米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年10月14日


 

本日の相場 

とうもろこし          --安値寄り付き、ほぼ変わらずの引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 05 202 3/4 - 02 1/2 203 3/4 201 1/4 203 1/2 + 0 463837 -4927
MAR 06 215 1/2 - 15 1/4 216 1/2 214 216 1/4 + 0 165798 +1424
MAY 06 223 224 222 224 + 0 34445 +736
JUL 06 230 - 29 1/2 230 3/4 229 230 1/2 - 1/4 54622 +299
SEP 06 238 - 37 1/4 238 236 1/2 238 - 1/4 7325 +77
DEC 06 247 1/4 - 47 247 1/2 246 247 1/2 - 1/4 38959 +677
            772470 -1656

 

大 豆                 --高値寄り付き、まちまちの引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 05 594 - 92 594 1/2 587 1/4 589 1/2 + 1 1/4 117886 -9706
JAN 06 606 - 05 606 599 600 1/2 - 1 95550 +9494
MAR 06 610 - 09 1/2 612 606 1/2 608 + 2 28214 +671
MAY 06 615 616 611 611 1/2 + 3/4 21201 +392
JUL 06 620 - 19 620 615 1/2 617 + 1 1/2 17340 +223
AUG 06 619 620 615 615 + 1 1034 +138
            294057 +1368

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
OCT 17530 +30 OCT 2345 -35 DEC 339 -4 1/2 113.91 - 114.74
DEC 17650 -110 DEC 2403 +14 MAR 353 1/2 -4  
JAN 17830 -30 JAN 2427 +11 MAY 361 -4  
MAR 18090 -50 MAR 2446 +13 JUL 366 1/2 -4  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

週間輸出成約高は事前予想範囲(700-900千トン)を上回る数字(933.3)となったことから材料としては強気だったが、取組高合計が過去最高を記録したことや予報が弱材料視され、ファンドが売り姿勢を強めたことなどから寄り付きややや弱含んで取引された。その後も前半は収穫の進捗を予感させる予報や引き続き産地から高イールド情報が流れてくることがプレッシャーとなり、徐々に値を削る展開。手前3限月が契約安値を更新したことは更なる売りを呼んだ。しかし後半に入ると商業筋の買いも活発になり、農家売りが出てこないこともあって相場のムードが変わり、値を戻す展開となった。結局、各限月前日比変わらずの引けとなっている。



(大豆)

NOPA搾油報告と週間輸出成約が事前予想を上回ったことを受け、昨日引け値よりc4〜5高値から寄り付いた。本日中国が2〜4船分の米国産大豆を買い付けたという情報も価格支持に一役かった。しかし、予想以上の収穫量に対して産地での保管スペースが不足しているという事実、そして向こう数日の天候が収穫進捗を促すとの見方などから中盤以降は落ち着いた展開へ。そのまま昨日比やや高値で引けた。来週月曜の収穫進捗は76%と予想されている。(過去5年平均は67%)


 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の売り越し、大豆市場では3,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、コーンでは約21,400枚のショート、大豆では約25,500枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

昨日はウィスコンシンやイリノイの一部を除いて晴天に恵まれた。日曜遅くから月曜未明にかけてベルト北西部でにわか雨が降る模様。主な雨の地域はアイオア北部、ウィスコンシン西部、ミネソタ東部。雨量は0.25以下で範囲は全体の15%




NWS 米国各産地6-10日間予報 (10月20日〜10月24日) 】

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ A B
アイオワ A N
ミネソタ A B
ネブラスカ A A
インディアナ A B
オハイオ A B
ミシガン A B

 

傾向変わらず。収穫の進捗が期待できる。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】
 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(10月6日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 933.3 0.0 11,757.0 12,691.3 7,645.1 4.4
大豆 684.9 0.0 7,229.9 10,375.2 6,095.5 0.0
小麦 357.2 36.5 14,094.2 15,443.9 4,807.8 36.5
大豆粕 408.3(a) 4.2 1,110.9 1,764.4 1,051.0 13.7
大豆油 24.5(b) 0.0 83.5 138.8 79.7 4.4

a : 9/30-10/6の期間における173.6千トンの新規成約と、前年度の契約残234.7千トンの合計
b : 9/30-10/6の期間における3.2千トンの新規成約と、前年度の契約残21.3千トンの合計

 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(10月6日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 1,023.3 781.5 4,111.9 4,757.7 50,800
大豆 397.9 206.0 1,134.4 1,681.2 30,350
小麦 677.6 584.3 9,286.4 10,574.3 27,220
大豆粕 109.8-a 62.2 59.9 50.1 5,940
大豆油 6.6-b 3.9 3.8 2.5 590

a : 2004/05年度に船積みされた6,020.6千トンの内、9/30分の49.9千トンを含む
b : 2004/05年度に船積みされた429.3千トンの内、9/30分の2.8千トンを含む

