(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年9月11日

 

OPEN

HIGH

LOW

SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

98 SEP

194 1/2

-95

196

192 1/2

195 3/4

4 3/4-

5,268

417 -

98 DEC

205 1/2

-4 1/2

208

204 1/2

207 3/4

5 1/4-

179,546

1,764 -

99 MAR

217

-16

220 3/4

216

220 1/2

4 3/4-

60,644

1,559 +

99 MAY

225 3/4

-25 1/4

227 3/4

224 1/2

227 3/4

4 3/4-

22,243

261 +

99 JUL

231 3/4

-32

233 3/4

230 1/2

233 3/4

4 3/4-

30,023

220 +

99 SEP

240

240 1/2

237 1/2

240 1/4

3 1/2-

4,956

5 +

99 DEC

247

-47 1/2

249 1/4

245 1/4

249 1/4

3 1/2-

12,403

369 +

315,421

237 +

 

−−− 安値で寄り付き、安値での引け −−−           

USDA需給報告で高生産量が予測され、売られた。

USDAが新穀の生産量を前月から大幅アップさせたことで、寄付きからいきなり7セント前後の安値となった。しかし、その時点がほぼ本日の安値圏。

7セント前後の安値からは、ファンドのショートカバーが見られ底固い動きとなった。ダウが100〜200上げで堅調推移していることや、昨晩の円高が手伝い、ピットは静かであったが、買い注文が入っていた。

中盤に入り、大豆にファンドの強烈な買いが入り、大豆相場が7セント前後安から7セント前後高まで一気に上昇する動きとなった。それにつられ、コーン相場にも売り注文が減少し始め、2セント程度値を戻した。それからは、取引量も少なく、5セント前後安値でもみ合いながら、引けとなった。

 

 

USDA、生産量予測を大幅上方修正

USDAは、本日の報告の中で、98/99年度産のコーン・大豆・小麦の生産量予測を上方修正し、結果3アイテムとも、期末在庫を増加させることになった。

コーンは、98/99年度クロップの生産量を97.38億ブッシェルと前月から1.46億ブッシェルも増え、期末在庫も19.22億ブッシェルと前月比0.71億ブッシェル増となった。変化の主な原因は、単収が132と増加したことであり、これについては、今クロップの密植傾向がその背景と見られている。USDAは、今回作付密度を発表しているが、ミネソタ州で昨年比5.5%密度が高くなっていることを始め、ウィスコンシンが7.5%アップなど、主要7州平均の作付密度が史上最も高いものとなった。

コーンの需要サイドでは、輸出量が2,500万ブッシェル増加したほかは変化がなかった。

本日のコーン相場には、弱材料となったが、生産量の変化が余りに大きいために一部では同報告の信憑性について疑問視する者もいる。

 

 

本日のニュース

1)米国の天候

中期予報(11-15日間) 米国中部の前線がやや西に移動するため期間中末期には東部で短期的に気温が下がりそう。中西部およびデルタの気温は平年並みかやや高め。中西部の東部では平年並みの降雨が予想されるがその他の地域ではやや少なくなりそう。

 

米国中西部 ミネソタの限られた範囲で現在雨が降っており気温は70度台。週末も北部では雨が続く模様。降雨量は0、10〜0、50インチで降雨範囲は10%。来週前半に来る前線の影響で北部一帯は雨になりそう。降雨量は0、25〜1、5インチで降雨範囲は35%と予想される。週末の最高気温は80度台から90度台前半。早期収穫は週末は順調に来週もあまり遅れずに済みそう。

 

デルタ地域  ロサンゼルスからアリゾナ南部、ミシシッピ中部にかけての雨は現在も続いており気温は70度台になっている。この地域での雨は今夜更に北部へと広がりながら降り続きそう。明日にはこの雨も止み来週は再びドライな天候に戻る見込み。降雨量は0、25インチから1、0インチ、所によって2、5インチで降雨範囲は45%と予想されている。遅めに結実期を迎える大豆には恵みの雨になりそう。

 

2)長期予報

ラ.ニーニャ現象の懸念  南太平洋海域の様々な天候指標がラ.ニーニャの形成の前兆を示している。今月の半ばにもワシントン気象予報センターは中型から強いラ.ニーニャ現象が今後3から6ケ月に予想されるとのレポートを発表するものと見られている。この懸念が顕在化すればアメリカも含めた世界の主要な穀倉地帯で平年よりドライな天候に見舞われる恐れがある。

 

8月中はラ.ニーニャの初期段階の影響で昨年は大火災や干ばつに見舞われたインドネシア、オーストラリアでは大雨になり、アルゼンチンではドライになった。更に今後この現象は世界中に広がりそう。

 

中西部への影響  先月から今月にかけての暖かくドライな天候は来月初頭まで続く見込み。

その後月の後半には降雨がありそうだが、11、12月は平年より寒くドライになりそう。収穫は既に済んでいるか始まった所でこの雨が収穫に与える影響はほとんどなさそう。

 

中国中部平原への影響  中部の大雨の影響はなく今期の大豆、コーン地帯での収穫は平年並みになりそう。

 

3)NWS6〜10日間天気予報(9/17〜9/21)

 

気温平年比(平年の気温)

降雨量平年比(平年の降雨量/降雨日数)

西部コーンベルト地帯

MA    (63)

N    (0、52/1)

東部コーンベルト地帯

A/MA  (66) 

