米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年9月1日


 

本日の相場 

とうもろこし          --やや高値寄り付き、高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 05 202 1/2 - 02 208 201 3/4 207 3/4 + 6 1/4 13839 -7611
DEC 05 217 1/2 - 17 222 1/2 216 3/4 222 1/4 + 5 3/4 513092 +2769
MAR 06 228 233 3/4 227 1/2 233 1/2 + 6 1/4 93379 +2358
MAY 06 234 240 234 239 3/4 + 6 1/2 20004 +275
JUL 06 239 1/2 - 39 245 1/2 239 245 + 6 1/2 30302 +423
SEP 06 245 1/4 251 1/2 245 251 1/4 + 7 1/4 4464 +248
            711196 +619

 

大 豆                 --高値寄り付き、 高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 05 593 - 92 596 584 595 3/4 + 9 5184 -2185
NOV 05 605 - 03 608 595 607 + 8 1/4 178943 +285
JAN 06 611 - 10 1/2 615 1/2 603 1/2 615 + 9 1/4 17953 +1238
MAR 06 620 - 18 623 1/2 611 622 3/4 + 8 1/4 13358 +482
MAY 06 621 1/2 626 1/2 617 1/2 626 1/2 + 8 15010 +620
JUL 06 625 630 620 629 3/4 + 7 8641 +178
            245479 +786

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 18450 +210 SEP 2282 +41 SEP 306 3/4 + 5 1/4 109.91 - 110.57
OCT 18540 +160 OCT 2299 +48 DEC 322 1/2 + 5  
DEC 18690 +130 DEC 2330 +50 MAR 336 + 4 1/2  
JAN 18810 +130 JAN 2345 +50 MAY 342 + 4 1/2  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

ここ最近の下げを一掃する強気な一日となった。寄り付き前に発表された週間輸出成約高の数字は市場予想を下回ったものの、昨日後半の上昇を受けたフォロースルーの買いにより約1セント上げて寄り付いた後も、主にファンドにより一方的に買い上げられる展開となった。ガルフからの穀物輸出が近い内に再開されるかもしれないという一部の楽観的な見方や、今夜から明日にかけて発表される予定のFC StoneやInformaからの生産量予想が強気な内容になるのではとの考えかも買いを後押しし、7/28以来初めて10日間の移動平均を上へ抜けたこともテクニカルな買いを誘い、最後まで流れは変わらず、12月限は5.75セントアップの222.25として引けを迎えた。



(大豆)  

本日は6ドルラインを挟んだチョッピーな展開を見た後セッション後半にかけてジリジリ値を上げてのやや高値引けという形になっている。寄り付き前の週間輸出成約高は事前予想を下回る625,000トンと低い内容となったが、反して寄り付きは前日比5-7セント高値で寄り付く事となった。しかしその直後から今度は逆に売り込まれ寄り付きの605から一気に595まで値を落とすなど、不安定な上下動を繰り返す展開へ。ただ6ドルを割り込んだレベルについては執拗にサポートされたことから結果10時半頃までには値位置は601-604といったレンジに落ち着いた。その後は6ドルラインがサポートされたとの考えも合わさり、セッション終盤にかけてはジリ高傾向。引け際に608までの高値をつけるとほぼ高値圏で取引を終了している。昨夜中国が1-2杯の米国産大豆を買い付けたとの噂や、ニューオーリンズ港の整備は予想よりも早く進み輸出再開も意外と早く期待できるのではないかといった”漠然とした”ムードが漂っていた事も本日の高値引けの一要因となっている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では6,000枚の買い越し、大豆市場では1,500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、コーンでは約48,100枚のショート、大豆では約18,600枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

               

昨日はベルト全体の10%に0.5インチまでの雨量に限られた。中心はカンザス中央部、アイオワ中南部、ウィスコンシン東部、オハイオ中北部など。本日もカンザスで多少の雨が残りその後は金・土と北西部地域へとシステムは移動することとなる。向こう5日間でベルト全体の30%に1.0インチまで、カンザス、ネブラスカ、アイオワ北西部、ミネソタ中央部、ウィスコンシン、ダコタ両州がその中心となりそう。 気温の夜間の低下が傾向として見られるようになって来ているが向こう10日ベルト地域での早霜の懸念はないとされている。