 

3) NOPA 月間搾油報告

 

  9月 8月 9月(昨年)
搾油能力(千ブッシェル)-a 160,262 165,604 157,305
搾油量(千ブッシェル) 127,101 123,213 113,969
大豆粕生産量(ショートトン) 3,000,819 2,941,385 2,699,884
大豆粕イールド(ポンド/bu) 47.22 47.74 47.38
大豆粕輸出量(ショートトン) 282,869 325,530 111,667
大豆油生産量(千ポンド) 1,468,802 1,409,602 1,313,162
大豆油イールド(ポンド/bu) 11.56 11.44 11.52
大豆油在庫(千ポンド) 1,374,458 1,412,193 797,369

a : 搾油能力は四半期毎の発表

搾油量がマーケットの予想より約4百万BU、多かったことがサポート要因となった。


【引け後の発表】

4) コミットメント オブ トレーダーズ (10月11日現在) (単位:枚)  

 

オプション含まず  ⇔ 市場事前予想  オプション込み 
大豆  ロング     4,064 ロング      5,200 ロング     2,939
大豆粕  ショート      758 ロング      1,200 ショート    4,404
大豆油 ロング     32,305 ショート    28,200 ロング    21,120
コーン  ショート   22,414 ショート    26,500 ショート   25,724
小麦  ショート   14,936 ショート    17,100 ショート  11,721

概ねニュートラルな内容となtっている。


 

5) USDA 週間ローンデータ (10月11日現在) (単位:百万ブッシェル)  

【コーン】 

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2004クロップ 100.9 -13.7 3.9 0.9 1,261.3 12.8
2005クロップ 38.1 9.1 0.0 0.0 27.6 8.3

【大豆】

  9ヶ月残高  先週比  FORFEIT計  先週比  REDEEMED計  先週比 
2004クロップ 18.9 -3.2 0.1 0.1 407.0 3.1
2005クロップ 24.5 16.2 0.0 0.0 0.0 0.0

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

ガルフのプレミアムの高騰はまだ暫く続きそうである。本日も、午後には落ち着いたものの、午前中には一段高を演出した。本日の一時的な高騰の背景には一部のメジャーが纏め買いしたことが背景にあるのだが、ここまでコンスタントに上げ続けた理由としては、もちろんバージフレートの上昇が大きい。特に期近のバージフレートは、タリフの10倍近くという、今まで誰も経験したことのないレベルまで高騰しており、「これ程の高騰はおかしい」「説明がつかない」などの意見も多いが、バージフレート上昇の原因として考えられるのは、ガルフエリアで通常のレベルを遥かに上回る数のバージが滞留していることが一つ。その理由としては、現在同エリアにてダメージが多発していることと、人手不足のために揚げ終わった後のバージをクリーニングするのに通常より多くの日数を要すること、などが挙げられる。そしてもう一つは上流向けの荷動きが引き続き活発であることである。荷物は主に石炭や鉄など。油の価格が跳ね上がっているためにこれらの代替エネルギーに対する需要が増加していることも一つの背景として考えられる。上記二つ目の原因は御時世からして暫く継続しそうであるが、一つ目の原因は短期的に解決される可能性もある。では、短期的にバージフレートは落ち着くのかと言うと、そうは思えない。なぜならば、現在中西部では収穫の真っ最中であるからである。これまでこの欄で述べてきたとおり、今年はリバーの上流からは中々玉が出てきそうにない。しかし、南部州では気候の問題により、収穫後玉を長く保管することができないという理由から保管スペースそのものがあまり存在しない。野積みなどなお更不可能に近い。よって南部州から出てくる売り物により、バージフレートは暫く下支えされる。本日、「ミズーリ州南東部にて野積み現る。過去例を見ない現象。」というニュースを目にしたが、これは例外の範疇であるということにしたい。結論としては、ガルフのプレミアムが向こう1-2ヶ月で大きく下落することはない。(K)




(大豆)

目先は豊作期待から弱い展開が予想されるが、日々のトレードでは強い方向感に欠けている。ハーベストプレッシャーが農家の玉ホールド姿勢により薄く長くなっていることに加え、南米の土壌水分もアルゼンチン北部はややドライ気味なもののブラジルは全く問題無いレベルにあってすぐには南米天候相場とはなりにくい。オイル価格高騰を受けたバイオディーゼル需要期待も短期的というよりは長期的材料ゆえ、日々の相場を大きく変える要素ではない。ただ今後は冬の油需要期に突入する為、さらなるオイル価格の上昇とともに危機感が高まるものと思われる。現時点の長期予報では今年の冬は「例年並〜ややそれ以上」の気温になると予想されているが、今後の変化に注視したい。(tm)


 

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