(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年9月30日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  212-11 3/4  212 3/4  208 1/4  209  -2 3/4  177156  -1288 
99 MAR  225 1/2-25 3/4  225 3/4  220 3/4  221 1/4  -3 1/4  67141  +333 
99 MAY  232 3/4-32  232 3/4  228  229  -3  25673  +124 
99 JUL  238 1/4-38  238 1/2  233 1/4  235  -3  35176  +379 
99 SEP  241 1/2  241 3/4  240  240 1/4  -2 1/2  5979  +10 
99 DEC  250 3/4-51  251  246  247 3/4  -2 3/4  17072  +153 
            328605  -284 

−−− 小幅高寄り付き、安値引け −−−           

強めの在庫報告が、高い生産量期待にかき消された。 

コーンには強材料となる在庫報告となり、寄付きは買われる場面もあった。しかし、高値圏をつけたのは寄付きの一瞬のみとなった。 

早い収穫進展、今週末の良天候、西部コーンベルトでの高イールド報告を背景に、朝から売りの方が優勢となった。日本の株式・円が下げたことや、ダウ工業株30種平均が100ポイント以上の下げとなっていることが、売りに拍車をかけたようだ。 

ファンドが売り手の中心。農家売りは、依然増えてこない。 

 

 

USDA在庫報告、コーンには強材料 

USDAが今朝発表した9月1日時点の全米在庫報告において、コーンは13.08億ブッシェルと、予想の平均(13.98億ブッシェル)をかなり下回った。 

6月〜9月の消費が予想以上に伸びたのは、その間の国内飼料需要が好調であったことや、メキシコ向けの輸出が検証高に反映されていないことなどが、その理由としてあげられている。 

強材料とはとられたものの、大豆の数字が弱材料となったこともあり、本日の相場に影響力を保つことができなかった。 

 

ダウ工業株、大きく下げる 

本日のダウは、寄付きから売られる展開となり、直後に8,000ドルを割り込み、引けは史上8番目の下げ幅となる237.9ポイントダウンの7,842.62ドルであった。 

反対に債権相場が上がると言う、経済不安を移した展開となった。海外の株式相場が崩落したことや、昨日発表された金利下げ幅が市場の期待を裏切ってあまりに小さかったことにより、企業業績を支援するに不足していると取られたことが、本日のダウ下落の直接の原因と見られている。 

本日の穀物相場は、この動きに引っ張られた要因は大きかったと見ている。 

 

本日のニュース

1)米国の天候

中期予報(11-15日間) 西部の気圧の谷は期間後期には中西部西側に押しやられ、前線は東部一帯に張り出す見込み。中西部西側は降雨量、気温とも平年並み、中西部東側、デルタでは降雨量は少な目、気温は暖か目になりそう。 

米国中西部 現在ミネソタ州南東部、アイオワ州北部、ウィスコンシン州北部及びミズーリ州中部で雷雨となっている。気温は60度台から70度台前半。雨は寒冷前線沿いで明朝まで続く見込み。降雨量は0、25〜1、0インチ、所により1、5インチ降雨範囲は20%でイリノイやミズーリを中心に降るだろう。今週末には同程度で40%範囲の雨が西側地域で降りそう。週末の最高気温は50度台半ばから60度台後半、最低気温は30度台前半から50度台前半まで落ち込むものと予想される。この雨で収穫はさほど遅れず、大豆・コーンとも単収は引き続き安定したものとなりそう。 

デルタ地帯  現在はドライで80度台半ば。木曜日には北部3分の1地域で降雨量0、10〜0、75インチ、降水範囲10%の小雨が予想される。最高気温は今週後半には70度台後半から80度台に落ちる見込み。収穫状況は引き続き良好だろう。 

2)NWS6-10DAYS 中期予報(10月4日〜10月8日の期間) 

@地域別データ  

  気温(平均)  降水量(平均) 
西部コーンベルト  A (53)  A (0,33/1) 
東部コーンベルト  MA (56)  A (0,42/1) 
デルタ地帯  MA (64)  A (0,44/1) 

A州別データ 

州名  気温  雨量  州名  気温  雨量 
ネブラスカ  A  A  アイオワ  A  A 
ミネソタ  A  A  オハイオ  MA  A 
アーカンソー  MA  A  サウスダコタ  N  A 
イリノイ  MA  A  ミズーリ  MA  A 
インディアナ  MA  A  ウィスコンシン  MA  A 
カンサス  A  A  ミシガン  MA  A 

 

 

BULLISH CONSENSUS

 

CORN    SOYBEANS  15(17/16)  WHEAT   29(28/25) 
BEAN OIL     BEAN MEAL  8(6/10)  J-YEN  46(46/56) 

 

EXPORT SALES (MARKET FORECASTS) 

 

CORN  600,000 TO 800,000MT 
SOYBEANS  600,000 TO 800,000MT 
WHEAT  550,000 TO 675,000MT 
SOYMEAL  100,000 TO 175,000MT 
SOYOIL  10,000 TO 15,000MT 

 

全米在庫報告(9月1日時点) 

 

   

全在庫量 

 

オンファーム在庫 

 

オフファーム在庫 

 

予想平均 

 

JUN1/98在庫 

 

SEP1/98在庫 

 

コーン 

 

1.308 

 

0.64 

 

0.668 

 

1.398 

 

3.039 

 

0.883 

 

大豆 

 

0.200 

 

0.084 

 

0.115 

 

0.194 

 

0.593 

 

0.131 

 

小麦 

 

2.381 

 

0.886 

 

1.495 

 

2.400 

 

0.723 

 

2.076 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

相場は緩やかな下落を予想。

昨日も触れたが、西部コーンベルトの高イールド期待が今日も主な相場変動要因の一つとなった。豊作期待はにわかに盛り上がってきており、今週末にかけて中西部の天候は概ね良好であるため、収穫の進展とともに今後2〜3日はその豊作期待が相場の背景となり、売りを促すことになるであろう。 

LDP取得(支払)金額が順調に増加している。にもかかわらず、そのペースで農家売りは現れていない。本日、農場経営者と話しをして確認したが、LDPを受け取るが、玉は当分売りに出さない、という農家が多いと言う。現物価格が下がれば、農家はそのリスクを負うことになるが、LDPで現金を受け取れる訳であるし、農家は当分「相場にかかわらず売らなければならない。」という状況にはならない。加えて、中間選挙がらみで農家保護政策が検討されているが、与野党どちらの案が通っても、農家には何らかの形で恩恵が期待できる。売らねばならない理由は、また遠のく。かくして、農家売りはこの10月に出てこようが、例年ほど集中的なものにならない可能性もあり、その場合は下値は意外と限られる。 

したがって、プライシングのターゲットは12月限200〜203。