米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年9月19日


 

本日の相場 

とうもろこし          --高値寄り付き、若干の高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 05 207 1/2 - 07 207 1/2 205 3/4 206 1/4 + 0 476115 -4781
MAR 06 219 1/2 - 19 1/4 220 1/4 218 1/2 219 + 1/4 120911 +2214
MAY 06 226 - 25 1/2 227 1/4 225 1/2 226 1/4 + 1/4 26926 +401
JUL 06 232 1/2 - 32 1/4 233 1/4 231 1/2 232 1/2 + 1/2 38511 +21
SEP 06 239 - 38 3/4 239 1/4 238 1/2 239 1/4 + 3/4 5316 +170
DEC 06 247 1/2 248 1/2 247 248 + 1/2 31868 +808
            705417 -1143

 

大 豆                 --高値寄り付き、高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 05 574 - 73 578 1/2 573 576 + 4 3/4 165854 -3520
JAN 06 582 - 81 1/2 587 1/4 581 1/2 585 1/4 + 5 1/4 25947 +281
MAR 06 589 1/2 594 1/2 589 592 1/4 + 5 16615 +547
MAY 06 594 599 594 596 1/2 + 5 1/4 16467 -105
JUL 06 598 603 598 601 1/4 + 5 11562 +568
AUG 06 600 600 599 599 + 5 352 +7
            245331 -2521

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
OCT 17350 +00 OCT 2272 +76 DEC 320 1/4 - 4 111.25 - 111.52
DEC 17620 -40 DEC 2298 +80 MAR 334 3/4 - 3 1/4  
JAN 17770 -70 JAN 2316 +80 MAY 341 - 3 1/2  
MAR 18000 -70 MAR 2330 +80 JUL 347 1/4 -3 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン) 

金曜日までで合計8日連続で安値引けとなった後、本日は漸く高値引けとなったが、上げ幅は限られた。売り過剰感が高まってきていたことに加え、今週後半に雨の予報が出ていることが収穫作業の遅れを連想させたこともあり、1セント強上げて寄り付いたが、その後は寄り付き時の値位置を上値として約2セントのレンジ内を行ったり来たりの展開となった。午前中に発表された週間輸出検証高の数字は予想範囲を上回ったためサポート要因となったが、ハリケーンによる物流の混乱を理由に日本政府が飼料穀物の備蓄を解放するというニュースが流れたことなどは本日のマーケットの上昇力を抑える要因となった。結局は各限月先週末の引けとあまり変わらないか、若干の高値引け。12月限は変わらずの206.25としてセッションを終えた。



(大豆)  

先週の流れを引き継ぎ、本日の相場は2〜3セント高から始まった。そしてその後は4セントから7セント上げの狭いレベルでだらだらと推移。週間輸出検証高も予想の範囲内として材料にはならなかった。USDA発表を見た後にやや売られすぎたという雰囲気に、やや雨がちだった週末の天候がプラスされた格好。ただ収穫が進んでいる地域からは予想以上のイールドだという声が多いことが本日の相場の頭を抑えたと言える。


 

本日ファンド筋はコーン市場では700枚の売り越し、大豆市場では1,200枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、コーンでは約43,300枚のショート、大豆では約8,100枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

予報より雨の範囲は広がったものの少雨

金曜日はミシガン、オハイオといったベルト東部で小雨が降った。雨量は0.1-1.0インチ。土曜はおおむね晴天で、日曜になってベルト西部では雨が降った。ミネソタ、アイオワ北部、サウスダコタ東部、アイオワ北東部といった地域が中心で0.25-1.25インチ程度。週末の雨の範囲はベルト全体の40%であった。

本日雨はベルト東部で、水曜にはベルト北西部で予想される。金曜日までに雨は70%の範囲で、0.25-1.0インチ、所により2.0インチの雨が降る模様。主な雨の地域はインディアナ、オハイオ、ミネソタ、ウィスコンシン、ミシガン。この雨が降る箇所では少しコーンの収穫を遅らせることになるが、 一方で高気温が乾燥を促し、全体的には作業は進む。向こう2週間で雨が多くなるのはミネソタぐらいなもので、特にベルト東部では向こう10日間収穫作業が進むと思われる。

唯一の懸念はトロピカルストーム・リタがミシシッピー川方面へ上がってくることだが、現在のところその可能性は低い。(今週いっぱいメキシコ湾を東から西に横断し、テキサスorメキシコ方面へ進む予想)

早霜懸念も向こう2週間少ない。




NWS 米国各産地6-10日間予報 (9月24日〜9月29日) 】 

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ A N
アイオワ A N
ミネソタ A A
ネブラスカ A N
インディアナ A N
オハイオ A N
ミシガン A A

 

アイオワ、ネブラスカ、ミシガンで降水量予想が1ランクアップ。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  9月15日の週  9月8日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  802.8 424.1 683.0 1,236.8 1,612.3
ダイズ  117.1 132.5 73.0 259.3 430.1
小麦 732.8 442.5 661.3 7,634.3 9,080.2
コーンにはやや強材料、大豆には弱材料となった。



 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(9/18の週) 

【単位 : %】 
 

 

《コーン主要産地のデントステージ進捗状況》

9/18/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   98 88 90 94
イリノイ   97 95 97 96
ネブラスカ   97 94 88 94
ミネソタ 96 91 62 89
インディアナ   95 87 95 93
オハイオ 96 83 89 85
ウィスコンシン 91 74 41 68
サウスダコタ 96 92 72 90
ミズーリ 99 98 98 98
ミシガン  96 85 53 69
主要18州平均   96 89 84 91

