(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年9月4日

 

OPEN

HIGH

LOW

SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

98 SEP

196

-95 3/4

197 3/4

195 1/4

195 1/2

0 +

10,629

660 -

98 DEC

208 1/4

-7 1/2

210 1/4

207 1/2

208

0 +

177,909

569 -

99 MAR

220

222 1/2

219 1/2

220 1/2

1/2+

58,351

665 +

99 MAY

227 1/2

-27 1/4

229 3/4

227

227 3/4

3/4+

20,948

472 +

99 JUL

232 1/2

-32 1/4

235 1/4

232 1/4

233 1/2

1/4+

29,082

421 +

99 SEP

242

239 1/2

239 1/2

1/4+

4,763

11 +

99 DEC

246 3/4

-47

250

246 3/4

248 3/4

1 1/2+

11,196

78 -

313,197

264 +

 

−−− 変らずの寄り付き、変らずの引け −−−

一部ファンドのショートカバーが、終盤投機的売りにかき消された。

今朝発表された輸出成約、および私的分析家たちの生産量予想は、どちらも強材料と言えるものであった。昨日引け値と変らないレベルで寄付いたあと、これらが材料となったこともあり、昨日に引き続き一部のファンドによるショートカバー買いが入り、1〜2セント値を上げるにいたった。

しかし、終盤になって、概ねドライな天候が産地で続くとの予報から、コーンの乾燥が促され、また収穫作業も順調に進むと見られ、売り注文が目立ち始め、最後は寄付きと同レベルまで戻して引けた。

ダウは本日は落ち着いた動きであった。

 

 

分析家生産量予想、ほぼ8月のUSDA予想以下

昨日のFCC予想に続いて、今朝は3社から生産量の予想が出された。

      コーン     大豆 (単位:億ブッシェル)

スパークス   95.56 28.97

レスリー   96.21 28.71

ALLENDALE 94.91 29.85

FCC 95.64 29.55

コーンについては、レスリー以外が8月のUSDA予想95.92億ブッシェルを下回った。上記4社の中ではALLENDALEが最も低い予想をした。同社によれば、イールドがUSDA予想を下回るとした理由は、「現状クロップの見た目は良いが、イヤーが小さい。ヒートストレスが一部南部地域でアフラトキシン汚染を引き起こしている。(作付け後の)過多な雨を受けたところの生育状況は特にひどく、また、コーンボアの被害は比較的小さいと言えるが、一部ではグレイリーフスポットが見られている。」と、している。

これらの予想は、本日序盤の材料となった。

 

 

 

 

本日のニュース

1)米国の天候

中期予報(11-15日間) 暖かくややドライな天候は続く見込み。デルタや中西部では、平年よりやや高い気温とやや少ない雨量となるであろう。

 

米国中西部 オハイオ南部では一部でにわか雨が降っているがその他の地域はドライ。気温60度台半ばから70度台。週末は北部で小雨が降る程度でおおむねドライとなるだろう。来週の月曜から火曜にかけて主にベルト地帯の北部三分の一の地域で降雨量0、10〜0、75インチ降雨範囲25%程度の雨が降るだろう。週末の最高気温は80度台の半ばから90度台半ばになるだろう。大豆地域には降雨がほとんど期待できないがほぼ全域で生育は順調で早期の刈り入れにもあまり遅れないだろう。

 

デルタ地域  現在はドライで気温は80度台。日曜から火曜までの局地的なにわか雨を除けばドライな天候は来週の初めまで続く見込み。にわか雨は0、10〜0、75インチで10%範囲で南部に降るだろう。引き続き最高気温は90度台と予想される。ドライな気候はなお大豆の結実にとっては、多少ストレスとなりつづけそう。

 

2)NWS6-10日間天気予報(9/10-9/14)

                    気温           降水量

西部コーンベルト         A(63)           B(0.52/1)

東部コーンベルト         A(66)          N/B(0.50/1)

デルタ                A(74)           A(0.54/1)

―――コーンベルトの降水量が少な目なことから、コーンの乾燥が促される。弱材料。

 

3)週間輸出成約報告 (単位:1、000トン)

−−−成約の動き−−−

今週の成約数量

 全成約量

 輸出残

今年度

来年度

今年

昨年同期

今年度

来年度

小麦

696.8

0.0

10,397.8

12,563.1

4,106.0

10.0

コーン

219.4

872.6

38,372.3

45,397.7

1,878.0

6,213.1

大豆

-18.2

578.2

24,932.5

25,000.5

506.5

3,731.3

大豆粕

-71.8

218.3

8,481.4

5,444.1

542.3

864.3

大豆油

18.0

0.0

1,435.2

824.3

173.0

10.0

ソルガム

-3.4

66.4

4,852.0

5,218.9

119.2

721.6

−−−輸出の動き−−

今週の輸出数量

   輸出量計

USDA予想

今週

先週

今年

昨年同期

今年度

小麦

610.3

678.0

6,291.8

7,271.4

30,620

コーン

687.5

789.6

36,494.3

43,990.6

37,470

大豆

244.9

190.7

24,426.0

24,272.6

23,680

大豆粕

56.7

57.2

7,939.1

5,147.9

8,440

大豆油

26.0

15.4

1,262.2

753.6

1,340

ソルガム

32.2

53.6

4,732.8

5,010.2

5,210

――― コーンの全成約量が100万トンを超えたことから、強材料となった。

 

4)9月限受渡通知(単位:コントラクト)

        受渡日     数量     LAST TRADE DATE

大豆 SEP898     ゼロ       −−− 

コーン     SEP898     129-LOT     JUL2998

小麦      SEP898    2,357-LOT     SEP398 

大豆粕     SEP898     ゼロ       −−−

大豆油     SEP898    2,397-LOT     SEP398

 

 

本日のトーメンの意見

12月限200〜203が買いアイデア。来週後半か、再来週が時期か。

「今クロップの生産量は、100億ブッシェルに届く。」と言うのは、予想の中でも楽観的と言える部類に入るものの、今まで市場の予想の中心が8月のUSDAを超えるものであったことは、おそらく間違いなかろう。にもかかわらず、昨日本日と発表された私的分析家の予想が4社のうち3社までもが、USDAを下回ったことは頭に置いておかなければならない。

実際、我々が今年サーベイを行った印象としては、大部分が良好な生育を示している。しかし、今年のコーン種は概して茎が細く、確かにイヤーも小さ目である。作付け後に激しい雨があった一部地域では、受粉さえしていない畠が事実散見される。それら生育が止まった地域は、今でも全体に比してごく一部と考えているが、我々も全地域をくまなく見て回れるわけもなく、「現実の生産量はUSDA予想を上回る。」と言う先入観は、もしかすれば危険だ。

さて、とは言うものの、仮に生産量が95億ブッシェルになっても、史上2番目の生産量には違いない。在庫率も1%減少するだけだ。ショートカバーが一段落すれば、収穫期の早い時期(9月中旬〜下旬)に、相場は今一度、低値をつけることになるのではないか。ただ、8月末の低値以下の期待はしていない。