米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年11月16日


 

本日の相場 

とうもろこし          --変わらずの寄り付き、安値引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 05 196 - 95 3/4 196 192 1/4 192 3/4 - 3 253576 -10057
MAR 06 210 - 09 3/4 210 206 206 3/4 - 3 1/4 374593 +12354
MAY 06 217 3/4 - 17 1/2 218 214 1/2 215 1/2 - 2 1/2 51627 -148
JUL 06 225 - 24 3/4 225 1/4 221 3/4 222 1/4 - 3 87501 +731
SEP 06 233 1/2 - 33 1/4 233 1/2 230 1/4 230 3/4 - 2 3/4 11086 +169
DEC 06 244 1/2 - 44 1/4 244 3/4 240 3/4 241 1/4 - 3 66048 +419
            855300 +3672

 

大 豆                 --やや安値寄り付き、安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 06 591 - 89 1/2 591 574 576 3/4 - 15 1/2 154979 +852
MAR 06 597 1/2 - 96 1/2 597 1/2 581 1/2 584 3/4 - 14 1/2 43991 -238
MAY 06 602 1/2 - 02 602 1/2 588 590 - 15 1/4 23027 -176
JUL 06 609 1/2 - 08 1/2 609 1/2 593 1/2 596 3/4 - 13 3/4 27410 +501
AUG 06 610 1/2 610 1/2 596 1/2 600 - 12 1/2 2009 +0
SEP 06 610 610 597 597 - 15 1265 +0
            268841 +640

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 17340 -680 DEC 2219 -15 DEC 306 3/4 - 1/4 118.93 - 119.40
JAN 17440 +690 JAN 2243 -10 MAR 322 1/2 - 3/4  
MAR 17770 -600 MAR 2269 -7 MAY 331 1/2 - 1/2  
MAY 17940 -560 MAY 2290 -10 JUL 339 1/2 - 1  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

寄り付きこそ前日引けとほとんど変わらないレベルにて取引されたが、その後は一方的に下げる展開。中国において鳥インフルエンザが3人に感染し、内2人が死亡したという報道が材料視された。その他、同国では今年に入って既に310人が死亡している噂も出るなど、情報が交錯する中、最後まで弱気ムードが継続、ファンドによる大量売りがプレッシャーとなり、3日振りに契約安値を更新することとなった。結局、12月限は3.0セント安の192.75として引けを迎えた。



(大豆)

中国で鳥インフルエンザが人へ感染し死者が出たとのニュースがマーケットを駆け巡った。昨日比やや下値で寄り付いた後、公式ニュースでは3件の死亡であったが、非公式には310人との報もあり、そのニュースの広がりと真偽を確ようとする慎重さが入り混じりつつ徐々に値を下げた。南米での天候が好転していること、アルゼンチン農務省がUSDAと同じ大豆生産量予想を出したこと(作付面積は昨年比4.9%アップ)なども弱材料として働いた。20日・50日移動平均線を下回り、最後に少し利益確定買いが入り戻した所で引けとなった。


 

本日ファンド筋はコーン市場では11,000枚の売り越し、大豆市場では10,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、コーンでは約16,400枚のショート、大豆では約1,900枚のロングとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域

昨日も広域に雨が降った。雨量は0.25-1.0インチで所により2.25インチ。本日もミシガン南西部で小雨の予想。雨量は0.1-0.25インチで10%ほどの範囲となる。積雪は1インチ以下。週末までの低気温が予想される。

アルゼンチン 

昨日は北部辺境域にて0.1-0.35インチの雨が降り、範囲はコーンベルトの10%、大豆ベルトの15%に及んだ。雨はブエノスアイレス北部、コルドバ南部、サンタフェにて木曜と金曜朝に増える。週末にはドライな気候が戻って来るが、日曜にブエノスアイレス南部で所により雨となる。雨量は0.25-1.5インチでコーンベルトの45%、大豆ベルトの65%の範囲が雨となる。ドライ懸念があるのは北西部10−15%の範囲。

ブラジル 

昨日はゴイアス北東部、バイア中部と南西部、ミナゴライアス北中部、マットグロッソ北東部にて所により雨。雨量は0.1-0.65インチで範囲は10%。あと数日間中部を中心に雨が増える見込みで、雨量は0.5-1.5インチ、所により3.0インチ、範囲は55%となる。中部域への雨によってコーン・大豆の生育は良い影響を受ける。




NWS 米国各産地6-10日間予報 (11月22日〜11月26日) 】

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ B B
アイオワ B B
ミネソタ B B
ネブラスカ N B
インディアナ B B
オハイオ B B
ミシガン B B

 

ほぼ全域で平年以下の気温と降水量。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【セッション後の発表】

1) 週間輸出成約高 発表前の予想レンジ  

(単位 : 千トン)
 

明日の予想  先週の発表数字 
小麦 350-550 1,422.3
コーン 800-1,000 884.1
大豆 500-700 580.1
大豆粕 100-150 80.3
大豆油 2-7 41.2



 

2) USDA発表 エッグセット・チックプレイスメント    (単位:%)  

 

  今週  前週     
肥育用ブロイラー卵導入数      102 102
肥育用ブロイラー雛鶏導入数   101 103

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

12月限の買い場は今週初めに終わったかと思いきや、鳥インフルエンザの影響が予想以上に深刻であるという考えのもと、本日マーケットはまた大きく下げ、契約安値を再び更新することとなった。主な材料は、「中国で人への感染が3件確認され、内2人が死亡した」という公式ニュース。しかし、それとは別に、中国のある私的ニュースサイトは昨晩、同国での鳥インフルエンザの被害詳細について、上記公式ニュースと全く異なる内容の記事を掲載した。それによると、今年に入って中国では少なくとも310人が鳥インフルエンザによって死亡しており、人から人への感染も確認されているというのである。もし本当であれば、中国の状況は世間が認識されているよりも遥かに深刻であり、中国政府は事実を隠蔽しようとしている可能性があると考えられる。下の表は、実際にそのニュースサイトが掲載した鳥インフルエンザの被害詳細を抜粋したものであるが、非常に生々しい、ショッキングな内容である。これが本当であれば、ここ最近マーケットに噂として流れていた、「中国の餌需要が20-30%減っている」という話や、中国のサプライヤーが突如穀物の輸出攻勢をかけ始めたという噂も全て納得がいく。現時点で上述の記事を100%を信用するべきではないにせよ、短期的には弱気にならざるを得ない状況である。(K)



 


 

(大豆)

鳥インフルエンザ死者のニュースはショッキングに過ぎる。非公式とは言え310人もの死者が省ごとに発表され、いかにもという感がある。またこの発表を行ったのはかの国でSARS死者を初めて報道したグループであり、さらにたちが悪い。誤報である事、またこれ以上拡がらない事を祈るばかりである。

一方米国では急に寒さが厳しくなっている。シカゴでは夕方5時現在でマイナス4度という状態。すでにミシシッピー川下流域では先週から低水位によって航行制限がかかっており、ここに少雨低温が加わることでバージフレート上昇となる可能性が高い。となれば高いバージフレートが産地での現物価格を抑え農家売りがまた遠のく。(tm)



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)