NWS 米国各産地6-10日間予報 (9月7日〜9月11日) 】 

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ N B
アイオワ N N
ミネソタ A A
ネブラスカ N N
インディアナ N B
オハイオ A B
ミシガン A N

 

気温はやや高め、降水量はやや低めという傾向の為、中立からややフレンドリーとされる。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】
 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(8月25日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン -13.3 916.8 47,733.7 49,881.3 2,780.4 5,034.8
大豆 38.0 587.4 30,577.4 24,417.6 699.2 2,932.5
小麦 396.9 0.0 10,435.6 12,326.3 4,644.9 0.0
大豆粕 61.7 101.0 5,996.5 3,931.7 401.7 306.0
大豆油 2.2 0.0 435.8 246.7 27.6 30.1

コーン・大豆共に予想を下回り、弱気な内容となった。
 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(8月25日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,005.1 849.8 44,953.3 47,704.2 46,360
大豆 191.9 148.6 29,878.2 24,107.8 29,940
小麦 567.0 388.4 5,790.7 6,539.2 26,540
大豆粕 118.2 103.1 5,594.8 3,763.8 6,620
大豆油 1.9 11.4 408.2 210.5 720



 

【ハリケーンカタリーナの影響】

USCGの調査では心配されていたSouth West Pass周辺の土砂の堆積は予想された程深刻ではなく、土曜日には一部本船の航行が開始されるのではとの見方があったものの、夕刻になってマイル169地点に二隻のトウボートが沈んでおり航行の障害となり得ることが明らかになるなど、事態は未だ混沌としており、今のところ穀物輸出再開の目処は立っていない。

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン)

本日の上昇は大きかったが、トレンドの転換とは受け止めない。原油価格が加速度的に高騰していることは全体的な物価の上昇にも繋がりかねず注意を要するが、コーン相場に関しては長期的に弱気な見方変わらず。

元々上昇基調であったNY原油相場はハリケーンカトリーナによってメキシコ湾岸の石油基地が機能停止となったことにより追い討ちをかけられ更に急騰、昨日(8/31)は米国のガソリン価格も跳ね上がり、シカゴ近辺ではついにガロン当たり3ドルの大台を大きく上抜けた。物流の混乱とエネルギー価格の急騰により期近のバージフレートも高騰するなど、業界では混乱が巻き起こっている。

旱魃耐性GMOコーンの商品化が近いことはこの欄で何回か紹介したが、バイオ産業の次なるターゲットは「効率的に有機窒素肥料を摂取できるタイプのコーン」の開発であるという。単位有機窒素当たりの生育率は現存するハイブリッド間においても大きく違うが、一般的にブラジル産コーン種子の方が米国産コーン種子より二倍優れていると言われ、その効率性を左右するような遺伝子が存在するのだという。有機窒素肥料価格の構成要素の中で最も大きな部分を占める天然ガス価格が下チャートが示すように原油価格の高騰につられて高騰してきている中、上記新型GMOコーンに対する需要も高まり、開発が加速されるかもしれない。(K)



(大豆)

本日はFC STONE社が大豆生産量予想を28.35億ブッシェル(イールド:39.3)と発表、同社の8月予想であった28.14億(イールド:38.9)からはイールド0.4ブッシェルの改善となっている。8月農務省:27.91億−イールド:38.7)。 今週までの作柄報告の推移を見る限りにおいては最悪のレベルであった8月半ば(農務省発表直前)のGOOD/EXCELLENT = 51ポイントから、今週月曜には僅かであるものの2ポイントの改善を見ており、8月に入ってからの雨量が評価されてきているのは事実。今回の発表においては“微増”へ空気が傾いてきている。それに対する価格自体の反応をどう見るか、現在の6ドルという強力なラインを挟んだ膠着相場も、もうはまだなり果たして5ドル50辺りまでの下げ局面はやってくるのか、それとも、6ドルラインがサポートされ秋口へ向かっての期待されるラリーを見ることが出来るのか、意見の分かれるところ。派手な天候相場も終焉し、ここから仕切り直しで現在抱える需給バランスを背景にジリジリと持ち直す相場をイメージしてはいるが。(A)

 


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)