(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年9月15

 

OPEN

HIGH

LOW

SETTLE

CHG

OPEN INT

CHG

98 SEP

198 1/2

-98

200 1/4

195 3/4

198 3/4

2 +

3,654

723 -

98 DEC

209

-9 3/4

212

207

210 1/4

2 1/4+

182,648

462 +

99 MAR

221 3/4

-22 1/4

224 1/4

219 3/4

223

2 1/4+

61,901

258 -

99 MAY

229

-29 1/4

231 1/2

227 1/4

230 1/4

2 1/4+

22,878

131 +

99 JUL

235 1/2

237 1/2

233

236 1/2

2 1/4+

31,071

407 +

99 SEP

244 1/4

240 1/2

243

2 3/4+

5,285

13 -

99 DEC

250

253

249 1/4

252 1/2

3 1/4+

13,240

257 +

321,026

264 +

 

−−− 小幅高寄り付き、高値引け −−−           

小麦の上伸、および米国農業保護政策から終盤に買われる。

昨日のUSDA作柄レーティングが予想に反して少し悪化を示したことや、昨日も中西部の一部で雨が降ったことから、小幅高寄り付き。

その後、買い手が細り、安値圏に入る場面もあったが、間もなく隣の小麦ピットがロシア向け食糧援助の噂や、冬小麦地帯のドライから騒がしくなったことに追随し、コーンも値を戻し始めた。上昇に拍車をかけたのが、クリントン大統領とUSDA長官が米国農家保護の姿勢を打ち出す発言をしたことであった。その内容は具体的ではなかったものの、材料難のコーンピットでは新鮮に受け止められ、終盤の上伸の主因となった。

 

 

大統領、農家援助の意向をもらす

本日、クリントン大統領は下記要旨の発言をした。

「現在の農作物および畜産物価格の下落は、米国農業にとってきわめて危険な水準にある。したがって、農家向け緊急援助を早急に行うよう下院に指示する。また、IMFに180億ドルの資金を融通し、間接的に外国の米国農産物(小麦粉等)に対する需要を喚起する考えだ。」

米国の下院はすでに、今年の干ばつ・洪水・低価格によって被害を受けた農家向けの緊急援助に、5億ドルの予算を計上している。しかし、USDA長官や農業団体は、その額が適切ではないと不満をもらしていた。大統領は、米国農家はその収入を過去5年間の平均に比べて40%も減少させているとの認識を示し、下院に追加支援策を指示した模様。

USDAのグリックマン長官は、10月始めまでにはこの緊急支援策は下院を通過するだろう、との見通しを示し、その支援策の具体策の一部は、マーケティング・ローン・レートの切り上げも含まれると発言した。

本日は、この発言を受けて市場は大きく反応した。

 

 

本日のニュース

1) 米国の天気

中期予報(11-15日間) 中西部とデルタ地区では、平年より少し低いくらいの気温、および若干多めの降水量となりそうだ。

 

米国中西部 現在は、ミネソタの中央部、オハイオの北部、インディアナ南部、イリノイ南部、ミズーリ南東部で雨となっている。気温は60度台後半から70度台なかば。今後数日で、この前線は勢力を弱めていく。木曜日まで雨量は0.25〜1インチ、ところにより2インチで、範囲は25%。土曜日には、北西部で同様の雨となる。これらの雨は、特にミズーリにおいて収穫遅れの原因となる。しかし、雨量は少なくコーン・大豆ともにこれにより大きなダメージとなることはないであろう。

 

デルタ地域  アリゾナ、西部ルイジアナでにわか雨が見られる。これらの雨は、水曜や木曜日には少なくなる。大豆には、適当な雨となっており、結実に対するストレスはひとまず避けられそうだ。

 

2) 9月限受渡通知(単位:コントラクト)

        受渡日     数量     LAST TRADE DATE

大豆 SEP1698    ゼロ       −−− 

コーン     SEP1698    155-LOT     SEP198

小麦      SEP1698    571-LOT     SEP1698 

大豆粕     SEP1698    ゼロ       −−−

大豆油     SEP1698    466-LOT     SEP1698

 

3)受渡可能な数量(1,000ブッシェル)

9月15日

先週

昨年同期

シカゴ

1,420

1,316

626

トレド

2,777

2,675

1,377

セントルイス

590

410

895

合計

4,787

4,401

2,898

 

4) ローンデータ (単位:百万ブッシェル)

                 9月8日       先週比

1997CROP          238.3         -68.9

1998CROP            3.2         + 0.7                 

 

 

本日のトーメンの意見

明日も高値場面があろう。しかし、週末にかけては軟化を示すと見ている。12月限買いのターゲットは200〜203。

昨日と様相は変っていない。コーン以外の外的要因によって買いの雰囲気が作り上げられ、売り越しを持ちすぎているファンドが整理に入るというパターン。おかげで、10日平均線を上回り、テクニカル的にも買いのサインが出た。

問題は、このショートカバーがどこまで行われるかである。昨日も述べたように、投機家にとってカバーを積極的に進める意味はない。上値は12月限215〜217がせいぜいか。そこからは、相場は下降をたどると予想するが、下値も限られ200近辺ではないか。