米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年9月9日


 

本日の相場 

とうもろこし          --やや高値寄り付き、まちまちの引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
SEP 05 204 - 03 1/4 204 203 203 + 1/4 3936 -663
DEC 05 216 3/4 - 16 1/4 216 3/4 215 3/4 216 - 1/4 508608 -2496
MAR 06 227 1/2 - 27 1/4 227 3/4 227 227 1/4 + 0 99524 +2121
MAY 06 234 1/2 - 34 234 3/4 233 3/4 234 + 0 23332 +711
JUL 06 239 1/2 - 39 1/4 239 3/4 238 3/4 239 1/2 + 0 33240 +236
SEP 06 245 1/4 - 45 245 1/2 244 1/4 244 1/2 - 1/2 4232 +11
            709624 +216

 

大 豆                 --高値寄り付き、安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
SEP 05 593 596 1/2 580 580 1/2 - 10 1238 -826
NOV 05 603 - 02 607 589 590 - 10 1/2 177042 +273
JAN 06 611 - 09 1/2 615 598 598 3/4 - 9 3/4 20837 +734
MAR 06 618 622 606 1/2 607 - 9 1/2 14239 +113
MAY 06 622 - 21 1/2 626 611 612 - 8 1/4 15518 +242
JUL 06 626 1/2 - 26 630 615 616 - 8 1/4 9775 -43
            246684 +1020

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 18040 -400 SEP 2217 -23 SEP 313 + 4 109.55 - 110.42
OCT 18170 -320 OCT 2223 -22 DEC 325 3/4 + 2 1/4  
DEC 18400 -280 DEC 2249 -18 MAR 339 3/4 + 3  
JAN 18530 -240 JAN 2267 -19 MAY 345 3/4 + 2 3/4  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

ほとんど動きのない一日。若干上げて寄り付いた後は、約1セントの極狭いレンジ内での取引が最後まで続いた。需給報告を週明けに控え、積極的にポジションを取ろうという動きが見られなかったため取引量も限られた。寄り付き前に発表された週間輸出成約高は中立。大豆3品相場の下落、ドル高、CRBインデックスの下げなどがプレッシャーとなった他、収穫が拡大するにつれ、蓋を開けてみるとイールドが予想より良かったという声が産地から聞こえてきていることが弱気ムードを煽っているが、本日は一方で台湾が6万トンの米国産コーンを買い付けたという報告やガルフからの輸出が徐々に回復していきていることなどが下値を支える材料となった。結局まちまちの引けとなり、12月限は0.25セントダウンの216.0。



(大豆)  

寄付きから2-3セント高でスタートした相場は序盤は終始プラスサイドでの取引が続いた。10時半ごろ本日の高値607まで伸びたが高値では投機筋の売り物に頭を抑えられその後中盤までは一進一退の値動きが続いた。取引が一巡した後セッション終盤にかけてはジワジワと寄り付きレベルへ向けて値を削る流れとなり、そのまま前日比ほぼ変わらずの600ドルを上回った線で引けると思われたが、引け際になり急に投機筋を中心とした売り注文が殺到し一気に600ラインを下に抜ける。この急な流れに売り注文が続出し値位置は一気に10セント下がり、そこで本日の安値589をつけるとそのまま安値圏で今週の取引を終了している。 輸出成約の内容に序盤はサポートされたものの、その後は収穫作業が徐々に進みつつあるとの情報などがハーベストプレッシャーを連想させ徐々に相場は下落し、結局600を割ると発表直前という事もあり相場も敏感に反応し追随売りを誘う形となった。


 

本日ファンド筋はコーン市場では2,000枚の売り越し、大豆市場では5,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、コーンでは約28,900枚のショート、大豆では約9,100枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

               

来週ベルト西部でコーン収穫に若干の遅れ。早霜懸念は10日間無し。

昨日はベルト全体の20%の範囲で0.25-1.0インチ、所により1.5インチの降雨があった。雨は部分的特にベルト北部域で週末も残り、月曜・火曜に広がる見込み。ウィスコンシン、ミネソタ、アイオワ、ネブラスカ、カンザス、ミズーリ、イリノイ、ノースダコタ、サウスダコタ等がその中心となろう。火曜までのトータルで50%の範囲に0.25-1.25インチ、所により3.0インチの雨になると予想される。うち、週末のみであれば雨の範囲はベルト全体の10%以下に限定される。大豆は成熟期に入っており、必要な雨量も少なくなっている。一方コーンにとって来週の雨はベルト西部での収穫を若干遅らせることにつながる。無効10日間早霜の気配は無い。




NWS 米国各産地6-10日間予報 (9月14日〜9月18日) 】 

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ A A
アイオワ A A
ミネソタ A A
ネブラスカ A A
インディアナ A A
オハイオ A N
ミシガン A A

 

