(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年9月24日

 

OPEN    HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  206   -5 3/4  208 3/4  205   208 1/2  3 +  180,989  404 - 
99 MAR  218 1/2  -19   221 1/2  217 3/4  221   2 1/2+  64,356  498 + 
99 MAY  226 1/4  -26 1/2  228 3/4  225 1/2  228 1/4  2 1/2+  24,446  59 - 
99 JUL  232   -32 1/4  235   231 1/2  234 3/4  2 3/4+  35,120  327 + 
99 SEP  238 1/4    240 1/2  238 1/4  240   2 1/2+  5,777  59 + 
99 DEC  246 1/2  -46 3/4  249   246 1/4  248 1/2  2 1/4+  15,569  192 + 
              326,702  610 + 

--- 小幅高寄付き、高値引け ---

好調な輸出成約が引き金、商業筋の買いで上げた。 

今朝発表の週間輸出成約高で、コーンもさることながら大豆がビッグナンバーとなり、また搾油高報告でも大豆油・大豆粕の在庫がかなり少なかったことが、今日の相場展開を決定づけた。 

序盤こそ、順調な収穫進展から売られる場面があったが、プライシングと思われる商業筋の買いがレベルを徐々に上げていき、大豆・小麦が今朝の報告を背景に、中盤から旺盛に買われたことに、コーンも呼応した。コーンピットはそれほど取引量が多くなかったが、他ピットからの空気が伝わって、本日の高値圏での引けとなった。 

中西部各地で収穫本格化 

本日は中西部の一部で雨となったものの、今週は中西部地域で収穫が急ピッチで進み始めた。 

ウィスコンシンのある地域で、今朝新穀コーンが始めてエレベータに運ばれたようだが、現地トレーダーによると、いつもより約1ヶ月早い入荷となったと言う。現在の水分含量は平均約20%と見られているが、運ばれた新穀は15.5%程度だったようだ。 

ミネソタでは、大豆がいつもより約2週間早い収穫開始となり、収穫はまさに急速との情報。イールドは50前後となっているようだ。 

イリノイの中西部地区では大豆イールドが50〜65、中北部では55〜60と伝えられている。 

インディアナでも、コーンの収穫作業は急ピッチだが、アナリストはその理由を生育が早いことだけでなく、今年のプラントは窒素不足により茎が細く、今後の強風などで倒れるリスクがあることも収穫を早める一因としている。そのアナリストによると、イールドはUSDA発表の139が良い線であり、作柄の悪い地域も存在するのでそれを大きく超えるイールドは期待できない、との意見である。 

輸出成約、好調 

先週のコーン輸出成約高は、86.9万トンと事前予想を少し超える数字となり、本日のマーケットを支える一要因となった。今回の輸出成約報告では、大豆が約123万トンと予想をかなり上回る数字となり注目を集めた。これを材料に大豆が強含み、他穀物商品に波及していった。 

コーン・大豆ともに、この好調な成約量は、現在の価格がユーザーにとって割安感が出てきたためではないか、と分析されている。 

 

本日のニュース

1)米国の天候

中期予報(11-15日間) 6〜10日の期間中に気圧の谷は米国東部3分の2の位置に移動しいる見込み。そのため天気は変わりやすくなり、はっきりしないがこの期間は雨がちになりそうだ。降雨量は中西部、デルタともに平年より多く、気温は中西部では平年並み、デルタでは高めになりそう。 

ハリケーンジョージは最大風速毎時75マイルで西北西に進み続けておりキューバ東部に接近している。今後進路はさらに西に変わりそうだが、金・土曜日にはメキシコ湾岸東部に向かい、日曜日にはアラバマを襲う可能性は依然高い。 

 

米国中西部 現在ミズーリ州中部、イリノイ州中部、インディアナ州北部など広い範囲で雨となっている。気温は50度台後半から60度台半ば。この雨は今日のうちに東に広がり、週末には北東に移る。日曜までは降ったりやんだりで降雨量は0、25〜1、0インチ、所により2、0インチ、降雨範囲は55%になりそう。雨は北部、西部を中心として降る見込み。最高気温は70度台から80度台、最低気温は50度台から60度台になる。 

 

デルタ地帯  現在はドライで気温は70度台後半から80度台前半。北部では今日、東部では日曜日に若干の雨が降りそう。日曜日までの降雨量は0、25〜1、0インチ、降水範囲は15%と予想される。ハリケーンジョージの影響による雨は作物に被害を与えるほどには強くならない見込み。 

週間輸出成約報告
  (単位:1、000トン)           
−−−成約の動き−−−             
  今週の成約数量       全成約量        輸出残   
  今年度  来年度  今年  昨年同期  今年度  来年度 
小麦  485.4  0.0  12,777.9  14,601.1  4,882.3  10.0 
コーン  869.2  0.0  9,460.5  9,847.7  7,830.8  4.5 
大豆  1,229.2  0.0  6,567.1  9,073.9  6,278.6  0.0 
大豆粕  -134.5  303.9  8,475.0  5,520.7  400.3  1,387.5 
大豆油  7.3  0.0  1,486.2  850.5  157.6  15.0 
ソルガム  43.8  0.0  968.6  964.2  869.8  0.0 
             
−−−輸出の動き−−−             
  今週の輸出数量       輸出量計    USDA予想   
  今週  先週  今年  昨年同期  今年度   
小麦  589.1  436.1  7,895.6  9,454.1  29,260   
コーン  821.0  600.6  1,629.7  2,097.3  41,280   
大豆  58.6  227.6  288.5  542.8  23,400   
大豆粕  48.3  34.9  8,074.7  5,328.4  8,480   
大豆油  18.5  5.4  1,328.6  772.5  1,370   
ソルガム  46.0  24.5  98.8  138.2  4,950   

 

本日のトーメンの意見

プライシングのターゲットは変らない。時期は10月にずれ込むことになりそうだ。

中西部で収穫が進んでいる。イリノイ州にある当社のカントリーエレベータにも、昨日くらいからやっと本格的に新穀コーンが集荷されるようになった。若干の雨は予報されているが、明日も集荷できる感触はあると言う。ところが、今のところそれは全部、農家の保管玉である。同エレベータのビッドには、ほとんど興味を示さない。(因みにローンレートは194セント、本日のビッドは171セント、PCPは157セントである。) 

低価格ゆえに農家のホールド姿勢が強いことを、実感させられている。他の中西部地域もこの傾向は一般的らしい。収穫の進行で、イールドが高い等のニュースが相場のプレッシャーになることはあっても、「農家からのヘッジ売り」によるものが相場の大きな変動要因になるのは、もう少し先になるようだ。 

したがって、来週水曜日の在庫報告が不透明な要因ではあるが、しばらくは「ファンドのショートカバー」「天候と収穫の進展」を軸に、現レベル前後でのもみ合い相場になるのではないか。10月に入ってからが、買い場となろう。