米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年10月5日


 

本日の相場 

とうもろこし          --変わらずの寄り付き、安値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 05 205 1/2 - 06 206 1/4 204 1/2 204 3/4 -1 466664 -5333
MAR 06 218 3/4 - 19 219 217 1/4 217 3/4 -3/4 150115 +1516
MAY 06 226 1/4 227 225 1/4 225 1/2 -3/4 31812 +671
JUL 06 233 - 33 1/4 234 232 1/4 232 1/2 -3/4 49742 +1237
SEP 06 240 1/2 240 1/2 239 1/2 239 3/4 unch 7070 +140
DEC 06 249 - 48 3/4 249 3/4 248 1/2 248 3/4 -1/4 36479 -125
            748751 -1865

 

大 豆                 --変わらずの寄り付き、やや高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 05 563 1/2 - 62 1/2 567 1/2 562 563 1/2 +1 155494 -2924
JAN 06 574 1/2 - 74 578 1/4 573 575 +3/4 47088 +3038
MAR 06 583 1/2 - 83 587 582 582 3/4 +1/2 22401 +444
MAY 06 588 - 87 1/2 592 587 588 1/4 +3/4 18618 +139
JUL 06 592 - 92 1/2 597 592 592 -1/2 14217 +347
AUG 06 596 1/2 596 1/2 589 589 unch 427 +2
            267206 +1180

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
OCT 16280 -90 OCT 2385 +0'05 DEC 345 -2 1/4 113.70 - 113.93
DEC 16610 -60 DEC 2416 +0'16 MAR 359 1/4 -2 1/4  
JAN 16810 -40 JAN 2440 +0'16 MAY 366 1/2 -2  
MAR 17100 -40 MAR 2448 +0'18 JUL 371 1/2 -2  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン) 

目新しい材料に乏しく、方向性に欠ける一日となった。前日引けと変わらないレベルでの寄り付きとなった直後は一時強含む場面も見られたが、その後やや値位置を下げた。高イールドを伝える産地からの情報や収穫の進捗を期待させるような予報、明日発表されると言われるINFORMAからの生産量予想が弱気なものになるのではないかという懸念などがプレッシャーとなった。しかし本日は12月限204.50がサポートラインとなり続け、その後は横這い相場、結局12月限は1.0セント安の204.75として引けている。



(大豆)  

閑散とした一日、値動きも限られた。前日引けとほぼ変わらずの寄り付きとなった後、セッション前半Nは緩やかに上昇する展開となった。特に目新しい買い材料があったわけではなかったものの、農家売りが鳴りを潜めていることや時たま見られるファンドの買いが取引量の少ないなか相場を牽引した。しかし後半に入ると勢いを失い、下落基調となった。INFORMAから明日寄り付き前に発表されるという生産量予想に対する弱気な見方や、収穫の進捗を期待させる予報がプレッシャーとなった。結局、各限月一日のトレーディングレンジの安値サイドにて前日比やや高値引けとなり、11月限は1.0セント高の563.50として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では2,500枚の売り越し、大豆市場では1,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、コーンでは約33,100枚のショート、大豆では約5,900枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日は、サウスダコタ、ミネソタ、ウィスコンシンなどを中心にベルトの北西部にて雨となった。範囲はベルト全体の約25%。また、ノースダコタ中央部では最大5インチの積雪が見られた。この雨は木曜にかけて東へと移動するが、降り方はより散発的なものとなる。雨の範囲は合計でやはり25%程度。この雨による収穫の遅延は限られる。霜によるクロップへのダメージは予想されていない。




NWS 米国各産地6-10日間予報 (10月11日〜10月15日) 】

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ N B
アイオワ A N
ミネソタ A A
ネブラスカ A N
インディアナ N B
オハイオ N N
ミシガン N N

 

昨日と変わらず。ベルト北東部で気温の低下、ベルト東部で少雨傾向。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【セッション後の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

(単位 : 千トン)
 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦 450-600 591.1
コーン 600-800 702.8
大豆 500-700 675.9
大豆粕 75-125 93.8
大豆油 5-12 10.4



 

【引け後の発表】

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

  今週  前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      103 103
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   103 99

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

イリノイ大学が9月30日に発表した報告によると、イリノイ州において、2006年度クロップのエーカー当たりの変動コストは2002年と比べ、コーンで55ドル、大豆で20ドル上昇するという(下記チャート参照)。ここでいう変動コストとは、肥料、農薬、種子代、乾燥費用及び保管費用、そして機械関連費用(燃料、修理、レンタル)を含む。これは、言い換えれば、2002年当時と比べるとコーンを生育するに当たってのエーカー当たりのコストが大豆の場合と比べてエーカー当たり35ドルも余計に掛かるようになっているということであり、この違いをコーンの価格に換算するとブッシェル当たり約24セントに相当することから、決して小さくない数字であると言える。この報告書の著者の一人Gary Schnitkeyも、「このことは農家が何を植えるかを再考するきっかけとなり、おそらくコーンから大豆へのシフトを促すであろう」と結論付けている。「どの程度の」シフトに繋がるかまでは予想していないが。

もちろん、実際に作付け面積を予想するに当たっては上記のコスト要因だけではなく、昨今のコーンのイールド上昇率が非常に高いことを考慮しなければならない。このことは、政府補助(LDPなど)がエーカー当たりではなくブッシェル当たりで支給されることから本来の意味以上の意味を持つこととなる。また、以前一度本欄で触れたこともあるが、コーン/大豆のローテーションを崩すことが農家にとってどれ程リスクの高いことか、という問題もまた考えなくてはならない。しかし、上記変動コストの上昇が無視できるレベルのものでは無くなってきており、2006年度クロップについての選択を強いられる生産者達に重く圧し掛かる問題であるということは少なくとも頭に入れておかねばならない。11月に入ってからのシカゴ相場の動きに影響を与える可能性も十分あり得るからである。(K)

【チャート: イリノイ州におけるエーカー当たりの変動コスト変遷】

 

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)