(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年9月14

 

OPEN

HIGH

LOW

SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

98 SEP

195

-94 1/4

197

193 1/2

196 3/4

1 +

4,377

891 -

98 DEC

206 1/4

-6

208 3/4

205 1/4

208

1/4+

182,186

2,640 +

99 MAR

219 1/4

-19

221 1/4

218

220 3/4

1/4+

62,159

1,515 +

99 MAY

225 3/4

-26

228 1/4

225 1/4

228

1/4+

22,747

504 +

99 JUL

231 1/4

-31 3/4

234 1/2

231 1/4

234 1/4

1/2+

30,664

641 +

99 SEP

239

240 3/4

238 1/4

240 1/4

0 +

5,298

342 +

99 DEC

248

249 1/2

246 1/2

249 1/4

0 +

12,983

580 +

320,762

5,341 +

 

−−− 安値寄り付き、小幅高引け −−−           

大口投機家によるショートカバーが入り、値を戻した。

USDA需給報告がビッグナンバーとなった余韻はまだ残っているものの、今朝スパークスが同報告より期末在庫を少なく予想したことなどから、安値ながらも静かな寄付きであった。

その後も、やや売り注文が先行する展開ながら、週末の雨が若干ながら収穫作業を遅らせたこと、ファンドの売り越しが膨張していることを背景として、大きく売り込まれるには至らなかった。そのうち、小麦→大豆油→大豆の順にファンドによる買いが入り始め、相場の方向感が変化したことに追随し、コーンも徐々に値を上げていき、前日引け値を少し上回ったところで、引けた。

全体としては、取引量は多くなく、積極的な農家売りらしきものは見られなかった。ファンドは2,000コントラクト程度の買い。

 

 

作柄指数、変らず

本日GWS発表の、コーン作柄指数は、103.0と先週と変化がなかった。州別に見ても、主要州では大きな変化(改善・悪化共)はないようだ。クロップコンディションは、GOOD+EXCELLENTが2ポイント減少しており、どちらかと言えば、サポート材料と言えるであろう。

生育進捗状況は、相変わらず例年になく早い進捗が確認された。

 

 

スパークス期末在庫予想、USDAを下回る

本日スパークスは、1998/99年のUSコーン期末在庫が18.47億ブッシェルになるとの予測を発表した。

需要を多く見積もることにより、昨金曜日に発表のUSDA需給報告(19.22億ブッシェル)を大きく下回るものになったが、その詳細については、報告されていない。

市場では、USDAの需給報告に懐疑的な見方もあったために、このスパークスの発表は相場をサポートする要因となった。

 

 

本日のニュース

1)米国の天気

中期予報(11-15日間) 期間当初は米国中西部のほぼ全域に張り出し谷間は西部に留まりそう。中西部では平年よりやや低い気温になる所が多く、デルタや中西部東側での気温は平年並み。降雨量は中西部東部で平年よりやや多く、デルタ地帯では平年並み、中西部西部ではやや少なくなる見込み。

 

米国中西部 現在イリノイ北部及び西部、ミシガン中西部、ウィスコンシン南部、アイオア東部、ミズーリ中部で広範な雨が降っている。気温は60度台後半から70度台。雨はベルト地帯中部で明日まで続き、その後南東に移動して水曜、木曜には次第にやんでいく見込み。降雨量は0、25〜1、5インチで所により3、0インチで降雨範囲は50%になりそう。最高気温は70度台半ばから80度台。早期収穫はこの雨の影響でわずかながら遅れそう。

 

デルタ地域  現在アーカンソー南部からルイジアナにかけてにわか雨が降っており、気温は70度台半ばから後半。本日の降雨量は0、25〜1、0インチ、所により2、0インチで10%範囲で降る見込み。今週半ばはドライになるが金曜には再び降りだしそう。週末の降雨量は0、25〜1、0インチ、所によって2、0インチ,50%範囲になる見込み。今週の最高気温は80度台。南西部の局地的な大雨は一旦小康を見せ、週末にかけて再び雨になりそう。ルイジアナでは大豆に水害の恐れがあるもののその他の遅めに結実期を迎える大豆には雨が好影響を与えそう。

 

2)NWS6−10日間天気予報

               気温          降水量

西部コーンベルト       A(63)        N/B(0.52/1) 

東部コーンベルト       N(66)         B(0.50/1)

デルタ            N(74)         B(0.54/1)

−−−ドライな天候が予報されており弱材料と見ている。

 

州別6-10日間天気予報

               気温          降水量

ネブラスカ          A           NP

ミネソタ           A           B

アーカンソー         N           B

イリノイ           N           B

インディアナ         N           B

カンサス           A           NP

アイオワ           A           N

オハイオ           N           B

サウスダコタ         A           NP

ミズーリ           N           B

ウイスコンシン        A           N

ミシガン           A           N     

 

