米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年11月10日


 

本日の相場 

とうもろこし          --安値寄り付き、やや安値引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 05 194 - 93 3/4 194 3/4 193 1/2 193 3/4 - 1 1/2 340445 -21787
MAR 06 208 1/2 - 08 209 1/4 207 3/4 208 - 1 1/2 309896 +15001
MAY 06 216 3/4 217 215 1/2 215 3/4 - 2 49288 +1204
JUL 06 16 1/2 224 1/4 222 1/4 222 1/2 - 2 80334 +393
SEP 06 223 3/4 - 23 1/2 232 1/2 231 231 1/4 - 1 3/4 10586 +265
DEC 06 232 1/2 - 32 1/4 242 3/4 241 1/2 241 3/4 - 1 1/2 62784 +722
            863286 -3533

 

大 豆                 --安値寄り付き、 やや安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
NOV 05 571 - 70 581 568 1/2 577 - 1 1/4 3078 -717
JAN 06 581 - 79 1/2 591 1/2 578 587 1/2 - 1 158710 +134
MAR 06 588 1/2 - 88 598 585 1/2 594 - 2 41776 +1652
MAY 06 594 - 93 1/2 602 591 1/2 598 1/2 - 3 1/4 22713 -92
JUL 06 602 - 01 1/2 608 597 604 1/2 - 4 26742 +412
AUG 06 604 608 601 605 - 3 1948 +30
            272194 +1968

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
OCT 17550 +120 OCT 2277 -19 DEC 309 3/4 - 5 1/4 117.63 - 118.19
DEC 17660 +100 DEC 2294 -24 MAR 326 - 5 1/4  
JAN 17900 +60 JAN 2325 -16 MAY 335 1/4 -4 1/2  
MAR 18030 -10 MAR 2345 -17 JUL 342 3/4 -5  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

オープニングコールは2〜3セント下値であったが、実際はそれより静かな寄り付きとなった。セッション前に輸出成約が予想上限近くの数字で報告されていたが大きな材料とはならず、やや弱気なUSDA報告により終日マイナスサイドでの取引が続いた。他穀物価格が下げたことによるプレッシャーも手伝い、約定新安値をつけた後、最安値圏での引けとなった。



(大豆)

オープニングコールは3〜7セント下値。対して7〜9セントと大きくギャップをつけての寄り付きとなった。寄り付き前のUSDA生産量報告は予想をやや上回る程度であったが、期末在庫がそれ以上に大きかったことが一因。ただ本日の最安値は9時45分頃につけ、その後は大豆粕の上げに釣られ、またテクニカルな買いが入り徐々に上げていく展開となった。大豆粕については事前予想が高生産量であったのに対し変わらずの発表となり、大豆油については週間輸出成約高が予想上限を5倍以上上回るものであったことが要因となりプラスにて引けた。ただ大豆については昨日引け値より高くなる場面もあったが、最後に若干マイナスでの引けとなった。


 

本日ファンド筋はコーン市場では3,000枚の売り越し、大豆市場では1,500枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、コーンでは約20,550枚のショート、大豆では約5,081枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域

ドライな天候が続いている。雨は土曜にベルト西部と中部にて、日曜には東部にて予想される。月曜は北西部でにわか雨となるだろう。雨量は0.1-0.75インチ、範囲はコーンベルトの75%になると予想される。ミズーリ、アイオワ北部、ミネソタ、ウィスコンシン、イリノイ中部と南部、インディアナ中部と南部、オハイオが主な雨の範囲。

アルゼンチン 

昨日も概ねドライ。本日は西部にて所により雨となる。雨は週末南部で月曜北東部で予想される。しかし雨量は0.1-1.0インチ程度で範囲はコーンベルトの35%、大豆ベルトの15%に限定される。過去30日間の雨量は平均を大きく下回っており、大豆ベルトの1/2、コーンベルトの2/3では今月末までにまとまった雨が必要。来週南部と東部にて雨予報があるが、北西部1/3の地域ではドライ気味に推移する。

ブラジル 

昨日は北部で雨。マットグロッソドスル北部と西部、パラナの中西部、マットグロッソ南東部と中西部、ミナゴライアス中部、ゴイアス南部、サンパウロ北西部が主な範囲。雨量は0.25-1.25インチで範囲は20%であった。向こう10日間はドライな天候パターンとなり、作付けには問題ない。ただ今月中にはコーン・大豆の生育の為に雨が必要。全般的に作物の生育は順調だが、北部に雨が欲しいところ。




NWS 米国各産地6-10日間予報 (11月16日〜11月20日) 】

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ B B
アイオワ N N
ミネソタ N A
ネブラスカ A N
インディアナ B B
オハイオ B N
ミシガン B A

 

気温低め。雨量はまちまち。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【寄り付き前の発表】

 

1) USDA SUPPLY/DEMAND

@  米国産コーン (単位:百万ブッシェル)

  2004/05 2005/06
 

OCT 12

NOV 10

OCT 12 NOV 10
作付面積(百万エーカー) 80.9 80.9 81.6 81.6
収穫面積(百万エーカー) 73.6 73.6 74.3 74.3
単収(ブッシェル/エーカー) 160.4 160.4 146.1 148.4
         