高温多雨の傾向変わらず。コーン収穫遅れ⇒サポート要因。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】
 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(9月1日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 2,838.9(a) 0.0 7,873.9 7,166.2 7,863.6 4.4
大豆 1,048.3(b) 0.0 3,980.8 6,040.0 3,966.6 0.0
小麦 854.2 0.0 11,289.8 12,813.2 5,066.7 0.0
大豆粕 86.0 183.1 6,074.1 3,966.7 438.6 489.1
大豆油 6.2 0.0 442.0 247.2 32.2 30.1

今週から、コーン・大豆は年度が変わり、今年度は2005/06クロップを指す。

(a) : 8/26-9/1に新規成約された591.7千トンと前年からの繰越2,247.2千トンの合計
(b) : 8/26-9/1に新規成約された423.6千トンと前年からの繰越624.7千トンの合計
 
大豆にはやや強気、コーンは中立的な内容となった。
 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(9月1日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 483.6(a) 1,005.1 10.3 230.3 49,530
大豆 102.0(b) 191.9 14.2 72.3 29,800
小麦 432.4 567.0 6,223.1 7,325.4 26,540
大豆粕 49.1 118.2 5,635.5 3,799.7 6,620
大豆油 1.7 1.9 409.8 212.1 720

(a) : 8/26-31に船積みされた473.3千トンを含む。
(b) : 8/26-31に船積みされた53.1千トンを含む。
 




【引け後の発表】

1) コミットメント オブ トレーダーズ (9月6日現在) (単位:枚)  

 

  オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング    21,189 ロング     17,500 ロング    18,937
大豆粕  ロング     8,677 ロング      6,400 ロング     7,424
大豆油 ロング     2,192 ロング      1,800 ショート    4,164
コーン  ショート   18,425 ショート    32,100 ロング     1,187
小麦  ショート   46,654 ショート    49,600 ショート  45,197

コーンのみ弱気。他はほぼ中立。

 

2) USDA 週間ローンデータ (9月6日現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2004クロップ 280.4 -29.1 0.8 0.1 1,084.8 29.0
2005クロップ 4.7 0.7 0.0 0.0 0.1 0.0

【大豆】

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2004クロップ 61.4 -10.1 0.0 0.0 364.6 10.1
2005クロップ 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0


 

 

本日のトーメンの意見

 



(コーン)

エネルギーコストの高騰により長めに畑の上で乾燥させようという傾向にあるが、それ以上に例年に比べて早いペースで成熟に向かっているので、収穫のタイミングとしては例年より早くなりそうである。しかしながら、バージフレートの高騰に伴ってリバー沿いの現物価格が急落しているのため、輸出チャンネル向けには余り玉が出てこない。皆、なるべくなら国内需要向けのマーケット(エタノール用など)に売るか、大きなキャリーを狙ってなるべく玉を手元に置いておこうとするからである。それもあってガルフのプレミアムは高騰を続けている。一方、そのように活発な現物相場の動きを尻目に、シカゴ相場は閑散。月曜日の発表におけるサプライズを期待したいところである。これまで書いてきたように、最終イールドは意外に高くなると予想しており、収穫に着手し始めた農家や産地のエレベーターからはその予想を支持するようなコメントが入ってきてはいるのだが、今回の発表がその予想を裏付けるものになるかどうかは正直分からない。実際に収穫されたコーンのイールドを発表内容に織り込むのは10月からであると言われることを考えると、思い切った上方修正はまだ先か。(K)



(大豆)

ハリケーンの残した傷跡が今週の大きな焦点となった。襲来直後は、それまでドライ傾向が原因で続いていたミシシッピー川の水位不足が回復するといった見方からある意味歓迎される側のコメントも出ていた位であり、その後の被害状況は我々の予想を遥かに上回る内容のものとなった。穀物という観点からは主要輸出エレベーターの業務は徐々に回復、沿岸警備隊の必死の作業もあり、ミシシッピー川も両側通行が可能なまでになった。しかし夜間航行が可能になるまでには更に時間を要しそうだ。後は被害を受けたインフラの整備や労働者不足など、まだまだ被害前の状態に戻るまでには時間を要する。100%復元するまでにはあと半年はかかるという港湾筋のコメントも出されている。今回の被害により艀相場は異常なまでに急騰しており、輸出作業がスタートしたとはいえ、その進捗については暫くスローな状態が続くと考えられる。相場自体には織り込んだ材料ではあるものの、引き続き相場の頭は抑えられそうだ。特に目先の市場の焦点となっていたこの600を挟んだ攻防。本日終盤の売られ方はいかにも弱い。9月1日の安値がこのような形で更新された事は、市場へもかなりインパクトを与えていると思われる。来週の農務省発表については最終生産量を占うにはまだ不足する部分があることは皆が了解しているものの、そこで市場予想を上回る強気な内容にならない限りは、本日の下げを受けて更なるダウントレンドが継続、5ドル半ばまでの下げも射程内に入ってくることになる。その意味でも来週頭の発表には注目したいところ。(A)


 

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