B    (0、50/1) 

デルタ地帯

N/A   (74) 

N/A  (0、54/1) 

 

4)コミットメント・オブ・トレーダーズ

(9月8日

現在、単位:コントラクト、変化は、前週からの変化)

LONG

SHORT

NET

NON-COMMERCIAL

LONG OR SHORT ONLY

23,238

2,367

72,068

-2,543

48,830

SHORT

LONG OR SHORT SPREAD

19,474

1,304

19,474

1,304

COMMERCIAL

198,546

-293

95,683

4,673

102,863

LONG

TOTAL

241,258

3,378

187,225

3,434

54,033

LONG

NON-REPORTABLE POSITION

75,146

-1,644

129,179

-1,700

54,033

SHORT

TOTAL OPEN INTEREST

316,404

1,734

316,404

1,734

PERCENTAGE HELD BY:

LARGE TRADERS

76.2%

59.2%

SMALL TRADERS

23.8%

40.8%

――― 大口投機家の売り越しポジションが、予想外に多い。強材料だ。

 

5)週間輸出成約報告 (単位:1、000トン)

−−−成約の動き−−−

今週の成約数量

   全成約量

    輸出残

今年度

来年度

今年

昨年同期

今年度

来年度

小麦

881.2

0.0

11,279.0

13,297.8

4,377.7

10.0

コーン

2,125.8

4.5

7,984.0

7,936.4

7,775.9

4.5

大豆

977.8

0.0

4,709.0

7,825.5

4,706.7

0.0

大豆粕

25.7

98.5

8,507.1

5,457.6

515.6

962.8

大豆油

24.0

6.0

1,459.2

823.6

154.6

16.0

ソルガム

192.8

0.0

914.5

738.6

886.2

0.0

−−−輸出の動き−−−

今週の輸出数量

   輸出量計

USDA予想

今週

先週

今年

昨年同期

今年度

小麦

609.5

610.3

6,901.3

7,962.2

30,620

コーン

974.7

687.5

208.1

206.6

40,640

大豆

92.3

244.9

2.3

66.2

23,130

大豆粕

52.4

56.7

7,991.5

5,166.3

8,440

大豆油

42.4

26.0

1,304.6

759.6

1,340

ソルガム

71.3

32.2

28.3

16.9

4,950

―――コーンの先週の実質成約量は88.12万トン。上記数字は、97/98年度の未受渡し量124.46万ブッシェルを、加えたもの。

 

本日のトーメンの意見

来週は、12月限200を試す日があると予想する。その時点が、プライシングをある程度進めるチャンスとなるのではないか。

本日の相場の動きは、寄付きの急落後、値を戻すという展開であった。その動きだけなぞれば買い意欲が強いように見えるが、今日は単に大豆の急伸とダウの堅調さに影響されたものである。やはり、7千万ブッシェルもの期末在庫増(在庫率20.8%)は、当面売り材料となって当然である。ダウもこのまま安定するとは考えにくい。来週は、相場が上下することになろうが、収穫の進展とともに、12月限200を目指す展開となるであろう。

ただ、下値への深追いは今のところ危険である。ファンドの売り越しは本日発表のコミットメントで確認されたように、意外と大きくなっている、と言うよりもダントツの史上最高量である。200に向かっての展開の中で、その売り越しポジションはもっと膨らむことを考えると、中期的には底値は、そう遠くないと考える。

 

 

A) USDA コーン・サプライ・デマンドレポート(単位:百万ブッシェル)

---1997-98---

---1998-99---

8月12日

9月11日

8月12日

9月11日

作付面積(百万エーカー)

80.2

80.2

80.8

80.8

収穫面積(百万エーカー)

73.7

73.7

73.8

73.8

単収 (ブッシェル/エーカー)

127.0

127.0

130.0

132.0

初期在庫

883

883

1,449

1,399

生産量

9,366

9,366

9,592

9,738

輸入

10

10

10

10

・供給合計

10,259

10,259

11,051

11,147

飼料用/その他

5,550

5,550

5,750

5,750

食品/工業/種子用

1,785

1,785

1,850

1,850

輸出

1,475

1,525

1,600

1,625

・需要合計

8,810

8,860

9,200

9,225

期末在庫

1,449

1,399

1,851

1,922

   

   CCC在庫

0

0

   フリーコーン

1,449

1,399

1,922

   ローン内在庫

300

310

325

農家平均価格

2.45

2.45

1.95-2.35

1.80-2.20

 

B)米国大豆・小麦・マイロの生産量と期末在庫レポート(単位:百万ブッシェル)

 -------1997-98年-------

 -------1998-99年-------

生産量

  期末在庫

生産量

  期末在庫

8月

9月

8月

9月

8月

9月

8月

9月

大豆

2,727

2,727

210

200

2,825

2,909

430

485

小麦

2,527

2,527

723

723

2,549

2,565

819

885

ソルガム

653

653

41

36

529

529

54

50

C) 他国のコーン生産量と輸出量

(1998年クロップ、単位:百万トン)

生産量

(前月比)

輸出量

(前月比)

輸入量

(前月比)

アルゼンチン

16.50

(-1.50)

11.50

(-1.75)

0.00

(+0.0)

南アフリカ

8.50

(+0.0)

1.50

(+0.0)

0.25

(+0.0)

中国

122.00

(+0.0)

4.00

(+0.0)

0.25

(+0.0)