米国トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2006年5月1日


 

本日の相場 

とうもろこし          --やや高値寄り付き、やや安値引け

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT  
MAY 06 239 1/4 - 39 240 3/4 237 1/4 238 - 1/4 27136 -6110
JUL 06 250 1/4 - 249 1/2 251 1/4 247 1/2 248 - 1 564357 -10480
SEP 06 260 1/2 - 60 1/4 261 3/4 258 1/4 258 3/4 - 1 87158 +5113
DEC 06 274 - 73 1/2 274 3/4 270 3/4 271 1/2 - 1/4 338407 -300
MAR 07 281 3/4 - 81 1/4 283 1/2 280 1/4 280 1/2 - 1/4 49159 +425
MAY 07 286 3/4 - 86 1/2 288 3/4 286 286 + 1/2 5394 +64
            1182714 -6915

 

大 豆                 --高値寄り付き、高値引け--

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
MAY 06 590 - 89 1/2 598 1/2 589 1/2 593 1/4 + 6 10966 -7450
JUL 06 604 - 03 612 1/2 603 606 3/4 + 5 3/4 215178 -7492
AUG 06 610 - 09 618 609 612 1/4 + 5 3/4 11877 -429
SEP 06 614 622 1/2 614 616 1/2 + 4 1/2 11616 -296
NOV 06 624 1/2 - 24 632 624 626 + 5 1/4 82665 +3916
JAN 07 634 - 32 638 1/2 632 633 1/2 + 6 1/2 5533 -20
            350721 -10512

 

  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
MAY 17810 +520 MAY 2547 -7 MAY 353 1/4 + 7 113.088
JUL 17900 +530 JUL 2588 +16 JUL 365 + 6 1/2  
AUG 18000 +490 AUG 2609 +27 SEP 377 1/2 + 6  
SEP 18130 +490 SEP 2627 +22 DEC 395 + 6 1/2  

 

本日の相場の動き

 



(コーン)

週末に続き今週の前半も雨勝ちであるという予報や大豆・大豆粕の上昇につられたことにより、若干上げて寄り付いた後も序盤は更に買い上げられる展開となり、7月限で251セントを上抜けたところが本日の高値となった。その後は引け後に発表される作付け進捗に対する弱気な見方(市場予想45-50%)やファンドによる大量のロングに対する警戒感も手伝って、ジリジリと値を崩していく展開となり、結局手前5つの月はやや安値での引けとなった。7月限は1.0セント安の248.00として引けている。



(大豆)  

ほぼ予想通りの週末の雨を確認し、今週も60%の範囲に雨が降るとの予報のもと、2〜3セントの高値から寄り付いた。テクニカルな買いオーダーと高値圏にある貴金属や原油の影響から金曜の最高値を伺う強気なマーケットが展開された。それでも上値が限定されたのは、今週アジアと欧州で大型連休に入ること、新たな鳥インフルエンザ発生のニュース、中国での雨予報によるものと思われる。終盤、利益確定の売りオーダーが入り、やや値を下げたところで引けとなった。


 

本日ファンド筋はコーン市場では5,000枚の買い越し、大豆市場では7,500枚の買い越しであったと見られる。ファンドネットポジションは、 コーンでは約228,100枚のロング、大豆では約15,800枚のショートとなった模様。(推定)

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部・デルタ地域

週末はベルト西部から東部へ雨雲がゆっくりと移動した。雨量は0.25-1.5インチで所により3.0インチ。範囲はベルト全体の75%に及んだ。最も雨がよく降ったのはアイオア、ミネソタ、ミズーリ、ネブラスカ、イリノイ西部。雨をもたらした前線はあと二日間居座り続ける。その他南部では水曜から金曜にかけて雨の可能性が残る。今週の雨量は0.25-1.25インチで範囲はコーンの60%になる予想。イリノイ東部、インディアナ、オハイオがもっとも雨の可能性が高い。今週の作付けはスローなものになろう。東部では週末前半に作付けできたものの、西部では中断されたものと見られる。


中国
 

週末は長江南部、華北平原中東部、満州地方北中部でにわか雨が降った。雨量は0.25-1.0インチで所により1.5インチ。範囲はコーンの35%、大豆の45%であった。本日も長江域南東部では雨予報となっており、火曜から木曜にかけて華北平原北西部にて雨が増す模様。その後満州地方南部、華北平原北部と中部、長江域中部と西部でも木曜・金曜辺りに雨が広がる。雨量は0.25-1.2インチで所により2.0インチ。範囲はコーンと大豆の25%となる予想。今週の雨は小麦、コーン、大豆にとって恵みの雨となる。一方低めの気温により作付けと生育の遅れは続く見通し。

 

NWS 米国各産地6-10日間予報 (5月7日〜5月11日) 】   

(引け後発表内容)

気温 降水量
イリノイ B A
アイオワ N A
ミネソタ B A
ネブラスカ N N
インディアナ B A
オハイオ B A
ミシガン B A




気温 : 赤字は前日比上昇傾向、青字は低下傾向を示す
降水量 : 赤字は前日比確率アップ、青時は確率ダウンを示す
 

ほぼ全域で降水量が平年以上に上方修正され、気温は低め傾向が継続。

米国土壌水分地図および14日後予測.

