米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年8月18日


 

本日の相場 

とうもろこし          --やや高値寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 05 213 3/4 - 13 1/4 214 1/2 211 211 1/4 - 1 3/4 99787 -3953
DEC 05 227 - 26 1/2 228 224 1/2 224 3/4 - 1 3/4 482651 +11144
MAR 06 236 3/4 - 36 1/2 237 3/4 234 234 1/2 - 1 3/4 77809 +461
MAY 06 242 1/2 243 1/2 240 1/2 240 3/4 - 1 1/2 17344 +1015
JUL 06 246 3/4 - 46 1/2 248 245 245 1/4 - 1 1/2 24740 +1259
SEP 06 249 250 1/4 248 248 + 0 4806 +239
            738401 +10127

 

大 豆                 --安値寄り付き、 期近を中心に安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 05 614 1/2 - 14 618 609 1/2 609 3/4 - 5 1/4 27711 +820
NOV 05 624 - 23 628 619 1/2 620 1/4 - 4 1/2 180319 -428
JAN 06 631 - 30 1/2 634 626 1/2 627 - 4 1/2 14035 +203
MAR 06 634 637 1/2 631 633 - 1 1/4 10911 -967
MAY 06 639 640 633 634 1/2 - 3 1/2 12651 -34
JUL 06 639 643 1/2 636 1/2 638 - 3 1/2 6597 +380
            258195 +137

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 19090 -70 SEP 2251 -9 SEP 320 3/4 + 6 1/2 110.36 - 110.58
OCT 19120 -30 OCT 2262 -5 DEC 335 1/2 + 6 1/4  
DEC 19310 -70 DEC 2281 -3 MAR 348 + 6 1/4  
JAN 19420 -80 JAN 2296 -6 MAY 354 + 6  

 

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

昨日からのフォロースルーに加えて、早朝に発表された週間輸出成約高の数字(旧穀46万5千トン、新穀113万7千トン)が事前予想(旧・新穀合計70-100万トン)を大きく上回ったこともあり、やや高値での寄り付きとなった後も、セッション前半は徐々に上げる展開となった。しかし、9月限が月曜日に付けたギャップの下限214.50を上抜ける勢いに欠けると見るや、ファンドの失望売りが入り、流れは一転、後半は下値を探る展開。CRBインデックスが弱含んだことや、日本で新たな鳥インフルエンザが確認されたという報告もやや材料視される形で次第に値位置を下げ、結局は各限月安値引け。9月限は1.75セント安の211.25、12月限も1.75セント安の224.75として引けを迎えた。



(大豆)  

寄り付き前の週間輸出成約の内容はフレンドリー。426,000トン(うち新穀:275,000)は市場予想を上回った事もあり、ほぼ変わらずの623-624で寄り付いた11月限はその後セッション序盤では買い優勢の展開が続いた。しかし買いが一巡した後は徐々に値を削る展開へ。625-627あたり中心の取引も昼頃には624-622あたりのレンジへ下がり終盤もやや売り優勢。結局引け際に本日の安値をつけるとそのままの安値で本日の取引を終了している。セッション後半の下げは現在通過中の前線の影響もあった。順調な雨が中西部へ落ちている事やイリノイ北部へも久しぶりの降雨が本日見られていた事も心理的に作用したと思われる。本日の輸出成約には中国の今年度初めての新穀成約55,000トンが含まれた。 韓国が10月積みで52,500トンのブラジル産大豆、11月積みで52,500トンの米国産大豆を成約した事が本日別途報告されている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の売り越し、大豆市場では2,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、コーンでは約11,600枚の ロング、大豆では約24,000枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

               

