米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2005年12月12日


 

本日の相場 

とうもろこし          --高値寄り付き、高値引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
DEC 05 195 195 192 3/4 194 1/4 + 4 1/2 3261 -503
MAR 06 207 - 06 1/2 209 1/4 205 3/4 207 3/4 + 4 478097 -2065
MAY 06 216 - 15 218 215 216 3/4 + 4 1/4 80009 +1921
JUL 06 224 - 23 1/2 226 223 224 3/4 + 3 1/2 92111 +936
SEP 06 233 1/2 - 33 1/4 234 1/2 232 233 1/4 + 3 18861 +400
DEC 06 244 1/2 - 44 245 1/2 243 244 1/4 + 3 80010 +1193
            773071 +2272

 

大 豆                 --高値寄り付き、高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
JAN 06 587 - 85 602 582 584 + 15 1/4 129453 -5798
MAR 06 595 - 92 609 591 594 1/2 + 16 85517 +9502
MAY 06 602 - 00 615 297 598 3/4 + 16 1/4 27287 +971
JUL 06 605 - 03 619 1/2 603 605 1/2 + 15 33063 +977
AUG 06 614 614 606 1/2 607 3/4 + 14 1/2 2960 +62
SEP 06 614 - 12 614 607 607 + 17 1489 +1
            297579 +6282

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
DEC 18850 +690 DEC 2087 +17 DEC 299 1/2 + 6 1/2
JAN 18800 +710 JAN 2102 +15 MAR 314 3/4 + 7 1/4  
MAR 18970 +800 MAR 2137 +13 MAY 324 + 7  
MAY 19050 +820 MAY 2170 +11 JUL 333 3/4 + 7  

 

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

金曜日の強い値動きと大豆&大豆粕市場の上昇から3セント程度高値ギャップを付けての寄り付き。テクニカル重視のファンドによるショートカバーが多く見られた。その後すぐに3月限c210をトライしたが実らず。日本が米国産牛肉輸入を条件付ながらほぼ2年ぶりに解禁したこと、25年振りの高値をつけた金を初め、他商品市場の急騰、一部アルゼンチンでのドライ懸念なども本日のマーケット支持要因となった。逆に農家売りが増えたこと、輸出検証高が予想下限であったことが重石となった。結局再びc210をトライすることは無かったが、10日&20日移動平均線よりは高値にて引けを迎えた。



(大豆)

c20近いジャンプアップで始まった今日の取引は、その後一気に1月限c602と3月限c609をトライ。ただほとんどの買いオーダーが初めの1時間に集中した形で、その後はなだらかな下降線を辿った。金曜日の値動きの影響、南米の天気予報にて乾燥地域と水分過多の地域が見受けられること、中国が10-11月で昨年同時期を上回る大豆輸入を行っていること(11月は10月の3割増し)、中国が2-3船の大豆買い付けを行ったとの噂、ドル安の進行などが買い材料とされたが、一方で1月限c600を超えた辺りでは農家売りが出始め、輸出検証高が予想下限を下回ったことも弱材料視され相場は落ち着きを取り戻した。また大豆粕については日本向け牛肉への飼料需要の増加期待も加わって大豆を上回る上昇率となり、8月後半以来の高値、200日移動平均線レベルを実現した。


 

本日ファンド筋はコーン市場では15,000枚の買い越し、大豆市場では10,000枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、コーンでは約24,900枚のショート、大豆では約16,900枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域

週末はミシガン、インディアナ北部、イリノイ北部と中部、オハイオ中部で雪、ミズーリ東部、イリノイ南部、インディアナ南部では雪&雨が降った。雨量と雨の範囲は限定的。降雪量は2-5インチで所により9インチとなった。本日もインディアナ、ミシガン、オハイオなどで散発的な雨が降る。雪は火曜夜と水曜にイリノイ、インディアナ、オハイオ、ミシガンで広がる。雪は木曜にオハイオとミシガンで降り、その後弱まっていく。雨量は0.1-0.75インチで降雪量2-5インチを含む。次の寒波が6-10DAYSの後半で予想され、ベルト南西部でも冬小麦への影響が懸念される。

アルゼンチン 

週末の雨は北部にて。ブエノスアイレス南部でも小雨が記録された。雨量は0.1-1.0インチ、所により1.5インチで範囲は大豆の15%、コーンの10%であった。木曜と金曜までの雨は限定的。雨量は0.25-1.0インチで所により1.75インチ、範囲は45%。ここ最近の前線の活動は予想以上で、土壌水分の補給を促している。コルドバ、サンタフェ、エントレリオスの一部で水不足が続いており、コーンの10%、大豆の20%でストレスを抱えている。

ブラジル 

週末は北部で雨。雨量は0.5-2.0インチで所により4.0インチ。範囲は40%。雨は今週北部で継続し、ミナゴライアス、マットグロッソドスル、サンパウロ、ゴイアス、マットグロッソにて金曜まで続く。雨量は週末と同様、範囲は50%。これらの雨によって北部地域(全体の1/4)での水分過多とさび菌懸念が広がっている。今週末までに降る中部と南部への雨によって深刻な水不足は避けられる見込み。



 

NWS 米国各産地6-10日間予報 (12月18日〜12月22日) 】   

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ B B
アイオワ B B
ミネソタ B B
ネブラスカ B B
インディアナ B B
オハイオ B N
ミシガン B B

 

低気温傾向変わらずだが、降水量(降雪量)は先週の平年以上から平年以下に低下。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  12月8日の週  12月1日の週  昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  848.0 972.2 1,020.4 12,580.3 12,891.0
ダイズ  451.8 948.7 702.1 9,120.7 11,581.4
小麦 734.8 560.6 441.2 14,744.2 16,247.7

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン&大豆)

ファンダメンタルでは弱いが、テクニカルに強い。確かに期末在庫は十分にあるが、新たな弱材料も少ない。コーン(3月限)でc200を、大豆(3月限)でc570を割れば手ぐすね引いた実需に買われてしまうが、かといってコーンc210、大豆c610に近づけば今度は農家が売ってくる。しばらくこの狭いボックス圏での綱引きが続く様にも見える。ただし、これにはいくつか条件が伴う。農家売りが持続すること、ファンドの投入資金が増えないこと、中国向けの輸出が低迷し続けること、である。

本日はCBOTの高騰と先週に比べやや落ち着きを取り戻したバージフレートによって農家売りが見られたが、一度LDPを取得したコーンならまだしもローンレート以上の値位置にある大豆を急いで売ってくる農家は少ない。今日のマーケットの主導権を大豆&大豆粕が握っているとすれば、コーン比較少ない大豆売りが結局は大豆相場の上昇を許し、他商品へ影響を及ぼすという構図に陥りかねない。

連邦準備局が高金利政策を改めるとの見方や中国がドル準備高を積み増すスピードを遅くするとの見方などからドル安が進行している。ドル・金利市場からで発生した余剰資金が、天然ガスなど昨年の2倍近い価格になっている他商品に比べ割安に映る穀物へ流入してくるリスクがある。

本日の報告にもある通り、すでに中国の大豆輸入はボトムを脱した感がある。中国は1月積み大豆買い付けのほとんどをまだ行っていないとも言われ、もし本当であればこれまでの成約遅れは単に買い付けを遅らせた結果ということになる。

明日は本日のセットバックからやや下がる可能性があるので拾っておきたい。(TM)



 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)