
ミネソタ 2(2) 6(4) 22(30) 44(47) 26(17)
インディアナ 5(4) 12(12) 30(33) 44(43) 9(8)
ネブラスカ 4(3) 14(14) 29(33) 42(40) 11(10)
オハイオ 4(3) 12(10) 32(32) 41(41) 11(14)
ミズーリ 16(17) 27(26) 34(32) 19(22) 4(3)
主要18州平均 6(6) 13(13) 30(30) 40(40) 11(11)
18州平均(昨年) 2(2) 6(5) 23(20) 50(53) 19(20)
良い・非常に良いの合計が先週と変わらなかったことは市場予想範囲内にて、相場への影響は限定的。

 

 

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン)

先週発表された139.2というイールドは、過去数年間におけるクロップコンディションレポートと8月の発表イールドとの相関関係からして、8月の数字としてはほぼ予想通りであった。しかし、最終イールドについては個人的にはここからもう一度上方修正されると考えているので、12月限は、いずれ2ドルを割ると予想している。しかし、それはまだ先の話。短期的には、急激に下げた相場への売り過剰感から買い戻される展開を予想する。

8月中のコーンのクロップコンディションレポートは、再生産期(生殖期)に入ったクロップの植物としての状態の劣化(穀粒に栄養分を集めるため、下部から次第に立ち枯れしていくこと)を一部「コンディションの悪化」と見なすと言われるため、コーンのイールドを予想する上での材料としては使いづらい。事実、生育期を通じて天候がほぼ理想的に推移した昨年度でさえ、8月中はクロップコンディションのレーティングが徐々にではあるが悪化した。よって、9月の発表イールドや最終イールドを予想するには、産地からの情報に耳を傾けるのが原始的ではあるものの最も有効な手段だと考えられる。その意味で、今月21日から25日にかけて行われるJOHN DEERE PRO FARMER CROP TOURの結果は、開催されるタイミング・母体となるデータの規模の点から非常に注目すべきものとなる。(K)



(大豆)

非常に大きな一日。狼狽売りにも拍車がかかった。特に強いサポートであった11月限640のラインがあっさり下に抜けた事はテクニカルにも大量の売り注文を呼ぶ結果となっている。“このレベルは持ち堪えられる”と見ていたレベルが本日簡単に破られた結果、見方を修正する必要が出てきた。本日の値動きを見た後チャートも曲線ラインとなってきており売り過剰感が出てきているのは事実だが、勢いに3月下旬から4月にかけてつけた6ドルラインまでの安値は想定するべきだろう。金曜日発表のイールド38.7と在庫バランスを見る時、現在の値動きはファンダメンタルから乖離してきているようにも映るが、回復基調が若干見えてきた作柄に対する先取りだとすれば、目先の天候+作柄進捗から6ドル割れへの動きも否定は出来ない。しかしその後の展開については今後の天候パターン或いは作柄報告を確認しながら、ということになる。 先ずはどの辺りでこの下落局面が落ち着くのか、今週の値動きを追いかけたい。(A)

 


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)