米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2006年4月3日


 

本日の相場 

とうもろこし          --高値寄り付き、やや高値引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 06 238 1/4 - 37 1/2 238 1/2 235 1/4 236 1/2 + 1/2 384,048 -32,155
JUL 06 249 - 50 250 246 1/2 247 3/4 + 1/4 284,930 -12,368
SEP 06 257 1/2 - 1/4 258 1/2 255 3/4 256 1/2 + 1/2 45,191 -1,519
DEC 06 268 - 70 270 267 1/2 268 1/4 + 1/4 266,830 +7,273
MAR 07 276 - 77 277 1/2 275 276 1/4 - 1/4 37,147 +1,401
MAY 07 280 1/2 - 80 281 279 1/2 280 1/2 unch 2,881 +374
            1,095,836 -5,239

 

大 豆                 --安値寄り付き、安値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 06 569 - 73 574 1/2 564 1/2 565 -6 1/2 176,378 -5,295
JUL 06 585 1/2 - 86 588 578 1/2 579 -6 1/2 98,206 +2,783
AUG 06 588 592 1/2 583 1/2 583 3/4 -6 1/2 7,208 +387
SEP 06 593 1/2 595 587 1/2 588 1/4 -4 3/4 8,222 +959
NOV 06 601 1/2 - 02 603 1/2 596 596 1/4 -6 1/2 65,876 +659
JAN 07 610 - 09 1/2 610 604 604 -6 1/2 3,784 +119
            367,032 +74


 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 17310 -150 MAY 2264 -15 MAY 342 -5 3/4 117.75
JUL 17520 -160 JUL 2306 -21 JUL 355 -6 1/2  
AUG 17660 -150 AUG 2320 -30 SEP 366 1/2 -4 3/4  
SEP 17780 -110 SEP 2340 -33 DEC 381 1/4 -5 3/4  

 

本日の相場の動き

 



(コーン) 

強気な作付け意向面積の発表を受けて急上昇した金曜のマーケットのフォロースルーもあり、約2セント上げて寄り付いたが、その後勢いは続かず、徐々に戻す展開となった。中国市場の強さやCRBインデックスの上昇が寄り付き時の相場を支えた一方、南北米にて展開される弱気な予報が重石となった。



(大豆)  

ほぼ変わらずから寄り付き。予想範囲下限の数字となった週間輸出検証高を見ながらも、先週金曜の売られ過ぎ感からやや強含む展開が午前中いっぱい続いた。しかし、買いオーダーは続かず、豊富な在庫と旺盛な大豆作付け意欲によって最後はずるずると下落。結局4ヶ月ぶりの安値で引けとなった。

 

本日ファンド筋はコーン市場では5,000枚の買い越し、大豆市場では6,000枚の売り越しであったと見られる。ファンドネットポジションは 、 コーンでは約147,500枚のロング、大豆では約36,900枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域

週末は、アイオワ中央部・南西部、ネブラスカ南東部、ミネソタ中央部・南東部、イリノイの服、ミズーリ中央部、ウィスコンシン南東部、ミシガン中央部、インディアナ中央部・南東部などを中心に多くの地域で雨となり、その範囲は合計でベルトの90%に達した。本日(月曜)はベルト北東部にてまばらな雨が予報されている他、水曜から木曜にかけてはベルト西部で徐々に発達する雨雲が金曜にはベルト東部に移動する。その間、コーンベルトの約85%に雨が降ると予報される。一連の雨は冬小麦の成長や、作付けを前にしたコーン・大豆には恵みとなり、この段階では作付けの遅れはほとんど懸念されない。


中国
 

週末は、華中東部、華北平原東部において雨が見られた。その範囲は合計でコーンベルトの20%程度。火曜から木曜にかけては再び華北平原東部・中央部と華中において雨が予報される。この雨によりベルトの約40%がカバーされる。これら一連の雨は生育期初期にあたる小麦や作付けを控えているコーンには恵みとなったが、雨を逃した華北平原北部や西部では引き続き土壌の乾燥が懸念される。