   
《コーン主要産地の成熟度進捗状況》

9/18/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   59 34 35 60
イリノイ   74 54 68 66
ネブラスカ   45 24 29 52
ミネソタ 34 12 1 36
インディアナ   59 38 62 52
オハイオ 34 14 29 26
ウィスコンシン 46 21 4 18
サウスダコタ 43 21 17 39
ミズーリ 87 76 83 86
ミシガン  52 28 9 19
主要18州平均   57 36 40 53


《コーン主産地の収穫進捗状況》
 

9/18/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   3 1 2 5
イリノイ   13 6 9 10
ネブラスカ   4 2 4 8
ミネソタ 1 0 0 1
インディアナ   7 2 7 7
オハイオ 1 0 1 1
ウィスコンシン 4 0 0 0
サウスダコタ 2 0 0 2
ミズーリ 44 29 29 39
ミシガン  6 0 0 1
主要18州平均   11 6 9 11

 

《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 3(3) 8(9) 21(21) 47(43) 21(24)
イリノイ 21(24) 27(29) 31(29) 18(16) 3(2)
ネブラスカ 5(5) 9(10) 23(22) 44(43) 19(20)
ミネソタ 2(2) 4(5) 19(19) 51(54) 24(20)
インディアナ 6(6) 14(15) 37(37) 38(36) 5(6)
サウスダコタ 6(7) 13(14) 25(25) 41(39) 15(15)
ウイスコンシン 6(7) 17(15) 33(31) 32(36) 12(11)
主要18州平均 8(8) 13(14) 27(27) 39(37) 13(14)
18州平均(昨年) 3(3) 7(7) 20(21) 47(47) 23(22)



 


《大豆生産主要州の落葉進捗状況》
 

  9/18/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   70 37 59 56
イリノイ   69 40 58 51
ミネソタ 62 31 26 58
インディアナ 71 45 75 62
ネブラスカ 62 25 52 53
オハイオ 73 37 55 57
ミズーリ 38 17 38 35
主要18週平均 64 37 49 53

 

《大豆生産主要州の収穫進捗状況》 

  9/18/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   7 NA 3 3
イリノイ   8 NA 10 5
ミネソタ 2 NA 0 5
インディアナ 6 NA 13 5
ネブラスカ 4 NA 5 5
オハイオ 5 NA 5 3
ミズーリ 0 NA 4 3
主要18週平均 8 NA 8 6




《大豆生産主要州クロップコンディション》

括弧内は先週    【単位 : %】

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2(3) 6(7) 21(21) 50(45) 21(24)
イリノイ 11(11) 18(19) 38(41) 29(26) 4(3)
ミネソタ 2(2) 4(5) 23(21) 46(50) 25(22)
インディアナ 4(4) 11(11) 33(33) 44(43) 8(9)
ネブラスカ 4(5) 12(12) 30(30) 42(40) 12(13)
オハイオ 3(3) 11(10) 32(30) 43(47) 11(10)
ミズーリ 13(13) 21(22) 36(36) 25(24) 5(5)
主要18州平均 5(5) 12(12) 30(29) 40(41) 13(13)
18州平均(昨年) 3(3) 8(8) 25(26) 47(48) 17(15)

 

 


 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

12月限プライシングの方針については意見変わらず、様子見。

2001年度、エネルギー価格の高騰が主な要因となってコーンの作付面積が減少、大豆の作付面積が増加したのは記憶に新しい。そして現在、エネルギー価格の歴史的高騰を受け、2005年度クロップから2006年度クロップにかけての肥料価格上昇幅は、2001年度に見たような急激なもの(あるいはそれ以上)になるという見方が強まっている。下の【表1】は、米国農務省から毎年発表されるエーカー当たりの平均肥料価格と、コーンの作付面積の移り変わりを示したものであるが、仮に2005年から2006年にかけての肥料価格の増加割合が2000年から2001年に経験したのと同じものになるとすれば、エーカー当たり$61.69ドルとなる。そしてコーンの作付面積の減少幅も当時と同様であるとすれば、77.696百万エーカーにまで落ち込むことになり、この当たりの数字が今後(と言ってもまだ先の話だが)各アナリストから出てくるのかもしれない。個人的には、近年コーンのイールド上昇率が大豆に比べて遥かに大きいことや、サビ菌に対する不安などから上述の数字ほどの落ち込みは無いと考えている。しかし、下記【チャート1】が示すように、2003年度にピークに達したコーンと大豆のイールドの差が、去年、今年と縮小傾向にあることが農家の心理に与える影響も少し考慮すべきなのかもしれない。(K)


【表1】




【チャート1】





(大豆)

売られ過ぎ感があると言われるものの、先週月曜のUSDA発表前のレベルまですでにc4.5セント(11月限)に迫り、ファンドポジションも同程度まで持ち直していることから、この辺りで再度方向感を探る可能性が大きい。それを推し量る物差しは収穫進捗と単収しかないわけだが、本日の作柄発表は大方の「変わらず見込み」に対して(GoodとExcellentの合計で)1ポイントの悪化となっており、明日のopeningには若干の強材料となるはず。しかし、中でもイリノイ州では4ポイント良化している点を見逃してはならない。先週イリノイを縦断&横断した際、予想以上の単収という声はついに聞かず、大生産地であり未だ18州平均より20ポイントも悪いことを考えると今後の改善に期待できる。9/12発表時の1ブッシェル/エーカー近い単収の良化は、依然として低在庫率レベルであることと未だ不透明な最終単収の前に一度はかき消された格好になっている。しかし今後10月の発表が近づくにつれ再び約定安値(c568=11月限)以下をトライしていく展開を予想する。(Tm)


 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)