米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年10月17日


 

本日の相場 

とうもろこし          --やや安値寄り付き、やや高値引け―

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 05 202 3/4 - 202 1/4 204 1/2 201 1/4 203 3/4 + 1/4 465036 +1199
MAR 06 215 1/4 - 15 217 1/4 214 216 1/2 + 1/4 175393 +9595
MAY 06 223 3/4 - 23 225 222 1/4 224 1/2 + 1/2 34636 +191
JUL 06 229 3/4 - 29 1/2 231 3/4 228 3/4 231 1/4 + 3/4 55199 +577
SEP 06 237 - 36 3/4 239 1/4 236 3/4 239 + 1 7638 +313
DEC 06 246 3/4 249 246 1/4 248 1/2 + 1 39356 +397
            784870 +12400

 

大 豆                 --やや高値寄り付き、高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 05 590 - 89 599 1/2 589 591.1/4 + 1 3/4 114329 -3557
JAN 06 602 - 01 611 601 603 3/4 + 3 1/4 98101 +2551
MAR 06 609 619 609 610 3/4 + 2 3/4 31197 +2983
MAY 06 612 622 1/4 612 615 + 3 1/2 21549 +348
JUL 06 619 - 18 628 1/2 618 619 1/2 + 2 1/2 17990 +650
AUG 06 622 627 620 620 1/2 + 5 1/2 1209 +175
            297403 +3346

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
OCT 17520 -130 OCT 2439 +36 DEC 336 1/4 - 2 3/4 114.72 - 114.92
DEC 17700 -130 DEC 2470 +43 MAR 351 1/4 - 2 1/4  
JAN 17980 -110 JAN 2488 +42 MAY 358 - 3  
MAR 18190 -120 MAR 2500 +42 JUL 364 1/4 -2 1/4  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

中国政府が2005年度下半期の輸出補助金を交付したという噂や、週末に収穫が大きく進捗したという報告などが売り材料となり、寄り付きはファンドの売りを背景に約1セント下げて取引された。更に序盤は売り込まれることとなったが、契約安値のトライに失敗したことと、午前中に発表された週間輸出検証高が予想を上回ったことなどから徐々にムードは変わり、セッション後半には上昇ムードに転じた。原油高などによりCRBインデックスが上昇したこと、農家売りが出てこないことなどもサポート要因となり、結局は各限月若干の高値引け、12月限は0.25セントアップの203.75として引けを迎えた。



(大豆)

中国が1-2杯の米国産大豆を買い付けたという噂や韓国が先週52500トンの米国産大豆を買い付けたという報告などにサポートされ、若干高値にて寄り付いた後も、セッションの大部分を通じて徐々に値を上げる展開となった。午前中に発表された週間輸出検証高の数字が予想レンジを上回ったことやCRBインデックスの上昇、また、バイオディーゼル需要に喚起された大豆油相場の上昇などもファンドの買いを後押しした。一時は11月限で10セントアップとなる599.50を付けるに至ったが、引け際には商業筋に売り込まれて大きく値を戻した。結局11月限は1.75セントアップの591.25として引けている。


 

本日ファンド筋はコーン市場では1,000枚の売り越し、大豆市場では2,500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、コーンでは約22,400枚のショート、大豆では約28,000枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域   

週末はアイオワ北東部、ミネソタ東部、ウィスコンシン西部などベルトの北部にて雨となったが、合計の範囲は全体の10%足らず、概ねドライな天候となった。本日(月曜)から水曜にかけて乾燥気味の天候が続くので収穫の更なる進捗が期待されるが、木曜から金曜にかけてはベルト西部・中央部・東部に幅広く雨の予報が出ており、ミズーリ・アイオワ・イリノイ・インディアナ・オハイオの各州、合計60%の地域で雨となる予報。




NWS 米国各産地6-10日間予報 (10月23日〜10月27日) 】

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ N B
アイオワ N B
ミネソタ A B
ネブラスカ A B
インディアナ N B
オハイオ N B
ミシガン N B

 

降水量が軒並み低下しているが、収穫には好都合。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  10月13日の週  10月6日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  1,081.2 1,025.7 579.3 5,102.9 5,152.7
ダイズ  871.9 509.7 992.3 2,113.0 2,699.2
小麦 481.5 755.0 546.6 10,162.8 11,928.8
 


 

【引け後の発表】

2)USDA週間クロップ・プログレス(10/16の週) 

【単位 : %】 


《コーン主産地の収穫進捗状況》
 

10/16/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ 36 20 28 40
イリノイ   77 58 73 64
ネブラスカ   43 28 29 43
ミネソタ 25 8 13 36
インディアナ   46 31 58 43
オハイオ 25 14 36 25
ウィスコンシン 38 20 12 20
サウスダコタ 32 21 13 33
ミズーリ 84 77 77 82
ミシガン  37 26 18 19
主要18州平均   49 36 43 48

 

《コーン・クロップコンディション》

主要生産州 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い
アイオワ 2(2) 4(6) 17(19) 45(50) 32(23)
イリノイ 21(21) 27(27) 31(31) 18(18) 3(3)
ネブラスカ 4(4) 8(8) 21(20) 44(44) 23(24)
ミネソタ 2(2) 4(5) 20(19) 50(51) 24(23)
インディアナ 5(5) 10(13) 31(33) 44(40) 10(9)
サウスダコタ 5(6) 10(12) 24(21) 46(45) 15(16)
ウイスコンシン 3(4) 9(11) 23(25) 40(42) 25(19)
主要18州平均 7(7) 11(12) 25(25) 40(41) 15(15)
18州平均(昨年) 2(3) 5(5) 18(18) 49(49) 26(25)



 《大豆生産主要州の収穫進捗状況》 

  10/16/05 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   90 78 90 81
イリノイ   84 63 77 73
ミネソタ 85 61 57 78
インディアナ 71 52 81 65
ネブラスカ 89 75 78 75
オハイオ 66 54 69 64
ミズーリ 52 30 46 48
主要18週平均 76 60 69 67


 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

昨今、エタノールやバイオディーゼルなど、農作物をエネルギー原料として使用する機会が増えているのに従い、「エネルギーイールド」の考え方が浸透しつつある。要は、農作物をエネルギー原料として使用した場合に、「1エーカーからどれだけのエネルギーを生産することができるか」という考え方である。これは、これまで作物そのもののイールドしか興味の対象としてこなかった生産者にとって、全く新しい考え方である。エネルギーイールドの単位には、BTU(British Thermal Unit)を使用する。1BTUとは1ポンドの水を1度(華氏)上げるのに必要な熱エネルギーのことである。

大豆の場合、仮に1エーカーから40ブッシェル獲れるとして、バイオディーゼルの原料として使用する場合のエネルギーイールドはエーカー当たり約6.3百万BTUであると言われる。一方、コーンは、仮に1エーカーから150ブッシェル獲れるとして、エタノールの原料として使用する場合のエネルギーイールドはエーカー当たり、何と4倍以上の約29.6百万BTUにも上る。コーンは育てるのにエネルギーコストがかかる分、エネルギーの原料として使用した場合の価値が大豆より遥かに高いということが言えるのである。このことは、エタノール工場が原料としてのコーンを買い付けるに当たり支払える金額に影響を与える事実であり、延いては、エタノール工場の建設が進む中、農家の作付け意向面積にも関わってくる命題である。(K)

 

 

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)