期初在庫 958 958 2,112 2,112
生産量 11,807 11,807 10,857 11,032
輸入 10 10 10 10
・供給合計 12,775 12,776 12,980 13,154
飼料用その他 6,160 6,164 5,875 5,875
食用・種子用・工業用 2,688 2,686 2,885 2,960
(内エタノール用) (1,325) (1,323) (1,500) (1,575)
輸出用 1,815 1,814 2,000 2,000
・需要合計 10,663 10,664 10,760 10,835
期末在庫 2,111 2,112 2,220 2,319
農家平均価格($/BU) 2.06 2.06 1.65-2.05 1.60-2.00

イールド・生産量については市場予想をやや上回る内容となった。新穀の生産量は175ポイント増加して11,032となった。この数字は依然として史上二番目に大きい数字となる。新穀の需要は エタノール向けが75ポイント上方修正された以外は据え置きとなった。結果、期末在庫は先月と比べて99ポイント増加し、期末在庫率は21.4%となった。



 


A  米国産大豆(単位:百万ブッシェル)

  2004-2005 2005-2006
  OCT 12 NOV 10 OCT 12 NOV 10
作付面積(百万エーカー) 75.2 75.2 72.2 72.2
収穫面積(百万エーカー) 74.0 74.0 71.3 71.3
単収(ブッシェル/エーカー) 42.2 42.2 41.6 42.7
         
期初在庫 112 112 256 256
生産量 3,124 3,124 2,967 3,043
輸入 5 5 4 4
・供給合計 3,242 3,241 3,227 3,303
搾油用 1,696 1,696 1,695 1,720
輸出用 1,095 1,103 1,115 1,075
種子・飼料用 88 88 90 90
その他 107 98 66 68
・需要合計 2,987 2,985 2,966 2,953
期末在庫 256 256 260 350
農家平均価格($/ブッシェル) 5.74 5.74 5.00-5.80 4.95-5.75

イールド・生産量については市場予想 をやや上回る内容となった。新穀の生産量は76ポイント増加して3,043となった。史上二番目の生産量となっている。需要サイドでは搾油用が25ポイント増加して1,720に、逆に輸出用が40ポイント減少して1,075となり、その他向けも合わせて合計13ポイントの減少となっている。これら供給の増加と需要の減少により、期末在庫は90ポイント増加して350となった。期末在庫率は11.9%に。



 

B 世界のコーン/大豆など生産量予想 (単位:百万トン)

【 カッコ内は前月発表 】

*コーン 04/05クロップ

  生産量 輸出量
中国 130.29(130.30) 7.59(7.30)
アルゼンチン 19.50(19.50) 14.00(14.00)
南アフリカ 12.00(12.00) 2.30(2.30)
ブラジル 35.00(35.00) 0.50(0.60)

*コーン 05/06クロップ

  生産量 輸出量
中国 126.0(126.0) 3.00(3.00)
アルゼンチン 17.30(18.00) 12.00(12.50)
南アフリカ 8.00(8.00) 1.50(1.50)
ブラジル 42.50(44.00) 1.30(1.30)


 

 *大豆 04/05クロップ

  生産量 輸出量
ブラジル 51.00(51.00) 20.54(20.54)
アルゼンチン 39.00(39.00) 9.60(9.60)

*大豆 05/06クロップ

  生産量 輸出量
ブラジル 58.50(60.00) 24.00(22.88)
アルゼンチン 40.50(40.50) 9.70(9.70)


 


 

1)  USDA発表 週間輸出成約高(11月3日の週)  (単位:千トン) 

 

  週間成約高 輸出成約量累計 成約残
  今年度 来年度 今年度 昨年度 今年度 来年度
コーン 884.1 0.0 15541.3 17373.6 7315.0 9.3
大豆 580.1 0.0 10302.1 13425.9 5241.8 0.0
小麦 1397.3 25.0 16698.9 17238.0 5169.0 83.0
大豆粕 79.8 0.5 1809.4 2348.0 1313.5 16.3
大豆油 41.2 0.0 134.4 163.7 105.6 4.4


 

2)  USDA発表 週間輸出船積高(11月3日の週)   (単位:千トン) 

 

  輸出高 輸出高累計 USDA通年予想
  今週 先週 今年度 昨年度  
コーン 922.8 1014.4 8226.3 8320.9 50,800
大豆 1010.9 1011.5 5060.3 6309.5 30,350
小麦 447.3 547.0 11529.9 12789.3 27,220
大豆粕 95.3 133.9 495.9 405.1 5,940
大豆油 7.9 8.8 28.8 22.5 590

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

意見を変えるに値しない発表であった。ただコーンについては飼料需要の増加が今後の宿題として残され、これから需要サイドに目が移っていく中でいずれ「芽」を出してくる。大豆については今後も「搾油需要の増加vs輸出需要の低下」という構図が続くが、現在の南米大豆の輸出攻勢と鳥インフルエンザ懸念を長期的に考慮すれば需給バランスはさらに緩むと見ている。コーンについてはそろそろ約定安値トライも終わりに近く、大豆はまだ5ドル前半への道半ばか。(tm)

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)