(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年9月25日

 

OPEN    HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  207 3/4  -8   212 1/4  207 1/4  210 1/2  2 +  181,580  591 + 
99 MAR  220   -20 1/2  224 1/2  220   223   2 +  65,337  981 + 
99 MAY  227 3/4  -28   232   227 1/2  230 1/2  2 1/4+  24,431  15 - 
99 JUL  233 3/4  -34   238 1/4  233 3/4  237   2 1/4+  35,230  110 + 
99 SEP  240     243 1/4  240   241 3/4  1 3/4+  5,959  182 + 
99 DEC  248 1/4  -48 1/2  251 1/4  247 3/4  250 1/4  1 3/4+  16,052  483 + 
              328,987  2,285 + 

--- 小幅高寄付き、高値引け ---

旺盛なファンドのショートカバーに対し、農家売り少なく、高値引け。 

寄付き時点こそ農家売りが見られたものの、すぐに影を隠し、中盤以降はファンドのショートカバーが相場を支配した。ダウが回復したことや、アジア通貨が強めに推移したことが、買いに拍車をかけ、商業筋の売りが対抗できず相場は終始強含みとなった。 

結果として、7セッションぶりの高値をつける相場となった。 

ファンドの買いは3,800コントラクトにおよんだと見られている。 

 

本日のニュース

1)米国の天候

中期予報(11-15日間) 気圧の谷は依然西部に留まっており米国東部だけがウェットな天候は続く見込み。中西部、デルタの多くの地域では気温、降水量ともに平年以上になるだろう。 

ハリケーンジョージは現在フロリダキーウエストの南方を通過中。ハリケーンは最大風速毎時100マイルの強風を伴い北西に毎時15マイルの速さで進み続けている。今後進路はやや西に移り、メキシコ湾岸東部を通過するため、日曜日にはアラバマのモービルからミシシッピーのビロキシにかけ雨になるだろう。 

 

米国中西部 現在ミズーリ州などでオハイオ川沿いの雨が観測されている。気温は60度台半ばから70度台半ば。この雨は今夜から明日にかけて南北に広がる見込み。日曜までは降ったりやんだりで週末の降雨量は0、25〜1、0インチ、所により2、0インチ、降雨範囲は55%になりそう。最高気温は70度台から80度台、最低気温は50度台から60度台になるが日曜日にはそれぞれ60度台から70度台、40度台から30度台まで落ち込む。 

 

デルタ地帯  現在はドライで気温は70度台後半から80度台前半。日曜日までドライな天候は続き、雨はハリケーンジョージの影響の残るミシシッピーでの局地的なものだけになりそう。降雨量は0、25〜1、0インチ、所によって2、0インチ、降水範囲は20%と予想される。雨はこの地域外でしか降らず、収穫は順調に進みそう。 

2)NWS6-10DAYS 中期予報(10月1日〜10月5日の期間) 

@地域別データ  

  気温(平均)  降水量(平均) 
西部コーンベルト  N (58)  A (0,43/1) 
東部コーンベルト  N/A (61)  A/N (0,46/1) 
デルタ地帯  A (69)  A (0,49/1) 

A州別データ 

州名  気温  雨量  州名  気温  雨量 
ネブラスカ  N  A  アイオワ  N  A 
ミネソタ  N  A  オハイオ  A  N 
アーカンソー  A  A  サウスダコタ  B  A 
イリノイ  N  A  ミズーリ  A  A 
インディアナ  A  N  ウィスコンシン  N  A 
カンサス  N  A  ミシガン  N  N 
3)コミットメント・オブ・トレーダーズ                
(9月22日  現在、単位:コントラクト、変化は、前週からの変化)               
      LONG    SHORT    NET   
NON-COMMERCIAL                 
LONG OR SHORT ONLY      19,571  -221  70,522  -1,596  50,951  SHORT 
LONG OR SHORT SPREAD      18,186  -614  18,186  -614     
COMMERCIAL      212,520  9,098  103,274  5,653  109,246  LONG 
TOTAL      250,277  8,263  191,982  3,443  58,295  LONG 
NON-REPORTABLE POSITION      75,815  -1,148  134,110  3,672  58,295  SHORT 
TOTAL OPEN INTEREST      326,092    326,092  7,115     
PERCENTAGE HELD BY:                 
LARGE TRADERS      76.8%    58.9%       
SMALL TRADERS      23.2%    41.1%       

4)全米在庫事前予想(百万ブッシェル) 

         平均       レンジ      6月1日      昨年9月1日  

大豆      194       157-223      593         131 

コーン    1,398      1,343-1,465    3,039         883   

小麦     2,400      2,325-2,495     723        2,076 

 

                大豆       コーン     小麦 

ADM             200       1,399      2,465 

カーギル           195        --       2,365  

フィマット           205       1,377      2,377 

メリルリンチ         206       1,424      2,392 

プルデンシャル       184        --        -- 

スミスバーニー       197       1,380      2,349  

 

本日のトーメンの意見

来週前半は、買いのタイミングにはならない。早くても在庫報告より後になる。12月限200〜203がターゲット。

ファンドの売り越しがまだ意外に多い。本日発表のコミットメントオブトレーダーで、大口投機家の9月22日現在の売り越し量は、市場の予想を1万コントラクト以上超える、約5万1千コントラクト(2.55億ブッシェル)であったと、確認された。在庫報告を控えて、前半はそのカバーをもっと進めることになるであろう。 

中間選挙を前に、民主党と共和党の「農家への公的資金注入案」合戦が行われている。クリントン政府からの案は総額72億ドル、共和党案は39億ドル。両案において、金額以外の主な違いは、ローンレートの上限枠を撤廃するかどうかである。政府案は、それを撤廃するとしており、もし、撤廃されるとなると98/99年クロップのローンレートは、コーン217セント(28セントアップ)、大豆554セント、小麦315セント、と大幅にアップし、それだけ農家の最低収入が保証されることになる。そして、これによりさらに50億ドルの出費増になる。 

クリントン大統領は、自案以外の法案には拒否権を行使する姿勢を見せており、ローンレートアップの可能性は高くなってきている。問題は、法案制定前にLDPを受けた農家が遡及して新法案の恩恵を受けることができるかどうかである。これがはっきりするまでは、農家はLDPを受けるのをためらうと考えられ、結果として、短期的にホールド姿勢をさらに強めるものとなる。政府案が制定されれば、程度はどうであれ価格をサポートする一因になってこよう。 

西部コーンベルトでは、すでに保管場所が一杯になり、売りが出てきているところもあるらしい。まだこれは一部ではあろうが、97億ブッシェルのクロップがどこかの時点で物理的に保管倉庫からあふれることは明白であり、このまま一気に上げ相場になるとは考えていない。ただ、上記法案がはっきりするまでは、それ以上の農家売りも期待できず、相場のレベルは約定安値更新まで行くと望むのは早計ではないか。