 

本日の発表等

【セッション中の発表】

1) 農務省輸出検証高 (単位 : 千MT ) 

 

  4月27日の週 4月20日の週 昨年同週  今年度累積  昨年度累積 
コーン  853.0 1,289.2 954.3 31,532.4 28,733.2
ダイズ  247.0 252.3 460.9 20,447.6 25,913.9
小麦 636.2 525.0 633.4 24,420.5 25,996.8

 

 

【引け後の発表】 

2)USDA週間クロップ・プログレス

【単位 : %】 

《コーン主要産地の作付け進捗状況》

  4/30/06 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   63 26 49 42
イリノイ 72 33 79 59
ネブラスカ   39 16 30 32
ミネソタ 48 12 36 35
インディアナ   33 9 49 40
オハイオ 43 9 57 35
ウィスコンシン 31 5 23 15
サウスダコタ 11 3 22 17
ミズーリ 90 75 71 68
ミシガン  31 8 34 21
主要18州平均   52 25 49 42

 

《コーン主要産地の発芽率進捗状況》 

  4/30/06 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   5 NA 5 3
イリノイ   23 NA 28 20
ネブラスカ   3 NA 3 4
ミネソタ 1 NA 0 1
インディアナ   5 NA 8 8
オハイオ 4 NA 3 2
ウィスコンシン 0 NA 0 0
サウスダコタ 0 NA 0 0
ミズーリ 58 NA 42 40
ミシガン  1 NA 1 1
主要18州平均   13 NA 12 11

 

 

《大豆生産主要州の作付け進捗状況》 

  4/30/06 先週   昨年同期   5年平均  
アイオワ   6 NA 3 3
イリノイ   5 NA 5 5
ミネソタ 3 NA 1 3
インディアナ 5 NA 10 11
ネブラスカ 3 NA 4 3
オハイオ 17 NA 17 14
ミズーリ 13 NA 6 6
主要18週平均 10 NA 8 7

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日引け後に発表された4/30時点での作付け進捗は52%。これは5年平均を大きく上回るだけでなく、史上二番目に早いペースで作付けが進んだ去年を上回るペースである。もちろん、 市場予想レンジ(45-50%)も越える数字となった。よって明日のマーケットは一時的に下げる可能性が高い。先日も述べたように大きな下げは予想しないが、今週前半にウエットな予報が出ていることを考えても、多少でも下げた場面では7月限を一部手当てしておいてはどうかと考える。

参考までに、下のチャートは各クロップ年度における作付け進捗率と、その年のトレンドイールド比最終イールドの相関関係を表すチャートである。現時点で最終イールドを予想するのは時期尚早故あまり常識的な作業ではないが、このチャートを元に今年の最終イールドを推定するとしたら、トレンド(アウトルックフォーラムで発表された147.7BU/ACRE)を5%程度上回り、155辺りになると予想することができる。



話は全く変わるが、本日穀物メジャーBUNGEとERGON ETHANOLという会社がエタノールプラントを共同で建設・経営することに合意する契約を締結した。ERGONグループは石油精製などで有名な所謂エネルギー会社である。この話は、先週のADM社長交代に続き、アグリ業界とエネルギー業界が益々接近していくことを実感させる。(K)





(大豆)

  2006年 2005年 5年平均
ベルト西部 7% 9% 8%
ベルト東部 5% 3% 3%
デルタ地域 37% 27% 24%
南東部 7% 2% 2%
合計 10% 8% 7%

事前予想が6〜8%または3〜6%とも言われる中、10%と発表された大豆作付け進捗は、この2日間の上昇に対するセットバックを呼ぶ格好の材料になると思われる。しかし生産地域毎に作付け進捗率を分けてみると、主産地ではない南部での進捗が全体のパーセンテージを引き上げていること、そして主産地たるベルト西部と東部では平年並みの進捗に留まっていることがわかる。今週も雨がちな天候が続き、来週も6-10days予報によれば平年以上の雨となる可能性がある。明日下がったとしても、現在の天気予報が現実のものとなる限り、継続的な下落が期待できる環境には無い。(M)




 

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(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)