昨日はベルトの25%の範囲で1.25インチまでの降雨。多いところでは3インチまで。中心はノースダコタ、サウスダコタ中北部・東部、ミネソタ南部・西部、アイオワ北部、ネブラスカ中南部、カンザス中央部・北東部、ミズーリ中央部、ウィスコンシン南西部・北部、インディアナ南西部など。一連の雨は明日金曜まで各地で続きそう。ベルトの65%の範囲で1.25インチまでの雨量が予想され、ミネソタ南東部、ウィスコンシン南部、ミシガン南部、インディアナ、オハイオ、イリノイ、アイオワ、ミズーリ、ネブラスカ、カンザスなど。気温は金曜までに再び上昇の見込みにて、インディアナ西部、イリノイ中央部・南部、ミズーリ、ネブラスカ南部、アイオワ南西部、カンザスといった地域では最高気温が90度後半まで上昇する見込みとなっている。しかし週末には程度は和らぐと見られる。しかし予報では向こう10日再びドライ傾向となっており、特にイリノイ中央部・南部、インディアナ南部、オハイオ南部といった地域ではストレスが心配されている。




NWS 米国各産地6-10日間予報 (8月23日〜8月29日) 】 

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ N B
アイオワ A B
ミネソタ A B
ネブラスカ N B
インディアナ N B
オハイオ N B
ミシガン N B

 

降水量は引き続き限られており推移には注意が必要となる。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】
 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(8月11日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 465.2 1,137.3 47,447.2 49,655.3 4,329.7 2,768.3
大豆 150.9 275.0 30,459.5 24,400.5 900.8 1,825.1
小麦 468.4 0.0 9,185.4 11,153.8 4,350.0 1.5
大豆粕 52.4 9.2 5,860.3 3,883.9 485.2 165.1
大豆油 3.6 0.0 432.2 248.3 37.4 27.4

コーン・大豆共に市場予想を上回り、寄り付き時にはサポート要因となった。
 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(8月11日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 744.0 962.7 43,117.5 45,793.6 46,360
大豆 208.0 133.8 29,558.7 23,956.4 29,940
小麦 568.7 740.0 4,835.4 5,354.7 26,540
大豆粕 74.5 59.2 5,375.1 3,673.4 6,620
大豆油 4.1 8.0 394.8 204.5 720

 

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン)

言うまでもないが、今年のイリノイ州(特に同州中央部や北東部)の農家が置かれている状況は極めて悪い。中には去年のイールドの半分にも到達しないであろうフィールドも多数存在するというのに、今年の場合は被害がイリノイ州に集中しており、他の主要生産州では然程状況が悪くないため、価格は上昇しない。加えて、エネルギー価格が上昇を続けていることを主な理由としてオペレーションコストが非常に高くなっているため、同州の農家の懐具合は大幅に悪化すると想像する。去年が良かっただけに、正に天国から地獄である。

1988年度もやはりイリノイ州北部・中央部を中心に深刻な旱魃の被害を受けたが、88年度は、ミネソタ州やオハイオ州を中心にアイオワ・ウィスコンシン・ミシガンなどでも旱魃の被害が大きかったのに比べ、今年の場合は旱魃と呼べるのはイリノイ州とミズーリ州ぐらいで、州別のトレンドイールドを大きく下回りそうな州は他に見当たらないという点が大きく違う。例えば、今月発表されたクロッププロダクションレポートを見ると、コーン主要生産州10州の内、イールド予想が去年の最終イールドを大幅に下回っているのはやはりイリノイ州とミズーリ州で、それぞれ69%と62%だが、次に悪いカンサス州でも、83%もあるのである。(K)



(大豆)

予想通り到来している中西部への降雨を見ながら、市場へは心理的にイールド期待は膨らむ・・それらも作用してか本日終盤の値動きを作った。雨は土曜まで。来週以降再びの乾燥傾向に、下げ基調は続くが3日前に見た大きな下げ以降値動きが膠着している。今まさに進行中の作柄進捗終盤、イールドの方向性は非常に流動的。下げを唱える者もいれば40以上を唱える者もいる、というように向こう半月の(天候)動向がまだまだ市場を形成する余地を残している。その意味では6ドルラインの攻防もあり、6ドル後半への戻り相場もありと、ここまで大きく下げた後動きがとり辛い状況か。需要家サイドから見れば5ドル台も期待したいところだが、ここは博打をはらずに確実な手当てを進めたいところ。(A)

 


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)