ブラジル
 

週末、ゴイアス、マトグロッソ、ミナスジェライス北部、バイアなどであめが見られたが、その範囲は合計でコーンの20%、大豆の35%程度であった。この雨は木曜にかけてベルトの北西部にて継続し、その後金曜には北部へと活動の場を移す。火曜から金曜にかけてはベルト南部周辺地域にて雨の可能性が示されている。この間の雨を合計すると大豆の約50%、コーンの約30%がカバーされることとなる。今後10日間の予報ではベルト北部にて雨の可能性が強まっており、このことはクロップの収穫を妨げる。ベルト中央部・南部では順調に収穫作業が行われると見られる。

 

NWS 米国各産地6-10日間予報 (4月6日〜4月10日) 】   

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ A B
アイオワ A B
ミネソタ A N
ネブラスカ A N
インディアナ A B
オハイオ A B
ミシガン A B

(気温・降水量共に、赤字は確率アップ、青字はダウンを示す)
 

高温・少雨の傾向が顕著になってきている。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  3月30日の週 3月23日の週 昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  1,073.0 937.0 785.3 27,660.2 25,409.7
ダイズ  358.1 703.9 463.9 19,348.1 24,205.3
小麦 318.4 422.9 349.6 22,647.0 23,867.9

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

金曜の上昇によりレポートの発表内容はほぼ織り込まれたと考える。次に買い場が訪れるとすれば順調な作付けペースが確認される今月後半辺りか。

話は変わるが、米国において今のペースでエタノール生産量が増加していった場合、コーンの価格がより原油価格に連動しやすくなり、変動幅も大きなものになるのではないかという懸念は何回か本項で書いた通りであるが、今後の長期的コーン相場を占う意味で、エタノール先進国であるブラジルにおいてエタノールの原料として使用されている砂糖の相場に一度目を向けてみたい。この10年で、ブラジルはエタノールの生産国として急成長し、今では世界のエタノール生産の半分以上を占めるようになった。同時に、ブラジルは砂糖の生産国としても急成長し、今では世界一の生産量(20%)・輸出量(38%)を誇る国となった。そんなブラジルの急成長に伴い、砂糖という商品の性格も、元来の甘味料から、次第に「エネルギー原料」としの性格を帯びるようになってきた。下に示したチャートは砂糖価格の月足チャートであるが、2005年に入ってからの高騰には、原油高が大きく影響していることは言うまでもない。

本日ロンドン砂糖相場は五日連続で上昇し、史上最高値を更新した。イランの核開発問題をめぐる情勢緊迫化により、原油先物相場が五日続伸していることに連動している。もちろん、その背景には「原油価格上昇に伴ってエタノール価格も上昇し、ブラジル産砂糖に対する需要が高まる」という思惑が存在する。(K)



(大豆)

先週のUSDA報告の影響覚めやらず、大豆は買い戻し・コーンは売り戻しが入るかと思われたが双方に金曜日と同じ方向にて引けた。まだ4月になったばかりなので皆様子見といったところか。
マーケットではさらにコーンの作付面積が減り、大豆が増えるという声が比較的大きいように見受ける。理由は二つ。早めに作付けが完了すれば高単収につながるという認識が一般的となっており、コーン早め作付けをミスした農家が大豆早め作付けに変更する可能性があること。そして過去のデータから3月末時点の作付け意向面積と最終作付け面積を比較した場合、7割のケースでコーンは減少し、大豆は増加していること。
一方、予想範囲を超える作付け面積意向となった理由そのものであるコーン・大豆の生育コスト差に目を向けてみると、先日のアウトルックフォーラムで使われた単収レベル、コーン147.70bu/acre、大豆40.7/bu/acreで試算し予想費用を加えた場合、すでに今のCBOT価格で両者の採算はほぼ同レベルになる。つまりコーンと大豆の価格調整はすでにマーケットで行われており、農家にとっての関心事はコーンであれ大豆であれいかに単収を高く保つかということになる。そして早めの作付けを実現できるかどうかが単収の運命を決める。
コーンの作付けの約半分が終わる5月初旬までは、大豆がコーン価格を無視して下げ続けることはないだろう。そう考えれば下げた場面では欲張らず買っておきたい。(M)

 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)