3)9月限受渡通知(単位:コントラクト)

        受渡日     数量     LAST TRADE DATE

大豆 SEP1598     3-LOT      JUN01'98

コーン     SEP1598    172-LOT     SEP0198

小麦      SEP1598    980-LOT     SEP1198 

大豆粕     SEP1598    ゼロ       −−−

大豆油     SEP1598    786-LOT     SEP1198

 

4)週間輸出検証高

9月10日

現在

(単位:百万ブッシェル)

今週

先週

昨年同期

今年度累計

昨年同期累計

事前予想

コーン

28.0

31.0

28.6

39.0

46.0

25-30

大豆

6.7

5.8

12.3

9.8

14.7

5-9

小麦

10.9

25.3

31.5

280.2

338.0

20-25

 

5)週間コーン生育状況

(作柄)

VERY POOR

POOR

FAIR

GOOD

EXCELLENT

GWS INDEX

9/13

9/6

9/13

9/6

9/13

9/6

9/13

9/6

9/13

9/6

9/13

9/6

イリノイ

4

4

9

9

29

24

45

52

13

11

99.0

99.0

インディアナ

2

3

7

7

31

27

46

52

14

11

101.0

100.0

アイオワ

2

3

7

7

23

23

45

46

23

21

105.0

104.0

カンサス

1

0

3

3

19

17

56

61

21

19

108.0

109.0

ミネソタ

2

3

3

4

21

20

53

51

21

22

107.0

106.0

ミズーリー

2

2

14

14

37

32

37

43

10

9

95.0

96.0

ネブラスカ

0

1

3

2

16

15

61

67

20

15

110.0

108.0

オハイオ

2

1

7

5

24

24

49

51

18

19

104.0

106.0

サウスダコタ

0

0

3

2

11

11

53

52

33

35

114.0

115.0

ウィスコンシン

1

1

6

6

22

23

40

41

31

29

109.0

108.0

17州平均

3

3

8

7

24

23

47

50

18

17

103.0

103.0

昨年度

3

2

8

8

28

27

47

49

14

14

100.3

101.3

 

(デントステージ進捗率)

(成熟期進捗率)

9/13

9/6

1997

AVE

9/13

9/6

1997

AVE

イリノイ

87

72

84

82

イリノイ

45

20

13

23

インディアナ

85

76

64

77

インディアナ

46

28

17

22

アイオワ

96

88

80

74

アイオワ

65

29

20

26

カンサス

99

96

93

89

カンサス

83

58

41

48

ミネソタ

99

96

75

69

ミネソタ

41

13

2

10

ミズーリー

100

93

96

88

ミズーリー

75

52

55

50

ネブラスカ

99

94

84

79

ネブラスカ

47

9

11

15

オハイオ

87

60

62

71

オハイオ

19

8

2

11

サウスダコタ

93

74

75

68

サウスダコタ

35

21

17

17

ウイスコンシン

95

77

42

55

ウイスコンシン

36

9

5

15

17州平均

93

82

76

76

17州平均

51

25

19

25

 

6)コミットメント・オブ・トレーダーズ(フューチャーズ/オプションズ)

(9月8日

現在、単位:コントラクト、変化は、前週からの変化)

LONG

CHG

SHORT

CHG

NET

NON-COMMERCIAL

LONG OR SHORT ONLY

16,283

92

64,567

-2,356

48,284

SHORT

LONG OR SHORT SPREAD

64,094

-9,154

64,094

-9,154

COMMERCIAL

250,765

-4,062

147,684

-7,677

103,081

LONG

TOTAL

331,142

-13,124

276,345

-19,186

54,797

LONG

NON-REPORTABLE POSITION

86,459

-194

141,256

5,868

54,797

SHORT

TOTAL OPEN INTEREST

417,601

-13,318

417,601

-13,318

PERCENTAGE HELD BY:

LARGE TRADERS

79.3%

66.2%

SMALL TRADERS

20.7%

33.8%

 

 

本日のトーメンの意見

1〜2日は、しっかりした相場になる可能性はあるが、週後半から来週にかけて、緩やかな下降曲線を予想。

2億5千万ブッシェル近いファンドの売り越しポジションが、整理されようとしている。その背景は、ファンドは売り進んでいたら自分のポジションがいつの間にか膨大になってしまったため、それを調整しているに過ぎないと見ている。予想を超える生産量・期末在庫の発表があり、それによって割安となった今、少量のポジション調整には都合が良い時期と言えるかも知れない。

しかし、このショートカバーの動きは続かない。中西部では9月後半には収穫作業が本格化される。そのうえ、9月末近くには旧穀のローン引き出し玉がある。これらを前にして、ファンドが必要以上のショートカバーを進める意味はない。

したがって、今週後半からは、相場は緩やかな下降を見せる可能性が高い。